JPH04159058A - 工具補正量入力機能を有する数値制御装置 - Google Patents

工具補正量入力機能を有する数値制御装置

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JPH04159058A
JPH04159058A JP27860290A JP27860290A JPH04159058A JP H04159058 A JPH04159058 A JP H04159058A JP 27860290 A JP27860290 A JP 27860290A JP 27860290 A JP27860290 A JP 27860290A JP H04159058 A JPH04159058 A JP H04159058A
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一彦 大岩
Kiyokuni Kawashima
川嶋 清洲
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、数値制御旋盤の工具補正入力機能を有する
数値制御装置に関する。更に詳しくは、対向する2つの
主軸と3台の刃物台を有する対向主軸型数値制御旋盤に
おいて、各刃物台に取付けた工具の工具補正量を入力す
るために3個の工具補正用のタッチセンサを有する対向
主軸型数値制御旋盤の工具補正入力機能を有する数値制
御装置に関する。
[従来技術] 数値制御(NC)旋盤の工具は、新しい種類の被加工物
加工になり工具の段取層えが生じたときや、工具破損や
工具寿命のため新しい工具やチップに工具交換を行った
とき、そのまま切削加工を行うと工具間の寸法のバラツ
キなどによりワーク加工寸法に誤差が生じるので、工具
補正のためにメモリ内の工具補正量を書替える必要があ
る。この工具補正量の入力方法は、試し削りを行った結
果より工具補正量を求め、NC装置のキーボードより工
具補正メモリにマニュアルで入力する方法もあるが、旋
盤に設けられたタッチセンサに補正しようとする工具の
刃先を当てることにより、その接触位置から工具補正量
を求め工具補正メモリに自動的に補正量を入力する方法
もある。
2つの互いに対向する加工主軸を有し、同時にこの2つ
の加工主軸でワークを加工し、かつ3つの刃物台を有す
るNC旋盤については、その中の1つの刃物台(以下、
第3刃物台という)が、加工工程の負荷に応じて第1主
軸側または第2主軸側のワークの加工を支援するものを
本出願人はすでに提案している。
通常、NC旋盤は、1つの刃物台に1つのタッチセンサ
を備えている。このタッチセンサは、刃物台の移動方向
である2軸綴方向(X、Z)の接触信号を検知し、その
ときの位置情報と基準工具の位置情報との差を工具補正
量として求め補正する。この工具補正量の入力操作は、
工具補正量を求めようとするたびに、各刃物台に取り付
けられた各工具ごとにを行っている。
一方、本出願人が提案した前記第3刃物台は、第1主軸
側または第2主軸側の加工を支援するために、第1主軸
と第1刃物台との座標系と、第2主軸と第2刃物台との
座標系の二つの座標系において位置制御される。このた
め、第3刃物台は、同じ工具を2つの割出し位置で使用
するため、第1主軸側に刃先を向けた場合と第2主軸側
に刃先を向けた場合の2つの工具補正量をNC装置内の
工具補正メモリに設定しなければならず、煩雑な操作と
なった。
[発明が解決しようとする課題] この発明は、前記した技術背景がら次の目的を達成する
ものである。
この発明の目的は、2つの主軸と3台の刃物台を有する
対向主軸型数値制御旋盤において、第3刃物台の工具を
、第1主軸側に刃先を向けた場合と180度インデック
スして第2主軸側に刃先を向けた場合との両刃光間のX
軸、Z軸方向の相対寸法差求めておき、これをパラメー
タ化して、第1主軸または第2主軸でタッチセンサーを
使用し工具補正量を求めたとき、自動的に第1主軸側と
第2主軸側両方の工具補正量の設定を行う対向主軸型数
値制御旋盤の工具補正量入力機能を有する数値制御装置
を提供することにある。
[前記課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために次のような手段を採る。
