JPH04165140A - 液封入防振装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は液封入防振装置に関し、特に液室を形成した防
振ゴム体を内外二重筒の間に配設してなる筒型液封入防
振装置の構造改良に関する。

［従来の技術］ 第３図および第４図に筒型液封入防振装置の一例を示す
。図において、５は車両フレームに固定されるホルダで
あり、筒状のホルダ部５１とこれを支持する脚部５２と
より構成されている。上記ホルダ部５１には薄肉の外筒
１が圧入固定してあり、この外筒１には下半部内に防振
ゴム体３が設けである。

防振ゴム体３は外周面がインターリング６に接合され、
このインターリング６を上記外筒１内に液密的に嵌着し
である。上記防振ゴム体３は下半部内に空間が形成され
て、ここを主液室Ａとしである。この主液室Ａ内にはこ
れよりやや小さくほぼ相似形の樹脂ブロック３１が配設
しである。上記防振ゴム体３の上半部中央には内筒２が
貫通埋設してあり、内筒２の一端外周に一端を嵌装固定
した緩衝ゴム板３２が、防振ゴム体３の上側面と内方へ
大きく凹陥したインターリング６の上半部との間に位置
している。

上記インターリング６は外周の中央部が内方へ凹陥する
とともに、この凹陥部は上記主液室Ａに面する部分で開
口しており、上記凹陥部に沿って外筒１−との間にはリ
ング板状の絞り部材７が配設しである。絞り部材７は上
部で開口し、この開口縁と外筒１内周に外周を挟着せし
２めて薄肉のゴｊ＼膜１１が配設しである。

上記絞り部材７には下半部の外筒と接する面に平行溝７
１−、ン”２か形成され、この−′１１行講０溝・方゛
７］は一端がト、記主消室Ａに開りするとともに他端で
平行溝の他方７２に連通し７、他方の平行溝７２は折り
返して、上記ゴム膜４とインターリング６−１−半部と
の間ｔこ形成された副液室Ｂへ延びている。かかる平行
溝７１．７２により絞り流路Ｆが形成されている。

上記ゴム膜４と外＠１内周との間には空間Ｃが形成され
ている。

１−記内筒２にはエンジン連結ボルトが挿通され、エン
ジン振動が入力すると内筒２が外筒１に対して相’ｈｆ
移動して主液室Ａが変形し、密封液が絞り流路ドを高抵
抗で副液室Ｂへ流通して効果的な振動減衰作用をなす。

過大な振動入力にえ１し７ては、内筒２が上記樹脂ブロ
ック３１−ないし緩衝ゴム板３２に当接して防振ゴム体
３の過度の変形が防止される。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、主液室より副液室へ絞り流路に十分な密封液
を流通せしめるには、副液室の室壁を構成するゴム膜が
自由に変形できることが必要てあり、このためには空間
Ｃの容積を十分確保する必要かあるが１、−ｈ記従来の
構造では空間Ｃの容積を確保するため（、こ装置全体の
体格が大きくなるという問題がある。

本発明はかかる課題を解決するもので、装置体格を大き
くすることなく、副液室ゴム膜変形のための十分な空間
容積を確保できる液封入防振装置を提供することを目的
とする。

［課題を解決するだめの手段］ 本発明の詳細な説明すると、液封入防振装置は、基休に
固定された筒状ホルダ５１ノ旧、こ外筒１を嵌着固定す
るとともに、上記外筒１内に配設した防振ゴム体３に内
筒２を保持せしめ、上記防振ゴｊ＼体３的に主液室Ａを
形成して液を封入するとともに、防振ゴム休３と外筒１
間の空間Ｃ内に、上記主液室Ａより絞り流路Ｆを経て至
る封入液を保持する薄肉ゴム膜４を室壁とする副液室Ｂ
を形成し、上記筒状ホルダ５には筒内周に全周に延びる
凹溝５３を形成するとともに、」１記外筒１−には上記
空間Ｃに面する位置に貫通孔１−１−を設けて、該貫通
孔コ］、によりＪ二層空間Ｃを」二記凹溝５３に連通せ
しめたものである。

