JPH04136668U - 電動工具トルク機構 - Google Patents

電動工具トルク機構

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JPH04136668U
JPH04136668U JP5268991U JP5268991U JPH04136668U JP H04136668 U JPH04136668 U JP H04136668U JP 5268991 U JP5268991 U JP 5268991U JP 5268991 U JP5268991 U JP 5268991U JP H04136668 U JPH04136668 U JP H04136668U
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JP
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torque
clutch
spring
power tool
output
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JP5268991U
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シン リユウ
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 騒音が少なく、コストも節減でき、しかも両
方向、同段、同トルクの工作機具のトルク出力を得るこ
とができる電動工具トルク機構を提供する。 【構成】 スプリング式クラッチ棒セット、スプリング
キャップ及びスプリング、ジャケット本体に付属する各
組立セット及び固定筒等から構成される。クラッチの歯
の間隙を変化させることにより、トルク出力を調節す
る。 【効果】 ジャケット本体1は押板1−3に動かされて
固定筒4上のねじ山を締めるかゆるめ、それにより上下
クラッチ棒の歯のかみ合わせ間隙が変化するため、同一
機構で、無段のマイクロ調整のトルクを出力させること
ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電動工具のトルク機構の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の市販の電動工具のトルク調節は殆ど三乃至四段式である為、小さいトル クから大きいトルクに調節するときは、多くの工作機具の準備を必要とし、保守 、交換が難しい上に衝撃に耐えられず、その不便と不経済は極めて甚だしいもの である。
【0003】 又目前慣習の電動工具は大抵電子クラッチ式及びプラネタリギヤボックスクラ ッチ式であり、クラッチがかかる瞬間の電力消耗が大きく、且つ、両方向同トル ク(電子クラッチの場合)あるいは両方向同段同トルク(プラネタリギヤボック スクラッチ式の場合)であるので、そのトルク調整範囲が狭く、又部品の不良や ナットの取り付けが不当でネジを戻す場合、トルクを更に大きく調節しないと( 往々にして三段では足らず、四段では大きすぎる場合が多い)戻せないので、穿 孔トルクが設定トルクより大きい時又は固く締めたボルトを早急にゆるめないと 、工作時すべりを生じて部品に損害を与えたり、騒音を発したりする。
【0004】 仮に一本の生産線に百の工作機械が同時に行われたとすると、少なくとも2〜 3倍不便に大きく異なったトルクの工作機械と電力消耗を準備し、消費しなけれ ばならない。又同時に騒音の発生や製品の不良率が多くなりコストに大きく影響 すること等、業界の長年の問題となっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の電動工具トルク機構は、上記の従来の欠点を改良したもので、従来の 両方向、同段、同トルクの工作機具のトルク出力を供することができるばかりで なく、騒音が少なく、コストも節減できるもので従来のトルク機構では達成でき ない効果を発揮するものである。
【0006】
【実施例】
図2は本考案の全体の分解図で、そのジャケット本体1の一端には一つの凹点 を有する凸縁底座1Aを有し、スプリングキャップ1−1をジャケット本体1の 一端にしっかりと被せ、本体外殻7の内凸縁7−1でスプリング1−2を後に押 え、凸点を有する押し板1−3を回せるようになっている。これがジャケット本 体1を回転させ、ジャケット本体1の末端に嵌合している六角孔1−4Aを動か してクラッチ棒上棒2A嵌合用六角形の含油粉末外筒1−4とナイロンワシャ1 −2A−41と結合させる。
【0007】 又ナイロンワシャ1−41、ステンレスワシャ1−42及びS型リング1−4 3をクラッチの上棒2A上のワシャ溝2A−2上に取り付け、クラッチ棒上棒2 Aがジャケット本体1から離れないようにし、而も潤滑効果を有するもの;又ク ラッチ棒上棒2Aの中空六角孔2A−1はねじ回し刃2A−6(又は錐先)の結 合孔で、その孔内には一つのねじ回し刃又は錐先の固定挟み2A−31及び挟み リングワシャ2A−312が六角孔の溝2A−3に置かれ、ねじ回し刃溝2A− 61を挟んでおり、又ナイロンワシャ2A−41が取り付けられ、クラッチ棒上 棒2Aとジャケット本体1の内凸縁1Bの磨耗を防いでいる。クラッチ上棒2A 端にある歯2A−5はクラッチ下棒2B端の歯2B−1とかみ合わせるためのも ので、クラッチ下棒2B端には一つのナイロンワシャ3−4及び一つのスプリン グ固定用粉末含油ワシャ3−3及び一つのスプリング3−2及び一つの含油粉末 銅リング3−1が嵌められ、トルクスプリング3−2を固定している。
