JPH04169639A - Alc複合パネル - Google Patents

Alc複合パネル

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Publication number
JPH04169639A
JPH04169639A JP29352690A JP29352690A JPH04169639A JP H04169639 A JPH04169639 A JP H04169639A JP 29352690 A JP29352690 A JP 29352690A JP 29352690 A JP29352690 A JP 29352690A JP H04169639 A JPH04169639 A JP H04169639A
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JP
Japan
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fiber
reinforced concrete
concrete layer
weight
mortar
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Application number
JP29352690A
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English (en)
Inventor
Masaki Nakajima
正樹 中島
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Fuji Industrial Co Ltd
Fuji Kogyo KK
Original Assignee
Fuji Industrial Co Ltd
Fuji Kogyo KK
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Filing date
Publication date
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Priority to JP29352690A priority Critical patent/JPH04169639A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はALC板の表面補強層として、乾燥収縮率が
小さく、このALC板とμm1染みの良好な繊維強化コ
ンクリート層を積層一体としたALC複合パネルの提供
に関する。
[従来技術] 柔構造の鉄骨造の構築物に用いられる外壁あるいは間仕
切壁等の多くは現場施工工程の簡素化を計ると共に品質
の規格化を計る目的で一部現場では、プレキャストコン
クリート板が用いられている。
かきるプレキャストコンクリート板は、工場生産である
ことから品質の管理か確実であり、しかも現場施工に際
して養生待ち等が無く、さらに現場施工が容易である等
の利点を有している。
しかしながら、この種のプレキャストコンクリート板は
、通例板厚が150m+n以上であることから運搬並び
に取付は施工に多くの人手と重機とを必要とし、しかも
構造物自体の自重が重くなる等の不都合があった。又、
この種のプレキャストコンクリート板は、断熱性、遮音
性等の機能上の面でも充分に満足し得るものでなかった
。更に、この種のプレキャストコンクリート板は、現場
での切断等の加工が施し難く、夫々の現場に合った収ま
りの良い寸法、形状からなるコンクリート板を別設に成
形用意する必要があった。
かきる点から軽量コンクリート板等の耐火性、耐熱性に
優れた無機質系の軽量板が外壁材ないしは間仕切材等と
して用いられている。
この種の軽量板は、一般に電動鋸等での切断加工や釘打
ち等の現場処置に適し、しかも軽量て取扱い易いことか
ら特殊クレーン等の重機を用いずに組付は施工ができる
等の利点を有しており、又、断熱性が良く、結露を生し
ない等の利点と共に遮音性にも優れた外壁ないしは間仕
切壁を形成できる特長を有している。
しかしながら、この種の軽量板は、一般に発泡構造体な
いしは、パーライト、フヨーライト等の発泡軽量骨材を
有する構造体であることから、圧縮強度、曲げ強度等の
面で充分でなく、特に衝撃に弱く、破断ないしは内部の
欠落を生し易い等の不都合があった。
