JPH04164173A - 圧縮機の端子カバー取り付け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は冷凍冷蔵庫や空気調和機に使用される圧縮機
の端子カバーの密閉取り付け手段に関す　　　　　□る
ものである。

［従来の技術］ 第７図及び第８図は例えば実開昭５９−６３６６３号公
報に示された従来の圧縮機の端子カバーを示す断面図及
びその分解斜視図であり、図において（１）は圧縮機、
（２）はこの圧縮ＩＩ＆（１）の外表面に一端が固着さ
れたボルトで先端にネジ部（２ａ）を有している。（３
）は圧縮機（１）の外表面に突設された電源用端子、（
４）は同様これに並設された過電流継電器、（５）はこ
れら端子（３）及び過電流継電器（４）を水滴や塵埃か
ら保護する端子カバーであり、この端子カバー（５）の
頂壁には上記ネジ部（２ａ）が貫挿されるボルト穴（５
ａ）が開設されている。（６）は上記ネジ部（２ａ）に
挿入され端子カバーの頂壁上に重合されたゴムワッシャ
、（７）は上記ネジ部（２ａ）に螺合されたナツト、（
８）は圧縮機（１）の外表面と端子カバー（５）の開口
部間に介挿させたゴムパツキンで、上記ナツト（７）の
締め付けにより上記ゴムワッシャ（６）と端子カバー（
５）を介して上記圧縮機（１）の外表面に圧着されて、
当該端子カバー（５）内への水分や塵埃の侵入が防止さ
れるようになっている。

なお図中の（６ａ）及び（８ａ）は上記ゴムワッシャ（
６）及びゴムパツキン（８）の中心部に開設されたボル
ト穴である。

また第９図（イ）及び（ロ）は実開昭６３−１２３７８
４号公報に示された、さらに他の従来の圧縮機の端子カ
バーを示し、この従来例ではゴムパツキン（８）の外周
に特別に、端子カバー（５）の外周を囲むように連続し
た突起部（８ａ）を設け、該部におけるシール性を向上
させている点に特徴がある。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の端子カバーの取り付けは以上のように行われてい
るので、ナツト（７）をネジ部（２ａ）に螺合する際に
、ゴムワッシャ（６）が回転したり、端子カバー（５）
とゴムパツキン（８）との衝合位置にずれが生じ易しく
該部でのシール性が損われる等の問題点があった。

この発明は上記の問題点を解消するためになされたもの
で、先ず第１の発明ではゴムワッシャの回り止めを、ま
た第２の発明ではゴムパツキンと端子カバーの回り止め
を行うことを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明の第１の発明の場合はゴムワッシャと端子カバ
ーの頂壁には、たがいに係合するその位置決め用係止穴
と突起とを設けている。また第２の発明の場合は、ゴム
パツキンを貫通させた端子カバーの開口部端面の突起を
、圧縮機の外表面に重合固着した位置決め板の係止穴に
嵌挿させている。

［作　用］ この発明の第１の発明では、ゴムワッシャは端子カバー
の頂壁に突設した突起により回り止めされ、したがって
ナツトの螺合時にゴムワッシャがナツトと共に回らない
。また第２の発明では端子カバーとゴムパツキンとが圧
縮機の外表面に重合固着された位置決め板によって回り
止めされ、したがって双方の衝合位置にずれが生じない
。

［実施例］ 以下この発明の第１の発明の一実施例について説明する
。すなわち第１図及び第２図において第７図及び第８図
の従来のものと同一または相当個所には同一符号を付し
てその重複説明は省略することにするが、この発明の第
１の発明における端子カバー（５）の頂壁には、ボルト
（２）のネジ部（２ａ）が挿入されるボルト穴（５ａ）
を挾むようにその左右に対称に突起（５ｂ）が突設され
、これら各突起（５ｂ）がゴムワッシャ（６）に設けた
係止穴（６ｂ）に挿入され、これによりナツト（７）の
締め付け時にゴムワッシャが回らないように回り止めさ
れている点に特徴がある。

また第３図は第１図のものの他の実施例であり、この場
合は端子カバーの突起（５ｂ）はゴムワッシャ（６）の
外周縁部に形成した切り欠き（６ｃ）に係合されている
点において第１図のものと相違するが、その他の構成は
上記第１図のものと同様になっており同様の作用をする
。

