JPH04164072A - オキシピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤 - Google Patents

オキシピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤

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JPH04164072A
JPH04164072A JP28725990A JP28725990A JPH04164072A JP H04164072 A JPH04164072 A JP H04164072A JP 28725990 A JP28725990 A JP 28725990A JP 28725990 A JP28725990 A JP 28725990A JP H04164072 A JPH04164072 A JP H04164072A
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JP
Japan
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formula
compound
pest control
control agent
oxypyrimidine
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JP28725990A
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Tokio Obata
小畑 登紀夫
Katsutoshi Fujii
勝利 藤井
Yasuhisa Fukuda
泰久 福田
Kiyoshi Tsutsumiuchi
堤内 清志
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規なオキシピリミジン誘導体を有効成分と
する有害生物防除剤に関するものである。 〔従来の技術〕 近年、有害生物防除剤に対する薬剤抵抗性の発達によっ
て、その薬剤効力の低下が由々しい問題となっている。 そして、その内でも、殺ダニ剤に対する薬剤抵抗性の問
題を解決することが特に重要となってきており、薬剤抵
抗性のダニ類に有効である新規な化合物の開発が望まれ
ている。 そこで、前記の理由に基づき本発明者らが見出したオキ
シピリミジン誘導体は、新規化合物であることから、そ
の有害生物防除活性については全く知られていない。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明の目的は、新規なオキシピリミジン誘導体、その
製法及びそれを有効成分とする有害生物防除剤を提供す
ることである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、前記の問題点を解決するために鋭意研究
した結果、新規なオキシピリミジン誘導体が顕著な有害
生物防除活性を有することを見出し、本発明を完成する
に至った。 即ち、本発明は、 (1)次式: (式中、R’はC、〜4アルキル基又はハロゲン原子を
表し;R2は01〜4アルキル基を表し;或いは、R1
とR1とは、それらが結合している炭素原子と共にピリ
ミジン環に縮合して、硫黄原子1個を有していてもよい
飽和又は不飽和の5員環を表し;Aは−CH(CHs)
  、又はCH2CH2−を表す。) で示されるオキシピリミジン誘導体 (2)次式: (式中、R1及びR1は前記の記載と同義であり;Xは
脱離基を表す。) で示される化合物と 次式: (式中、Aは前記の記載と同義である。)で示される化
合物とを反応させることを特徴とする前記の式(I)で
示されるオキシピリミジン誘導体の製法 (3)前記の式(I)で示されるオキシピリミジン誘導
体を有効成分とする有害生物防除剤 に関するものである。 以下、本発明の詳細な説明する。 前記の目的化合物である新規なピリミジン誘導体(I)
、その製造原料である(U)〜(V)の化合物において
、 R1としては、Cl〜4の直鎮状又は分岐状のアルキル
基(例えば、メチル、エチル、プロピル。 イソプロピル、ブチル、イソブチル、5ec−ブチル、
t−ブチルなど)、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素など)を挙げることができ;C1〜4
の直鎖状又は分岐状のアルキル基としては、CIy 1
アルキル基が好ましく;ハロゲン原子としては、塩素原
子が好ましい。 R2と゛しては、01〜4の直鎖状又
は分岐状のアルキル基(例えば、前記に記載したアルキ
ル基など)を挙げることができ;C、〜4の直鎖状又は
分岐状のアルキル基としては′SC+〜、アルキル基が
好ましい。 或いは、R1とR1とは、それらが結合している炭素原
子と共にピリミジン環に縮合して、硫黄原子1個を有し
ていてもよい飽和又は不飽和の5員環を形成していても
よく;好ましくは、炭素原子と共にピリミジン環に縮合
した環としては、く;さらに好ましくは、 * Aとしては、−CH(CH3)+。 CH3CO−−などを挙げることができる。 Xとしては、特に限定されず、例えば、ハロゲン原子(