特に、この種の軽量板に大理石等の天然石ないしはタイ
ル等を貼り込んだ場合、これらの天然石あるいはタイル
等の充分な保持力が期待できず、貼り込んだ天然石等が
軽量板の内部と共に!υ落する等の不都合かあった。
又、この種の軽量板では、その発泡構造ないしは発泡軽
量骨材の関係から表面が粗く、化粧鋼板等の接着あるい
は表面化粧塗料の吹きつけ等が難しく、耐水性の面でも
難かあった。
か\る点からALC板等の軽量材を芯材とし、この芯材
の表面に耐アルカリ性ガラス繊維を配合したモルタルを
吹きつけ、耐衝撃性の良い表面強化層を有するパネル材
の提供が試みられている。
又、ALC板等の比較的厚い板材の両面に、耐アルカリ
性ガラス繊維を配合したモルタル層を設け、この耐アル
カリ性ガラス線維の補強コンクリート(以下GRCと称
す。)層で前記の板材を挾み込んだ、所謂GRCのサン
ドイッチパネルの提供が試みられている。
更に、ALC板等の比較的厚い板材に、GRC板を接着
することによって、表面の強化された軽量パネル材の提
供が試みられている。
[発明が解決しようとする課題コ しかしながら、この種の軽量パネル材では、このパネル
材を構成するALC板等の軽量材と、この軽量材からな
る芯材又は板材の表面に積層形成されるGRC層とが、
著しく異なる収縮挙動を示すことから、軽量材からなる
芯材又は板材と、これに積層一体とされているGRC層
との間の接合面に経時的な面切れ現象を生ずる不都合が
あった。
更に、軽量材からなる芯材又は板材と、これに積層一体
とされているGRC層との間の接合面に面切れを生じた
場合、この面切れ縁から雨水等が浸潤し、又浸潤雨水が
氷結し、この面切れ縁からGRC層が創動する等の不都
合があった。
又、形成されているALC板等の板材にGRC板を接着
してパネル材を得る方法では、ALC板等の板材とGR
C板との間の一体性か充分てなく、接着剤の経時的な劣
化や、接着画素材の熱的変化に伴う接合面のすれ等によ
りGRC板がsumすることがあり、又、このGRC板
に天然石材等の重量物を貼り込むことかできなかった。
本発明にかきるALC複合パネルは、か)る従来のパネ
ル材における不都合に鑑み、ALC板と、このALC板
に積層一体とされている繊維強化コンクリート層との間
に乾燥収縮に伴う面切れが生ぜず、天然石材等の貼り込
みをも可能としたALC複合パネルの提供を目的として
いる。
[課題を解決するための手段] 本発明は、かメる目的を達成するものとして、ALC板
1の少なくとも一以上の面が、鎖部に積層一体とされて
いる繊維強化コンクリート層2て覆われているALC複
合パネルを構成し、しかも、この1aia強化コンクリ
ート層2の乾燥収縮率が008%以下とされた繊維強化
コンクリート層としてALC複合パネルを構成する。
[作用〕 本発明にか\るALC複合パネルでは、ALC板1に対
して積層一体とされる繊維強化コンクリート層2の乾燥
収縮率が008%以下とすることによって、この繊維強
化コンクリート層2の経時的な乾燥収縮に伴うALC板
1との間の接合面での面切れを生じな5Mように機能す
る。
[実施例コ 以下、本発明の典型的な実施例を添付の図面について説
明する。
第1図の実施例はALC板1の面に後で説明する繊維強
化コンクリート層2を積層、−体として得られたALC
複合パネルであって、この繊維強化コンクリート層2の
面にフッ素塗料等を直接塗布し、化粧面とした上で用い
る。
こSてALC板1に積層される繊維強化コンクリート層
2の厚さは、成形されるALC複合パネルの用途により
10〜40mm前後とされるのか好ましく、形成される
複合パネル自体の形状、ALC板の厚さ、形成する繊維
強化コンクリート層2のALC板1の面に対する積層面
積の大小等によって目的とする厚さとなるようにパネル
設計をするのが好ましい。
第2図の実施例は、ALC板1の面に形成される繊維強
化コンクリート層2の面にタイル、石材、金属板等の化
粧材3を該繊維強化コンクリートF!2によって一体に
止着したALC複合パネルであり、ALC板1をベース
とした化粧外壁材等として用いるのに通している。
第3図の実施例は、ALC板1の面に内奥側か拡がって
いる側面金型状のあり渭4を並設し、このあり溝4内に
繊維強化コンクリート層2の一部2aが打込まれるよう
に該繊維強化コンクリート層2の形成をなすと共に、こ
の繊維強化コンクリート層2の成形時に化粧材3を該繊
維強化コンクリート層2に貼り込み、より強固な化粧外