さらに第４図及び第５図はこの発明の第２の発明を示す
もので第７図及び第８図の従来例と同一または相当個所
には同一符号を付してその重複説明は省略することにす
るが、この第２の発明のものにおける端子カバー（５）
の開口部端面には複数の突起（５ｂ）が突出され、また
ゴムパツキン（８）には上記各突起（５ｂ）を貫挿させ
る係止穴（８ａ）が開設されており、さらに圧縮機（１
）の外表面には上記ゴムパツキン（８）の係止穴（８ａ
）から突出した上記突起（５ｂ）の先端が嵌挿される係
止穴（９ａ）を開設した位置決め板（９）が重合固着さ
れており、この位置決め板（９）によりゴムパツキン（
８）及び端子カバー（５）が回り止めされ、ナツト（７
）の締め付けに際し双方の衝合位置にずれが生じないよ
うになっている点に特徴がある。

その他年６図は第４図の他の実施例であり、この場合は
端子カバー（５）の突起（５ｂ）は位置決め板（９）の
外周縁部に形成した切り欠き（９ｂ）及びゴムパツキン
（８）の外周縁部に形成した切り欠き（８ｂ）に係合さ
れている点において第４図のものと相違するがその他の
構成は第４図のものと同様になっており、同様の作用を
する。

［発明の効果コ この発明の第１の発明及び第２の発明になる圧縮機の端
子カバー取り付け装置は以上のように構成されているの
で、端子カバーの締め付けボルトのネジ部に挿入したゴ
ムワッシャの回り止め及び端子カバーとこれに装着した
ゴムパツキンの各々の回り止めがそれぞれ可能となり、
これにより上記ネジ部の挿入用ボルト穴及び端子カバー
の開口部からの内部への水分や塵埃の侵入を確実に防ぐ
ことができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１の発明になる圧縮機の端子カバ
ー取り付け装置の一実施例を示す要部の断面図、第２図
はその分解斜視図、第３図は第１図の他の実施例を示す
斜視図、第４図はこの発明の第２の発明になる圧縮機の
端子カバー取り付け装置の一実施例を示す要部の′断面
図、第５図はその分解斜視図、第６図は第４図の他の実
施例を示す分解斜視図、第７図は従来の圧縮機の端子カ
バーを示す要部の断面図、第８図はその分解斜視図、第
９図（イ）（ロ）は他の従来例における圧縮機の端子カ
バーの要部の断面図及びゴムパツキンの斜視図である。 なお図中（１）は圧縮機、（２）はボルト、（２ａ）は
ネジ部、（３）は端子、（４）は過電流継電器、（５）
は端子カバー、（５ｂ）は突起、（６）はゴムワッシャ
、（６ｂ）は係止穴、（６ｃ）は切り欠き、（８）はゴ
ムパツキン、（８ａ）は係止穴、（８ｂ）は切り欠き、
（９）は位置決め板、（９ａ）は係止穴、（９ｂ）は切
り欠きである。 その他図中同−符号は同一または相当部分を示すものと
する。 第　２　図 ｒ３図 ＼Ｊ　　　　　　　　　　喝　　ば 第８図 第９図 （イ） （口〕

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　圧縮機の外表面に突設された電源用端子と過電
   流継電器とを保護する端子カバーの頂壁に、上記圧縮機
   に一端が固着されたボルトの先端ネジ部を貫挿しこのネ
   ジ部に、上記頂壁上に重合させたゴムワッシャを介して
   螺合させたナットで、上記端子カバーを上記圧縮機上に
   固定させたものにおいて、上記端子カバーの頂壁に突起
   を設けると共に、上記ゴムワッシャにはこの突起に係合
   するその位置決め用係止穴または切り欠きを形成させた
   ことを特徴とする圧縮機の端子カバー取り付け装置。
2. （２）　圧縮機の外表面に突設された電源用端子と過電
   流継電器とを保護する端子カバーの開口端部を、上記圧
   縮機に一端が固着され他端ネジ部を上記端子カバーの頂
   壁に貫挿させたボルトでゴムパッキンを介して、上記圧
   縮機上に圧着させるものにおいて、上記端子カバーの開
   口部端面に複数の突起を突出させ、これらの突起を上記
   ゴムパッキンの周縁部に設けた係止穴または切り欠きに
   貫挿させると共に、この状態で上記各突起の先端を圧縮
   機の外表面に重合固着させた位置決め板の係止穴または
   切り欠きに嵌挿させたことを特徴とする圧縮機の端子カ
   バー取り付け装置。