JPH04152970A - ドラム式洗濯乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、洗濯から乾燥までを同一のドラム内で行なう
家庭用および業務用のドラム式洗濯乾燥機に関し、その
乾燥性能を改善するための除湿用熱交換器の改良に係る
。

〈従来技術〉 一般に、ドラム式洗濯乾燥機は、第４図の如く、円周面
上に脱水および乾燥用温風排気用の小孔１ａ、Ｉｂを持
つドラムｌと、ドラム１の外側に配置された水槽２とを
備えており、水槽２は、ばね３により外槽４から吊下げ
られ、ドラム１は、水槽２の下部に取付けられたモータ
５によりプーリ６を介して回転させられる。また、水槽
２の上部には、給水弁７が、下部には排水弁８か設けら
れている。

一方、乾燥装置は、ヒータ９、送風機（図示せず）から
構成されている。

上記構成において、洗濯用衣類は、ドラム１の内部に洗
剤とともに投入され、給水弁７から供給される水が加え
られて洗濯される。

洗濯は、ドラムｌを低速回転させ、衣類を持上げては落
とすという動作（以下、タンプリングという）による衝
撃力で行なわれる。洗濯が終了すると、排水弁８が開け
られ、汚れた洗剤液が排出されてすすぎに移行する。

そして、脱水は、洗濯（すすぎ）水が排出されて後、ド
ラム１を５００−１００Ｏｒｐｍで高速回転させ、遠心
力で水分を飛散させることにより行なう。衣類に含まれ
る水分は、小孔１ａ、ｌｂからドラムｌ外へ排出され、
水槽２の内壁をったって下方へ移動し、排水弁８を経て
機外に排出される。

まｆ；、乾燥は、洗濯と同様に、ドラム１を低速回転さ
せて衣類をタンプリングしなから温風を循環させて行な
う。すなシつち、送風機−ヒーター水槽−ドラム−水槽
−送風機という順序で温風か循環され、水槽２の下部の
冷却用ノズル（図示せず）からの水で冷却された水槽２
の壁面、および排水ホースＩＯで水分が結露し、除去さ
れて乾燥が行なわれる。

〈　発明が解決しようとする課題　〉 しかし、従来のドラム式洗濯乾燥機では、乾燥専用機に
比べると送風機が小さく（送風量が少ない）、また除湿
用の熱交換器も水槽２の下部壁面を利用するなどしてい
るｆコめ、乾燥能力が不十分であり乾燥に時間がかかり
、かつ乾燥容量も小さく、乾きむらも大きい。

また、送風量が小さいため、必要な熱量を与えようとす
ると、循環空気の温度を上げる必要があり衣類を傷める
恐れもある。

本発明は、上記に鑑み、送風機による循環風量を増加さ
せるとともに、除湿用に専用の熱交換器を設けて冷却能
力を向上させることにより、低コストて高い除湿率乾燥
能力を実現でき、乾燥時間の短縮、循環温風の温度のコ
ントロールか容易にできるドラム式洗濯乾燥機の提供を
目的とする。

〈　課題を解決するための手段　〉 （１）本発明請求項１による課題解決手段は、第１図な
いし第４図の如く、外１１！４と、該外槽４内に弾性的
に吊支された水槽２と、該水ｔｌ！２内で回転可能に支
持されその周壁に通水および通風のにめの多数の小孔１
ａ、１ｂを有する洗濯物収容ドラムｌと、該ドラム１内
の洗濯物を乾燥させる乾燥装置２０とを備えたドラム式
洗濯乾燥機において、前記乾燥装置２０は、前記ドラム
１内の洗濯物を加熱して水分を蒸発させるヒータ９と、
該ヒータ９からの温風を）−ラムＩ内に送風する送風機
２１と、前記小孔１ｇ、ｌｂからドラム１外へ排出され
た洗濯物の水蒸気を冷却してその水分を凝縮する除湿用
へ交換器２２と、前記ドラム１外へ水蒸気と共に排出さ
れた洗濯物のほこり等を除去するフィルタ２３とから構
成され、前記熱交換器２２は、前記送風機２１の吸込側
に配置されたものである。

（２）また、請求項２による課題解決手段は、請求項１
記載の熱交換器２２は、水冷式とされ、水噴霧用ノズル
２９と、冷却用ダクト２８とから構成されたしのである
。

（３）さらに、請求項３による課題解決手段は、請求項
２記載の熱交換器２２の冷却用ダクト２８内に、補助フ
ィン３０が設けられたものである。

〈作用〉 上記課題解決手段において、第３図の如く、ヒータ９−
水槽２−ドラム１−水槽２−フィルタ２３−除湿用熱交
換器２２−送風機２１−ヒータ９のサイクルを繰り返す
ことて乾燥が行なわ７する。