塩素、臭素、ヨウ素など)、アルキルチオ基(メチルチ
オ、エチルチオ、プロピルチオ。 ブチルチオなど)、ハロゲンで置換されていてもよいア
ルカンスルホニルオキシ基(メタンスルホニルオキシ、
エタンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンスル本ニ
ルオキシなど)などを挙げることができる。 原料化合物における*印の炭素原子が不斉炭素原子であ
るときには、得られた目的化合物(I)には、個々の光
学異性体、ラセミ化合物又はそれらの混合物のいずれか
が本発明に含まれる。 本発明の目的化合物(I)は、例えば、以下に示すよう
な製造法A、Hによって得ることができる。 (製造法A) (n)            (III)−〉(I 
) (式中、R’、R’、X及びAは前記の記載と同義であ
る。) 目的化合物(I)は、脱離した化合物H−Xを補足する
ことによって反応を円滑にするために、通常、原料化合
物(n)と原料化合物(III)とを溶媒中で塩基存在
下に反応させることによって製造するのが好ましいが、
塩基を加えないでも反応させて得ることができるし、ま
た、無溶媒で原料化合物の(n)と(III)とを加熱
溶解させて反応させることによって得ることもできる。 溶媒としては、本反応に直接関与しないものであれば特
に限定されず、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン
、メチルナフタリン、石油エーテル、リグロイン、ヘキ
サン、クロルベンゼン、ジクロルベンゼン、塩化メチレ
ン、クロロホルム。 ジクロルエタン、トリクロルエチレン、シクロヘキサン
のような塩素化された又はされていない芳香族、脂肪族
、脂環式の炭化水素類;ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサンなどのようなエーテル類;アセト
ン、メチルエチルケトンなどのようなケトン類;メタノ
ール、エタノール、エチレングリコールなどのようなア
ルコール類又はその含水物、N、N−ジメチルホルムア
ミド、N、N−ジメチルアセトアミドなどのようなアミ
ド類;トリエチルアミン、ピリジン、  N、  N−
ジメチルアニリンなどのような有機塩基;l。 3−ジメチル−2−イミダゾリジノン;ジメチルスルホ
キシド;前記溶媒の混合物などを挙げることができる。 塩基としては、例えば、トリエチルアミン、ピリジン、
N、N−ジメチルアニリンなどのような有機塩基;ナト
リウムメトキシド、ナトリウムエトキシドなどのような
アルカリ金属アルコキシド類;ナトリウムアミド、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナ
トリウム、水素化ナトリウムなどの無機塩基などを挙げ
ることができる。 反応温度は、特に限定されないが、通常は室温から使用
する溶媒の沸点以下の温度範囲内であり、沸点以下の温
度範囲内で加温することが好ましい。 反応時間は、前記の濃度、温度によって変化するが、通
常3〜8時間である。 (製造法B) (IV)            (V)−〉(1) (式中、R’、R”、X及びAは前記の記載と同義であ
る。) 目的化合物(I)は、原料化合物([)の代わりに原料
化合物(V)を用いて、また、原料化合物(III)の
代わりに原料化合物(IV)を用いて、製造法Aと同様
に3〜8時間反応させることによって得ることができる
。 以上のようにして、製造法A又はBによって製造された
目的化合物(I)は、再結晶、各種クロマトグラフィー
などの公知の手段で適宜精製することができる。 本発明で用いる原料化合物(It)は、例えば、ジャー
ナル・オブ・ケミカル・ソサイエティ(J。 C,S)、3478〜3481 (1955年)に記載
の方法に準じて、容易に製造することができる゛。 本発明の化合物(I)で防除効果が認められる有害生物
としては、農園芸害虫〔例えば、半翅目(ウンカ類、ヨ
コバイ類、アブラムシ類、コナジラミ類など)、鱗翅目
(ヨトウムシ類、コナガ。 ハマキムシ類、メイガ類、モンシロチョウなど)、鞘翅
目(ゴミムシダマシ類、ゾウムシ類、)\ムシ類など)
、ダニ目(ハダニ科のミカンノーダニ、ナミハダニなど
、フシダニ科のミカンサビダニなど)〕、衛生害虫(例
えば、ハエ、力、ゴキブリなど)、貯穀害虫、土壌中の
ネコブセンチュウ、マツノザイセンチュウ、ネダ二など
を挙げることができ、また、農園芸病原菌(例えば、コ
ムギ赤さび病、大麦うどんこ病、キュウリベと病、イネ
いもち病、トマト疫病など)を挙げることができる。 本発明の有害生物防除剤は、顕著な殺虫・殺ダニ・殺菌
効果を有しており、化合物(I)の1種以上を有効成分
として含有するものである。 本発明の有害生物防除剤は、化合物(I)の1種以上を
有効成分として含有するものである。 化合物(I)は、単独で使用することもできるが、通常
は常法によって、担体、界面活性剤9分散剤、補助剤な
どを配合(例えば、粉剤、乳剤。 微粒剤1粒剤、水和剤、油性の懸濁液、エアゾールなど
の組成物として調製する)して使用することが好ましい
。 担体としては、例えば、タルク、ベントナイト。 クレー、カオリン、ケイソウ土、ホワイトカーボン、バ
