JPH04161303A - セメントミルク等の混練容器の洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、セメントミルク等ミルク状物の製造装置のミ
キサー、アジテータ等の混練容器の内部に付設する洗浄
装置に関する。

〔従来の技術〕

従来のセメントミルク製造装置は、第５図（本発明の実
施例）に示す装置からノズルＢと揺動杆７を除いたごと
きもので、セメントとベントナイト等をミキサＥ（混練
容器）に投入し、タンクＴから水を加えて混練したセメ
ントミルクＭを、−旦アジテータＡ（混練容器）に貯留
して、アジテータＡの容器Ａ１の蓋板１から垂下する駆
動軸５に設けた攪拌翼６によって攪拌混練し、随時アジ
テータＡからポンプＰを介してセメントミルクＭを７−
スオーガ等に供給するセメントミルク製造装置として提
供されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来例のアジテータＡは、攪拌翼６が回転してセメント
ミルクＭを攪拌すると、ミルクの飛沫が蓋板１裏面から
容器Ａ１の側壁内面上部にかかって付着堆積する０作業
終了後水道ホース端のノズルから噴射水で容器Ａ１内を
洗浄する場合、容器上部のセメントミルクの付着物が半
固化していると、完全に除去し難く、洗浄自体も手数が
かかる等の問題点があった。このことは、ミキサ等の他
の混練容器にとっても共通の問題点である、本発明は１
作業終了時に容器の蓋板裏面と側壁内面上部が既に洗浄
されていて、容器底部だけを洗浄すれば全ての洗浄が完
了する混練容器の洗浄装置を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成する手段は、第１図に例示するように、
容器Ａ１の蓋板１から垂下する駆動軸５に設けた攪拌翼
６によりミルク状物を混練容器内の前記駆動軸５の上部
側部に、上下に揺動自在に揺動杆７の基部を枢着して同
揺動杆７ｃｌｆｔにフロートＦを設け、且つ同揺動杆７
の上面にノズルＢを設けて、同ノズルに連結したホース
８を、駆動軸５の中空部に設けた駆動軸木路９に連結し
、駆動軸木路９を回転部給水機構Ｃを介して圧力水源か
ら４呂した給水管１０に連結し、液面Ｈの上下動による
フロートＦの上下に伴ってノズルＢの噴射水が略蓋板１
の中央部から容器側壁１ａの上部に亙って衝突するよう
にして成るセメントミルク等の混練容器の洗浄装置であ
る。

〔作用〕

上記構成で、セメントミルクＭが容器Ａ１に供給される
と、セメントミルクが固泥化しないように、駆動軸５に
より攪拌翼６を回転させてセメントミルクＭを攪拌する
。セメントミルクＭは放物凹面を形成して回転し、飛沫
が蓋板１裏面から容器側壁１ａの内面上部に注ぎかかる
。第１図、第２図（ａ）に示すように、セメントミルク
Ｍが多く、放物凹面の液面Ｈが高くて、同液面に浮かぶ
フロートＦが上昇し、揺動杆７が上がっていると、　す
る。ここで、給水コック１７を全開しておくと、圧力水
が給水管１０から回転部給水機構Ｃの環状水路１１．駆
動軸水１？ｇ９．ホース８を経てノズルＢに達し、蓋板
１の略半径部分を覆って逆円錐形に噴射する。このノズ
ルＢの噴射は駆動軸５によって回転する揺動杆７上にお
いて行なわれるから、容器Ａ１の蓋板１裏面から駆動軸
５の上部が、噴射水によって掃引洗浄される。第２図（
ｂ）に示すように、セメントミルクＭが次第に減少して
液面Ｈが下降するとともにフロートＦが下がって揺動杆
７が外方下がりに次第に傾斜して、ノズルＢの噴射方向
が蓋板１裏面から容器側壁１ａの内面上部に移って掃引
洗浄される。これらの場合、揺動杆７とノズルＢ等も跳
ね落ちる水によって洗浄される。よって作業終了後、水
道ホース端のノズルを入れて容器Ａ１の底部だけを洗浄
すれば容器Ａ１内の洗浄が完了する。