第1主軸台内に回転自在に軸承される第1主軸と、 この第1主軸に対応して設けられ、複数の工具を取付は
可能な第1刃物台と、 前記第1主軸台に対向する第2主軸台内に回転自在に軸
承される第2主軸と、 この第2主軸に対向して設けられ、複数の工具を取付は
可能な第2刃物台と、 前記第1主軸および前記第2主軸に対応可能に設けられ
、複数の工具を取付it可能な第3刃物台とを有する対
向主軸型数値制御旋盤において、前記第1主軸台にもし
くはその近傍に揺動自在に設けられ、前記第1刃物台の
複数の工具の刃先と接触したとき接触信号を送出する接
触部を有する第1タッチセンサと、 前記第2主軸台にもしくはその近傍に揺動自在に設けら
れ、前記第2刃物台の複数の工具の刃先と接触したとき
接触信号を送出する接触部を有する第2タッチセンサと
、 前記第1主軸台または前記第2主軸台にもしくその近傍
に揺動自在に設けられ、前記第3刃物台の複数の工具の
刃先と接触したとき接触信号を送出する接触部を有する
第3タッチセンサと、前記第1主軸台または第1刃物台
が軸移動したとき、前記第2主軸台または第2刃物台が
軸移動したときおよび前記第3刃物台が軸移動をしたと
きの各軸の座標値を記憶保持する現在位置メモリと、 前記第1.第2.第3刃物台の複数の工具に対応して設
けられ、各工具の工具補正量を記憶保持する工具補正メ
モリと、 前記第1.第2.第3刃物台に取付けた基準工具の機械
原点または仮想原点から前記第1.第2、第3タッチセ
ンサに接触して接触信号を送出する位置までの座標値を
各第1.第2.第3刃物台に対応して記憶保持するパラ
メータメモリと、前記第1.第2.第3刃物台の複数の
工具の機械原点または仮想原点から前記第1.第2.第
3タッチセンサに接触して接触信号を送出する位置まで
の座標値と前記パラメータメモリ内の座標値から工具補
正量を演算し前記工具補正メモリに書込む工具補正演算
手段と、 前記各メモリと前記手段を統轄制御する中央処理装置と
からなることを特徴とする工具補正量入力機能を有する
数値制御装置である。
また、前記第3刃物台に取付けな工具は、前記第1主軸
を加工支援する時に使用する工具補正メモリと、前記第
2主軸を加工支援する時に使用する工具補正メモリとを
有し、 前記第1主軸台または前記第2主軸台にもしくはその近
傍に設けた前記第3タッチセンサに接触させることによ
り前記工具補正メモリ領域に各々工具補正量入力を行う
と効果的である。
[作 用] 第1刃物台、第2刃物台または第3刃物台に取付けた各
工具の工具補正量を第1.2.3タッチセンサのいずれ
かに接触させ、そのときの基準工具との位置の差より求
めた工具補正量を数値制御装置内の工具補正メモリの所
定のア・ドレスに設定する。
また、第3刃物台の工具の工具補正量は、第1主軸側ま
たは第2主軸側のどちらが一方に取り付けた第3タッチ
センサで求めた工具補正量を第1主軸側の工具補正メモ
リと第2主軸側の工具補正メモリに同じ数値を設定する
工具補正入力機能を有する数値制御装置である。
[実施例] 以下、第1図は、対向主軸型数値制御旋盤の展開図であ
り、この構造およびこれに使用する軸線の符号の名称を
説明する。ベツド(図示せず)上の一端には、第1主軸
台1が設けられている。この第1主軸台1は、ベツド上
を移動しない、第1主軸台1内には、第1主軸2が回転
自在に支持されている。この第1主軸2の先端には、ワ
ークを把持する第1チヤツク3が取り付けられている。
第1主軸2は、第1主軸台1内に設けられたモータ(図
示せず)により回転駆動される。
ベツド上の第1主軸台1と対向する位置には、第2主軸
台4が設けられている。第2主軸台4は、ベツド上の案
内面(図示せず)上に第2主軸軸線方向に移動自在に設
けられている。この第2主軸台4の駆動制御は、送りね
じ(図示せず)を介してZ2サーボモータフにより行わ
れる。この移動方向は、ここではZ2軸と称する。第2
主軸台4内には、第2主軸5が回転自在に設けられてい
る。この第2主軸5の先端には、第2チヤツク6が設け
られている。第2主軸5は、第2主軸台4内のモータ(
図示せず)により回転駆動される。
ベツドの上部には、第1刃物台8がベツド上に形成され
た案内面(図示せず)上に移動自在に設けられている。
第1刃物台8は、ベツド上を第1主軸2の軸線方向に移
動する第1往復台(図示せず)と、この第1往復台上を