ーミキュライト、消石灰、ケイ砂、硫安。 尿素などの固体担体;炭化水素(ケロシン、鉱油など)
、芳香族炭化水素(ベンゼン、トルエン。 キシレンなど)、塩素化炭化水素(クロロホルム。 四塩化炭素など)、エーテル類(ジオキサン、テトラヒ
ドロフランなど)、ケトン類(アセトン。 シクロヘキサノン、イソホロンなど)、エステル類(酢
酸エチル、エチレングリコールアセテート。 マレイン酸ジブチルなど)、アルコール類(メタノール
、n−ヘキサノール、エチレングリコールなど)、極性
溶媒(ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドな
ど)、水などの液体担体;空気、窒素、炭酸ガス、フレ
オンなどの気体担体(この場合には、混合噴射すること
ができる)などを挙げることがでる。 水剤の動植物への付着、吸収の向上、薬剤の分散、乳化
、展着などの性能を向上させるために使用できる界面活
性剤や分散剤としては、例えば、アルコール硫酸エステ
ル類、アルキルスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、
ポリオキシエチレングリコールエーテルなどを挙げるこ
とができる。 そして、その製剤の性状を改善するためには、例えば、
カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール
、アラビアゴムなどを補助剤として用いることができる
。 水剤の製造では、前記の担体、界面活性剤1分散剤及び
補助剤をそれぞれの目的に応じて、各々単独で又は適当
に組み合わせて使用することができる。 本発明の化合物(I)を製剤化した場合の有効成分濃度
は、乳剤では通常1〜50重量%、粉剤では通常0.3
〜25重量%、水和剤では通常1〜90重量%1粒剤で
は通常0.5〜5重量%、油剤では通常0.5〜5重量
%、エアゾールでは通常0゜1〜5重量%である。 これらの製剤を適当な濃度に希釈して、それぞれの目的
に応じて、植物茎葉、土壌、水田の水面に散布するか、
又は直接施用することによって各種の用途に供すること
ができる。 (以下、余白) 〔実施例〕 以下、本発明を参考例及び実施例によって示す。 なお、これらの実施例は、本発明の範囲を限定するもの
ではない。 参考例1 原料化合物(III)を次に記載したようにして合成し
た。 ■
【dl −4−tert−ブチル−α−フェネチルア
ルコールの合成】 削状マグネシウム2.5g (104mmoj’)を無
水テトラヒドロフランlO〇−に加え、窒素気流下、6
0℃に加熱した。 これを攪拌下、4−terL−ブチル−ブロモベンゼン
22g (103mmof)の無水テトラヒドロフラン
溶液(50m/)を徐々に滴下した後に30分間攪拌し
た。 これを室温まで冷却後、アセトアルデヒド6g(136
mmojりの無水テトラヒドロフラン溶液(50rd)
を徐々に滴下した後に30分間攪拌し、この反応混合物
を氷水中に注いだ。 これにトルエンを加え、不溶物をセライト濾過で除去す
ることによって、トルエン抽出した。 この抽出物を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後
に、溶媒を減圧下で留去した。 得られた油状物を減圧蒸留することによって(b、p、
 120〜125℃74mmHg)、無色の油状物であ
る目的とする原料化合物を得た。 ■[4−tert−ブチル−β−フェネチルアルコール
の合成] 削状マグネシウム2.5g (104mmoj7)を無
水テトラヒドロフラン100rIlに加え、窒素気流下
、60℃に加熱した。 これを攪拌下、4−tert−ブチル−ブロモベンゼン
22g (103mmo1)の無水テトラヒドロフラン
溶液(50td)を徐々に滴下した後に30分間攪拌し
た。 これを室温まで冷却後、エチレンオキサイド6g (1
36mmo1>の無水テトラヒドロフラン溶液(50y
d)を徐々に滴下した後に30分間攪拌し、この反応混
合物を氷水中に注いだ。 これにトルエンを加え、不溶物をセライト濾過で除去す
ることによって、トルエン抽出した。 この抽出物を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後
に、溶媒を減圧下で留去した。 得られた油状物を減圧蒸留することによって(b、p、
 120〜124℃/4mmHg)、無色の結晶である
目的とする原料化合物を得た。 実施例1 ■
【dl−5−クロロ−6−ニチルー[1−(4−te
rt−ブチルフェニル)エトキシ]ピリミジン(化合物
3)の合成】 製造法Aで以下に記載するようにして、目的化合物(1
)を得ることができた。 参考例1の■で得た原料化合物(I[[)であるdl−
4−LerL−ブチル−α−フェネチルアルコール1g
(5,6mmoIりをN、N−ジメチルホルムアミド1
0−に溶解し、60%水素化ナトリウム0、3 g (
7,5mmo f)を徐々に加えた。 これを室温で1時間攪拌した後に4.5−ジクロロ−6
−ニチルピリミジン1 g (5,6mmo 1)を加
え、60〜70℃で5時間攪拌した。 この反応終了後、反応液を水中に注ぎ、トルエンで目的
