JPH0416320B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、被加工材、特に柔らかい可塑性の被
加工材から個々の物片、特にキヤンデイ片を切断
し、切断した個々の物片を詰込みステーシヨンに
運搬し、該ステーシヨンで処理する装置であつ
て、切断ナイフと連続コンベヤがあつて、コンベ
ヤには運搬方向に相隔つて配置された運搬手段が
あり、この運搬手段が、切断された個々の物片の
後を把んで、コンベヤ表面上を詰込みステーシヨ
ン等へ押し出すようになつている装置に関する。

被加工材から切断されたキヤンデイ片や、バタ
ーやチーズの個々の部分などの圧力に弱い個々の
物片を処理し、詰込む間に、切断された個々の物
片が連続コンベヤの運搬手段によつて急に捕捉さ
れたり、停止状態から比較的高速へ加速されたり
すると、それらが変形してしまうことがありう
る。

例えば、或る種のキヤンデイのように、幾分硬
くて弾力的で復元力のある個々の切断物片では、
切断したキヤンデイ片の幾つかが、それを後から
捕捉しようとする運搬手段によつて跳ばされて運
搬方向へとび出てしまうことがあり、その結果、
通常の運搬経路が妨害される。

被加工材から切断された個々の物片を均一な流
れで運搬するために、すなわち材料のストランド
から切断された個々の物片を均一な間隔でかつで
きるだけ等速で連続コンベヤへ運ぶために、間欠
的に働くバケツトホイールや押出装置のような中
間運搬装置を設ける必要があつた。この装置によ
り、一定の間隔で且つ一定の速度で処理ステーシ
ヨンまたは詰め込みステーシヨンへ個々の物片を
供給できる。これらの追加的な移送装置には、連
続コンベヤや切断装置の運搬速度に適した追加の
駆動装置が必要である。これらは、装置全体のコ
ストを増大し、定期的な修理、清掃を必要とす
る。

本発明の目的は、切断した個々の物片を切断装
置から連続コンベヤへ簡単に移送すること、そし
て連続コンベヤへの移送の間に柔らかい塑性材料
の片が損傷したり変形しないようにする装置を構
成することである。

この問題は本発明によつて解決されるが、切断
ナイフのナイフブレードが運搬表面のほぼ面内に
配置されており、当該ナイフブレードは連続コン
ベヤの運搬方向に切刃を前にして移動可能であ
り、被加工材は運搬表面のほぼ垂直方向に供給さ
れる。

本発明の利点は、被加工材から切断された個々
の物片が、切断の間にすでに連続コンベヤの運搬
手段と運搬手段の間にある運搬方向に動くナイフ
ブレードによつて移送され、その速度を連続コン
ベヤの運搬速度にほぼ適応させられることであ
る。従つて、被加工材から切断した個々の物片
は、連続コンベヤの運搬手段の１つが、切断され
た個々の物片と係合するときに、連続コンベヤの
速度に対して少なくとも同じ速度になる。従つ
て、キヤンデイ片やバターの切除部分のような運
搬物を運搬手段が跳ばしてしまうことはなく、従
つて、切断された個々の物片が、変形したり、運
搬テーブルに沿つて跳び出すこともない。

切断された個々の物片が特に軽い場合、これら
が直ちに運搬されないで、回転中のナイフブレー
ドに沿つて滑ることがあり、これを防止するた
め、切断された物片に接するナイフブレード表面
に、ナイフブレードと切断物片との間の粘着を増
加する表面部分を設けることが望ましい。この場
合、この粘着増加表面部分は、荒い表面、特にロ
ーレツト切りでよいが、吸引手段を設けてもよ
い。このために、１つ以上の貫通穴をナイフブレ
ードに設け、この穴が、ナイフブレードの下に設
けた減圧室上を通過し、ナイフブレードによつて
切断された物に吸引力が働いて、ナイフブレード
が回転する間、ナイフブレードに切断物片を保持
するようにできる。ナイフブレードは運搬表面の
脇横方向の軸のまわりを適度に回転自在で、この
運搬表面を横切るように配置され、その運搬表面
はナイフ軸の隣接側に切断物品用のストツパーが
設けられており、そのストツパーの下をナイフブ
レードが滑つて通過するようにしてもよい。最初
に回転するナイフによつて円形路に沿つて物片は
運搬され、次いでストツパーに沿つて滑動し、そ
の結果、連続コンベヤの運搬手段が移動するのと
同じ方向に直線的に移動するようになる。