１作用］ 上記Ｈ４成の液封入防振装置において、外＠１−を筒状
ホルダ５内に嵌着した状態で空間Ｃは貫通孔１．１−に
より凹溝５３に連通ずる。この凹溝５３はボルダ５の筒
内周全周に形成しであるから比較的大きな容積を有し、
貫通孔］−１により凹溝５３に連通ずる上記空間Ｃの実
質的容積は十分大きなものとなる。しかして、厚肉ゴム
膜４が大きく変形しても空間Ｃの内圧上昇は比較的小さ
く、これにより上記ゴム膜４の自由な変形が許容される
。

本発明において筒状ホルダ５内周の凹溝５３により空間
Ｃの容積を確保したから、装置外形が大きくなることは
ない。

［実施例］ 以下、本発明に係る液封入防振装置の一例を従来構造と
の相違点を中心に以下に説明する。

第１図および第２図において、ホルタ５の筒状ホルダ部
５１−内には外筒１が圧入固定されており、該外筒１内
に液密的に嵌着されたインターリング６に外周を接合し
て、主液室Ａを下半部内に形成した防振ゴム体３が設け
である。この防振ゴム休３には上半部中心に内筒２が貫
通埋設しである。

上記インターリング６の外周中央凹陥部には外筒１との
間に絞り部材７が配設してあって、該絞り部材７に形成
した絞り流路Ｆにより、絞り部材７の」二半開ロ縁に張
設した薄肉ゴム膜４を室壁とする副液室Ｂと上記主液室
Ａとが連通せしめられている。薄肉ゴム膜４と外筒１内
周間に空間Ｃが形成される。

上記ホルダ部５１−は周面の中央が全周に互って外方へ
突出変形せしめられてリブとなっており、外筒１の外周
に接するホルダ部５１内周面には上記リブにより凹溝５
３が形成されている。外筒１には空間Ｃに面する左右の
対称位置にそれぞれ貫通孔１１が形成されて空間Ｃを上
記凹溝５３に連通せしめている。

かかる構造によれば、空間Ｃは貫通孔１１により凹溝５
３に通じ、その実質的容積は凹溝５３の容積を加えて比
較的大きなものとなる。しかして、密封液の流入により
薄肉ゴム膜４が膨張しても空間Ｃの内圧は殆ど増大せず
、上記ゴム膜４の自由な変形が許容されて絞り流路Ｆを
十分な密封液が流通して、効果的な振動減衰作用が発揮
される。

そして、空間Ｃの容積拡大を筒状ホルダ５内周の凹溝５
３により実現したから、防振装置の全体形状が大形化す
ることはない。

［発明の効果］ 以上の如く、本発明の液封入防振装置によれば、装置体
格を大形化することなく副液室の薄肉ゴム壁の自由な変
形を許容して大振動の効果的な減衰低減を実現したもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の一実施例を示し、第１−
図は防振装置の全体横断面図、第２図は第１゜図の■−
■線に沿う縦断面図、第３図および第４図は従来例を示
し、第３図は防振装置の全体横断面図、第４図は第３図
のＩＶ−ＩＶ線に沿う縦断面図である。 １・・・外筒 １１・・・貫通孔 ２・・・内筒 ３・・・防振ゴム体 ４・・・薄肉ゴム膜 ５・・・筒状ホルダ ５１・・・ホルダ部 ５２・・・脚部 ５３・・・凹溝 Ａ・・・主液室 Ｂ・・・副液室 Ｃ・・・空間 Ｆ・・・絞り流路 ロ Ｃつ 娃 区 く 法 区 （’Ｊ 塚

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 基体に固定された筒状ホルダ内に外筒を嵌着固定すると
   ともに、上記外筒内に配設した防振ゴム休に内筒を保持
   せしめ、上記防振ゴム体内に主液室を形成して液を封入
   するとともに、防振ゴム体と外筒間の空間内に、上記主
   液室より絞り流路を経て至る封入液を保持する薄肉ゴム
   膜を室壁とする副液室を形成し、上記筒状ホルダには筒
   内周に全周に延びる凹溝を形成するとともに、上記外筒
   には上記空間に面する位置に貫通孔を設けて、該貫通孔
   により上記空間を上記凹溝に連通せしめたことを特徴と
   する液封入防振装置。