JPH04137510A

JPH04137510A - 平面トランス

Info

Publication number: JPH04137510A
Application number: JP25708490A
Authority: JP
Inventors: Tetsuya Yokogawa; 哲也横川; Shiro Ezaki; 江崎　史郎; Mitsutoshi Kimura; 木村　光俊; Akio Ishizuka; 明朗石塚
Original assignee: Toshiba Lighting and Technology Corp
Current assignee: Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date: 1990-09-28
Filing date: 1990-09-28
Publication date: 1992-05-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）この発明は電源装置やインバータ、発振器等のトランス
として好適な小型軽量で薄型の平面トランスに係り、特
に、複数の平面状巻線間の結合係数の向上を図った平面
トランスに関する。

（従来の技術）一般に、スイッチ電源装置やランプ点灯装置等にはトラ
ンスを備えたものが多く、第４図で示すランプ点灯装置
は電源１にトランス２を介してランプ３を電気的に接続
している。

トランス２はトランジスタ４のベースに接続されるベー
ス巻線５を一次巻線６の一次側に配置し、二次巻線７を
ランプ３に接続している。

このトランス２を第５図で示す平面トランス８に構成す
る場合が考えられるが、この平面トランス８はベース巻
線５、−次巻線６および二次巻線７を第６図で示す平面
状巻線９によりそれぞれ構成している。この平面状巻線
９は縦断面形状が例えば円形の導体９ａをほぼ一平面上
で円形渦巻形状に巻回したものである。

そして、これら巻線５．　６．　７を電気絶縁フィルム
１０をそれぞれ介して積層し、さらに、この積層体の上
下両面を電気絶縁フィルム１０を介してフェライトやア
モルファス等の上下一対の磁性体１１．１２により挟持
している。

（発明が解決しようとする課題）ところで、ベース巻線５の巻数は、通常−次、二次巻線
６，７の巻数よりも少なく、しかも、それらの導体９ａ
の直径はみな等しいので、第５図に示すようにベース巻
線５の巻線幅Ｗａが一次、二次巻線６，７の巻線幅ｗｂ
よりも小さくなる（Ｗａ＜Ｗｂ）。

したがって、これら巻線５，６．７間の結合係数が低く
、トランスとしての変換効率か低下するという課題か考
えられる。

そこで、ベース巻線５の巻線幅Ｗａを他の巻線６．７の
巻線幅ｗｂに等しくするために、第７図に示すようにベ
ース巻線５を、−次、二次巻線６゜７の導体９ａよりも
太い導体９ａａを用いることか考えられる。

しかし、これではベース巻線５の導体９ａａの直径を増
大させた分たけ、平面トランス８の厚さ１０を第５図の
ものの厚さｔよりも増大させるので、薄型化を妨げると
いう課題か考えられる。

そこで、この発明はこのような事情を考慮してなされた
もので、その目的は巻線間の結合率を増大させて変換効
率を高めると共に、薄型化を図ることができる平面トラ
ンスを提供することにある。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）この発明は前記課題を解決するために次のように構成さ
れる。

つまり本発明は、巻数を異にする巻線をそれぞれ平面状
に形成する複数の平面状巻線を、電気絶縁体を介して積
層し、この積層体をさらに電気絶縁体を介して一対の磁
性体により挟持させてなる平面トランスにおいて、前記
複数の平面状巻線のうちで巻数の少ないものを、絶縁性
シート上に印刷またはエツチングにより巻線が形成され
たシートコイルで構成すると共に、このシートコイルの
巻線幅を他の前記平面状巻線の巻線幅と等しくしたこと
を特徴とする。

（作用）複数の平面状巻線のうち、巻数の少ない巻線の巻線幅を
他の平面状巻線の巻線幅と等しくしたので、これらが重
なり合う平面積か増大し、これら平面状巻線間の結合係
数を増大させて、変換効率を高めることができる。

また、巻数の少ない平面状巻線を、印刷またはエツチン
グにより巻線を電気絶縁シート上に平面状に形成するシ
ートコイルにより構成しているので、平面トランスの薄
型化を図ることができる。

（実施例）以下、本発明の実施例を第１図〜第３図に基づいて説明
する。

第１図はこの発明の一実施例の縦断面図であり、図にお
いて、平面トランス２０は例えば３枚の第１、第２、第
３平面状巻線２１．２２．２３を２枚の電気絶縁フィル
ム２４．２４をそれぞれ介して積層し、この積層体の上
下両面を、さらに電気絶縁フィルム２４．２４をそれぞ
れ介して、フェライトやアモルファス等の一対の磁性体
２５，２６により挟持させている。

