JPH04151199A - アニメーション合成表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、デジタル音源をＭＩＤＩ規格に基づいたデー
タによって制御し、カラオケ音楽を自動演奏する場合に
、音楽データを演算処理してディスプレイにアニメーシ
ョンを合成表示させる装置に関する。

〔従来の技術〕

従来から公知であるＭＩＤＩ規格のデジタル音源によっ
てカラオケ音楽を自動演奏させる構成では、−曲あたり
の必要データ量がＰＣＭ録音などと比較して極めて少な
く、光ディスクなどに収録するときでも有利である。し
かし、この構成では音楽データしか扱わないので、歌詞
をディスプレイに表示することは不可能である。従って
歌唱者は歌詞の本を見ながら歌わなければならず、煩わ
しい、そこで、出願人は上述した音楽データ中に歌詞デ
ータを文字情報として混在させ、音楽の進行に伴って同
期をとりつつディスプレイに表示させるという技術を従
来から各種開発している（たとえば、特願平１−５７９
３号、特願平ｌ−５０７８８号など）。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、既に開示した上記構成では、ディスプレイに
表示されるのは歌詞のみであるから、陥唱者にとって歌
詞本が不要になった点は評価することができるとしても
、順番待ちの他人にとっては視覚的な楽しみがない。ま
た、背景を加工することは不可能ではないが、データ量
を抑制しな力ら簡単に追加できる範囲としてはせいぜい
単色の背景を適当に変更する位のもので、効果的ではな
い。

一方、画像データの位置付けを大きくして音楽データに
画像データを重畳し、映像面での演出最果を強化するこ
とも考えられる。しかし、このようにすればＭＩＤＩ規
格に基づいてデータを構成する利点が以下のように著し
く減少してしまう。

即ち、■データ量が非常に大きくなるので、小さいデー
タサイズで高品位の音楽を扱うというＭＩＤＩ規格の目
的に相反する、０画像データを含んだ音楽データを曲毎
に制作しなければならないので、入力コストが高くなる
、■記憶装置、あるいは記憶媒体として大容量の装置を
必要とする、■単位あたりのデータが大きいと、音楽演
奏に支障をきたすおそれがある、■データ伝送に要する
時間やコストが大きくなる。

このように、ＭＩＤＩ規格に基づいた音楽データを利用
して単位あたりのデータ量を抑制するからには、画像デ
ータに関してもできる限りデータサイズを小さくするこ
とが要求される。

本発明はこのような現状の課題を解決しようとするもの
で、独立した動画情報を用いることなく、音楽データそ
のものから特定のデータを抽出し、これを画像データに
利用して任意のアニメーションをディスプレイ面で動か
せるようにしたアニメーションの合成表示装置を提供す
ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

そこで本発明では、音楽のテンポデータおよび音程デー
タを含むＭＩＤＩ信号の、上記テンポデータを識別して
テンポと同期したパルスを発生するテンポ検出器と、上
記音程データを識別してこの音程データを出力する音程
検出器と、上記パルスのタイミングでトリガ出力を行う
表示タイミング計算器、上記音程データを演算して前景
色および背景色を決定する表示色計算器、および複数種
類のアニメーションを記憶した画像データベースから１
もしくは複数のアニメーションデータを選択する表示画
像選択器からなる画像合成制御器とを備え、上記選択さ
れたアニメーションと決定された色とを合成し、上記ト
リガ出力に従ってオープンする画像ゲートを介してアニ
メーション画像を１コマづつディスプレイに表示すると
いう手段を採用して上述した目的を達成している。

〔作　　　用〕

ＭＩＤＩ信号は複数のパラメータがバイナリデータとし
て一定の規則に基づいてシリアルで連続しているが、本
発明ではこれらのパラメータ中のテンポデータと音程デ
ータを利用するものである。

