JPH0417014Y2 - - Google Patents

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JPH0417014Y2
JPH0417014Y2 JP498389U JP498389U JPH0417014Y2 JP H0417014 Y2 JPH0417014 Y2 JP H0417014Y2 JP 498389 U JP498389 U JP 498389U JP 498389 U JP498389 U JP 498389U JP H0417014 Y2 JPH0417014 Y2 JP H0417014Y2
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carcass
electrode plate
elevated rail
trolley member
anesthesia
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  • Processing Of Meat And Fish (AREA)
  • Electrotherapy Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は豚、牛、羊などの屠体の電気刺激装置
に関し、特に屠畜処理ラインの麻酔装置と内臓摘
出作業ベイとの間に配設される屠体の電気刺激装
置に関する。
「従来の要望点」 一般に豚、牛、羊など食肉用動物は、屠畜処理
ラシンに於いて最初に二酸化炭素のガス槽を有す
る麻酔装置で麻酔するか、なたは電撃法による電
気的シヨツクにより気絶させる。
しかして、前記麻酔装置を利用すると、動物は
リラツクスした状態で麻酔にかかるので筋肉の硬
直や張りもなく、いわゆるダラリとした状態とな
るため放血が良く、残存血液が少ないという利点
を有する。特に枝肉については骨折や、スポツ
ト、フケ等の発生率が極めて少なく、長期保管も
できる、作業が安全であるなどの利点から、電撃
法に比べて今日ではヨーロツパを中心として広く
活用されている。
しかしながら、反面麻酔装置で屠畜すると、内
臓も枝肉も同様に筋肉の硬直や張りがなくなり、
「ダラリ」とした状態になつてしまうと言う欠点
があつた。
ところが、日本に於ける内臓の一般の取引は、
歴史が始まつて以来撲殺あるいは電撃法などによ
る筋肉の硬直状態で行なわれている。
したがつて、このような内臓が硬直状態で取引
が行なわれると言う商慣習に反し、単に麻酔装置
を利用した動物の非硬直内臓が流通すると、屠畜
業者だけでなく、焼肉店、小売店等の一般の需要
者は、硬直のない肝臓などの内臓を相当期間が経
過したものと勘違いする傾向があり、敬遠される
と言う具合である。特に肝臓等は刺身で食する場
合歯ざわりがないなどと言う欠点があつた。
そこで、現在、上述した麻酔方法による利点を
生かしつつ、内臓に関しては日本の流通や一般の
需要者のニーズに適合する硬直状態の内臓を得る
装置が要望されている。
「本考案が解決しようとする問題点」 本考案は以上のような従来の要望点に鑑み、屠
畜処理ラインに於いて動物を麻酔装置で麻酔する
ことを前提とし、それによる利点を生かすことが
できると同時に、内臓に関しては筋肉が硬直した
状態の製品を得ることができ、したがつて、日本
の商習慣や食生活に対応させることができ、また
搬送されて来る屠体に自動的に通電されることが
できる安価な屠体の電気刺激装置を得るにある。
「問題点を解決するための手段」 本考案の屠体の電気刺激装置は、屠畜処理ライ
ンの麻酔装置と内臓摘出作業ベイとの間に配設さ
れた高架軌条と、この高架軌条に懸架されかつ前
記麻酔装置により麻酔された屠体を吊り具を介し
高架軌条に沿つて搬送するトロリー部材と、この
トロリー部材が通過する床面に設けられた電極板
と、この電極板および前記高架軌条にそれぞれ接
続し前記屠体が電極板に摺接している際に低電圧
の電気的パルスを屠体の体内に流す低電圧パルス
発生装置とから成ることを特徴とする。
「実施例」 以下、図面について実施例を詳細に説明する。
第1図ないし第4図において、1は屠畜処理ライ
ンの麻酔装置2と、本実施例では採血装置3との
間に配設された高架軌条である。この高架軌条1
は普通一般に用いられるレールで、特に図示しな
いが、屠畜場の建屋内に適宜に横架される。な
お、高架軌条1は内臓摘出作業ベイ3Aまで延設
しても良い。麻酔装置2は二酸化炭素が供給され
るガス槽を有し、豚、牛、羊などの動物はまずガ
ス槽に案内され、この麻酔装置2で麻酔される。
一方、採血装置3は少なくとも採血ナイフ具を有
し、麻酔された屠体はこの採血装置3で血液を採
られる。また、内臓摘出作業ベイ3Aに於ては、
肝臓などが摘出される。
4は高架軌条1に懸架されかつ前記麻酔装置2
により麻酔された豚などの屠体5を吊り具6を介
し高架軌条に沿つて搬送するトロリー部材であ
る。このトロリー部材4は第2図で示すように高
架軌条1を滑動する滑車4aを軸支する支持板4
bと、この支持板bの折曲下端部に固定的に垂設
されたフツクバー4cとから成る。トロリー部材
4は高架軌条1の上方に平行に設けられたコンベ
ヤー7により矢印A方向に一定に区間搬送され
る。コンベヤー7は図示しない駆動源により回転
し、かつ所要間隔を有してトロリー部材4の支持
板4bと当接する複数の押し板7aを備えてい
る。前記吊り具6は第3図で示すようにトロリー
部材4のフツクバー4cと係合するフツク部6a
と、このフツク部6aの下部に取付けられかつ屠
体5を吊り下げるチエーン6bとフツク6aの周
