JPH0416017Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0416017Y2
JPH0416017Y2 JP1986015082U JP1508286U JPH0416017Y2 JP H0416017 Y2 JPH0416017 Y2 JP H0416017Y2 JP 1986015082 U JP1986015082 U JP 1986015082U JP 1508286 U JP1508286 U JP 1508286U JP H0416017 Y2 JPH0416017 Y2 JP H0416017Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
drum
impeller
water
brakes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986015082U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62128235U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986015082U priority Critical patent/JPH0416017Y2/ja
Publication of JPS62128235U publication Critical patent/JPS62128235U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0416017Y2 publication Critical patent/JPH0416017Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ドラムホイールの外周に、フリクシ
ヨンタイプのブレーキライニング、又はこれに類
するものを装備し、あるいは、ドラムホイールの
内側に密閉可能な空間を持ち、その空間に清水・
海水又は油などの冷却媒体を封入又は循環させ、
空間内に固定又は回転出来るシヤフトに固定さ
れ、かつ、羽根形状を持つインペラとドラムホイ
ールとの相対回転により、冷却媒体をかく拌させ
て制動力を得ることが出来る流体ブレーキを装備
しているフリクシヨンタイプドラムブレーキに係
り、船舶又は海洋構造物の係留用甲板機械に適用
されるダイナミツクブレーキ及びドラムブレーキ
で、従来よりの欠点(下述)を解消し、ブレーク
性能を高める技術分野で利用される。
従来の技術 従来の技術として2種類のブレーキがあり、水
冷式ドラムブレーキを第2図、流体ブレーキを第
3図に示し、説明する。
第2図において、符号1はドラムホイールで、
ブレーキバンド3及びブレーキライニング2より
構成され、ドラムホイール1の外周に装備されて
いる。
ジヤケツト6はドラムホイール1の内側に溶接
にて取付けられる薄板ステンレス鋼の曲げ板で、
内部空間に冷却水を循環させる事が出来る。12
は冷却水配管、8はシールボツクスで、このシー
ルボツクス8には入口側シールボツクスと出口側
シールボツクスとの2種類があり、構成部分は同
一である。シールボツクス8は、シヤフト7に固
定されたスリーブ10、ドラムホイール1と共に
回転する外部ケース13、この外部ケース13を
支え、水漏れを防止するウオータシール9及びそ
のウオータシール9を押さえているシールプレー
ト11から構成される。
ブレーキ装置をダイナミツクブレーキとして使
用した時、ドラムホイール1とブレーキライニン
グ2間の摺動により、発熱した摩擦熱を冷却水配
管12、シールボツクス8、ジヤケツト6を通し
て循環する冷却水により吸収し、ドラムホイール
1及びブレーキライニング2の温度上昇を各々の
許容温度以下に押え、連続又は長時間使用に耐え
ることが出来る様になつている。
次に、流体ブレーキについて、第3図により述
べる。
インペラ4は、羽根形状を持ち、シヤフト7に
取付けられ、シヤフト7と共に回転する。14は
ステータ、5はサイドケーシングで、ステータ1
4の両側に取付けられた羽根形状をもつものであ
る。
以上の構成において、両側のサイドケーシング
5から供給され、サイドケーシング5、ステータ
14及びインペラ4との空間に充満された冷却水
の中を、インペラ4がシヤフト7からの回転力に
より回転させられる。インペラ4の回転時、特殊
形状の羽根により、冷却水がかく拌され、回転抵
抗が生じる。
この時の回転抵抗力がダイナミツクブレーキと
して使用される。かく拌時に発生する熱は、冷却
水を循環する事により吸収される。
考案が解決しようとする問題点 冷却式ドラムブレーキは、比較的熱吸収量が小
さいために要求されるダイナミツクブレーキ容量
が大きい場合、すなわち、制動荷重が大きい場
合、又は制動速度が速い場合などには、短時間使
用又は間欠運転使用にしか使えない欠点があつ
た。
一方、流体ブレーキは、熱吸収量が大きいもの
の、制動力がインペラの回転数の3乗に比例する
ために、回転数が低くなると、極端に制動力が小
さくなり、充分なダイナミツクブレーキ能力を発
揮出来なくなる欠点があつた。
また、流体ブレーキは、回転抵抗により、制動
力を得る事が出来るが、スタテイクブレーキのよ
うに、回転しているものを完全に停止させる事が
出来ないという不利な点もあつた。
本考案は、ブレーキ能力を損ずることなしに、
これらの不具合を解消することにある。
問題点を解決するための手段 本考案は、上述の問題を解決するために、次の
ような手段を採つている。しなわち、 フリクシヨンタイプドラムブレーキの内側にド
ラムホイール、サイドケーシング及びインペラで
囲まれた空間にジヤケツト部を設け、該ジヤケツ
ト部内に冷却媒体を循環させ、ドラムホイールと
ブレーキバンドに取付けられたライニングとの間
に摺動抵抗による発生熱を吸収できる構造のブレ
ーキを羽根構造のインペラとサイドケーシングか
らなる流体ブレーキとの二つの異なるブレーキを
組合せて構成した水冷式ドラムブレーキとする。
作 用 以上述べた手段によれば、水冷式ドラムブレー
キと流体ブレーキを一体に組込んだ事により、水
冷式ドラムブレーキの欠点である、大容量のダイ
ナミツクブレーキに対応出来ない所を流体ブレー
キで補い、流体ブレーキの欠点である低速回転時
に充分なブレーキ力を発揮出来ない所を水冷式ド
ラムブレーキで補わせ、それぞれの長所だけを生
かすことが出来るブレーキとなる。
実施例 次に、本考案の実施例につき、第1図により詳
述する。
まず、固定のシヤフト7には、羽根形状を有す
るインペラ4を取付けてある。従つてこのインペ
ラ4は回転しない。この構成は第3図について前
述した流体ブレーキと同様であるが、第3図のイ
ンペラはシヤフトと共に回転する一方、本考案に
おけるインペラはシヤフトと共に固定されてい
る。
このインペラ4の両側には、第3図の従来例と
同様にインペラの羽根形状に対応する羽根形状が
形成されている。第3図の場合にはステータ14
の両側の固定のサイドケーシング5に羽根形状が
形成されていたが、本願考案においては一方の側
部(第1図右側)ではサイドケーシング5に羽根
形状が、また他方の側部(第1図左側)ではドラ
ムホイール1(第2図の従来の水冷式ドラムブレ
ーキのドラムホイールに対応)に羽根形状が形成
されている。この場合ドラムホイール1およびサ
イドケーシング5は固定のシヤフト7上を回転で
き、かつこれらによりインペラ4を囲みジヤケツ
ト部15を形成している。
サイドケーシング5に羽根形状部には、ウオー
タシール9、スリーブ10、シールプレート1
1、外部ケース12から成るシールボツクス8を
介し冷却水配管12から冷却水が供給され、この
冷却水はジヤケツト部15を通り、ドラムホイー
ル1に設けた冷却水配管およびシールボツクス8
を介して外部へ流出する。
この結果、ドラムホイール1とブレーキライニ
ング2間の摺動により発生した熱及びドラムホイ
ール1、サイドケーシング5が回転し、固定され
たインペラ4との間で、冷却水をかく拌する事に
より、発生した熱の両方を吸収し、外部に持ち去
る。
これらの連続した作用により、冷却式ドラムブ
レーキと流体ブレーキの両方が、ダイナミツクブ
レーキとして、連続的に使用出来る。
上記の如く、水冷式ブレーキ装置のドラムホイ
ール1内に流体ブレーキを組込むことと、水冷式
ブレーキ装置の冷却水配管が液体ブレーキ用にも
兼用出来ることにより、装置全体をコンパクト化
することが出来る。
考案の効果 本考案は、水冷式ドラムブレーキと流体ブレー
キと言う二つの異なつたタイプのダイナミツクブ
レーキを組合せた事により、それぞれの欠点を解
消し、互いの長所のみを生かすダイナミツクブレ
ーキとする事が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例としての流体ブレー
キ内蔵水冷式ドラムブレーキの断面図、第2図は
従来の水冷式ドラムブレーキの一実施例の断面
図、第3図は従来の流体ブレーキの一実施例の断
面図である。 1……ドラムホイール、2……ライニング、3
……ブレーキバンド、4……インペラ、5……サ
イドケーシング、7……シヤフト、8……シール
ボツクス、9……ウオータシール、10……スリ
ーブ、11……シールプレート、12……冷却水
配管、13……外部ケース、14……ステータ、
15……ジヤケツト部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フリクシヨンタイプドラムブレーキの内側にド
    ラムホイール、サイドケーシング及びインペラで
    囲まれた空間にジヤケツト部を設け、該ジヤケツ
    ト部内に冷却媒体を循環させ、ドラムホイールと
    ブレーキバンドに取付けられたライニングとの間
    に摺動抵抗による発生熱を吸収できる構造のブレ
    ーキと羽根構造のインペラとサイドケーシングか
    らなる流体ブレーキとの二つの異なるブレーキを
    組合せて構成した水冷式ドラムブレーキ。
JP1986015082U 1986-02-06 1986-02-06 Expired JPH0416017Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986015082U JPH0416017Y2 (ja) 1986-02-06 1986-02-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986015082U JPH0416017Y2 (ja) 1986-02-06 1986-02-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62128235U JPS62128235U (ja) 1987-08-14
JPH0416017Y2 true JPH0416017Y2 (ja) 1992-04-10