ナイフブレードは、ほぼ扇形に構成し、その扇
形部分の先端をナイフスピンドル上に設けてもよ
い。その結果、ナイフブレードの回転の間、被加
工材を進めるのに充分な時間が得られ、ナイフで
切断された物を運搬方向へ加速し、更に先へ運ん
でいくために、扇形のナイフブレードに切断物片
を乗せる余地が充分にある。

また、ナイフブレードには直径方向に相対する
２つのナイフ翼を設けて、このナイフ翼の各々に
切刃を設けることができる。こうすれば、ナイフ
軸の１回転の間に２回の切断が相次いで行われ
る。こうして製造量を増大できる。

回転ナイフブレードの代りに、運搬表面の面内
で運搬方向と逆方向に運動可能な１つ以上のナイ
フブレードを設けて、被加工材から個々の物片を
切り取ることができる。また、個々の物片を切断
する間にナイフブレードと剪断の形で協働する対
向ナイフを設けることもできる。

運搬表面とナイフブレードはほぼ水平に適宜配
置できる。これにより、垂直配置に勝る利点が得
られる。すなわち、移動するナイフブレードが切
断された物片の運搬テーブルとなり、切断物片が
まず擦れずに動き出し、それから連続コンベヤの
運搬手段に捕捉され、運搬表面上を押し出され
る。

或る種の供給材料では、案内通路によつて切断
ナイフへ被加工材を供給する場合に案内通路の自
由端を運搬表面内に置き、ナイフブレードと対向
刃端を形成させるのが有利となる場合もある。

以下に図面と実施例によつて詳細に説明すると
ころから、本発明の他の特徴や利点が明らかにな
る。

図面は、キヤンデイ片を被加工材から切断し、
切断片を包装装置に運搬する装置１０が示されて
いる。この装置１０には、互いに反対方向へ回転
する２個の供給ローラ１２が相隔つて配置された
供給装置１１があり、供給ローラ１２は材料１
３、本例の場合は柔らかい可塑性キヤンデイ被加
工材を円筒形案内通路１４を介して押し上げる。
この案内通路１４は供給ローラ１２の直上にあつ
て、その端は、水平方向に配置された運搬テーブ
ルで形成された運搬表面１６の面１５内にある。

供給装置１１の供給ローラの上に、円の扇形部
分の形をしたナイフブレードを有する切断ナイフ
１７がある。ナイフブレードはその扇形部分の先
端１９のところでナイフスピンドル２０に固定さ
れ、ナイフスピンドル２０は運搬表面１６の横方
向脇に、そして運搬表面に対して垂直に設けられ
た軸受装置（図示せず）に回転自在に取り付けら
れている。切断ナイフ１７のナイフブレード１８
は時計方向に、第２図では矢印２１の方向に回転
し、そして滑動の進行中では、その切刃２２が先
行して、案内通路１４の上端２３を通過するが、
案内通路１４はナイフブレード１８に対する対向
切刃を形成する。

運搬表面１６の面１５内にあるナイフブレード
１８の領域では、運搬テーブル１６に弧状の切除
部分２４があつて、その端の脇をナイフブレード
１８の円周端２５がわずかな間隔をおいて滑動し
て行く。

運搬表面１６の上には両側に止め部材２６があ
つて、この止め部材２６は、運搬表面の縦方向に
伸びており且つカバー板４１に結合されている。
カバー板４１とカバー板４１の間には長い溝穴４
２が開いている。止め部材２６と運搬表面１６と
カバー板４１とで大体閉じた運搬通路を形成す
る。

