JPH04138238A - エンボス加工された熱可塑性樹脂シートの製造方法 - Google Patents

エンボス加工された熱可塑性樹脂シートの製造方法

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JPH04138238A
JPH04138238A JP2261452A JP26145290A JPH04138238A JP H04138238 A JPH04138238 A JP H04138238A JP 2261452 A JP2261452 A JP 2261452A JP 26145290 A JP26145290 A JP 26145290A JP H04138238 A JPH04138238 A JP H04138238A
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Japan
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sheet
lip
lips
thermoplastic resin
ratio
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Makoto Ishihara
誠 石原
Seiichi Wakabayashi
若林 征一
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、表面がエンボス加工された熱可塑性樹脂シー
トの製造方法に関する。
(従来の技術) 表面がエンボス加工された熱可塑性樹脂シートは、例え
ば、積層安全ガラスの製造において、シートとガラスと
の間に存在する空気を効率よく除去することができるの
で有用である。従来、このようなシートを製造する方法
として以下に示す方法が提案されている。
■金型に設けられたリップの先端部に、樹脂の押し出し
方向側が拡開する傾斜面を設けると共に、該傾斜面に樹
脂の押し出し方向に沿った多数の溝を設け、このような
金型を用いて熱可塑性樹脂を押し出し成形する(特公昭
57−32655号公報)。
この方法によれば、押し出し成形されたシートの表面に
は、上記溝によって微細なエンボスが形成される。
■金型のリップを樹脂温度より低く冷却する、とにより
、金型内に存在する溶融樹脂の表面部2中央部との間に
温度差を生じさせ、このようなt態で樹脂を押し出して
シートにエンボスを付与する(特開昭61−15491
9号公報)。
この方法によれば、溶融樹脂の表面と内部と9剪断作用
によってシート表面に微細なエンボス力形成されるもの
と思われる。
(発明が解決しようとする課題) 上記■の方法では、シート表面に形成されたエンボスの
形状が溝条ないし突条となるので、得られたシートは積
層安全ガラスに用いられる中間層として好ましくない。
すなわち、シートとガラスとを積層して安全ガラスを製
造する場合に、シートとガラスとの開に存在する空気を
効率よく外部へ除去する必要があるが、シート表面に形
成されたエンボスの形状が上記のように溝条ないし突条
であると、シートとガラスとの間に存在する空気はその
溝条の方向に沿ってしか抜かれないので、空気の抜けが
悪いのである。
さらに、上記金型のり、プ形状はその先端部が傾斜して
いるので、この金型を用いて、例えば可塑化されたポリ
ビニルブチラール樹脂を押し出し成形した場合にはりツ
ブカスが発生しやすいという欠点がある。この発生した
リブカスがシートに付着すると不良品となり、また不良
品の発生を防ぐためにはリップの掃除を余儀なくされる
ので生産性が低下するという欠点がある。
上記■の方法では、金型のリップにおいて、樹脂温度と
リップとの温度差を大略40”Cまでつけるようリップ
を低い温度に冷却する必要がある。このために、冷却用
管路を金型に設ける必要があって金型の構造が複雑にな
ると共に、温調設備が付加的に必要となるので、設備費
が増大する欠点がある。さらに、リップの冷却によって
金型内の溶融樹脂の圧力がリップを冷却しない場合に比
べて増大するために、押出機の負荷が増大することによ
り生産性が低下する。
本発明は上記の欠点を解決したものであり、その目的と
するところは、リップカスの付着を低減することにより
不良品の発生を防ぎ、しかも押出機の負荷を増大させる
ようなことがなくて生産性を損なうことのないエンボス
加工された熱可塑性樹脂シートの製造方法を提供するこ
とにある。本発明の他の目的は、 冷却用管路や温調設
備を設ける必要がなく比較的安価な金星を用いて良好な
形状のエンボスを有するシートが得られる熱可塑性樹脂
シートの製造方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、特にポリビニルブチラール4[、または