【0008】 このスプリングはクラッチ上棒2Bと下棒2Aをかみ合わせる為の力を与える もので、使用者の必要に応じてトルクスプリング3−2の大きさを換えることが できる。伝動軸3の一端3Aをクラッチ下棒2Bの孔内(図1の3A)にさしこ み、これによってクラッチ棒構造全体の動力伝達を行い、又伝動軸3と一つの含 油粉末銅リング3−1を緊密に嵌合させ、又含油粉末銅リング3−1の潤滑特性 を利用して一つのねじ山を有する固定筒4の孔の内凸縁4の中にゆるく嵌合させ ている。そしてジャケット本体1をこの固定筒4の上にはめている。
【0009】 上記の各部品を組立て(図1の平面組立て断面図参照)工作機のトルクを調節 する時は、スプリングキャップ1−1を軽く押して回せば、ジャケット本体1は 押板1−3に動かされて固定筒4上のねじ山を締めるか、ゆるめるので、上下ク ラッチ棒の歯のかみ合わせ間隙は変化するので、同一機構で、クラッチによって 力は調整され、或はトルクを全部出力させることもできるので、無段のマイクロ 調整のトルクを出力させる目的を達することができる。
【0010】 又ジャケット本体1はスプリングキャップ1−1とスプリング1−2及び押板 スプリング固定孔1−31と結合した圧力を受けているので、クラッチ棒が作動 すると自動的に回転筒をロックし、ワシャの潤滑不足による干渉を受けて一緒に 回る心配はない。これはスプリングキャップ1−1とスプリング押板1−2のも う一つの機能でもある。又クラッチ棒の歯は傘形の一方開きであるので、ナット を外す時又は孔をあける時すべることがなく、又クラッチがかかる瞬間の騒音も 小さく、高能率の仕事を達成することができる。
【0011】 上記の機能特徴の外に、本考案の電動工具トルク機構の固定筒4の両側には凹 縁4−1があって確実にボルト4−3偏心変速ギヤケース5上の孔5−1に止め られ、且つ一つの固定押板4−2でねじ孔5−2を通して全体をモーター本体6 の上に取り付け、数コの伝動歯車5−3、6−1…により伝動軸3を回転させ、 これを工作機本体外殻7の中に収めている。
【0012】 この偏心ギヤケース5は創始的改良考案で、その伝動はモーターの直接トルク カップルによる損害をもたらすことが少なく、又従来の同心単一歯車のようにト ルクカップルの圧迫による磨耗も少なく、これを工具機上に取り付けると、ロッ クする物に対する照準が便利で、外観も美しく、デザインの点から見てもスペー スに余裕があり、出力軸下方に照明灯8等を取り付けることもできる。
【0013】 即ち、全体の構造が本考案の特徴となっており、その創始的なデザイン及び仕 事能率の向上、経済的効果、保守交換の便利、騒音の減少等の効果を発揮するこ とができる。
【0014】
【考案の効果】
本考案による電動工具トルク機構は、スプリング式クラッチ棒セット、スプリ ングキャップ及びスプリング、ジャケット本体に付属する各組立セット及び固定 筒等により構成される。
【0015】 これにより本考案の電動工具トルク機構は、トルクを調節する時はスプリング キャップを締めるか、ゆるめるかしてクラッチの歯の間隙を変化させる。このト ルクスプリング圧力無段式微調節によるクラッチ歯のかみ合わせの変化によりト ルク出力は調整され、一つの工作機械でクラッチの作用により3〜30kgの範囲 に亘って変化させることができる。このトルク出力を必要とする時はスプリング キャップを最大にゆるめ、クラッチを作用させないと全出力となり、トルクは2 5%増しとなる。又仕事の必要に応じてモーターやトルク構造を大きくすること により更に大きなトルクと仕事能率を得ることができるのが特徴である。
【0016】 又傘形クラッチ棒かみ合わせ歯の単向式クラッチ構造は、トルクを完全に出力 させ、すべらず、外れず、低騒音で、反対方向の出力は部品を完全にゆるめる機 能を発揮することができる。又スプリングを換えるだけでトルクの必要範囲の必 要に答えられ、単機多用の経済的効果を発揮できるのもその特徴である。
【0017】 この外、偏心ギヤケースの創始的な構造により、モーター本体はトルクカップ ルによる反迫磨耗を受けることがなく、保守修繕が容易で、騒音が少なく、AC ・DC互換可能な低電圧モーターを採用しているので低電圧大トルクの節電効果 があげられるのも本電動工具トルク構造の特徴の一つである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面部分図である。
【図2】本考案の図1に示すものの分解図である。
【図3】本考案の図1に示すものの外形形状を示す斜視
図である。
【図4】本考案クラッチ棒上棒及び下棒の部分を示す平
面部分断面図である。
【符号の説明】
1 ジャケット本体 1A 凸縁底座 1B 内凸縁 1−2 スプリング 1−3 押し板 2A クラッチ棒上棒 2B クラッチ下棒 3 伝動軸 3−2 トルクスプリング 4 固定筒 7 本体外殻