運搬方向２７における運搬表面１６の後端に、
案内兼供給ローラ２９があり、その表面３０が運
搬表面１６の面１５内にあり、その上を包装紙の
ウエブ３１が運搬表面１６の面１５内を運搬方向
２７に走つていて、包装紙の両端はそろえられ
て、横方向配置の案内板３２によつて折り重ねら
れ、かくして、案内ローラ２９から供給された紙
３１の細長い切れが、包装業界で公知のように筒
状に形成される。

運搬表面１６上に連続コンベヤ３３が配置され
ていて、これが、駆動および案内ローラ３５のま
わりを走る連続コンベヤチエーン３４で形成され
ている。図面には、ローラ３５の１つのみを示し
てある。コンベヤチエーン３４には、一定の間隔
で運搬手段３６が固定されていて、運搬手段３６
は、外側へ伸びているが、コンベヤチエーン３４
の下側要素３４ａの領域では、被加工材から切断
した物片３７の運搬通路の長い溝穴４２内に突出
し、その端は運搬表面１６の直上にある。

第２図から理解できるように、ナイフブレード
１８が、周方向に、切刃端２２に続く第１の表面
部分４３ａとこれに続く第２の表面部分４３ｂと
からなる。

第１の表面部分４３ａにはなめらかな表面があ
つて、個々の物片を切りとる領域における前記な
めらかな表面の周方向幅は、個々の物片に切断さ
れる被加工材１３の直径と同じ大きさである。こ
れに続く表面部分４３ｂは、半径方向にのびるロ
ーレツト切り４４になつていて、その結果、荒い
表面となり、この表面部分４３ｂと切断された物
片３７の下側面との間の摩擦が増大する。

静的摩擦を増大するために他の手段も使用でき
ることはいうまでもない。例えば、表面部分４３
ｂの表面に小さなフツク、突出部、節、小球体を
複数取り付けることは、運搬すべき製品に適合す
るものであれば可能である。

本装置の動作様式は次の通りである。

運搬表面１６の面１５へ供給ローラ１２によつ
て進められた被加工材１３の物片３７が、矢印２
１の方向に回転するナイフブレード１８によつて
切断されるが、この切断は、ナイフブレード１８
の切刃２２が、対向切刃として作用する案内管１
４の端２３に沿つて滑るたびに行われる。切断さ
れたら、切り離された物片３７は切断ナイフ１７
の表面に乗り、これによつて搬出される。一方ナ
イフブレード１８はその移動中に切断された物片
３７が止め部材２６によつて止められるまで回転
を続ける。

第１図および第２図から、ナイフブレード１８
と運搬面１６の上にあるコンベヤチエーン３４に
よつて運搬方向２７に移動する連続コンベヤの２
個の運搬手段３６の間で、キヤンデイ片３７が被
加工材１３から切断されることがわかるだろう。
コンベヤチエーン３４の前進速度は切断ナイフ１
７の回転速度に適合し、ナイフブレード１８上に
あつてこれによつて切断されたキヤンデイ片は、
運搬方向にその後にある運搬手段３６とほぼ同一
の速度で運搬方向に移動する。従つて、止め部材
２６の所で、回転を続けるナイフブレード１８か
ら切断キヤンデイ片３７が引き離されて、運搬方
向に後の運搬手段３６が、切断キヤンデイ片を捕
捉し、運搬表面１６上を運搬方向２７にキヤンデ
イ片を押して行こうとするとき、切断キヤンデイ
片３７とその後の運搬手段３６の間に速度の差は
無いが、極めて小さい。