前記第1主軸軸線方向と直交する方向に移動する第1ク
ロススライド9と、この第1クロススライド9上に設け
られ複数の工具を取付は可能なタレット本体10などか
ら構成されている。
第1往復台は、ベツド上の水平案内面上を第1主軸2と
平行な軸線すなわちZ1軸線方向に71サーボモータ1
1により送りねじを介して駆動制御される。更に、第1
クロススライド9は、Z1軸線と直交する方向のX1軸
線方向、すなわち第1チヤツク3に把持したワークの半
径方向に駆動される。この第1クロススライド9は、X
1サーボモータ12により送りねじを介して駆動制御さ
れる。
ベツド上には、更に第1刃物台8に対向して同じ水平案
内面上に第2刃物台15が設けられている。第2刃物台
15の構造は、第1刃物台8と対称な構造で実質的に同
一であり、かつ機能も軸線の方向が相違するのみで実質
的に同一であるので説明は省略する。ただし、第2刃物
台15は、22軸線方向の移動はせず、X2軸線方向に
X2サーボモータ16により駆動制御される。第3刃物
台20は、ベツドの前面に設けである複数の工具が取付
は可能な刃物台である。
ベツド前面の案内面上には、往復台(図示せず)が第1
主軸軸線と平行な方向(Z3軸線)に移動自在に設けら
れている。往復台は、Z3サーボモータ21により駆動
制御される。往復台上には、更に第3クロススライド2
2がX3案内面上をX3軸線方向に移動自在に設けられ
ている。第3クロススライド22は、送りねじを介して
X3サーボモータ23により駆動される。第3クロスス
ライド22上には、第3タレット本体24が角度割出し
位置決め自在に設けられている。
円筒状の第3タレット本体24の外周には、工具が取り
付けられている。第3刃物台20は、第1チヤツク3、
第2チヤツク6に取り付けられたワーク、すなわち第1
刃物台8、第2刃物台15の加工支援を目的とするもの
である。具体的には、内・外径工程の加工分担、外径加
工の多刃切削(同時に2本の工具で外径加工する加工の
こと)、ねじ切り加工などの支援、計測支援、バー材送
り装置付のときのバーストツバなどの加工支援を行う。
制m−引法一 前記のように構成された各軸の制御方法を説明する。こ
こで数値制御装置の第1系列は、第1刃物台8による第
1主軸2での加工を指し、制御される軸は第1刃物台8
のX1軸、Zl軸が制御される。同様、第2系列は第2
刃物台15による第2主軸5での加工でありは、X2軸
、Z2軸が制御され、第3系列は第3刃物台20のX3
軸、Z3軸が制御される。第3刃物台20は、第1主軸
2の加工支援または第2主軸5の加工支援を行うので、
その加工によってどちらかに系列を切り換えて使う。前
記した(Xl軸とZl軸>、  (X2軸と22軸>、
(X3軸と73軸)および各主軸の軸線を中心とする回
転軸は、数値制御装置の機能により互いに位置補間制御
が可能である。
丁目 正量  演  置 第3図は、工具補正量入力機能を有する数値制御装置i
E 30を示す機能ブロック図である。CPLI31は
、数値制御装置全体を統括制御する周知の中央処理装置
である。CPU31には、バス32を介して以下の入出
力機器が接続されている。インターフェイス33は、外
部からタッチセンサ27.28,29、手動パルス発生
器34などから入力するためのものである。第1.2.
3タッチセンサ27,28.29は、第1.2.3タレ
・ント刃物台8,15.20に取り付けられた工具Tが
接触すると、この瞬間に接触信号を出力するものである
この第1.2.3タッチセンサ27,28.29は、X
、Z軸方向の+、−の両方の方向から、すなわち4方向
から接触したことを検知する。プログラマブルコントロ
ーラ35には、各第1゜2.3タレット刃物台8,15
.20の移動端、機械原点に設けられたリミットスイッ
チや手動操作盤に設けられたNC旋盤各部の油空圧機器
、潤滑機器などを制御するシーケンスプログラムの実行
などを行うシーケンスコントローラである。
プログラマブルコントローラ35には、送りボタンスイ
ッチ、停止ボタンスイッチなどのスイッチ36から入力
信号が入力される。また、油空圧機器を動作させるため
のソレノイドや、原点復帰、プログラム起動中などの状
態を示す表示ランプなどの出力機器37に出力し、シー
ケンス制御を行う。刃物台制御回路38は、第1.2.