壁材等として用いるのに通した構造としている。
第4図の実施例は、ALC板1に一方の面側に向けて縮
径とされる透孔5を設けると共に、この透孔5の細まっ
ている側の面に繊維強化コンクリート層2を形成し、こ
の繊維強化コンクリート層2の一部2bが該透孔5内に
打ち込まれて、該繊維強化コンクリート層2と一体とさ
れて強固な骨格体をALC板1内に形成する。又、この
繊維強化コンクリート層2の面には、化粧材3を該繊維
強化コンクリート層2の形成と同時に貼り込み、化粧外
壁構造としても使用可能なALC複合パネルとしである
第5図の実施例はALC板1に予めフック状の金具6を
組付けておき、そのフック6aの側に繊維強化、コンク
リート層2を打設、形成することでALC板1と、これ
に積層形成される繊維強化コンクリート層2との間に該
フック6aによる機械的な補強手段を構し、積層した繊
維強化コンクリート層2の剥落が確実に防止されるAL
C複合パネルとしである。
第6図の実施例は、この第5図で示されている実施例の
金具6を利用し、ラス材等の金網状の補強メツシュ材7
を該金具6のフック6aでALC板lの面に取付けると
共に、このメツシュ材7が覆われるように繊維強化コン
クリート層2を該ALC板1の面に打設し、メツシュ材
)で補強されたALC複合パネルとしてあり、ALC板
1の面に打設されている繊維強化コンクリート層2の剥
落が略完全に防止できる構成としである。
次いで、ALC5lの面に積層一体とされている繊維強
化コンクリート層2は、繊維を配合され、しかも乾燥収
縮率が0.08%以下のコンク1)−ト層として形成さ
れている。この繊維強化コンクリート層2の乾燥収縮率
は少ないほど構成されるパネルに好影響をもたらすもの
であり、005%以下、特に0.03%以下とするのが
好ましい。
こSで用いられる乾燥収縮率は、以下の方法により測定
される乾燥収縮率とする。
測定に用いられる試験体: 16x4xt(単位am、t=1〜4)となるように型
枠に打設し、必要に応して蒸気養生を行ない、所定時間
経過後に脱型して試験体とする。
型枠面には標点間距動が約14cmとなるように鋼球を
埋め込んだ平チップからなるケージプラグを接着剤で固
定用意する。
測定方法 測定方法は、JIS A1121  rモルタル及びコ
ンクリートの長さ変化試験方法」のコンタクトゲージ方
法に準するものとする。
基長測定。
打設試験体を、脱型後、直ちに基長測定をする。
先ず、標準尺(標準ゲージ)を水平な台の上に置き、標
準尺のゲージプラグにコンタクトゲージの測点を押し当
て、ダイヤルゲージて計測をした後、コンタクトケージ
の左右を逆にして同様の方法で計測し、その平均値XO
Iを求める。
次いで、試験体をゲージプラグの取りつけである面を上
にして水平な台の上に置き、試験体のケージプラグにコ
ンタクトゲージを押し当て、前言己と同様の方法による
計測を繰返して平均値XO2を求める。
収縮後の長さ測定 試験体を、温度20±1℃、湿度60±5%(RH)の
条件で180日間保存した後、前記の基長測定と同一の
方法での測定を繰返し、その平均値X目、XI2を求め
る。
本発明における乾燥収縮率。
以上の条件で求めた各計測価を、基長し。
て除して長さ変化率としての乾燥収縮率とする。
このような測定方法で測定される繊維強化コンクリート
層2の乾燥収縮率を0.08%以下とするためには、こ
きで用いられるセメントを、5〜15重量%の硫酸根(
SO,)を含有すると共に(CaO+0.7SO5)/
 (Si02”Al2O3”Fe203)の比が1.5
以下の水硬性セメントとする。
又、こぎで用いられる硫酸根の含有比と、水硬環とを調
整することによって、繊維強化コンクリート層2の乾燥
収縮率を0.05%以下、さらには0.03%以下とす
ることができる。
こメで用いられる繊維は、耐候性を有すると共にセメン
ト等による化学変化を受は難く、しかもコンクリート打
設時の衝撃等に耐え得るものが好ましく、z「02含有
の耐アルカリ性ガラス繊維、アスベスト繊維、wI縁維
、カーボン繊維及びアラミド繊維、アクリル繊維、ビニ
ロン繊維、ポリプロピレン繊維その他の有機繊維を用い
る。
こシで用いられる繊維は、繊維長が3〜100mm 、
であるのが好ましく、10〜30m+nの繊維長のもの
がより好ましい、3mIN未満の繊維長の繊維での補強
効果は低く、100mm以上の繊維長の繊維では安定に
効率良くモルタル中に混入繊維を均一に分散することが