運搬手段３６によつて運搬表面１６の上を押さ
れる切断キヤンデイ片３７が運搬表面１６の端２
８および運搬方向２７に移動する紙３１のウエブ
のところに来ると、紙のウエブが、ベルトコンベ
ヤのようにキヤンデイ片を運搬し、案内板３２の
ところでキヤンデイ片の上に折り込まれ、キヤン
デイ片は更に、管内等にある詰込み、閉じ込みス
テーシヨンへと運搬される。そこで、包装紙は、
キヤンデイ片とキヤンデイ片の間で公知の方法に
よつて切断され、公知の方法によつて、包み込ん
だキヤンデイ片の両端で折り込まれるかまたはね
じられる。

第３図に、切断ナイフ１７の他の実施例が示さ
れている。ここでは、ナイフブレード１８は、直
径方向に相対する２個のナイフ翼１８ａおよび１
８ｂからなる。そして、ナイフブレード１８はナ
イフ軸線２０のまわりを回転するナイフ軸４０に
１８が固定されている。

この実施例では、切断されたキヤンデイ片をナ
イフブレード１８によつて確実に運搬するため
に、貫通穴４５、例えばボーリングの穴を各ナイ
フブレード１８ａおよび１８ｂに設け、その穴は
ナイフ軸線２０からの半径方向距離ｒが、被加工
材１３、またはこれから切断されたキヤンデイ片
３７のそれと同じになつていて、そして前記穴
は、切断されたキヤンデイ片３７の直径に対応し
て、ナイフ翼１８ａまたは１８ｂの切刃２２から
周方向に隔つている。ナイフブレード１８の下に
は低圧室又は低圧箱４６があつて、これが真空用
パイプ（図示せず）に結合されていて、また低圧
室の頂部に開口４７があつて、ナイフブレード１
８を低圧室４６の上を回転して通過するとき、開
口４７の上を穴４５が滑動し、ナイフブレードの
下側面が低圧室４６の頂部に沿つて密封作用をし
ながら滑動する。第３図の破線で示した、キヤン
デイ片３７が被加工材１３から離れ、第３図に示
す位置に来ると、ナイフブレード１８上を周方向
に少し滑り、穴４５を覆うようになるまで運搬方
向に方向を転換する。更に回転すると、穴４５は
低圧室４６の開口４７の領域内に入り、穴４５の
上に置かれたキヤンデイ片３７は吸引力によつて
ナイフブレード１８の表面にしつかりと保持さ
れ、これによつて周方向に運ばれて、止め部材２
６にぶつかるに至る。そして、キヤンデイ片は、
運搬表面１６の運搬手段の１つによつて更に運ば
れる。

回転自在なナイフブレードのある切断ナイフの
代りに、運搬表面１６の面１５で運搬方向２７に
往復運動して、例えば止め部材２６と案内管１４
の上端２３の間を滑動するように案内されるナイ
フブレードを使用してもよい。

更に、ここで図示しない実施例では、互いに剪
断関係に移動し、同時に運搬表面１６の外側の点
のまわりを軸回転し、切断ナイフで切断されたキ
ヤンデイ片が、運搬方向２７に更に運ばれて、運
搬手段によつて捕捉され、そして運搬表面１６上
を更に押されていくように２個の切断ナイフを設
けてもよい。