そして、テンポデータはアニメーションのコマ送り機能
を、音程データはアニメーションの色決定機能に用いら
れる。また、アニメーション自体は画像データベースに
複数種類記憶されたもののうちから、特定して、あるい
は任意に読み出され、この情報と色データを合成したも
のが、テンポデータから生成されたパルス状のトリガに
よってコマ送りされ、動画としてのアニメーションがデ
ィスプレイ上に構成されるものである。

〔実　施　例〕

以下、本発明の一実施例を添付したブロフク図に従って
詳述すると、第１図はＭＩＤＩ規格に基づいたデジタル
音源に入力されるＭＩＤＩ信号を演算し、データベース
に蓄積した画像データから任意のデータを取り出し、合
成処理を行ってディスプレイに表示するための全体構成
を示している。

ここにＭＩＤＩ信号とは、デジタル音源を駆動するため
の情報をシリアルの二進符号で表現したもので、音楽の
進行に関するテンポデータ、音の高さに関する音程デー
タ、音色に関する波形データ、音楽的効果に関する効果
音データなどによって構成されている０本発明ではこれ
らのデータのうちから、テンポデータと音程データの２
つを利用する。

先ず、本実施例を機能を優先したブロックによって説明
すると、太き（８つのブロックによって構成される。即
ち、入力部１、テンポ検出器２、音程検出器３、画像合
成制御器４、画像合成器５、画像データベース６、画像
表示器７、およびディスプレイ８である。このうち、１
の人力部ではデジタル音源に入力されるＭＩＤＩ信号と
並列に分岐したＭＩＤＩ信号を次段以下のブロックに入
力するもの、２のテンポ検出器はＭＩＤＩ信号からテン
ポデータをのみを抜き出し、テンポデータに同期したパ
ルスを発生させて画像合成制御器４に対して出力するも
の、３の音程検出器ではＭＩＤＩ信号から音程データの
みを抜き出し、ディスプレイに表示される色を決定する
ためのパラメータを画像合成制御器４に対して出力する
ものである。

これらのテンポデータと音程データは、画像合成制御器
４に入力される際には、波形変換・レベルシフトなどに
よって有効な情報に処理されている。

４の画像合成制御器では、テンポ検出器２によって得ら
れる画像同期パルスと、音程検出器３に基づいて得られ
る表示色データを受け、表現されるアニメーションのデ
ータベースにおける位置、前景色、背景色および表示タ
イミングを次段の画像合成器５に対して指令するもので
ある。また、５の画像合成器では、画像合成制御器４で
計算によって指定された単数または複数の画像部品を、
画像データベース６から読み出し、アニメーションを合
成した後に、指定された表示色・背景色・表示タイミン
グに従って画像表示器７に送出する。

そして、画像表示器７では送られてきたデジタル量の画
像信号をビデオ信号に変換し、ＣＲＴなどのディスプレ
イ８にアニメーションを表示するのである。なお、画像
データベース６は、光ディスクなどを媒体として、表示
される一連の画像パターンを一組のアニメーションとし
、複数組が記憶されており、画像合成器５の指令に従っ
て指定された画像が読み出されるものである。

次に、上述した各ブロックの内部ブロックをさらに詳細
に説明すると、テンポ検出器２はＭＩＤＩ信号デコーダ
２１、テンポデータ判定器２２、パルス発生器２３によ
って構成されている。ＭＩＤＩ信号デコーダ２１では、
入力部１からシリアルで送られてくるＭＩＤＩ信号を８
ビット単位データに変換し、テンポデータ判定器２２に
出力する。このテンポデータ判定器２２では入力される
ＭＩＤＩ信号を解析し、テンポデータが含まれていない
場合には読みとばし、テンポデータを識別すればパルス
発生器２３をトリガし、このパルス発生器２３から画像
同期パルスａを画像合成制御器４に対して出力するよう
にしている。

音程検出器３は上述したと同様のＭＩＤＩ信号デコーダ
３１と、音程データ判定器３２によって構成されており
、ＭＩＤＩ信号デコーダ３１によって８ビット単位デー
タに変換された情報は、音程データ判定器３２において
順次解析され、音程データが含まれていない場合には単
位データを読みとばし、音程データを識別すれば、これ
をそのまま音程データｂとして次段の画像合成制御器４
に入力している。