化合物を抽出した。そして、このトルエン層を水洗し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に、溶媒を減圧下で留
去した。 得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ワコーゲルC−200、トルエン:酢酸エチル;8:
1溶出)によって単離し、無色油状物である目的化合物
(以下に掲げた第1表中に、化合物3として示した。)
を0.6g得た。 ■
【5−クロロ−6−ニチルー(2−(4−tert−
プチルフェニル)エトキシ〕ピリミジン(化合物4)の
合成】 製造法Aで以下に記載するようにして、目的化合物(I
)を得ることができた。 参考例1の■で得た原料化合物(III)である4−t
ert−ブチル−β−フェネチルアルコール1g(5,
6mmof’)をN、N−ジメチルホルムアミドIO艷
に溶解し、60%水素化ナトリウム0.3g(7,5m
mof)を徐々に加えた。 これを室温で1時間攪拌した後に4.5−ジクoロー6
−xチルピリミジンIg(5゜6mmof+)を加え、
60〜70℃で5時間攪拌した。 この反応終了後、反応液を水中に注ぎ、トルエンで目的
化合物を抽出した。そして、このトルエン層を水洗し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に、溶媒を減圧下で留
去した。 得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ワコーゲルC−200、トルエン:酢酸エチル−8:
1溶出)によって単離し、無色油状物である目的化合物
(以下に掲げた第1表中に、化合物4として示した。)
を0.5 g得た。 ■
【5−メチル−6−ニチルー(2−(4−tert−
プチルフェニル)エトキシ〕ピリミジン(化合物8)の
合成】 製造法Aで以下に記載するようにして、目的化合物(I
)を得ることができた。 参考例1の■で得た原料化合物(III)である4−t
ert−ブチル−β−フェネチルアルコール1g(5,
6mmof)をテトラヒドロフラン10−に溶解し、6
0%水素化ナトリウム0.3g(7,5mmo j2)
を徐々に加えた。 これを室温で1時間攪拌した後に4−クロロ−5−メチ
ル−6−エチルピリミジン0.8g(5,1mmof)
を加え、60〜70℃で5時間攪拌した。 この反応終了後、反応液を水中に注ぎ、トルエンで目的
化合物を抽出した。そして、このトルエン層を水洗し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に、溶媒を減圧下で留
去した。 得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ワコーゲルC−200、トルエン:酢酸エチル−8:
1溶出)によって単離し、無色油状物である目的化合物
(以下に掲げた第1表中に、化合物8として示した。)
を0.9g得た。 ■[4−(2−(4−tert−ブチルフェニル)エト
キシ〕チェノ (2,3−d)ピリミジン(化合物12
)の合成】 製造法Aで以下に記載するようにして、目的化合物(I
)を得ることができた。 参考例1の■で得た原料化合物(III)である4−t
ert−ブチル−β−フェネチルアルコール0.7g(
3゜9mmof)をテトラヒドロフラン10iに溶解し
、60%水素化ナトリウム0.3g(7,smmol)
を徐々に加えた。 これを室温で1時間攪拌した後に4−クロロチェノ (
2,3−d)  ピリミジン0.7g(4,1mmof
>を加え、60〜70℃で5時間攪拌した。 この反応終了後、反応液を水中に注ぎ、トルエンで目的
化合物を抽出した。そして、このトルエン層を水洗し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に、溶媒を減圧下で留
去した。 得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ワコーゲルC−200、トルエン:酢酸エチル=9=
1溶出)によって単離し、無色の結晶である目的化合物
(以下に掲げた第1表中に、化合物12として示した。 )を0.5 g得た。 (以下、余白) 実施例2 ■〔粒剤の調製〕 化合物4を5重量部、ベントナイト35重量部1タルク
57重量部、ネオペレックスパウダー(商品名;花王製
)1重量部及びリグニンスルホン酸ソーダ2重量部を均
一に混合し、次いで少量の水を添加して混練した後、造
粒、乾燥して粒剤を得た。 ■〔水和剤の調製〕 化合物4を10重量部、カオリン70重量部。 ホワイトカーボン18重量部、ネオペレックスパウダー
(商品名;花王製)1.5重量部及びデモール(商品名
;花王製)0.5重量部とを均一に混合し、次いで粉砕
して水和剤を得た。 ■〔乳剤の調製〕 化合物4を20重量部及びキシレン70重量部に、トキ
サノン(商品名;工注化成工業製)10重量部を加えて
均一に混合し、溶解して乳剤を得た。 ■〔粉剤の調製〕 化合物4を5重量部、タルク50重量部及びカオリン4
5重量部を均一に混合して粉剤を得た。 実施例3 ■〔ナミハダニ雌成虫に対する効力試験〕実施例2に準
じて調製した第1表に示す目的化合物(I)の各水和剤