3刃物台8,15.20のタレットの割出し制御を行う
ものである。ROM39は、数値制御装置を作動させる
ためのプログラム、データなどを記憶保持するためのも
のである。
RAM40は、演算途中のデータなどを一時的記憶する
ためのものである。現在位置メモリ41は、前記した第
1.2.3刃物台8,15.20の各機械座標系および
ワーク座標系の各軸現在位置を記憶保持するためのメモ
リであり、この現在位置メモリ41に記憶されている現
在位置データは各軸の移動により常に書替えられている
。パラメータ設定メモリ42は、各第1.2.3刃物台
8.15.20に取付けな基準工具と各第1゜2.3の
タッチセンサまでの距離などをxp、zPの各パラメー
タデータを記憶保持する。
工具補正メモリ43は、各第1.2.3刃物台8.15
.20の各工具の工具補正量が記憶保持されている。こ
の工具補正量は、タッチセンサより接触信号が入力され
工具補正演算手段45により演算され、そのデータは書
替えられる。入出力機器44は、表示手段であるCRT
49は入力手段であるキーボードを示し、このCRT4
4、キーボード49により必要なプログラム、データな
どの表示、編集などを行う。
工具補正演算手段45は、第1.2.3タッチセンサ2
7,28.29からの接触信号出力時の所定の軸の位置
情報を取り込み、どの系列のX。
Zのどの軸の移動かまた士、−の移動方向を特定する移
動軸判別回路48の出力を読取り、その移動方向に対応
したパラメータデータをパラメータメモリ42より読出
して、前記位置情報と演算して工具補正量を求め、工具
補正メモリ43の所定のアドレスにこの工具補正量を書
込む。各軸のサーボモータ49は、サーボアンプ47を
介して軸制御部46で制御され、タコジェネレータ49
aとパルスエンコーダ49bよりの速度と位置の情報が
フィードバックされる。
工、補正量 算 2 第2図は、第1.第2、第3刃物台8,15゜20に取
付けた工具の工具補正量の演算方法を説明した説明図で
ある。
各刃物台に対応したパラメータメモリXP1〜XP7、
ZP1〜ZP7にはあらかじめデータが設定されている
ものとする。ここで、XP1〜XP6は、内径工具装着
穴中心または基準工具刃先位置がX軸方向に機械原点よ
り第1.第2.第3タッチセンサ27.28.29の各
接触部に接触して接触信号を送出した位置までの距離(
機械座標系の座標値)である。ZP1〜ZP6は、基準
工具刃先位置がZ軸方向に、機械原点より第1゜第2.
第3タッチセンサ27.28.29の各接触部に接触し
て接触信号を送出した位置までの距離(機械座標系の座
標値)である。
ZP7は、第3刃物台20に取付けた基準工具0°より
180°にインデックスしたときのZ軸方向の再位置間
の寸法であり、第3刃物台20の微妙な割出し誤差をも
含むものである。XP7は、第3刃物台20に取付けた
基準工具が0°〜180°にインデックスしたときのX
軸方向の変化量であり第3刃物台20の微妙な割出し誤
差である。
工具補正量は、基準とする工具と対象工具との刃先位置
の差距離となり、工具補正演算式は次のようになる。
X、Z軸共通 工具補正量=1基準工具のパラメータ値1−1対象工具
のタッチセンサの接触 信号送出時の機械座標値1 この式で演算された数値が工具補正メモリ43に書込ま
れる。
第1刃物台8に取付けた工具の工具補正量演算方法を説
明する。主軸2の軸線方向と直交する方向(X軸方向)
は、第1刃物台8の内径工具装着穴中心(ITI)位置
が、機械原点より移動し、タラセンサ27の内径側接触
面(”十x”接触面)側の接触信号送出位置に達するま
での機械座標値(直径値)XP4および外径側接触面(
“−X”接触面)側の接触信号送出位置に達するまでの
機械座標値(直径値)、XPlを基準寸法とする。
また、主軸軸線方向くZ軸方向)は、第1刃物台8に取
付けた基準工具TP1の2軸方向の刃先位置が機械原点
より移動し、タッチセンサ27の主軸側接触面(“+Z
”接触面)側の接触信号送出位置に達するまでの機械座
標値ZP4および反主軸側接触面(“−Z”接触面)側
の接触信号送出位置に達するまでの機械座標値ZP1を
基準寸法とする。
この第1刃物台8に取付られな外径工具TOIの工具補
正量は以下のように演算される。ここで、この外径工具
TOIがタッチセンサ27に接触するまでの機械座標値
はXTI、ZTIとする。このタッチセンサ27に接触