さらに画像同期パルスａと音程データｂが入力される画
像合成制御器４は、表示タイミング計算器４１、表示色
計算器４２、表示画像選択器４３によって構成されてい
る。そして、表示タイミング計算器４Ｉでは入力された
画像同期パルスａを演算して、演奏のテンポに応じた１
ピントの表示タイミング信号Ｃを画像合成器５に対して
トリガ出力し、画像信号の出力をコントロールする一方
、表示色計算器４２では音程データｂを演算して表示色
に関するデータに変換した後に、次・段の画像合成器５
に出力する。また、表示画像選択器４３では画像部品デ
ータベース６に格納された複数種Ｉｔ（７）アニメーシ
ョンから１種類のアニメーションを選択決定する機能を
行う部分である。そして、選択する契機は表示タイミン
グ計算器４１から出力された表示タイミング信号Ｃのう
ち、最初の信号ｄでトリガされるようにして余分なデー
タの使用を排絵している。ただし、これは−例であって
、表示画像選択器４３の駆動のための契機を与えること
ができる構成であれば、他にもたとえばパルス発生器２
３からの第１パルスを用いてもよい。

これらのＩ！能を達成するために採用できる構成として
は、４つの構成がある。第１には手動でアニメーション
を選択する構成、第２にはＭＩＤＩ信号のデータのヘッ
ダとして音楽カテゴリーを付加し、端末においてそのデ
ータを参照してカテゴリーに合致するアニメーションを
選択する構成、第３にはデータのヘッダにアニメーショ
ン番号データを付加し、端末側でその番号と一致するア
ニメーションを選択する構成、第４に完全に自動化によ
って選択する構成がある。このうち、第１の構成では余
分なデータを付加することなくアニメーションを自由に
選択することができるので、趣味的な効果を引き出すこ
とが可能になる。また、第２の構成では音楽の雰囲気に
ある程度合致した無難なアニメーションが再生されるの
で、一般的であり、カテゴリーを選択するためのデータ
も少量ですむので、ＭＩＤＩ規格の利点を損なうことば
ない。第３の構成では、当初から予定されたアニメーシ
ョンが選択されるので、視覚的効果を最大に活用するこ
とができ、追加すべきデータ量も少量ですむ。さらに、
第４の構成では表示画像選択器４３によってランダムに
アニメーションが選択されるので、余分なデータを付加
する必要がないという利点がある。ここで、これらの構
成のうち第１の構成は手入力のための装置が必要である
のに対し、第２〜第４の構成では第１図のブロックをそ
のまま利用することになる。第２図に、表示画像選択器
４３を駆動するための上記第１の構成と、第２〜第４の
構成中任意に選択された１つの構成とを自由に切り換え
ることができる回路例を示す、ここで、４４はモード切
換えスイッチで、モード切換器４５の自動モード・手動
モードを選択する。４６は手動入力装置である。手動時
には、たとえばアニメーションの識別番号を数値入力す
るような構成が考えられる。自動時には、データ構造が
どのように設定されているかによって、上。

記第２〜第４の構成のうち１つの構成に従って処理され
ることになる。

次にまた、画像合成器５は色ゲート５１、画像バッファ
５２、画像ゲート５３、およびデータベース制御器５４
の４つのブロックによって構成されており、これらによ
ってビデオ情報が生成される。これらのブロックではま
ず表示画像選択器４３の指示に従って、データベース制
御器５４が画像データベース６からアニメーションをロ
ードし、色ゲート５１にデータを送出する。色ゲート５
１では表示色信号Ｃによって指示された前景色や背景色
をアニメーションのデータと合成し、画像バッファ５２
に蓄積される。そして、トリガ信号ａによって画像ゲー
ト５３がオープンすれば画像バッファ５２から表示器７
に対して１コマ分のデータをデジタル信号として送出し
、表示器７でビデオ信号に変換した後にディスプレイ８
に１コマが表示されるのである。続いて、次のトリガ信
号があれば２コマ目の表示のための一連の動作を経てデ
ィスプレイ８に２コマ目が表示されるというように、順
次繰り返していくことによって、アニメーション、即ち
動画が表現されるのである。本実施例では画像ゲート５
３のオープンはテンポデータを基礎としているので、一
般的にはテンポの速い曲ではコマ送りが細かく、遅い曲
では荒くなる。