これに類似する熱可塑性樹脂のシート押出成形において
、押出成形金型のスリット間隙と樹脂の押出速度との比
が所定値を超える条件下で熱可塑性樹脂を押比成形する
ことにより、例えば、積層安全ガラス用中間膜として好
適な、表面に良好なエンボスを有するシートが得られる
という特異な現象を発見し、それによって従来技術の欠
点を解消する本発明を完成したものである。
すなわち、本発明のエンボス加工された熱可塑性樹脂シ
ートの製造方法は、押出成形金型に設けられた一対のリ
ップ間に形成されたスリットより、熱可塑性樹脂を所定
の押出速度で押し出してエンボス加工された熱可塑性樹
脂シートを製造する方法であって、上記一対のリップの
内面に形成された各ランド面はリップ先端部まで平面に
形成されていると共に、各ランド面間の間隙はリップの
先端部へい(にっれて順次小さくなるよう設定され、該
リップの先端部において一対のリップ間に形成されるス
リット間隙Hに対する押出速[Vの比V / Hカ、M
 比V/Hを増大するにつれて、シートの表面粗さが減
少したのち増大する際の表面粗さの最小値における比V
/H(臨界値)より大きい値となる条件下で熱可塑性樹
脂を押し出すことを特徴としており、そのことにより上
記目的が達成される。
以下に、本発明を図面を参照しながら説明する。
第1図および第2図には本発明に使用するフラットシー
ト押出成形金型の一例が示されている。
該金型には上下一対のりツカas 3bを備えた口金部
4が取り外し可能に固定されている。一対のすツブ3a
s 3b間に形成されたスリ・ノド1は、金型内ニ設ケ
られたマニホールド7及びランド2と連通している。
該リップ3a、3bの先端部(溶融樹脂の押出側端部)
におけるスリット1の間隙Hが調整できるように、少な
くとも一方のリップ3a (または3b)は他方のリッ
プ3b(または3a)に対して近接あるいは離間可能に
構成されている。図中8は樹脂流路10に面して金型の
後部に設けられた圧力計であり、該圧力計8は金型に装
着されたリング部9に固定されている。
第1図に示すように、上記一対のリップ3a、 3bの
内面にはそれぞれランド面5as 5bが形成されてい
る。各ランド面5as 5bはリップ3a、3bの先端
部まで平面に形成され、かつ各ランド面5a、5b間の
間隙はリップ3a、3bの先端部へいくにつれて順次小
さくなるよう設定されている。この一対のランド面5a
、  5bの傾斜角(一対のランド面5a、 5bのな
す角度)θは1−10’が好ましく、さらに好ましくは
1〜5°である。従って、少なくとも一方のリップ3a
、 3bの外面6a、 6bとランド面5a、 5bと
のなす角度α、βは鋭角に形成されることになる。
リップ3a、3bの構造としては、例えば、次の態様が
あげられる。
■下側のランド面5bをリップ3bの外面(鉛直面)6
bに対して直交する面(水平面)に形成し、上側のラン
ド面5aをその先端側が順次下方へ傾斜する傾斜面に形
成する。この場合、下側のランド面5bとリップ3bの
外面6bとのなす角度βは直角、上側のランド面5aと
リップ3aの外面6aとのなす角度αは鋭角である。該
角度αは80°〜89°が好ましい。
■下側のランド面5bをその先端側が順次上方へ傾斜す
る傾斜面に形成し、上側のランド面5aをリップ3aの
外面(鉛直面) 6aに対して直交する面(水平面)に
形成する。この場合、下側のランド面5bとリップ3b
の外面6bとのなす角度βは鋭角、上側のランド面5a
とリップ3aの外面6aとのなす角度αは直角である。
該角度βは80°〜89°が好ましい。
■下側のランド面5bをその先端側が順次上方へ傾斜す
る傾斜面に形成し、上側のランド面5aをその先端側が
順次下方へ傾斜する傾斜面に形成する。
この場合、下側のランド面5bとリップ3bの外面6b
とのなす角度βは鋭角、上側のランド面5aとリップ3
aの外面6aとのなす角度αは鋭角である。該角度βお
よびαは85°〜89.5°が好ましい。
次に、上記押出成形金型を用いて、該スリット1より熱
可塑性樹脂を所定の押出速度で押し出してエンボス加工
された熱可塑性樹脂シートを製造する方法について説明
する。
すなわち、上記リップ3a、3bの先端部において一対
のリップ3a、 3b間に形成されるスリット間隙Hに
対する樹脂の押出速度Vの比V/Hが、該比V/Hを増
大した条件で樹脂をスリット1から押し出して樹脂シー
トを製造するときに、得られたシートの表面粗さが減少
したのち反転して増大する際の表面粗さの最小値におけ
る比V/H(臨界値)より大きい値となる条件下で熱可
塑性樹脂を押し出すものである。
上記スリット間隙Hとは、第1図に示すように、リップ
