JPH0413578Y2 - - Google Patents

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JPH0413578Y2
JPH0413578Y2 JP187385U JP187385U JPH0413578Y2 JP H0413578 Y2 JPH0413578 Y2 JP H0413578Y2 JP 187385 U JP187385 U JP 187385U JP 187385 U JP187385 U JP 187385U JP H0413578 Y2 JPH0413578 Y2 JP H0413578Y2
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tank
end plate
plate
evaporator
refrigerant
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車用冷房装置等に用いられる
エバポレータ、特に両側の膨出部と該膨出部間に
形成された溝部とから成る成形プレートを2枚接
合し、これらを多数積層した積層型エバポレータ
に関するものである。
(従来の技術) この種のエバポレータは、例えば実開昭58−
162475号公報に示されているように、両側の膨出
部と該膨出部間に形成された溝部とから成る成形
プレートを2枚接合して両側のタンクと該タンク
を連通する冷媒通路部とを有する蒸発エレメント
を構成し、該蒸発エレメントとコルゲート状のフ
インとを多数積層している。上記成形プレート
は、複雑な形状にプレス成形するため薄い板材が
使用されて強度的に弱く、最も外側に配置された
蒸発エレメントにはエンドプレートを接合してい
る。さらにこのエンドプレートのタンクに接合さ
れる部分を補強するため、従来のおいては小判プ
レートをエンドプレートの外面に添着していた
が、これでは部品点数の増加を招くので、上記公
報にはそのタンクに接合されるエンドプレートの
部分にリブを形成して補強する手段が示されてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来例のように、単にタン
クと接合されるエンドプレートにリブを形成する
のみでは、製造時のろう切れ等に起因してその接
合部分にわずかでも〓間が形成されると、その〓
間からエバポレータに付着した凝縮水が浸入し、
エバポレータの稼働に伴つてその凝縮水が凍結膨
張を繰り返し、タンクとエンドプレートとを膨ら
まし、ついにはタンクを破壊してエバポレータ内
の冷媒ガスを外部へ漏らすという問題点があつ
た。
そこで、この考案は、エンドプレートを補強す
る手段を利用して凝縮水の排出手段を構成し、も
つてエンドプレートの強度を保持すると共に、排
水性が良好でガス漏れの発生を防止することがで
きる積層型エバポレータを提供することを目的と
している。
尚、この考案は、出願人が先に提出した実願昭
58−139651号に係る考案の改良に当たり、上記目
的をより効果的に達成しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) しかして、この考案の要旨とするところは、上
述した積層型エバポレータにあつて、エンドプレ
ートのタンクに接合される接合プレート部に凹部
と凸部とを表裏対称となるよう交互に連続して形
成して、該凹部と前記タンクとによりタンクの上
端から下端まで貫通する排水通路を構成したこと
にある。
(作用) したがつて、エンドプレートの接合プレート部
に形成された凹部と凸部とが連続して形成されて
いるので、エンドプレートを補強することがで
き、また、エバポレータに付着した凝縮水は、排
水通路を介してタンクとエンドプレートとの接合
部分から流れ出るので、その接合部分に凝縮水が
溜まつて凍結するのを防止することができ、さら
に上記凹部と凸部とがエンドプレートの表裏で対
称となるように形成されているので、タンクとエ
ンドプレートとの接合強度と、凝縮水の排水性と
のバランスが良好であり、そのため、上記目的を
達成することができるものである。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
第1図乃至第5図において、この考案の一実施
例が示され、成形プレート1はアルミニウム合金
等の薄い板材をプレスして形成されたもので、両
端に配置された成形プレート1,1を除いて、両
側の膨出部2,2と該膨出部2,2間の溝部3と
を有し、2枚の成形プレート1,1が互いの凹部
分を向き合う形で接合されて蒸発エレメント4が
構成されている。この蒸発エレメント4は、成形
プレート1,1の互いに向き合う膨出部2,2に
よりタンク5が、同じく互いに向き合う溝部3,
3により冷媒通路部6がそれぞれ構成され、タン
ク2,2間が冷媒通路部6により連通されてい
る。
前記成形プレート1の溝部3には、溝部3の内
側に突出する多数のビート7が縦横に多数形成さ
れている。それぞれのビート7は斜め同一方向に
揃えて形成され、向き合う成形プレート1,1に
あつては反対方向となり、互いのビート7はその
一端で当接し、冷媒通路部6内にジグザグの流路
を形成している。
そして、該蒸発エレメント4は多数積層され、
最も外側の蒸発エレメント4,4にエンドプレー
ト8,8が接合され、蒸発エレメント4,4の冷
媒通路部6,6間及び蒸発エレメント4の冷媒通
路部6とエンドプレート8との間にはコルゲート
状のフイン9が介在され、これら成形プレート
1、エンドプレート8及びフイン9を炉中で一体
ろう付けしてエバポレータが構成されているもの
である。
第2図左上端部にある冷媒出口部10と右下端
部にある冷媒入口部11とは、成形プレート1の
膨出部2が一方に延長されて形成された半円状の
突出部12,12を互いに接合して構成され、そ
れぞれと一体のタンク5と連通している。また、
前記タンク5は、左右上下端のもの及所定番目の
もの(第2図においてt1,t2として示す。)を除
いて、膨出部2の中央に形成された連通孔10を
介して互いに連通されているが、上記左右上下端
のもの及所定番目のものの一面にはそのような連
通孔10が形成されておらず、互いに連通するタ
ンク群をT1〜T4に分割されている。したがつて、
冷媒入口部11に入つた冷媒は、タンク群T1
T4と蒸発エレメント4の冷媒通路部6を介して
上下に蛇行しながら冷媒出口部10から出てい
く。尚、第2図右上端及び左下端のタンクは、両