させるときの軸移動方向よりパラメータメモリよりXP
I、ZPlのデータが読出される。
工具補正量は、 0FX1= l XPI l −I XTI l0FZ
1= l ZPI l −I ZTI lのように演算
される。
第2刃物台15の工具補正量演算方法は、第1刃物台8
と同じ方法であるので詳細な説明は省略する。
第2刃物台15に取付けた外径工具T21の工具補正量
は 0FX2= l XP51− I XT210FZ2=
 l ZP2 + −I Zr2 +のように演算され
る。
第3刃物台20の工具補正演算方法を説明する。第3刃
物台20は第1主軸2側を加工支援するとき、第2主軸
5側を加工支援するときがある。そのために、Tコード
を2つ使い分けるとともに、工具補正組番号を2組有す
ることになる。
この第3刃物台20の第1主軸2側の工具補正量は以下
のように演算される。
0FX3= l XP31− I XT310FZ3=
 l ZP31− I Zr21また、前記したXP7
.ZP7がパラメータメモリ42内に記憶保持されてい
るとともに、第2刃物台15の原点位置と第3刃物台2
0の原点位置間の寸法が既知であり、パラメータPZと
してパラメータメモリ内に記憶保持されているため、第
3タッチセンサ29で設定した工具補正量0FX3,0
FZ3の数値はそのまま第2主軸5@の工具補正量0F
X4,0FZ4として使用できる。そのため第3タッチ
センサ29で○FX3゜0FZ3を設定入力するときに
、0FX4,0FZ4も設定入力することができる。
1−動一 前記工具補正量入力演算装置およびタッチセンサーは、
概路次のように使用し作動する。
■原点復帰状態の確認 工具補正を行う刃物台の番号にしたがって、移動軸を選
択すべく系列選択スイッチ50を選択する。例えば、第
3刃物台に取付した工具の工具補正を行う場合には系列
3を選択する。
選択された刃物台の軸が機械原点に原点復帰していて機
械座標系の位置情報の表示がOになっているか否かを確
認する。原点復帰がされていない場合や表示がOでない
場合には、手動操作により原点復帰動作を行う。
■タッチセンサを作動状態にセット 第1.2..3タッチセンサ27,28.29は、第1
主軸台または第2主軸台に揺動自在なアーム上に設けら
れているので、全刃物台を干渉しない位置に退避させた
後、このアームを手動動作で振り降ろす。
このアームの振り降ろしにより、NC装置は工具補正モ
ードになり、CRT画面に第5図のような各刃物台ごと
の工具補正画面がアームと系列選択スイッチ50により
選択されていずれかが表示される。
■工具補正を行う工具を呼び出し 工具補正を行おうとする刃物台の工具をタレットを割出
して、加工位置に呼び出す。この操作も手動モードで行
う。また割出される工具面に従って画面よりカーソルも
画面上を移動する。
■工具面と補正番号の確認 CRT44に工具補正画面が呼び出されているので、カ
ーソルで表示された工具補正番号と工具割出し面数が一
致しているか確認する。
■工具刃先をタッチセンサに近づける。
手動操作盤の送りボタンスイッチ(図示せず)、手動パ
ルス発生器34を作動させ、工具刃先をタッチセンサー
に近づけ、かつタッチセンサの略中央部の接触部と対向
する位置に工具刃先を位置決めする(第4図)。
■工具刃先とタッチセンサとの接触 工具刃先がタッチセンサに接触し、接触信号が出力され
る時タッチ音を発生するとともに刃物台(工具)の移動
は停止する。そして接触信号出力時の位置情報(機械座
標系)が現在位置メモリ41より工具補正手段48に読
取られる。また、このタッチセンサに接触させた時に移
動軸および移動方向が移動軸判別回路48より工具補正
演算手段45により読取られる。この移動軸、移動方向
によりパラメータメモリ42に記憶されている基準工具
のパラメータデータを特定し、データを読出す。前記位
置情報とパラメータデータとを演算し、工具補正量を求
め、工具補正メモリ43に書込む。
■刃物台退避 刃物台を手動で退避させる。
■終 了 他の工具の補正入力を行う場合には、前記操作■〜■を
繰り返し、工具補正入力を行う工具がない場合にはアー
ムを元の位置に戻す。
[その他の実施例] 前記した実施例は、2主軸と3台の刃物台を有する数値
制御旋盤である。しかし、2主軸と3台の刃物台を有す
るタイプの数値制御旋盤であれば他のタイプにも適用で
きる。すなわち、軸の移動は、前記実施例に限定される
ものではなく第1主軸台を移動させたり、第2刃物台を