本発明は図示の実施例に制限されるものではな
く、本発明の範囲を逸脱することなく他の実施例
や追加事項を設けることも可能である。例えば、
運搬表面の直上にその上を滑らすように切断ナイ
フを配置して、被加工材の前進を案内するための
矩形または正方形の案内管を設けることも可能で
ある。更に、切断されたキヤンデイ片を他の処理
ステーシヨンへ供給してもよい。本発明の装置は
キヤンデイ片を被加工材から切断するのに特に適
しているが、バター、ケーキ粉、ドリツプ油、脂
肪のようなペースト状の製品の部分を被加工材か
ら切り取るのにも使用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明によるキヤンデイ片の切断お
よび運搬装置の側面略図である。第２図は、第１
図の−線に沿つて見た第１図の装置の平面略
図である。第３図は、本発明の切断装置に使用さ
れるナイフブレードの他の実施例の平面図であ
る。 １２……供給ローラ、１３……材料のストラン
ド、１４……案内通路、１６……運搬面、１７…
…切断ナイフ、１８……ナイフブレード、２０…
…ナイフスピンドル、２２……切刃、２６……止
め部材、２９……案内兼供給ローラ、３１……紙
のウエブ、３２……案内板、３４……無端コンベ
ヤチエーン、３５……案内ローラ、３６……運搬
手段、３７……切断された物片、４１……カバー
板、４２……溝穴、４３ａ，４３ｂ……表面部
分。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 柔らかい可塑性の被加工材からキヤンデイの
   ような個々の物片を切断し、さらに切断した物片
   を詰込みステーシヨン、さらに処理ステーシヨン
   等に運搬する装置であつて、切断ナイフと連続コ
   ンベヤが設けてあつて、前記連続コンベヤには運
   搬方向に離間した運搬手段が配置されており、前
   記運搬手段が切断された物片の後から係合して、
   これらを運搬表面上で詰込みステーシヨン等へ押
   していくようにした装置において、 前記切断ナイフは、切刃を前にして、運搬表面
   の面内に設けられ、そのナイフのナイフブレード
   が連続コンベヤの運搬方向であつてかつ運搬表面
   上で被加工材を供給する方向とほぼ垂直方向に移
   動自在に設けられたことを特徴とする装置。 ２ 特許請求の範囲第１項に記載の装置であつ
   て、前記ナイフブレードは運搬表面の横方向脇に
   設けられた軸の回りを回転自在であつて、前記運
   搬表面は前記ナイフ軸に隣接した側に切断物片用
   止め部材を具備し、その止め部材の下をナイフブ
   レードが回転して滑りながら通過していくように
   したことを特徴とする装置。 ３ 特許請求の範囲第１項または第２項に記載の
   装置であつて、ナイフブレードが円の扇形状であ
   つて、前記ナイフブレードはその扇形部分の先端
   部でナイフスピンドルに取りつけられていること
   を特徴とする装置。 ４ 特許請求の範囲第１〜３項のいずれかに記載
   の装置であつて、ナイフブレードが２個のナイフ
   翼を具備し、前記ナイフ翼は直径方向に相対して
   配置され、各々のナイフ翼に切刃が設けられてい
   ることを特徴とする装置。 ５ 特許請求の範囲第１項から４項のいずれかに
   記載の装置であつて、少なくとも１つのナイフブ
   レードが運搬表面の面内で運搬方向に往復動自在
   に設けられていることを特徴とする装置。 ６ 特許請求の範囲第１〜５項のいずれかに記載
   の装置であつて、物片の切断の間中ナイフブレー
   ドと協働する対向ナイフを設けたことを特徴とす
   る装置。 ７ 特許請求の範囲第１〜６項のいずれかに記載
   の装置であつて、運搬表面とナイフブレードがほ
   ぼ水平方向に配置されていることを特徴とする装
   置。 ８ 特許請求の範囲第１〜７項のいずれかに記載
   の装置であつて、被加工材が案内通路を通つて切
   断ナイフへ供給され、案内通路の自由端が運搬表
   面の面内にあつて、ナイフブレードの対向切刃を
   形成していることを特徴とする装置。 ９ 特許請求の範囲第１〜８項のいずれかに記載
   の装置であつて、切断物片に隣接するナイフブレ
   ード表面に、ナイフブレードと切断物片の間の粘
   着を増大させた表面部分を設けたことを特徴とす
   る装置。 １０ 特許請求の範囲第９項に記載の装置であつ
   て、前記粘着増大表面部分は荒い表面、特にロー
   レツト切りになつていることを特徴とする装置。 １１ 特許請求の範囲第９項に記載の装置におい
   て、粘着増大表面部分は吸引手段を設けたことを
   特徴とする装置。 １２ 特許請求の範囲第１１項に記載の装置であ
   つて、前記吸引手段はナイフブレードの下に配置
   された低圧室の上を粘着増大表面部分に設けた貫
   通穴が移動するようにして設けたことを特徴とす
   る装置。