3a、3b先端側における一対のランド面5a、5b間
の最小距離を意味する。
また、押出速度Vは以下の式(1)によって求められる
押出速度V=押出体積速度/[金型のスリット幅×スリ
ット間隙Hコ ・・・(1) 式(1)中の単位は、押出速度Vは、am/see押出
体積速度は、am37sec 金型スリット幅は、cm スリット間隙Hは、cmである。
金型のスリット間隙Hに対する押出速度Vの比V/Hは
、スリット間隙H及び/または押出速度■を変えること
によって調整することが可能であり、例えば、比V/H
を上げる場合には押出速度Vを上げ及び/またはスリッ
ト間隙Hを狭くすればよく、比V/Hを下げる場合には
、その逆の操作で行うことができる。
第3図は、樹脂の押出速度■とスリット間隙Hの比V/
Hと、押出成形金型から押し出されたシート表面の粗さ
(R)との関係を示したグラフであリ、粗さ(R)の値
はシート内の10箇所における平均値(10点平均粗さ
)を示し、IsOR,468に準拠した測定値である。
図に示すように、V/Hを徐々に上げた状態でシートを
押し出すと、得られたシート表面の粗さ(R)は逐次増
大しく第3図の(a)領域)、さらにV/Hを上げた状
態でシートを押し出すと、得られたシート表面の粗さ(
R)は急に減少し約10〜20μmまで低下する(第3
図の(b)領域)。さらに、V/Hを上げた状態でシー
トを押し出すと、得られたシート表面の粗さ(R)は急
に増大する(第3図の(C)領域)現象を示す。
上記(a)領域におけるシートの表面状態は、シートの
押出方向と直交する方向に長い凹溝ないし突条が多数設
けられた状態となっており、いわば「洗濯板形状」をし
ている。
上記(1))領域におけるシートの表面状態は、「洗濯
板形状」と、第6図(a)に示すような不連続でかつ方
向性のない微細な凹凸を有する「ランダム形状」とが混
在する状態であり、V/Hを上げるにつれてその粗さ(
R)は減少する。この粗さ(R)が最小となる値(第1
図の(d))における比V/Hを本発明では臨界値(V
 / Hc )とする。
上記(C)領域におけるシートの表面状態は、(a)及
び(b)領域で見られた洗濯板形状とは形態が全く異な
っており、第6図(a)で示したような、不連続でかつ
方向性のない微細な凹凸を有する「ランダム形状」のみ
であり、しかも凹凸の状態は凸部11が鋭く且つ凹部1
2が緩やかであり、従来のエンボスロール方式によって
得られたシートが第6図(b)に示すように、その凸部
13が丸みを帯びているのに比して、ガラスと積層・圧
着する場合の脱気性に優れた形状である。そして、臨界
値より上の値において、V/Hを変化させてシートを押
し出すことにより、表面粗さ(R)が約15〜70μm
の範囲内で調整しうるエンボス加工された熱可塑性樹脂
シートを得ることができる。
このように、V/Hが臨界値以下の条件下で熱可塑性樹
脂を押出成形した場合には、(a)領域及び(b)領域
のように、シート表面に形成されたエンボス形状は主に
洗濯板形状となる。このシートは、そのエンボス形状に
方向性があるので、例えば、積層安全ガラス用の中間膜
として使用する場合には好ましくない。すなわち、シー
トを一対のガラス板間に配置して一対のガラス板を積層
、圧着する際に、シート表面に形成された上記エンボス
が一方向にのみ配向していると、該シートとガラス板間
に存在する空気はエンボスの凹溝の方向にのみ抜けるこ
とになるので空気の抜けが悪いのである。
これに対し、上記(c)領域で得られたシート表面のエ
ンボス形状はランダム形状となっているので、空気の抜
は方向に方向性がなく、シートとガラス板間に存在する
空気を効率よく抜くことができる。その表面の粗さ(R
)は、V/Hの条件を変化させることによって、積層シ
ートのエンボスに好適な15〜70μ閣、さらに好まし
くは20〜50μlの範囲に調整することができる。
なお、臨界値(V / Hc )は熱可塑性樹脂の種類
、粘度、押出温度等を変えることによって変化しうるも
ので、第4図にポリビニルブチラール樹脂を用いてエン
ボス加工されたシートを製造す場合の臨界値(V / 
Hc )と成形樹脂温度との関係を示す。第4図の結果
から樹脂温度が上がるにつれて、V / Hcが増加す
ることがわかる。従って、樹脂温度が高くなった場合に
は、金型のスリット間隙Hを狭(し及び/または押出速
度Vを比較的速めてV/)(を臨界値(V/He)より
高くすればよい。このように本発明では、臨界値より比
V/Hが大きい値となる条件下で熱可塑性樹脂を押し出
すものであ・す、好ましくは臨界値に臨界値×1.4の
値、さらに好ましくは臨界値〜臨界値×1.2の値の条
件下で成形するものである。
第5図は可塑化ポリビニルブチラール樹脂の樹脂温度、