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプリング式クラッチ棒セット、スプリ
    ングキャップ及びスプリング、ジャケット本体に付属す
    る各組立セット及び固定筒等から構成され、トルクを調
    節する時はスプリングキャップを締めるか、ゆるめるか
    してクラッチの歯の間隙を変化させ、このトルクスプリ
    ング圧力無段式微調節によるクラッチ歯のかみ合わせの
    変化によりトルク出力は調整され、一つの工作機械でク
    ラッチの作用により3〜30kgの範囲に亘って変化させ
    ることができ、このトルク出力を必要とする時はスプリ
    ングキャップを最大にゆるめ、クラッチを作用させない
    と全出力となり、トルクは25%増しとなり、又仕事の
    必要に応じてモーターやトルク構造を大きくすることに
    より更に大きなトルクと仕事能率を得ることができるこ
    とを特徴とした電動工具トルク機構。
  2. 【請求項2】 傘形クラッチ棒かみ合わせ歯の単向式ク
    ラッチ構造は、トルクを完全に出力させ、すべらず、外
    れず、低騒音で、反対方向の出力は部品を完全にゆるめ
    る機能を発揮することができ、又スプリングを換えるだ
    けでトルクの必要範囲の必要に答えられ、単機多用の経
    済的効果を発揮できることを特徴とした請求項1記載の
    電動工具トルク機構。
  3. 【請求項3】 偏心ギヤケースの構造により、モーター
    本体はトルクカップルによる反迫磨耗を受けることがな
    く、保守修繕が容易で、騒音が少なく、AC・DC互換
    可能な低電圧モーターを採用しているので低電圧大トル
    クの節電効果があげられることを特徴とした請求項1記
    載の電動工具トルク機構。
JP5268991U 1991-06-13 1991-06-13 電動工具トルク機構 Pending JPH04136668U (ja)

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JP5268991U JPH04136668U (ja) 1991-06-13 1991-06-13 電動工具トルク機構

Applications Claiming Priority (1)

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JP5268991U JPH04136668U (ja) 1991-06-13 1991-06-13 電動工具トルク機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04136668U true JPH04136668U (ja) 1992-12-18

Family

ID=31928908

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5268991U Pending JPH04136668U (ja) 1991-06-13 1991-06-13 電動工具トルク機構

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2019026699A1 (ja) * 2017-08-03 2020-03-26 株式会社マキタ ラチェットレンチ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2019026699A1 (ja) * 2017-08-03 2020-03-26 株式会社マキタ ラチェットレンチ

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