端の成形プレート1,1の一方の膨出部2が形成
されていない結果、半容積のタンクとなつてい
る。
エンドプレート8は、両側の接合プレート部1
3,13と、該接合プレート部13,13を連結
する本体部14とから構成され、接合プレート部
13が隣合うタンク5に接合される。それぞれの
接合プレート部13には、凹部15と凸部16と
がエンドプレートの表裏で対称となるよう交互に
連続して形成されている。該凹部15と凸部16
とは、この実施例にあつては、両側の外拡がりの
面を平面で接続した形状となつているが、第6図
に示すように波型としたり、あるいは第7図に示
すようにV字型としたりすることもできる。
そして、上記凹部15と凸部16とは、タンク
5の上端から他端までの長さに対応して縦方向に
形成されており、このため、凹部15とタンク5
の膨出部2とに囲まれてタンク5の上端から下端
まで貫く排水通路17が構成されている。また、
第5図に示すように、凹部15の端部はろう材逃
がし溝18に接続され、このろう材逃がし溝18
は、凹部15より深く形成され、製造時にあつ
て、凹部15に入つたろう材がそのまま固まつて
該凹部15を塞ぐのを、そのろう材をこの逃がし
溝18に逃がすことにより防止するものである。
上記構成において、図示しない膨張弁により低
温、低圧となつた湿り冷媒蒸気が冷媒入口部12
から入ると、この冷媒入口部12と連通するタン
ク群T1で分配され、各冷媒通路部6を通り、次
のタンク群T2に集合され、再び該タンク群T2
で分配され、同様に冷媒通路部6とタンク群T3
T4を通つて冷媒出口部10から出る。冷媒通路
部12においては、ビート7が設けられているの
で、冷媒がジグザグに流れ、この間に蒸発してエ
バポレータを横切る空気からフイン9を介してそ
の熱を奪う。このように空気から熱を奪うと、そ
の空気中の水分がエバポレータの表面に凝縮し、
特にタンク5の上部にその凝縮水が溜りやすい。
しかしながら、両側のタンク5とエンドプレート
8との間にはタンク5の上端から下端に至る排水
通路17が形成されているので、この排水通路1
7を介してその凝縮水を重量により下方へ送るこ
とができ、このため凝縮水が溜まつて膨張するこ
とによる膨れ及びガス漏れを防止することができ
る。かかる場合、排水性の面からはなるべく排水
通路17の幅を大きく取りたいが、大きくとれば
本来の補強作用が弱められる。ところが、この考
案のように凹部15と凸部16とをエンドプレー
ト8の表裏で対称とすることにより両者の要求を
満足させるこきができるものである。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、エンド
プレートのタンクと接合する接合プレート部に凹
部と凸部とを連続して形成したので、その接合部
分の強度を向上させることができ、小判プレート
の如き他の部材を設ける必要がなく、部品点数を
削減することができる。また、エンドプレートの
凹部とタンクとの間でタンクの上端から下端に至
排水通路を構成したので、この排水通路を介して
タンクとエンドプレートとの接合上部に溜まろう
とする凝縮水をする排出ことができ、凝縮水が凍
結膨張することに起因するタンク及びエンドプレ
ートの膨れ及びタンクからのガス漏れを防止する
ことができる。さらに凹部と凸部とはエンドプレ
ートの表裏で対称となるように形成したので、上
気補強作用と排水性とのバランスがよく、両者を
同時に達成することができる等の効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例における積層型エ
バポレータを示す正面図、第2図は同上の側面
図、第3図は同上の要部の分解斜視図、第4図は
第1図のA−A線断面図、第5図は第1図のB−
B線断面図、第6図は他の実施例を示す断面図、
第7図はさらに他の実施例を示す断面図である。 1……成形プレート、2……膨出部、3……溝
部、4……蒸発エレメント、5……タンク、6…
…冷媒通路部、8……エンドプレート、10……
冷媒出口部、11……冷媒入口部、13……接合
プレート部、15……凹部、16……凸部、17
……排水通路、18……ろう材逃がし溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 両側の膨出部と該膨出部間に形成された溝部
    とから成る成形プレートを2枚接合して両側の
    タンクと該タンクを連通する冷媒通路部とを有
    する蒸発エレメントを構成し、該蒸発エレメン
    トを多数積層すると共に、最も外側に配置され
    た蒸発エレメントにエンドプレートを接合した
    積層型エバポレータにおいて、前記エンドプレ
    ートのタンクに接合される接合プレート部に凹
    部と凸部とを表裏対称となるよう交互に連続し
    て形成して、該凹部と前記タンクによりタンク
    の上端から下端まで貫通する排水通路を構成し
    たことを特徴とする積層型エバポレータ。 2 エンドプレートの接合プレート部が接合する
    タンクは冷媒出入口部が一体に形成されている
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の積層型エバポレータ。 3 エンドプレートの凹部の一端は、該凹部より
    深く形成されたろう材逃がし溝に接続されたこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    又は第2項記載の積層型エバポレータ。
JP187385U 1985-01-11 1985-01-11 Expired JPH0413578Y2 (ja)

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JPS61119077U JPS61119077U (ja) 1986-07-26
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JP5624761B2 (ja) * 2009-12-25 2014-11-12 株式会社ケーヒン・サーマル・テクノロジー 蓄冷機能付きエバポレータ

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JPS61119077U (ja) 1986-07-26

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