できないので実用に難がある。
尚、こ\で用いられる繊維は、マット状のものであって
も良い。この繊維マットはモルタルの含浸が効果的にな
され得る点から嵩密度が0.1g/c+n’以下、好ま
しくは0.02〜o、oag/cm3であることが好ま
しい。この嵩密度が0.1g/cm3より大きい場合、
モルタルがマットに含浸され鯉く実用に適していない。
次いで繊維強化コンクリート層2に含まれる繊維は、こ
の繊維強化コンクリート層2を形成する砂、水、減水剤
等からなるモルタル100重量部に対し0.5〜6重量
部が混入されることが好ましい、この繊維の配合量を6
重量部以上とした場合、モルタルの流動性が阻害される
等の不都合を生ずることから成形が難しく、成形物から
の脱気に難があり、混合繊維によって繊維強化コンクリ
ート層2内に多くの巣を生ずることがあり、実用に通し
ていない。又、繊維の配合■が05重量部未満である場
合、補強効果に難があって、形成したパネルに割れを生
ずることがあり、これ又実用に適していない。
更に、この繊維強化コンクリート層2を構成する骨材は
珪砂、川砂さらには海砂でも良く、プレミックス法て繊
維強化コンクリート層2の打込みをなす場合は粒度に格
別の限定をする必要がない。この繊維強化コンクリート
層2をスプレー法で成形する場合には、4〜7号珪砂、
又はこれらの混合物、又は2Illfl]以上を篩分は
カットした川砂を用いる。又、好ましくは5〜6号珪砂
又はこれらの混合物、1+pm以上を篩分はカットした
川砂を用いる。更に好ましくは5号珪砂と6号珪砂との
等重量混合物を骨材として用いる。
尚、減水剤は、いずれのものでも良く、本実施例ではマ
イティ#150  (花王)を用いた。
次いで繊維強化コンクリート層2を構成するモルタルを
、 セメント   100重量部 砂    0〜150重量部 減水剤  C〜 2重量部 水    23〜50重量部 繊維   上記モルタルに対し0.5〜6重量% の配合比とする。
この繊維強化コンクリート層2のモルタル構成として、
砂の配合量を減じた場合は形成される繊維強化コンクリ
ート層2に大ぎい乾燥収縮がもたらされる傾向を示し、
又この砂の配合量を150重量部より多くした場合は繊
維の分散性を減じ、繊維の補強効果が劣る傾向がある。
又、添加する水を23重量部より少なくした場合、モル
タルの流動性が悪くなり作業性が劣ると共に形成された
裏打層2に巣ができる傾向か肥められる。これに反し、
添加する水を50重量部より多くした場合、固形分の沈
降分離を生し、乾燥収縮率が大きくなる傾向が認められ
る。
かさる点から本実施例では、以下の、より実用的な配合
比からなる繊維強化モルタルを用いて繊維強化コンクリ
ート層2の形成をするのが好ましい。
(1)セメント 100重量部 砂    60〜110重量部 減水剤  0.5〜12重量部 木    30〜40M量部 耐アルカリ性ガラス繊維 上記モルタルに対し2〜6重量% この繊維の配合されたモルタルはスプレー法、プレミッ
クス法のいずれの方法にも用いることができる。
(2)セメント 100重量部 砂      70 重量部 減水剤  1 重量部 水    35  重量部 耐アルカリ性ガラス!&維 上記モルタルに対し5重量% この繊維の配合されたモルタルを用いてスプレー法で繊
維強化コンクリート層2を形成する。
(3)セメント 100重量部 砂    100重量部 減水剤    − 水    40  重量部 耐アルカリ性ガラス繊維 上記モルタルに対し3重量% この繊維の配合されたモルタルを用いてプレミックス法
で繊維強化コンクリート層2を形成する。
(4)セメント 100重量部 砂      50〜100 重量部 減水剤  0.3〜1.5重量部 木    25〜45重量部 耐アルカリ性ガラス繊維 上記モルタルに対し2〜6fIfr% この繊維の配合されたモルタルはスプレー法、プレミッ
クス法のいずれの方法にも用いることかで餘る。
以上の(1)〜(4)の配合比からなるモルタルを用い
た′u&維強化コンクリート層2は、乾燥収縮率が、い
ずれも0.08%以下であり、その多くが005%以下
、特に前記(3)の配合比で構成された繊維強化コンク
リート層2の乾燥収縮率は0.03%以下であり、パネ
ル本体部1との間の接合面が安定に維持される特長を有
している。
尚、こメで用いたセメントは、いずれも前記の硫酸根(
503)を5〜15重量%含み、しかも(CaO+0.