上述した本実施例の構成に基づいて音楽を再生すれば、
デジタル音源がＭＩＤＩ信号を解析しながらオーディオ
信号を生成し、増幅アンプを介して音楽演奏が行われる
と同時進行で、入力部１からＭＩＤＩ信号が取り込まれ
る。そして、何らかのトリガに基づいて表示画像選択器
４３が画像部品データベース６から一連のストーリーを
持ったアニメーションを選択する一方、音程検出器３で
はアニメーションの色を決定するための音程データを抽
出する。同時にテンポ検出器２ではテンポデータを抽出
してアニメーションのコマ送りのためのトリガを画像ゲ
ート５３に向かって出力し、ディスプレイ８に表示され
るアニメーションのコマを１つづつ送るのである。なお
、アニメーションのデータはループを構成し、どこから
開始しても不自然ではないストーリーにしておけば、同
期をとる必要がなく、便利である。

〔発明の効果〕

本発明では、アニメーション画像を生成するＩ素として
、　画像データサイズから読み出した′ニメーションを
用い、ＭＩＤＩＩＤ外ら取り出また音程データによって
色を合成すると共に、テ；ポデータによってコマ送りを
する構成としたの−。

ＭＩＤＩＩＤ外は一切余分なデータを付加する（となく
動画を捷供することができ、単位あたり（データサイズ
を小さく抑えることができた。従３て、音楽演奏に対し
て悪影響を与えることなく、さらにデータ伝送時間やコ
ストを抑制することメ可能となった。

また、画像データを音楽データに重畳するよ＝なデータ
構造ではなく、それぞれ独立しているＱで、音楽データ
の制作にあたって画像を考慮すイことなく行うことがで
きるので、作成・入力時１およびコストが非常に削減さ
れることとなった。

さらに、両者が独立した構造なので、音楽と７ニメーシ
ツンを自由に組み合わせることができ、４゜ 利用者の趣味を十分に活かすことができるなど、数多く
の効果を奏することが可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の全体構成を示すブロック図
、第２図は画像選択の一実施例を示すブロック図である
。 尚、図中１・・・入力部、２・・・テンポ検出器、３・
・・音程検出器、４・・・画像合成制御器、５・・・画
像合成器、６・・・画像データベース、７・・・画像表
示器、８・・・ディスプレイ、２１・３１・・・ＭＩＤ
Ｉ信号デコーダ、２２・・・テンポデータ判定器、２３
・・・パルス発生器、３２・・・音程データ判定器、４
１・・・表示タイミング計算器、４２・・・表示色計算
器、４３・・・表示画像選択器、５工・・・色ゲート、
５２・・・画像バッファ、５３・・・画像ゲート、５４
・・・データベース制御器。 以　　　上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、音楽のテンポデータおよび音程データを含むＭＩＤ
   Ｉ信号の、上記テンポデータを識別してテンポと同期し
   たパルスを発生するテンポ検出器と、上記音程データを
   識別してこの音程データを出力する音程検出器と、 上記パルスのタイミングでトリガ出力を行う表示タイミ
   ング計算器、上記音程データを演算して前景色および背
   景色を決定する表示色計算器、および複数種類のアニメ
   ーションを記憶した画像データベースから１もしくは複
   数のアニメーションデータを選択する表示画像選択器か
   らなる画像合成制御器とを備え、 上記選択されたアニメーションと決定された色とを合成
   し、上記トリガ出力に従ってオープンする画像ゲートを
   介してアニメーション画像を１コマづつディスプレイに
   表示することを特徴としたアニメーション合成表示装置
   。