JPH04145240A - 異方性空気ばね - Google Patents

異方性空気ばね

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JPH04145240A
JPH04145240A JP26378790A JP26378790A JPH04145240A JP H04145240 A JPH04145240 A JP H04145240A JP 26378790 A JP26378790 A JP 26378790A JP 26378790 A JP26378790 A JP 26378790A JP H04145240 A JPH04145240 A JP H04145240A
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JP
Japan
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surface plate
deformation
air spring
plate
top plate
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Pending
Application number
JP26378790A
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English (en)
Inventor
Rei Higashiya
玲 東谷
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、たとえば、鉄道車両用のボルスタレス台車
に適用して好適な異方性空気ばねに関し、上下の面板の
上下方向の相対変位のみならず、水平方向の相対変位に
対してもまたばねとして機能することができ、しかも、
水平方向の相対変位に対するばね特性を、水平面内での
変位方向により、所要に応じて変化させるものである。
(従来の技術) 鉄道車両用のボルスタレス台車に適用されて、たとえば
、車両の前後方向には軟かく、左右方向には硬いばね特
性を有する異方性空気ばねは、筒状可撓膜体の、上下の
面板への連結部より外周側で筒状可撓膜体の変形を拘束
する変形拘束部を上面板もしくは下面板に設けることに
よって構成することが一般的であり、そこで従来は、第
4図(a)に上面板を路線平面図で示すように、上面板
Uの車両の左右方向と対応する一定の角度領域Aでは、
第4図(b)に示すように、上面板Uの下面側に、変形
拘束部rを下方へ突出させて設け、その変形拘束部rと
筒状可撓膜体との接触面を上面板の内側下方に向く傾斜
面tとする一方、車両の前後方向と対応する一定の角度
領域Bでは、第4図(C)に示すように、変形拘束部U
を全く形成せず、そして、領域Aと領域Bとの中間領域
Cでは、領域Bから領域Aに向けて突出高さが次第に増
加する遷移突部Sを形成し、かかる上面板によって車両
の前後方向に軟かく、左右方向には硬いばね特性をもた
らすことが多かった。
(発明が解決しようとする課題) ところか、かかる従来技術にあっては、とくには、上面
板Uに形成されて、これもまた、筒状可撓膜体の変形を
拘束すべく機能する遷移突部Sの存在の故に、車両の前
後方向と左右方向、いいかえれば、水平二次元方向の一
方側と他方側とのばね特性の差を所期したほどには大き
くすることができず、十分な異方性を確保し得ないとい
う問題があった他、筒状可撓膜体に異常摩耗が早期に発
生し易く、それの耐久性が低いという問題があった。
この発明は、従来技術のかかる問題を有利に解決するも
のであり、所要に応じた異方性を確保できる他、筒状可
撓膜体の耐久性を有利に向上させることができる異方性
空気ばねを提供するものである。
(課題を解決するための手段) この発明は、上面板および下面板と、これらのそれぞれ
の面板に、上下の端部分を気密に連結した筒状可撓膜体
とを具え、この筒状可撓膜体の、上面板への連結部より
外周側で筒状可撓膜体の変形を拘束する変形拘束部をそ
の上面板に設けてなる異方性空気ばねであって、上面板
の平面視で、その上面板の、二次元方向の一方側の端部
分にのみ前記変形拘束部を設けたものである。
(作 用) この異方性空気ばねでは、上面板の平面視で、それの、
二次元方向の一方側の端部分にのみ変形拘束部を設け、
その変形拘束部を設けた側への筒状可撓膜体の変形だけ
を適正に拘束することにより、その変形拘束部を設けた
側でのばね特性と、変形拘束部設けない側でのばね特性
とを大きく異ならせることができる。
すなわち、上面板の、二次元方向の一方側の端部分だけ
に変形拘束部を設けて、たとえば、その変形拘束部の、