7SO3)/ (SiOz”Al2O,”Fe20s)
の比が1.5以下である水硬性セメントを用いている。
又、この水硬性セメントを用いて以下の配合比からなる
モルタルを用意して繊維強化コンクリート層2を形成し
たところ、いずれも実用に適しなかった。
(5)セメント 100重量部 砂    300重量部 減水剤    − 耐アルカリ性ガラス繊維 上記モルタルに対し5重量% (6)セメント 100重量部 砂    70  重量部 減水剤  1 重量部 水    35  重量部 耐アルカリ性ガラス繊維 上記モルタルに対し0.3重量% (7)セメント 100重量部 砂      70 .1iir部 減水剤  1 重量部 水      35 重量部 耐アルカリ性ガラス繊維 上記モルタルに対し10重量% (8)セメント 100重量部 砂    70  重量部 減水剤  1 重量部 。
水    22  重量部 耐アルカリ性ガラス繊維 上記モルタルに対し5重■% (9)セメント 100重量部 砂    70  重量部 減水剤  1 重量部 水    70  重量部 耐アルカリ性ガラス繊維 上記モルタルに対し5重量% 以上の(5)〜(9)の配合比からなる繊維強化コンク
リート層2は、強度が充分でなかったり、成形性が極端
に悪かったり、乾燥収縮率が大きすぎたりして、いずれ
も実用に適していない、この配合比(5)のモルタルは
、通常のモルタルに耐アルカリ性ガラス繊維をモルタル
比で51量%添加したものであるが、前記(2)及び(
3)の配合比のモルタルで構成された繊維強化コンクリ
ート層2に比較して強度かはX半分であり、補強コンク
リート層としては不適当である。又、(6)の配合比の
モルタルで構成された繊維強化コンクリート層2は、繊
維による補強効果が微少であって、実用には難かあり、
(7)の配合比のモルタルで構成された繊維強化コンク
リート層2は、巣ないしは気泡か多く、補強効果に難を
有している。更に、(8)の配合比のモルタルで構成さ
れた繊維強化コンクリート層2は、モルタルの流動性か
悪く成形に難があり、(9)の配合比のモルタルで構成
された繊維強化コンクリートM2では、モルタルの固形
分の沈降分配か認められ、これまた成形に難があり、実
用に適していない。
かSる(1)〜(9)の各配合比のモルタルに対し、普
通ポルトランドセメントを用いて繊維強化コンクリート
層2を形成した場合、強度の経時的な劣化と、乾燥収縮
率が大きい点から、補強コンクリート層としては不向き
である。例えは、GRCとして一般的な配合比の、 普通ポルトランドセメント 100!i量部砂    
        70重量部減水剤         
  1重量部水            35重量部耐
アルカリ性ガラス繊維 上記モルタルに対し5重量% からなるモルタルを用いてALCLiF2維強化コンク
リート層2としたところ、その乾燥収縮率が0.2%に
近い数値を示すと共に、ガラス繊維に経時的な劣化が認
められ、軽量コンクリート材の補強手段として実用に適
していない。
尚、以上の繊維強化コンクリート層2を形成するモルタ
ルに対し、酢酸ビニル、エチレン酢酸ビニル、アクリル
酸エステル等の合成樹脂エマルジョンを、固形分でモル
タルに対し0〜10重量%添加する。又、スチレン・ブ
タジェンゴムラテックスを、モルタルに対し、0〜10
重量%まで添加する。更に、ポリエチレンオキサイド、
メチルセルローズ等の水溶性樹脂をモルタルに対し0〜
2重量%まて添加することで形成される繊維強化コンク
リート層2とALCLiF2間の接合力を増し、又は繊
維強化コンクリート層2の機械的な強度を増し、又は繊
維強化コンクリート層2の乾燥収縮を抑制し、又は繊維
強化コンクリート層2の耐水性を増すことができる。
更に、粒径が10μm以下のシリカヒユームをモルタル
に対し0〜20重量%添加することによって繊維強化コ
ンクリート層2の機械的な強度を増すと共に乾燥収縮を
抑止する。
更に又、シラスバルーン、パーライト等の軽量骨材をモ
ルタルに対しO〜20!i量%添加し、又は起泡剤をモ
ルタルに対し0〜5重量%添加することで、より軽量な
繊維強化コンクリート層2の形成をする。
このようにして形成された繊維強化コンクリート層2は
、ALCLiF2面のみを覆うように設けても良く、所
謂サンドイッチパネル構造としての両面に設けてあって
も良い。
更に、ALCLiF2周面を覆うように繊維強化コンク
リート層2を設けた所謂アンコ構造のパネルとしても良
い。
又、構成される繊維強化コンクリート層2の面に、板状
に切断した天然石材、タイル材、陶磁器材、ガラス材、
化粧鋼板等を貼り合せてパネルを構成しても良い。
第2図〜第4図で示される実施例は、パネルを構成する
繊維強化コンクリート層2の面にタイル材を貼り込んだ
ものであって、先ず、タイル材からなる化粧材3の化粧
面でない側に繊維を含んでいないモルタルを薄く吹きつ