壁部に固定的に溶接された矩形状の係合枠部6c
を介して一体に取付けられた掛け換えレール6d
等とから成る。
8はトロリー部材が通過する略真下の床面Fに
設けられた電極板で、この電極板8は、本実施例
では第4図で示すように上方に湾曲状に開いたあ
るいは端面U字型状の金属板が用いられており、
電極板8は絶縁支持棒9を介し床面Fに固定的に
設けられている。この電極板8の高さは、絶縁支
持棒9に係合ピンが係合する係合孔を複数個設け
ることにより任意に調整することができる。
10は電極板8および高架軌条1にそれぞれ端
子が接続し、トロリー部材4で搬送されて来る屠
体5が電極板8に摺接している間に低電圧の電気
的パルスを屠体の体内に流す低電圧パルス発生装
置である。この低電圧パルス発生装置10は商業
用の100〜200ボルトの交流を電源とし、その電気
回路は所望の周波数を有するパルス発生器を内蔵
している。電気的パルスは方形波から構成される
のが好ましいが、三角波、正弦波もしくは半整流
正弦波など他の波形であつても良い。
また周波数は0.1ないし100Hzの周波数の幅を有
しても良いが、豚に対する実験では25ボルトの電
圧で約10秒間通電した場合、内臓はある程度硬直
し、歯ざわりが良いなどの結果を得ることができ
た。
次に作用について説明すると、第1図で示すよ
うにコンベヤー7が駆動源により回転すると、ト
ロリー部材4は押し板7aに押されながら矢印A
方向へ移動する。
しかして、吊り具6に後脚から吊り下げられた
屠体5の鼻が電極板8に10秒間程摺接すると電気
的パルスは高架軌条1側からトロリー部材4、吊
り具6をそれぞれ介し麻酔状態の屠体5の体内に
流れて電極板8へ行き、低電圧パルス発生装置1
0に戻る。電気的パルスは図示するように各電極
体1,8が電線11,12で低電圧パルス発生装
置10に直流回路の構成で接続しているので低電
圧パルス発生装置に帰する。したがつて、作業員
は感電の危険にさらされることはない。
「本考案の効果」 以上の説明から明らかな通り、本考案にあつて
は次に列挙するような効果がある。
(1) 麻酔装置により麻酔された屠体に低電圧の電
気的パルスを流し、これにより屠体の内臓に張
りを与えることができるので、屠殺後の解体に
於いて、枝肉に関しては骨折や、スポツト、フ
ケ(細胞が死んで筋肉が白い状態になる。)等
の発生率が極めて少ないなどと言う各種の利点
をそのまま活用することがてぎきると同時に、
内臓に関しても硬直状態の肝臓などを得ること
ができ、したがつて、内臓の商取引の際に内臓
の新鮮さなど品質を誤解されることもなく、ま
た内臓を刺身で食するという日本人の食生活で
も「歯ざわり」が良いと言う評価を得ることが
できる。
(2) 屠体は吊り具を介してトロリー部材に吊り下
げられ、搬送される途中で床面に設けられた電
極板に自動的に摺接すると通電する。
したがつて、トロリー部材で搬送されて来る
と屠体を連続的にかつ安全に通電することがで
きる。
それ故に、通電作業効率の向上並びに省力化
を図ることができる。
(3) 高架軌条と床面の電極板とをそれぞれ電極体
とし、これらを低電圧パルス発生装置に直流回
路の構成で接続するから、装置の設置が容易で
ある。したがつて、設置費用が安価である。
(4) 吊り具に掛け換えレールが設けられている実
施例の場合は、屠畜処理ラインに於いて従来の
他の装置も利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の概略説明図、第2図ないし第
4図は本考案の要部の各概略説明図である。 1……高架軌条、2……麻酔装置、3……採血
装置、3A……内臓摘出作業ベイ、4……トロリ
ー部材、5……屠体、6……吊り具、7……コン
ベヤー、8……電極板、10……低電圧パルス発
生装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 屠畜処理ラインの麻酔装置と内臓摘出作業ベイ
    との間に配設された高架軌条と、この高架軌条に
    懸架されかつ前記麻酔装置により麻酔された屠体
    を吊り具を介し高架軌条に沿つて搬送するトロリ
    ー部材と、このトロリー部材が通過する床面に設
    けられた電極板と、この電極板および前記高架軌
    条にそれぞれ接続し前記屠体が電極板に摺接して
    いる際に低電圧の電気的パルスを屠体の体内に流
    す低電圧パルス発生装置とから成る屠体の電気刺
    激装置。
JP498389U 1989-01-19 1989-01-19 Expired JPH0417014Y2 (ja)

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JP498389U JPH0417014Y2 (ja) 1989-01-19 1989-01-19

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JP498389U JPH0417014Y2 (ja) 1989-01-19 1989-01-19

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Publication Number Publication Date
JPH0296889U JPH0296889U (ja) 1990-08-01
JPH0417014Y2 true JPH0417014Y2 (ja) 1992-04-16

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