を、界面活性剤(0,01%)を含む水で300ppm
に希釈し、これらの各薬液中に10頭のナミハダニ雌成
虫を寄生させた各インゲン葉片(直径20mm)を15
秒間づつ浸漬した。 次に、これらの各葉片を25℃の定温室に放置し、3日
後に各葉片における生死虫数を数えて殺ダニ率を求めた
。 薬剤効果の評価は、殺ダニ率の範囲によって、4段階(
A:100%、B:99〜80%、Cニア9〜60%、
D=59%以下)で示した。 その結果を第2表に示す。 第  2  表 ■〔コムギ赤さび病に対する防除効力試験(予防効果)
〕 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本づ
つコムギ(品種;コブシコムギ)を育成し、1.5葉期
の幼植物体に、実施例2に準じて調製した第1表で示し
た目的化合物(I)の水和剤を、界面活性剤(0,01
%)を含む水で500ppmに希釈して、1鉢あたり2
0mI!で散布した。 散布後、2日間ガラス温室で栽培し、次いで、コムギ赤
さび病菌の胞子懸濁液を植物体に均一に噴霧接種した。 接種後、1週間ガラス温室内で育成し、第−葉に現れた
コムギ赤さび病病斑の程度を調査した。 薬剤効果の評価は、無処理区の病斑の程度と比較して、
6段階(0:全体が罹病、1:病斑面積が60%程度、
2:病斑面積が40%程度、3:病斑面積が20%程度
、4:病斑面積が10%以下、5:病斑無し)で示した
。 その結果を第3表に示す。 第  3  表 無処理区      0 ■〔イネいもち病に対する防除効力試験(予防効果)〕 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本の
イネ(品種;日本晴)を育成し、15葉期の幼植′物体
に、実施例2に準じて調製した第1表で示した目的化合
物(I)の各水和剤を、界面活性剤(0,01%)を含
む水で500ppmに希釈して、l鉢あたり20−づつ
散布した。 散布後、2日間ガラス温室で栽培し、次いで、罹病葉か
ら調製したイネいもち病菌の分生胞子懸濁液を植物葉に
均一に噴霧接種した。 接種後、5日間28℃湿室内で育成し、葉に現れたイネ
いもち病病斑の程度を調査した。 その結果を、前記の■に記載した6段階の評価方法で、
第4表に示す。 第  4  表 無処理区      O 〔発明の効果〕 本発明の新規なオキシピリミジン誘導体は、有害生物防
除剤として有用な農薬である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1はC_1〜_4アルキル基又はハロゲン
    原子を表し;R^2はC_1〜_4アルキル基を表し;
    或いは、R^1とR^2とは、それらが結合している炭
    素原子と共にピリミジン環に縮合して、硫黄原子1個を
    有していてもよい飽和又は不飽和の5員環を表し;Aは
    −CH(CH_3)−、又は−CH_2、CH_2−を
    表す。) で示されるオキシピリミジン誘導体。
  2. (2)次式: ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R^1及びR^2は請求項1記載と同義であり
    ;Xは脱離基を表す。) で示される化合物と 次式: ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、Aは請求項1記載と同義である。)で示される
    化合物とを反応させることを特徴とする請求項1記載の
    式( I )で示されるオキシピリミジン誘導体の製法。
  3. (3)請求項1記載の式( I )で示されるオキシピリ
    ミジン誘導体を有効成分とする有害生物防除剤。
JP28725990A 1990-10-26 1990-10-26 オキシピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤 Pending JPH04164072A (ja)

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Cited By (3)

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US6689395B2 (en) 1999-06-28 2004-02-10 Ecosmart Technologies, Inc. Pesticidal compositions containing plant essential oils against mites
WO2007046809A1 (en) * 2005-10-21 2007-04-26 Dow Agrosciences Llc Thieno-pyrimidine compounds having fungicidal activity
US7601725B2 (en) 2004-07-16 2009-10-13 Sunesis Pharmaceuticals, Inc. Thienopyrimidines useful as Aurora kinase inhibitors

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