そして、第１、第３平面状巻線２１．２３は例えば第６
図で示す平面状コイル９により構成され、第２平面状巻
線２２は例えば第４図で示すトランス４のベースに接続
されるベース巻線５のように第１、第３巻線２１．２３
に比して最も巻数が少ないが、例えば第２図で示すシー
トコイル２７により構成されている。

シートコイル２７は電気絶縁シート２８上に例えば角形
渦巻状の平面コイル２９をスクリーン印刷やエツチング
等により形成するものであり、第１図に示すようにその
巻線幅Ｗｘを第１、第３の平面状巻線の巻線幅ｗｙと等
しくなるように形成している。

したかって、平面トランス２０の薄型化を図ることかで
きる上に、巻数の少ない第２平面状巻線２２と、第１、
第３平面状巻線２１．２３とが重なり合う平面積が増大
して、これらの結合係数を増大せしめ、変換効率を高め
ることができる。

なお、シートコイル２７の平面状コイル２９は電気絶縁
シート２８の表裏両面に一対の外部引出端子２９ａ、２
９ｂをそれぞれ形成する一方、その渦巻中央端部２９ｃ
にスルーホール３０を穿設している。

スルーホール３０は電気絶縁シート２８を表裏方向に貫
通して裏面の外部引出端子２９ｂに電気的に接続されて
いる。

第３図はシートコイル２７の変形例を示しており、これ
は一対の外部引出端子２９ａ、２９ｂを電気絶縁シート
２８の表面側に共に形成し、この一方の外部引出端子２
９ｂと平面状コイル２９の渦巻中央端部２９ｃとを連絡
する連絡部２９ｄと、その下部２９ｅとの間を電気絶縁
体３１で絶縁するように構成したものであり、これによ
ればスルーホール３０を省略することができる。

なお、前記各実施例ではシートコイル２７の平面状コイ
ル２９の平面渦巻の平面形状を角形に形成した場合につ
いて説明したが、この発明はこれに限定されるものでは
なく、円形の渦巻でもよい。

また、その逆に、第１、第３平面状巻線２１２３の渦巻
形状を角形に形成してもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したようにこの発明は、複数の平面状巻線のう
ちで巻数の少ないものをシートコイルにより構成し、さ
らにその巻線幅を他の平面状巻線の巻線幅と等しくした
ので、これら平面状巻線の結合係数を増大させて変換効
率を高めることができる。

また、巻数の少ない平面状巻線を、印刷またはエツチン
グにより巻線を電気絶縁シート上に平面状に形成するシ
ートコイルにより構成するので、薄型化を図ることがで
きる。

このために、この平面状巻線を組み込む平面トランスの
薄型化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る平面トランスの一実施例の縦断
面図、第２図は第１図で示すシートコイルの平面図、第
３図は他のシートコイルの平面図、第４図は一般的なラ
ンプ点灯回路の電気回路図、第５図は従来の平面トラン
スの縦断面図、第６図は第５図で示す平面状巻線の平面
図、第７図は他の従来例の縦断面図である。２０・・・平面トランス、２１・・・第１平面状巻線、
２２・・・第２平面状巻線、２３・・・第３平面状巻線
、２４・・・電気絶縁フィルム、２５．２６・・・一対
ノ磁性体、２７・・・シートコイル、２８ｍ電気絶縁シ
ート、２９・・・平面状コイル、３ｏ・・・スルーポー
ル、３１・・・電気絶縁体。出願人代理人　　　波　多　野　　　久２９σ ９ｂ館２ｅｍ第５ｍ

Claims

【特許請求の範囲】

　巻数を異にする巻線をそれぞれ平面状に形成する複数
の平面状巻線を、電気絶縁体を介して積層し、この積層
体をさらに電気絶縁体を介して一対の磁性体により挟持
させてなる平面トランスにおいて、前記複数の平面状巻
線のうちで巻数の少ないものを、絶縁性シート上に印刷
またはエッチングにより巻線が形成されたシートコイル
で構成すると共に、このシートコイルの巻線幅を他の前
記平面状巻線の巻線幅と等しくしたことを特徴とする平
面トランス。