半径方向内側縁を弧状に形成することにより、従来技術
の遷移部分Sを完全に取り除くことができ、これがため
、空気ばねに十分な異方性を付与するとともに、筒状可
撓膜体の耐久性を大きく向上させることが可能となる。
(実施例) 以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの発明の一実施例を示す図であり、第1図(
a)は拡大縦断面図、第1図(b)は平面図である。
図中1. 2はそれぞれ、ともに板状をなす上下の取付
部材を示し、ここで、上取付部材1は、第1図(b)に
示すように、全体としてほぼ円弧状をなすも、直径方向
に対抗する二個所に弧状部分を有する平面輪郭形状の上
面板3と、この上面板3の下面中央部分にねじ止めした
上ビードシート4とからなる。
ここにおけるこの上取付部材1は、その中央部分に環状
の窪み部5を有しており、この環状窪み部5は、図示例
では、上ビードシート4と、この上ビートシート4の中
央部に取付けられて、車体に嵌まり込む給気用突部6と
、上面板3の、上ビードシート4へのねじ止め部より外
周側に位置するステップアップ周壁3aとによって区画
されている。そしてまた、この窪み部5は、上取付部材
1の上ビードシート4と、上取付部材上に配設される車
体との間隔を維持すべく上ビードシート4に設けたスペ
ーサ7によって径方向の内外に二分割されている。
なお図中8は、周方向の複数個所で上ビードシート4に
取付けた吊上げフックを示す。
また、下取付部材2は、下ビードシート9と、それにね
じ止めした下面板10とからなり、ここでは、下ビード
シート9はその中央部に形成した絞り通路9aを有する
他、そこに取付けた二個の可変絞り弁11を有する。
さらに、図中12は、筒状可撓膜体の一例としてのゴム
ベローズを示し、このベローズ12の上端部分は、そこ
に設けたビード部12aを、上面板3と上ビードシート
4との間に挟み込むことにより、またその下端部分は、
そこに設けたビード部12bを、下ビードシート9と下
面板10との間に、下面板上に配設した弾性中間部材1
3を介して挟み込むことにより、上下の取付部材1,2
、ひいては、上下の面板3,10にそれぞれ気密に連結
されている。
また図中14は、筒状ゴム質弾性体を示し、上端を下取
付部材2に固定したこのゴム質弾性体I4は、その下端
に端板15を有し、この端板15はその中央部分に、筒
状ゴム質弾性体14を、図示しない下部補助空気室に連
通させる連通通路16を有する。
ここにおいて、内部に上部補助空気室17を区画する筒
状ゴム質弾性体14は、ゴム、プラスチックその他から
なる弾性リング14aと、剛性リング14bとの交互の
積層構体よりなり、ゴムベローズ12がパンクしたとき
の下限ストッパーとして機能する他、上下の取付部材1
,2の、とくには水平方向の相対変位に際し、ベローズ
12とともに、その変位を吸収すべく機能する。
なおここで、上面板3の下面に沿わせてそこに取付けた
、これもまた上面板3の一部としての摺接板3bは、摩
擦係数の小さい材料からなり、ベローズI2の外周面に
配設した網布12aとの協働下で、そのベローズ12の
摩耗を抑制すべく機能する。
ところで、この空気ばねでは、第1図(b)に示すよう
な、上面板3の平面視で、その上面板の、二次元方向の
一方側の端部分、図では弧状の輪郭を有するそれぞれの
端部分に、はぼ一定の幅を有する変形拘束部18を設け
る。
このことを第2図に示すところによって具体的に説明す
ると、上面板3の下面に、それぞれの笠状輪郭線3cに
沿って、はぼ一定幅Wでのびる変形拘束部18を形成し
、これらのそれぞれの変形拘束部18の、ゴムベローズ
12との接触面を、上面板3の内側下方に向く一定傾斜
の傾斜面19として、この傾斜面19の下方への迫出量
を笠状輪郭線3Cの幾分内周側で最大とする一方、その
上面板3の他の部分については、下方への迫出量を実質
的に零として平坦な形状とし、これらのことによって、
ゴムベローズ12の、笠状輪郭線3cの方向への変形に
対しては変形拘束力をとくに大きくし、その方向と直交
する方向への変形に対しては変形拘束力を極めて小なら
しめる。
このように構成してなる空気ばねは、たとえば、ボルス
タレス台車に、上面板3の笠状輪郭線3cが車両の左右
方向に向くようにそれを適用した場合において、その空
気ばねに車体側もしくは台車側のいずれか一方から上下
方向もくしは水平方向の振動が入力されたときには、通
常は、ゴムベローズ12の、その振動方向への変形によ
ってそれを有効に吸収することにより、その振動の、台
車側もしくは車体側への伝達を十分に防止することがで
きるとともに、ゴムベローズ内および補強空気室内の空
気の、絞り通路9a、ときとしては絞り通路9aおよび
可変絞り弁11を通る流動に基づき、その振動を、これ