V/H及びシート表面の粗さ(1?)との関係を示した
グラフであり、第5図の結果から、般に150〜220
℃の範囲の成形樹脂温度を有する可塑化ポリビニルブチ
ラール樹脂においては、この樹脂温度において、比V/
Hの臨界値が存在し、かつエンボス形状として好適な粗
さ(R)を付与できるV/Hが存在することを示してい
る。
なお、図中○は成形されたシート表面のエンボス形状が
洗濯板形状であることを示し、・はランダム形状である
ことを示し、口は洗濯板形状とランダム形状とが混在し
ていることを示している。
従って、本発明によれば、所定の樹脂温度で押し出し成
形する際に、V/Hを増大するにつれて、シートの表面
粗さ(R)が減少したのち増大する際の表面粗さ(R)
の最小値におけるV / Hcを実測等により求め、こ
の臨界値よりV/Hが大きくなる条件下で熱可塑性樹脂
を押し出せばよ(、または金型の成形条件のV/Hを設
定した場合には、樹脂温度を変化させて臨界値よりその
比V/Hが高くなるようにしてもよい。
本発明で使用される熱可塑性樹脂としては、第3図に示
すように、金型のスリy)間隙Hに対する押出速度Vの
比V/Hが、該比V/Hを増大するにつれて、シートの
表面粗さ(R)か減少したのち増大する特性を有するも
の、すなわち臨界値(V / Hc )を有するもので
あれば限定されないが、ポリビニルブチラール樹脂等の
ビニルアセタール樹脂や他の類似する樹脂に好適に適用
される。
このように本発明によれば、スリット部分を従来技術の
ように冷却温調する必要がなく、押出速度とスリット部
分等を調整するだけで容易に所要のエンボス加工された
熱可塑性樹脂シートを製造することができる。特に、ポ
リビニルブチラール樹脂またはそれに類似する粘着性樹
脂を押圧成形する場合には、金型リップの出口部(リッ
プの外面)にリップカスが付着し易い傾向にあるが、本
発明では、リップ構造を上記のように構成することによ
り、リップの先端部分にリップカスが付着するのを減少
することができる。従って、リップカスが付着すること
に起因するシート不良品の発生を抑制することができる
。また、不良品の発生を防止するためには、リップカス
が付着する前に定期的に金型のリップを清掃する必要が
あって生産性が非常に低下していたが、本発明ではリッ
プの形状を上記のように加工するだけでリップカスの発
生を抑制することができる。
(実施例) 次に、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
実ILL 第7図に示す口金部4が装着された第2図に示した押出
成形金型を用いて、可塑化ポリビニルブチラール樹脂を
押し出し成形し、エンボス加工されたポリビニルブチラ
ール樹脂シートを得た。
第7図において、下側のリップ3bのランド面5bは水
平面とし、上側のリップ3aのランド面5aは先端部が
下方へ傾斜する傾斜面とした。図に示すスリットの間隙
L1は1.33rarn、  L 2は0.83mm、
  スリットの長さL3は20mm、一対のランド面5
a、5bのなす角度θ1は1.40°であった。
リップのスリット幅は185h+m、 樹脂温度200
℃、樹脂の押出j1530K g / Hrで行った。
本実施例では、V/Hは116であり、この値は臨界値
108(樹脂温度200°C)より大きく、本発明の条
件を満足していた。
溶融樹脂の金型内の圧力(背圧)を上記圧力計8にて測
定し、またリップ3a、3bを清掃するに必要でない時
間(清掃周期)を測定した。さらに、得られたシート表
面に形成されたエンボスの粗さ(μm)を測定し、また
そのエンボス形状を目視ニて観察した。それらの結果を
表1に示す。表1中、リップカス寿命は、リップカスの
清掃が必要でない時間を示す。
支五丘旦 第8図に示す口金部4を用いたこと以外は、実施例1と
同様にしてポリビニルブチラール樹脂シートを得た。
第8図において、下側のリップ3bのランド面5bは先
端部が上方へ傾斜する傾斜面とし、上側のリップ3aの
ランド面5aは先端部が下方へ傾斜する傾斜面とした。
図に示すスリットの間隙L1は2.511a+o、L2
は0.83+++m、スリットの長さL3は20mm、
一対のランド面5a、  5bのなす角度θ1は5.0
0であった。
この実施例では、比V/Hは116であり、この値は臨
界値108(樹脂温度200℃)より大きく、本発明の
条件を満足していた。
溶融樹脂の金型内の圧力(背圧)、リップカス寿命、得
られたシート表面に形成されたエンボスの粗さ(μ■)
およびエンボス形状の結果を表1に示す。
ルm 第9図に示す口金部4を用いたこと以外は、実施例1と
同様にしてポリビニルブチラール樹脂シートを得た。
第9図において、下側および上側のリップ3a、3bの
ランド面5a、5bはともに水平面とした。図に示すス