運転中、蓋板１等容器内上部に堆積したセメントミルク
が洗浄可能なうちは、給水コックを小開してノズル孔２
１から極く小量の水を出しておくと、ノズル孔２１にセ
メントミルクＭの飛沫がかかっても流されてノズル孔が
詰まることがない。

給水コック１７の全開と小開を交番すれば容器Ａ１内の
水過剰を防止でき１節水と共にノズルの孔詰まりを防止
できる。タイマー制御で給水コック１７の全開と小開を
行なえば能率的である。

〔実施例〕

本発明の実施例を図によって説明する。第１図において
、Ａ１はアジテータＡの混練容器で、その蓋板１の上部
には架台２によってモータ３が搭載され、モータ軸にカ
ップリング４によって連結されて垂下する駆動軸５が蓋
板１の中央の軸受１６を通して容器Ａｌ内の底部上に至
り、同駆動軸５の下端に攪拌翼６が取り付けられている
。７は蓋板ｌから若干下方において駆動軸５の上部側部
に横ピン７ａによって上下揺動自在に枢着された揺動杆
で、同揺動杆の端部上部には蓋板１の略半径部分に亙っ
て逆円錐形に水を噴射するノズルＢが設けられている。

ノズルＢは向きを少し変えた状態で複数個あってもよい
、８はノズルＢに連結したホースで、基部は駆動軸の中
空部に設けた駆動軸木路９に連結している。Ｆは揺動杆
７の外端に設けたフロートで、セメントミルクＭの増減
による液面Ｈで浮いて、同液面の上下に応じて上下して
、揺動杆７のノズルＢを揺動傾斜させる。前記駆動軸水
路９の上端は回転部給水機構Ｃを介して圧力水源から導
出した給水管１０に連結されている。前記回転部給水機
構Ｃは、いわゆるセンタジヨイント型で、第１図、第３
図に示すように構成される。蓋板１中夫の軸受１６の取
付枠か、蓋板１の上面に駆動軸５を取り巻く環状水路本
体１２の下部を固設し、同本体１２上に蓋環１３を固設
し、それぞれ駆動軸５との間に環状水路１１の上下を水
密にするためのＯリング１４，１４を設けて構成され、
第３図にも示すように駆動軸５周囲の環状水路１１は駆
動軸水路９の横孔９ａと連通する。１５は給水管１０の
連結口で、１７は給水コックである。１８はセメントミ
ルクＭのミキサからの流入口であって、１９はセメント
ミルクＭの取出し口で、ミルクポンプＰ（第５図）を介
して、アースオーガ等にセメントミルクＭを供給する。

２５は点検窓である。

前記ノズルＢは農薬散布用のものと同形で、第４図に構
造を示す、Ｂ１は揺動杆７前端上面のノズル取付は口２
４に螺着したノズル孔２１付きの帽状筒体で、筒内上部
に円錐内面２０を有し、同円錐内面２０の頂点にはノズ
ル孔２１が小円錐面によって外方へ開き、円錐内面２０
下の筒内には水回転ブロック２２が嵌合されている。２
３はブロック２２の周囲に刻設した斜溝で、圧力水はこ
の斜溝２３を通って回転力をあたえられて円錐内面２０
に沿って渦状に回転し、ノズル孔２１から逆円錐状に噴
出する。この際、噴出水は略蓋板１の半径部分に互って
蓋板下面に衝突する。なお、この状態で水を噴射するも
のであればノズルは前記構造に限るものではない。

第５図に示す装置は以上実施例を有するセメントミルク
製造装置で、セメントとベントナイト等をミキサＥに投
入し、タンクＴから水を加えて混練したセメントミルク
Ｍを、−旦アジテータＡの混練容器Ａ１に貯留して、蓋
板１から垂下する駆動軸５に設けた攪拌翼６によって攪
拌混練し、この攪拌中液面Ｈの上下に応動して上下する
ノズルＢの噴射水によって蓋板１と容器側壁１ａの上部
を掃引洗浄しつつ、随時アジテータＡからポンプＰを介
してセメントミルクＭをアースオーガ等に供給するもの
である。

前記回転部給水機構Ｃは１以上のようにセンタジヨイン
ト型に限るものではなく、駆動軸５を歯車列を介してモ
ータに連結し、歯車から突出する駆動軸５の上端に、ス
イベルジヨイントを設けて給水管１０を駆動軸水路９に
連結してもよい。