も十分に減衰させることができる。
しかもここでは、変形拘束部18を、上面板3に前述し
たように形成していることから、車体と台車とのとくに
は水平面内での相対変位に際し、台車の前後方向への変
位は、変形拘束手段18の影響をほとんど受けることな
く、軟かいばね特性の下で比較的に自由に行われことに
なる一方、車体の左右方向の変位は、その変形拘束手段
18が極めて効果的に作用することにより、とくに硬い
ばね特性の下にて行われることになる。
従ってこの空気ばねでは、所期した通りの異方性を実現
することができ、同時に、この空気ばねには、従来技術
で述べた遷移突部Sが存在しないことに基づき、ゴムベ
ローズ12の耐久性の向上をもまた実現することができ
る。
第3図は、この発明の他の実施例を示す、第2図(a)
と同様の縦断面図であり、この例は、上面板3が、その
下面に、それの全周にわたるほぼ截頭円錐状のテーパ面
3dを有する場合において、そのテーパ面3dからさら
に下方へ迫出す変形拘束部18を、前述した実施例とほ
ぼ同様にして設けたものである。
この例では、上面板3の下面それ自身が、テーパ面3d
を有しており、そのテーパ面3dによってもゴムベロー
ズ12の変形は幾分の抵抗を受けることから、図示の変
形拘束部18の、笠状輪郭線3Cからの幅WOは、前述
した例のそれの幅Wより狭くしている。
このような構成の上面板3を用いた空気ばねによれば、
上述したように、テーパ面3dの存在に起因して、とく
には、変形拘束部18を形成しない方向での、ゴムベロ
ーズ12の変形抵抗は幾分増加することになるも、前述
した実施例と同様、従来技術で述べた遷移突部Sが存在
しないが故に、空気ばねに、所期した通りの異方性をも
たらし、併せて、ゴムベローズ12の耐久性を大きく向
上させることができる。
(発明の効果) かくして、この発明によれば、とくには、上面板の平面
視で、その上面板の、二次元方向の一方側の端部分にの
み変形拘束部を設けることにより、空気ばねに所要に応
じて異方性を付与することができ、筒状可撓膜体の耐久
性を十分に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例を示す図、第2図は、上面
板を拡大して示す図、 第3図は、この発明の他の実施例を示す縦断面図、 第4図は、従来例を示す図である。 ■・・・上取付部材    2・・・下取付部材3・・
・上面板      lO・・・下面板12・・・ゴム
ベローズ   18・・・変形拘束部19・・・傾斜面

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、上面板および下面板と、これらのそれぞれの面板に
    、上下の端部分を気密に連結した筒状可撓膜体とを具え
    、この筒状可撓膜体の、上面板への連結部より外周側で
    筒状可撓膜体の変形を拘束する変形拘束部をその上面板
    に設けてなる異方性空気ばねであって、 上面板の平面視で、その上面板の、二次元方向の一方側
    の端部分にのみ前記変形拘束部を設けてなる異方性空気
    ばね。
JP26378790A 1990-10-03 1990-10-03 異方性空気ばね Pending JPH04145240A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009222196A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Bridgestone Corp 空気ばね
JP2010221915A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 鉄道車両用空気ばね
JP2012017842A (ja) * 2010-07-09 2012-01-26 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気ばね
CN103062269A (zh) * 2012-12-18 2013-04-24 青岛四方车辆研究所有限公司 扣压式空气弹簧
JP2015145170A (ja) * 2014-02-03 2015-08-13 株式会社総合車両製作所 鉄道車両用台車
JP2020051518A (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 ニッタ化工品株式会社 空気ばね及びその組立方法
JP2020204370A (ja) * 2019-06-18 2020-12-24 株式会社ブリヂストン 空気ばね

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