リットの間隙L1およびL2は0.83mmx  スリ
ットの長さL3は20mmであった。
この実施例では、比V / Hは116であり、この値
は臨界値108(樹脂温度200℃)より大きく、本発
明の条件を満足していた。
溶融樹脂の金型内の圧力(背圧)、す、プカス寿命、得
られたシート表面に形成されたエンボスの粗さ(μ璽)
およびエンボス形状の結果を表1に示す。
ル5」町l 第10図に示す口金部4を用いたこと以外は、実施例1
と同様にしてポリビニルブチラール樹脂シートを得た。
第1O図において、下側および上側のりツブ3a、3b
のランド面5a、 5bはともに水平面とした。図に示
すスリットの間隙り、およびL2は0.83++m、 
 スリットの長さL3は2h+iとした。また、各ラン
ド面5a、 sbとリップ3a、 3b外面とが交差す
る稜線部を面取り加工した。その面取り加工寸法L4は
3+nであった。
この実施例では、比V/Hは116であり、この値は臨
界値108(樹脂温度200℃)より大きく、本発明の
条件を満足していた。
溶融樹脂の金型内の圧力(背圧)、リップカス寿命、得
られたシート表面に形成されたエンボスの粗さ(μ+m
)およびエンボス形状の結果を表1に示す。
表 表1の結果から、押出成形時の比V/Hが臨界値より大
のときは、粗さ(R)が積層安全ガラスの中間膜として
適当であり、またエンボスの形状がランダム形状であっ
て中間膜に適していることが確認された。さらに、リッ
プカスのシートへの付着を抑制することができて、金型
リップ先端の清掃周期を大幅に延長することができるこ
とが確認された。
(発明の効果) このように本発明によれば、特別な冷却装置や設備を金
型に設けることなくリップの構造を変えるだけで所要の
エンボスが付けられたシートを得ることができ、設備費
及びランニングコストを低減することができて経済的で
ある。しかも、リップカスの付着を低減できて不良品の
発生を防ぎ、また押出機の負荷を増大させるようなこと
がなくて生産性を損なうこともない。
4、   の 単な言日 第1図は本発明に使用した押出成形金型の一実施例の要
部断面図、第2図は本発明に使用した押出成形金型の概
略断面図、第3図はV/Hとシート表面の粗さ(R)と
の関係を示すグラフ、第4図はポリビニルブチラール樹
脂シートの製造において、樹脂温度とV/Hの臨界値と
の関係を示すグラフ、第5図は可塑化ポリビニルブチラ
ール&脂の成形樹脂温度、V/H及びシート表面の粗さ
(R)との関係を示すグラフ、第6図(a)は本発明の
方法により得られたシートの要部拡大断面図、第6図(
1))は従来の方法により得られたシートの要部拡大断
面図、第7図及び第8図は本発明の実施例で使用した口
金部の断面図、第9図及び第10図は本発明の比較例で
使用した口金部の断面図である。
1・・・スリット、2・・・ランド、3a及び3b・・
・リップ、5a及び5b・・・ランド面、6a、  6
b・・・リップの外面。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、押出成形金型に設けられた一対のリップ間に形成さ
    れたスリットより、熱可塑性樹脂を所定の押出速度で押
    し出してエンボス加工された熱可塑性樹脂シートを製造
    する方法であって、 上記一対のリップの内面に形成された各ランド面はリッ
    プ先端部まで平面に形成されていると共に、各ランド面
    間の間隙はリップの先端部へいくにつれて順次小さくな
    るよう設定され、 該リップの先端部において一対のリップ間に形成される
    スリット間隙Hに対する押出速度Vの比V/Hが、該比
    V/Hを増大するにつれて、シートの表面粗さが減少し
    たのち増大する際の表面粗さの最小値における比V/H
    (臨界値)より大きい値となる条件下で熱可塑性樹脂を
    押し出すことを特徴とするエンボス加工された熱可塑性
    樹脂シートの製造方法。
JP2261452A 1990-09-29 1990-09-29 エンボス加工された熱可塑性樹脂シートの製造方法 Pending JPH04138238A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005082599A1 (en) * 2004-02-25 2005-09-09 Eastman Kodak Company Radial contact extrusion die

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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