2軸線方向に移動するものにも適用できる。
また、工具補正演算に使用した座標値は機械原点よりの
機械座標系の座標値で説明を行ったが、仮想原点よりの
座標系でも良く、要するに基準工具と工具補正を行う工
具とが、共通の原点よりの座標系数値で演算するもので
あれば良い。
[発明の効果] 以上詳記したように、この発明は各刃物台に対応させて
タッチセンサを設け、かつ各刃物台のの工具の座標位置
に関連性を有しているので、第3刃物台については、−
度の工具補正入力動作第1主軸支援用と第2主軸支援用
の両方の工具補正メモリに工具補正量を自動投入できる
また、タッチセンサを固定しているアームを待避位置か
ら工具補正位置に揺動させると、系列選択スイッチの位
置により工具補正入力を行う工具補正画面が自動選択さ
れて表示される。このことにより工具補正を行う刃物台
が複数あっても入力ミスがなくなるとともに操作が煩雑
でなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は各主軸台および刃物台の配置を示す概要図、第
2図は各刃物台の工具補正量の演算処理を示す説明図、
第3図はこの数値制御装置を示す機能ブロック図、第4
図はタッチセンサと工具の接触状況を示す図、第5図は
工具補正モードの画面例を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、第1主軸台内に回転自在に軸承される第1主軸と、 この第1主軸に対応して設けられ、複数の工具を取付け
    可能な第1刃物台と、 前記第1主軸台に対向する第2主軸台内に回転自在に軸
    承される第2主軸と、 この第2主軸に対向して設けられ、複数の工具を取付け
    可能な第2刃物台と、 前記第1主軸および前記第2主軸に対応可能に設けられ
    、複数の工具を取付け可能な第3刃物台とを有する対向
    主軸型数値制御旋盤において、前記第1主軸台にもしく
    はその近傍に揺動自在に設けられ、前記第1刃物台の複
    数の工具の刃先と接触したとき接触信号を送出する接触
    部を有する第1タッチセンサと、 前記第2主軸台にもしくはその近傍に揺動自在に設けら
    れ、前記第2刃物台の複数の工具の刃先と接触したとき
    接触信号を送出する接触部を有する第2タッチセンサと
    、 前記第1主軸台または前記第2主軸台にもしくその近傍
    に揺動自在に設けられ、前記第3刃物台の複数の工具の
    刃先と接触したとき接触信号を送出する接触部を有する
    第3タッチセンサと、前記第1主軸台または第1刃物台
    が軸移動したとき、前記第2主軸台または第2刃物台が
    軸移動したときおよび前記第3刃物台が軸移動をしたと
    きの各軸の座標値を記憶保持する現在位置メモリと、 前記第1、第2、第3刃物台の複数の工具に対応して設
    けられ、各工具の工具補正量を記憶保持する工具補正メ
    モリと、 前記第1、第2、第3刃物台に取付けた基準工具の機械
    原点または仮想原点から前記第1、第2、第3タッチセ
    ンサに接触して接触信号を送出する位置までの座標値を
    各第1、第2、第3刃物台に対応して記憶保持するパラ
    メータメモリと、前記第1、第2、第3刃物台の複数の
    工具の機械原点または仮想原点から前記第1、第2、第
    3タッチセンサに接触して接触信号を送出する位置まで
    の座標値と前記パラメータメモリ内の座標値から前記工
    具補正量を演算し前記工具補正メモリに書込む工具補正
    演算手段と、 前記各メモリと前記各手段を統轄制御する中央処理装置
    とからなることを特徴とする工具補正量入力機能を有す
    る数値制御装置。 2、請求項1において、前記第3刃物台に取付けた前記
    工具は、前記第1主軸を加工支援する時に使用し、かつ
    前記第2主軸を加工支援する時に使用するメモリ領域を
    有する前記工具補正メモリとを有し、 前記第1主軸台または前記第2主軸台にもしくはその近
    傍に設けた前記第3タッチセンサに接触させることによ
    り前記工具補正メモリに前記工具補正量入力を行うこと
    を特徴とする工具補正量入力機能を有する数値制御装置
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