JPH0416149A - ペットフード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はペットフードに関するものである。

〔従来の技術〕

昨今ペット飼育者、飼い主の願望は多様化し、ペットの
健康、長寿というものを真に欲する傾向が非常に強く現
れて来ている。このような−環としてペットに良質な繊
維質等を含有する食餌を食べさせたいという願望には根
強いものがある。この背景としては、ペットが肉類等の
美食に偏り過ぎているというバランス是正感覚、肥満・
運動不足からのダイエツト志向あるいはビタミン類ミネ
ラル類摂取願望、便通の改善の願望などがあるものと考
えられる。

このためペットの飼い主は、手作りの料理の場合は繊維
質を含む野菜類を積極的にペットの食事に調理給与する
ように配慮している場合が多いが一方、市販のエクスト
ルーダー加工したいわゆるドライペットフードにおいて
はふすまなどの糟糠類、米糠油かす、コーングルテンフ
ィードなどの植物油粕類あるいは玉蜀黍、マイロ、小麦
などの穀物を多く配合して繊維質を供給しているのが現
状である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明はペット動物の栄養としてもバランスがとれ、し
かも良質な繊維源を混入させ、かつ物性としても良好な
ペットフードを提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、ペットフードにワ
カメあるいはコンブを添加すれば栄養的にも物性的にも
優れたペットフードになることを見出し本発明を完成し
た。

すなわち、本発明は粒状のワカメおよび／またはコンブ
を混入してなることを特徴とするペットフードである。

本発明において使用するワカメおよびコンブは、通常、
食品として供されるワカメ、コンブをいい、またアラン
も同様に使用が可能である。これらワカメおよびコンブ
は乾燥品でもまた生のままでも使用可能であるが、水分
含量が３５％以下のエクストルーダー処理するペットフ
ードにおいては乾燥品の粒状品あるいは細断品を使用す
ると、ペットフードの表面にワカメおよびコンブがそれ
と認められる形状で残るようになる。粒状あるいは粗砕
状または細断品の形状、サイズとしては定形でも不定形
でもよく、概略のサイズは例えばワカメの乾燥品で幅が
２〜３ＩＩＩＩ１１で長さが５〜１５ＩｎＩ１１程度の
ものが望ましい。また、１！１ｌＩＩｌ程度の小粒状品
も勿論用いることができる。また、水分含量が多い缶詰
ペットフード等においては、上記のような乾燥品を用い
ることもでき、また生のワカメ、コンブの細断品を使用
することも可能である。

これらワカメおよび／またはコンブのペットフードへの
添加量としては、大川、猫用の違い、犬猫の品種、成長
度合い等に合わせて種々変更可能であるが、多過ぎると
エクストルーダーで押出後の切断の際に切断し難くなる
こと、また見栄的に悪くなること、また少なすぎるとそ
の存在が不明確になるなどから０．５〜１０重量％の範
囲で混入させるのが望ましい。

本発明のワカメ、コンブはそれぞれ単独で添加して混入
させてもよく、また両者を混入させてもよい。また、ワ
カメ、コンブを添加する際、赤色系統の野菜である人参
の粒状品及び青物野菜の粒状品等を併用すると、ペット
フードの表面に種々の色が散りばめられた状態となり、
見栄えが極めて優れたものとなる。

本発明においては、ワカメおよび／またはコンブ以外の
原料は通常のベットフードに使用される原料を使用すれ
ばよい。

また、本発明のベットフードを製造するに際し、ワカメ
および／またはコンブは任意の工程で添加し、ペットフ
ードに混入させることができるが、水分含量が３５％以
下のエクストルーダー処理によるベットフードとする場
合は、ワカメ、コンブの粒状あるいは粗砕成品または細
断品を他の原料の粉砕後の任意の工程、例えばエクスト
ルーダーの前に設置したコンディショナーあるいはコン
ディショナーの投入口などにて一定量添加するのが望ま
しい。

また、缶詰ペットフード等においては任意の工程でワカ
メ、コンブの粒状あるいは粗砕成品または細断品等を添
加することができる。

本発明のベットフード、特に水分含量が３５％以下のエ
クストルーダー処理によるペットフードは、犬、猫に与
える際に水分含量の高い全肉タイプの缶詰、シチュウタ
イブの副食品、ミルクなどと混ぜると、ワカメ、コンブ
が水を吸って膨潤し食べやすい状態となる。

本発明を適用し得る対象のベットフードとしては、特に
その動物の種類、成長度合い等限定されるものではない
が、特に犬・猫用のエクストルーダー処理ペットフード
に使用するとより効果的である。

〔実施例〕

実施例１ 第１表に示す原料組成の牛脂を除く原料を配合してよく
混合した後、１．５ｍｍスクリーンの高速粉砕機で粉砕
した。この混合物に蒸気と水をコンディショナーにて加
え水分含有量２８％とし、更に第２表に示す粒状で不定
形の原料をエクストルーダーの投入口より供給し、高温
高圧下でよく混和しダイの細孔より急速に押し出した後
、専用の高速切断機により一定の長さに切断した。そし
て、これらを熱風乾燥機に送り、乾燥した後回転式油脂
添加装置を用いて牛脂４部を添加し、水分１０％のドラ
イタイプのドッグフードを得た。

なお、ワカメ、コンブの添加量の異なる区はそれぞれふ
すまに置き換えて配合内容を調製した。

以下余白 第１表　基本原料組成　（％） 第２表　添加原料（％） 以下余白 上記のようにして得た本発明のドッグフードと対照のド
ッグフードについての見栄え、物性等の評価は第３表の
通りであり、本発明のドッグフードはワカメ、コンブの
小粒あるいは小片がそれと認識でき、良好な見場であっ
た。また、犬に給与した結果、本発明のペットフードを
犬は好んで食べた。なお、物性の評価は本発明のドッグ
フードおよび対照のドッグフードを等量のミルクを加え
て混合したもので比較した。

第３表 備考：士　　　通常品と変わらず 十　　　良好 十干　　かなり良好 ＋＋十　極めて良好 実施例２ とうもろこし３０部、小麦粉１５部、ふすま２部、大豆
油粕１０部、魚粉１５部、ミートミール１２部、ビタミ
ン・ミネラル類２部配合してよく混合した後、１．２ｍ
ｍスクリーンの高速粉砕機で粉砕した。この粉砕混合物
に不定形で粒状の乾燥ワカメおよびコンブを各５部をコ
ンディショナーの投入口より投入し、さらに蒸気と水を
加え水分含有量２９％としてエクストルーダーに送り込
み、高温高圧下でよく混和しダイの細孔より急速に押し
出した後、専用の高速切断機により一定の長さに切断し
た。そしてこれを熱風乾燥機に送り、水分９％になした
後牛詣４部をその表面にスプレーし、ドライキャツトフ
ードを得た。

このドライキャツトフードは見栄えも物性も良好なもの
であった。

〔発明の効果〕

本発明のベットフードはワカメあるいはコンブが混入し
ているので、動物の体内の血液、体液のバランスを良く
する効果、体内を浄化する効果が期待されるのみならず
、ペット動物にとって天然のビタミン、ミネラルが補給
されて栄養的にも満足できるペットフードとなる。また
、粒状のワカメ、コンブが混入されるた約ペットフード
の表面にそれと認められ、ペットフードの見場も改善さ
れ、特にミルク等水分の高いものと混合するとワカメ、 コンブが膨潤し、 極めて食べやすくなるな どの効果がある。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 粒状のワカメおよび／またはコンブを混入してなること
   を特徴とするペットフード。