このとき、請求項１ては、除湿用熱交換器２２を送風機
２１の吸込側に配置することて、潜熱交換だ（すでなく
顕熱も一部交換されるため、送風機２１に入る空気の温
度が低くなり、送風機２１のファン等の材質選定か容易
になるととしに、送風機用モータの信頼性も向上し、送
風量を大とすることができる。

このように、送風機２１の送風量を大とすることで、ド
ラム１内での衣類と、除湿用熱交換器２２内での冷却水
と、温風との接触が向上し、乾燥性能が改善される。

また、請求項２では、除湿用熱交換器２２を、水噴霧用
ノズル２９と、冷却用ダクト２８とから構成して水冷式
とすることで、熱交換器の構造が簡単になり、低コスト
で高い除湿率、乾燥能力が実現できる。

さらに、請求項３では、除湿用熱交換器２２の冷却ダク
ト２８内に補助フィン３０を設け、高温・多湿空気との
接触面積を大とすることで、熱交換器２２の軌交換能力
が向上する。

このように、除湿用熱交換器２２の熱交換能力が向上す
ると、冷却・除湿効果が大きくなり冷却水量を少なくで
きるとともに、衣類に含まれる水分の機外への排出速度
が速くなるため、乾燥時間が短縮される。

〈実施例〉 以下、本発明の一実施例を第１図ないし第４図に基づい
て説明する。

第１図は本発明の一実施例に係るドラム式洗濯乾燥機の
除湿用熱交換器の構造を示す図、第２図は同じくその補
助フィンの斜視図、第３図は同しくその乾燥サイクルを
示す模式図、第４図はドラム式洗濯乾燥機の全体構成を
示す断面図である。

本実施例のドラム式洗濯乾燥機は、洗濯から乾燥までを
同一のドラム内で行なうもので、図示の如く、外槽４と
、該外槽４内に弾性的に吊支された水槽２と、該水槽２
内で回転可能に支持されその周壁に通水および通風のた
めの多数の小孔１８１ｂを有する洗濯物収容ドラムｌと
、該ドラムｌ内の洗濯物を乾燥させる乾燥装置２０とを
備えている。

なお、前記ドラム１１水槽２および外槽４の構造は、従
来技術と同様であるので説明を省略し、以下、主として
乾燥装置２０の構造について説明する。

前記乾燥装置２０は、送風経路の圧力損失を小さくし、
限られ１ニスペースに配置できるようにユニット化され
、水槽２の上部に取付けられている。

そして、乾燥装置２０は、第３図の如く、前記ドラム１
内の洗濯物を加熱して水分を蒸発させるヒータ９と、該
ヒータ９からの温風をドラム１内に送風する送風機２１
と、前記小孔１　ａ、１　ｂからドラム１外へ排出され
た洗濯物の水蒸気を冷却してその水分を凝縮する除湿用
熱交換器２２と、前記ドラム１外へ水蒸気と共に排出さ
れた洗濯物のほこり等を除去するフィルタ２３とから構
成されている。また、第１図の如く、温風吸込口はダク
ト２４、温風吐出口はダクト２５．２６で水槽２と接続
されている。

前記ヒータ９は、第４図の如く、ダクト２４内に内装さ
れ、前記送風機２１は、ヒータ９の後方に配されている
。

前記除湿用熱交換器２２は、水冷式（直接接触方式）と
され、第１図の如く、冷却ダクト２８、水噴霧ノズル２
９から構成されており、送風機２１の吸込口に取付けら
れる構造となっている。また、冷却用の水、および凝縮
した水は、冷却ダクト２８の下部より機外へ排出される
。冷却水排出用ホースは、排水弁８を介さずに排出ホー
ス１０に接続される。さらに、冷却能力を向上させるた
めに、補助フィン３０を冷却ダクト２８内部の温風循環
経路に加えられている。この補助フィン３０は、ステン
レスｌ＠（ＳＵＳ３０４）のような金属で加工すること
も、ポリプロピレンのような樹脂で成形することも可能
である。

前記フィルタ２３は、第４図の如く、ダクト２６内に内
装されている。

次に、第３図および第４図に基ついて乾燥動作の説明を
行なう。

第３図において、矢印−が乾燥用空気の流れである。す
なわち、ヒータ９により加熱された空気よ、ダクト２４
を経て水槽２に吹込まれる。

この高温の空気は、ドラム１の左側面の小孔ｌｂからド
ラノ、ｌ内に入り、衣類を加熱し水分を蒸発させて周面
の小孔１ａからドラムＩ外へ排出される。その後、ドラ
ムＩと水槽２の直径方向の隙間を経てダクト２５からダ
クト２６内のフィルタ２３−・導かれる。そして、フィ
ルタ２３で衣類から出る綿ぼこり等が除去されて除湿用
熱交換器２２に到達し、冷却されて水分を凝縮される。

水槽２から排出された直後の空気（ダクト２５〜ダクト
２６内のダクト２３の位置）は、高温・多湿状態である
が、除湿用熱交換器２２を通過後は除湿され湿度が下が
っている。