本発明は、容器の蓋板から垂下する駆動軸により攪拌翼
等を回転させてミルク状物を混練する型式のものであれ
ばミキサＥ等地のミルク状物の混練容器にも実施し得る
。

〔効果〕

本発明は、容器Ａ１の蓋板１から垂下する駆動軸５に設
けた攪拌翼６によりミルク状物を混練容器内の前記駆動
軸５の上部側部に、上下に揺動自在に揺動杆７の基部を
枢着して同揺動杆’！（１１９Ｆ端にフロートＦを設け
、且つ同揺動杆７の上面にノズルＢを設けて、同ノズル
に連結したホース８を、駆動軸５の中空部に設けた駆動
軸水路９に連結し、駆動軸水路９を回転部給水機構Ｃを
介して圧力水源から導出した給水管１０に連結し、液面
Ｈの上下動によるフロートＦの上下に伴ってノズルＢの
噴射水が略蓋板１の中央部から容器側壁１ａの上部に亙
って衝突するようにした。よって、圧力水が給水管１０
から回転部給水機構Ｃの環状水路１１を介して、能動軸
木路９．ホース８を経て、駆動軸５によって回転する揺
動杆７上のノズルＢに達して、液面Ｈが高いときはフロ
ートＦによって揺動杆７の前端が上昇して、ノズルＢの
噴射水は蓋板１の略半径部分を覆って衝突し、液面Ｈが
下降するとフロートＦによって揺動杆７の前端が下降し
て、ノズルＢの噴射方向が蓋板１から容器側壁ｌａ側に
移る。そして、この噴射水によって、蓋板裏面から容器
内面上部が掃引洗浄され、作業終了後水道ホース端を入
れて容器底部だけを洗浄すれば全ての洗浄が能率良く完
了する。

また１本発明はノズル自体が回動して水を噴射するので
、ノズルの個数が少なく、且つ使用水量が少なくて済み
、さらに常にノズル孔２１から水を小量出しておけば、
ミルク状物によるノズルの孔詰まりを防止でき、洗浄時
だけ給水コックを全開してノズルＢから必要量噴射でき
るので節水と共に容器内の不要な増水を防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の一部縦断正面図、第２図（ａ
）（ｂ）は同上の作用を示す簡略側面図、第３図は要部
のＤ−Ｄ線断面図、第４図はノズル部の拡大正断面図、
第５図は以上実施例を有するセメントミルク製造装置の
簡略側面図である。 図中　Ａ・・アジテータ　Ａ１・・容器　Ｂ・・ノズル
　Ｂ１・・帽状筒体　Ｃ・・回転部給水機構　Ｅ・・ミ
キサ　１・・蓋板　１ａ・・容器側壁　３・・モータ５
・・駆動軸　６・・攪拌翼　７・・揺動杆　８・・ホー
ス　９・・駆動軸水路　１０・・給水管　１１・・環状
水路　　１２・・環状水路本体　１３・・蓋環　１４・
・○リング　１５・・連結口　１６・・軸受　１７・・
給水コック　２１・・ノズル孔

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 容器（Ａ１）の蓋板（１）から垂下する駆動軸（５）に
   設けた攪拌翼（６）によりミルク状物を混練容器内の前
   記駆動軸（５）の上部側部に、上下に揺動自在に揺動杆
   （７）の基部を枢着して同揺動杆（７）にフロート（Ｆ
   ）を設け、且 つ同揺動杆（７）の上面にノズル（Ｂ）を設けて、同ノ
   ズルに連結したホース（８）を、駆動軸（５）の中空部
   に設けた駆動軸水路（９）に連結し、駆動軸水路（９）
   を回転部給水機構（Ｃ）を介して圧力水源から導出した
   給水管（１０）に連結し、液面（Ｈ）の上下によるフロ
   ート（Ｆ）の上下に伴ってノズル（Ｂ）の噴射水が略蓋
   板（１）の中央部から容器側壁（１ａ）の上部に亙って
   衝突するようにして成るセメントミルク等の混練容器の
   洗浄装置