けた後、ガラス繊維とモルタルとを所定の厚さになるま
で吹きつける。このモルタルの吹きつけ厚さは化粧材の
形状、寸法、重量等により異なるが一般的には20mm
前後とし、脱泡ローラによる締め固めを行ないながら形
成するのが良い。
又、打設されたモルタル層に対してはプレキャストコン
クリートと同様に振動を付与し、繊維間にモルタルが完
全に含まれるようになすと共にモルタル層内に残留する
気泡の除去をするのが好ましい。かSる振動法で繊維強
化コンクリート層2を形成する場合、前記の補強用の繊
維を短繊維とすることなく嵩密度が0.1g/cm’以
下の繊維マットとしても良い。こメて用いられる繊維マ
ットは、30cm角のマットを6枚重ねた際の厚さと重
量とで求められる嵩密度において002〜0.08g/
cm3がより好ましい。
次いで、この化粧材3の面に打設された繊維強化コンク
リート層2の面にALCLiF2着する。このALCL
iF2着では、このALCIIの接合面にモルタルを薄
く吹きつけておくのが良い。
このようにして組込まれたALCLiF2面に、前記と
同様の方法で繊維強化コンクリート層2を更に打設した
後、室内養生、水中養生、スチーム養生等の養生方法を
用いてパネルの養生を行なう。このパネルの養生として
は20〜60℃の温度で2時間以上スチーム養生を施す
のがより好ましい。
このようにして得られたパネルの繊維強化コンクリート
層では、前記の測定方法で測定される乾燥数Fi率が1
1.08%以下に納まりており、特に、硫酸根(503
)が5〜15重量%含まれ、しかも(CaO+0.7S
Os)/ (SiOz+八l 2へ03 ◆F e 2
03)の比が15以下である水硬性セメントを用いた実
施例のパネルでは、その繊維強化コンクリート層の乾燥
収縮率が005%以下であり、更にオートクレーブ養生
を施すことによって、繊維強化コンクリート層の乾燥収
縮率が0.02〜0.03%のパネルを得ることができ
る。
この結果、形成されたパネル材では、繊維強化コンクリ
ート層2とALC板1との間及び、繊維強化コンクリー
ト層2と天然石材等の化粧材3との間の夫々の接合面に
面切れを生ずることかない。
又、この繊維強化コンクリート層2の乾燥収縮に伴うパ
ネルの反り出しがなく、貼り込まれた天然石材等の反り
出しを生ずることもなく、寸法安定性の良いパネルとす
ることができる。
[発明の効果コ 本発明にか\るALC複合パネルは、軽量で、断熱、遮
音効果に優れていると共に、密な表面をもつ複合パネル
の提供に関し、特にパネル本体部を構成するALC板と
、このALC板上を覆う繊維強化コンクリート層間とに
、この繊維強化コンクリート層の打設、養生に際しての
乾燥収縮に伴う面切れを生することのないパネルの提供
を可能としている。
又、形成されたパネルにおける繊維強化コンクリート層
の乾燥収縮に伴うパネル自体の反り出し、ないしは破断
がなく、又、ALC板上を覆う繊維強化コンクリート層
にクラック等を生ずることがない。
次いで、形成されるパネルの繊維強化コンクリート層は
、パネル本体部のALC板に比較して表面が密であるこ
とから塗料等による表面化粧が可能であると共に、天然
石材、タイル等の貼り込みが可能とされ、しかも、これ
らの貼り込まれた天然石材等との接合面に面切れを生ず
ることがなく、安定に天然石材等の貼り込みが可能とさ
れる。
更に、形成されるパネルを構成しているALC板の全周
面に繊維強化コンクリート層を設けた場合でも、この繊
維強化コンクリート層の乾燥収縮が少なく、ALC板の
全面を覆う繊維強化コンクリート層が破断したり、ひび
割れたりすることがない。
又、パネルを構成するALC板と繊維強化コンクリート
層との間、パネル表面に貼り込まれた化粧材と繊維強化
コンクリート層との間に面切れを生しないことから、こ
れらの面切れ祿からの雨水の浸潤、あるいは浸潤雨水の
結氷等の不都合を生ずることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の典型的なALC複合パネルの要部断面
図、第2図〜第6図は他の実施例にかきるコンクソート
複合パネルの要部断面図、第7図は斜視図である。 1・・・ALC板、2・・・繊維強化コンクリート層、
3・・・化粧材、4・・・あり溝、5・・・透孔、6・
・・金具、7・・・メツシュ材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ALC板の少なくとも一以上の面が、該面に積層、
    一体とされている繊維強化コンクリート層で覆われてい
    るALC複合パネルであって、 この繊維強化コンクリート層が乾燥収縮率0.08%以
    下の繊維強化コンクリート層であることを特徴とするA
    LC複合パネル。
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