Family

ID=30805683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986015082U Expired JPH0416017Y2 (ja) 1986-02-06 1986-02-06

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0416017Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100345209B1 (ko) * 1999-11-09 2002-07-25 한국타이어 주식회사 대형 차량의 브레이크드럼 냉각장치

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4897584U (ja) * 1972-02-26 1973-11-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62128235U (ja) 1987-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1996828B1 (en) Liquid-cooled disc brakes
JPH0416017Y2 (ja)
US2768711A (en) Hydro-kinetic apparatus
CN108547890A (zh) 自冷却盘式制动装置及制动***
AU2003218524B2 (en) Fluid cooled brake housing
US3915220A (en) Stress control in baskets
CN106092568B (zh) 一种具有强迫散热功能的湿态磁力传动试验装置
JPS6234973B2 (ja)
CN208874395U (zh) 具有楔型油膜带滞流沟槽的氢冷发电机双流环密封瓦
US3565218A (en) Hydrodynamic decelerator
JPH0442586Y2 (ja)
JPH0129316Y2 (ja)
JPH0135560Y2 (ja)
CN216478511U (zh) 一种可抗蠕变损伤的工业齿轮箱用轴承
GB1508981A (en) Brakes
JP2745698B2 (ja) 横軸水車発電機の軸受冷却装置
JPS6282917A (ja) 調理機の回転軸保持筒
SU773335A1 (ru) Гидравлический тормоз
JPH0122377Y2 (ja)
JPS6252216A (ja) 動圧形フオイル軸受
JPS6325422Y2 (ja)
US3724533A (en) Regenerator seal
JPS5856433Y2 (ja) 流体継手
SU904108A1 (ru) Закрыта электрическа машина
CN115788913A (zh) 集成式管道泵