この２ケ所の空気の絶対温度差に風量を掛けたものが除
湿量であり、衣類から奪った水分量である。

以上のサイクルを模式的に示したものが第３図であり、
ヒータ９−水槽２−ドラムＩ→水槽２−フィルタ２３−
除湿用熱交換器２２−送風機２１−ヒータ９のサイクル
を繰り返すことで乾燥か行なわれる。

このとき、除湿用熱交換器２２を送風機２１の吸込側に
配置することて、潜熱交換たけてなく顕熱も一部交換さ
れるため、送風機２１に入る空気の温度か低くなる。こ
のため、送風機２１のファン等の材質選定か容易になる
とともに、送風機用モータの信頼性も向上し、送風量を
犬とすることかできる。

このように、送風機２１の送風量を犬とすることで、ド
ラム１内での衣類と、除湿用熱交換器２２内での冷却水
と、温風との接触が向上し、乾燥性能が改善される。

また、除湿用熱交換器２２を、水噴霧用ノズル２９と、
冷却用ダクト２８とから構成して水冷式（直接接触方式
）とすることで、熱交換器の構造が簡単になり、低コス
トで高い除湿率、乾燥能力が実現できる。

さらに、除湿用熱交換器２２の冷却ダクト２８内に補助
フィン３０を設け、高温・多湿空気との接触面積を犬と
することて、熱交換器２２の熱交換能力か向上する。

このように、除湿用熱交換器２２の熱交換能力か向上す
ると、冷却・除湿効果が大きくなり冷却水量を少なくで
きるとともに、衣類に含まれる水分の機外への排出速度
が速くなるため、乾燥時間か短縮される。

なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく
、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修正および変更
を加え得ることは勿論である。

〈発明の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本発明請求項１によると
、除湿用熱交換器を送風機の吸込側に配置することで、
潜熱交換だけでなく顕熱も一部交換されるため、送風機
に入る空気の温度が低くなり、送風機のファン等の材質
選定が容易になるとともに、送風機用モータの信頼性ら
向上し、送風量を大とすることができる。

このよっに、送風機の送風量を大とすることで、ドラム
内での衣類と、除湿用熱交換器内での冷却水と、温風と
の接触が向上し、乾燥性能か改善される。

また、請求項２によると、除湿用熱交換器を、水噴霧用
ノズルと、冷却用ダクトとから構成して成水冷式とする
ことで、熱交換器の構造か簡単になり、低コストで高い
除湿率、乾燥能力が実現できる。

さらに、請求項３によると、除湿用熱交換器の冷却ダク
ト内に補助フィンを設け、高温・多湿空気との接触面積
を大とすることで、熱交換器の熱交換能力が向上する。

このように、除湿用熱交換器の熱交換能力が向上すると
、冷却・除湿効果か大きくなり冷却水量を少なくできる
とともに、衣類に含まれる水分の機外への排出速度が速
くなるため、乾燥時間が短縮される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るドラム式洗濯乾燥機の
除湿用熱交換器の構造を示す図、第２図は同しくその補
助フィンの斜視図、第３図は同しくその乾燥サイクルを
示す模式図、第４図はドラム式洗濯乾燥機の全体構成を
示す断面図である。 ｌｌ・ラム、ｌ　ａ、　］　ｂ：小孔、２水槽、４・外
槽、９　ヒータ、２０乾燥装置、２１　送風機、２２除
湿用熱交換器、２３　フィルタ、２８・冷却用ダクト、
２９．水噴霧用ノズル、３０：補助フィン。 出　願　人　　ノヤーブ株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、外槽と、該外槽内に弾性的に吊支された水槽と、該
   水槽内で回転可能に支持されその周壁に通水および通風
   のための多数の小孔を有する洗濯物収容ドラムと、該ド
   ラム内の洗濯物を乾燥させる乾燥装置とを備えたドラム
   式洗濯乾燥機において、前記乾燥装置は、前記ドラム内
   の洗濯物を加熱して水分を蒸発させるヒータと、該ヒー
   タからの温風をドラム内に送風する送風機と、前記小孔
   からドラム外へ排出された洗濯物の水蒸気を冷却してそ
   の水分を凝縮する除湿用熱交換器と、前記ドラム外へ水
   蒸気と共に排出された洗濯物のほこり等を除去するフィ
   ルタとから構成され、前記熱交換器は、前記送風機の吸
   込側に配置されたことを特徴とするドラム式洗濯乾燥機
   。 ２　請求項１記載の熱交換器は、水冷式とされ、水噴霧
   用ノズルと、冷却用ダクトとから構成されたことを特徴
   とするドラム式洗濯乾燥機。 ３　請求項２記載の熱交換器の冷却用ダクト内に、補助
   フィンが設けられたことを特徴とするドラム式洗濯乾燥
   機。