JPH04135552A - 光断層像観察装置 - Google Patents

光断層像観察装置

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JPH04135552A
JPH04135552A JP25991690A JP25991690A JPH04135552A JP H04135552 A JPH04135552 A JP H04135552A JP 25991690 A JP25991690 A JP 25991690A JP 25991690 A JP25991690 A JP 25991690A JP H04135552 A JPH04135552 A JP H04135552A
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JP
Japan
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light
optical
tomographic image
measuring
measurement
Prior art date
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Pending
Application number
JP25991690A
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English (en)
Inventor
Mamoru Kaneko
守 金子
Kuniaki Kami
邦彰 上
Shoichi Gotanda
正一 五反田
Shuichi Takayama
修一 高山
Ichiro Nakamura
一郎 中村
Kazunari Nakamura
一成 中村
Eiichi Fuse
栄一 布施
Susumu Takahashi
進 高橋
Yoshihiro Kosaka
小坂 芳広
Hiromasa Suzuki
鈴木 博雅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、血管内部等の形態を検出するための光断層像
観察装置に関する。
[従来の技術] 近年、体腔内に細長の挿入部を挿入することにより、体
腔内臓器等を観察したり、必要に応じ処置具チャンネル
内に挿通した処置具を用いて各種治療処置のできる内視
鏡が広く利用されている。
最近は、血管内を直接観察できる細径の血管内視鏡も実
用化されている。この血管内視鏡によれば、血管閉塞部
や狭窄部を観察することが可能となる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、血管内壁表面の観察のみではアテローム
等の患部の状態を判別することが困難な場合もあるが、
従来の血管内視鏡では、血管内壁表面を観察するのに限
られ、その内部形態を知ることはできなかった。また、
血管内の観察時には、生理食塩水を注入して視野を確保
する必要があった。
また、従来より、非接触的、無侵襲的に生体の断層像を
得る手段として、X線CTや、MRIや、超音波診断装
置等があるが、いずれも血管のような細部の内部形態を
検出することは困難である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、血管
等の細部の内部形態を検出できる光断層像観察装置を提
供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明の光断層像観察装置は、先端部に計測窓部を有す
る挿入部と、前記挿入部の基部側に設けられ断層像観察
用の光を発生する光発生手段と、前記挿入部内に挿通さ
れ、前記光発生手段によって発生された光を前記計測窓
部から計測対象に向けて照射するために前記計測窓部に
導くと共に、前記計測対象の内部で反射された戻り光を
受光して前記挿入部の基部側に導くための光伝達手段と
、前記挿入部の基部側に設けられ、前記光伝達手段によ
って導かれた前記戻り光を検出する検出手段と、前記計
測窓部を移動させて前記計測対象を走査する走査手段と
、前記計測対象の断層像を構成するように前記検出手段
の出力信号を処理する信号処理手段とを備えたものであ
る。
し作用] 本発明では、光発生手段によって発生された光は、光伝
達手段によって挿入部先端部の計測窓部に導かれ、この
計測窓部から計測対象に向けて照射される。この光の一
部は、計測対象の内部で反射され、計測窓部に入射し、
光伝達手段によって挿入部の基部側に導かれ検出手段に
よって検出される。走査手段によって計測窓部を移動さ
せて計測対象を走査し、信号処理手段によって前記検出
手段の出力信号を処理することにより、計測対象の断層
像が構成される。
[実施例コ 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図ないし第5図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は光断層血管内視鏡装置の構成を示す説明図、第2図
は走査駆動装置を示す説明図、第3図は光断層血管内視
鏡装置の使用状態を示す構成を示す説明図、第4図は光
断層撮影のための走査方法を示す説明図、第5図(a)
は入射光パルスを示す波形図、第5図(b)は反射光強
度の時間分解波形を示す波形図、第5図(c)は断層表
示例を示す説明図、第5図(d)は立体的表示例を示す
説明図である。
第1図に示すように、光断層血管内視鏡装置は、内視鏡
1と、この内視鏡1が接続される光源装置20、走査駆
動装W 30及び光断層撮影装置40と、前記光断層撮
影装置40に接続される表示装置50とを備えている。
前記内視鏡1は、血管51に挿入される細長で可視性を
有する挿入部2と、この挿入部2の基部側に設けられた
図示しない操作部と、この操作部の後端に設けられた接
眼部4とを備えている。前記挿入部2の先端部5には、
照明窓6.観察窓7及び計測窓部8が設けられている。
前記照明窓6の内側には、図示しない配光レンズが装着
され、この配光レンズの後端にライトガイド9が連設さ
れている。このライトガイド9は、挿入部2内を挿通さ
れ、入射端部は前記光源装220に接続されるようにな
っている。この光源装置20は、照明光を出射するラン
プ21と、このランプ21の出射光を集光して前記ライ
トガイド9の入射端部に入射させる集光レンズ22とを
備えている。そして、前記ランプ21の出射光は、ライ
トガイド9及び配光レンズを経て、照明窓から出射され
、観察部位に照射されるようになっている。
また、前記観察窓7の内側には、図示しない対物レンズ
が設けられ、この対物レンズの結像位置には、イメージ
ガイド10の先端面が配置されている。このイメージガ
イド10は、挿入部2内を挿通され、後端部は前記接眼
部4内の接眼レンズ11に対向している。そして、前記
対物レンズによって結像された観察部位の光学像は、イ
メージガイド10によって接眼部4に導かれ、この接眼
部4から観察されるようになっている。
また、前記計測窓部8の内側には、光伝達手段としての
導光ファイバ12及び受光ファイバ13の各先端面が配
置されている。この両ファイバ1213は、挿入部2内
を挿通され、後端部は前記光断層撮影装置40に接続さ
れている。
また、前記先端部5は、例えば、互いに回動自在に連結
された複数の湾曲部からなる湾曲部を有し、上下左右方
向に湾曲可能になっている。
また、第2図に示すように、前記挿入部2内には、4本
の湾曲操作用ワイヤ15a、15b、16a、16bが
挿通されている。上下方向湾曲用のワイヤ15a、15
bの先端部は、挿入部2の先端部5内の上下位置に固定
され、左右方向湾曲用のワイヤ1.6a、16bの先端
部は、挿入部2の先端部5内の左右位置に固定されてい
る。また前記ワイヤ15a、15b、16a、16bの
基部側は走査駆動装置30に接続されている。この走査
駆動装置30は、上下方向湾曲用のステップモータ31
と左右方向湾曲用のステップモータ33とを備えている
。各モータ31,33の出力軸には、それぞれ、プーリ
32,34が取付けられている。プーリ32にはワイヤ
15a、15bが取り付けられ、プーリ34にはワイヤ
16a、16bが取り付けられている。そして、モータ
31を回転させることにより、ワイヤ15a、15bが
押し引きされ、先端部5が上下方向に湾曲駆動され、モ
ータ33を回転させることにより、ワイヤ16a、16
bが押し引きされ、先端部5が左右方向に湾曲駆動され
るようになっている。
また、前記光断層撮影装置40は、ピコ秒単位のレーザ
パルス光を出射するピコ秒レーザ41と、このレーザ4
1の出射レーザ光を集光して前記導光ファイバ12に入
射させるレンズ系42と、前記受光ファイバ】3によっ
て導かれた光を集光するレンズ系43と、このレンズ系
43で集光された光を受光するストリークカメラ44と
、このストリークカメラ44の出力信号を信号処理する
処理装置45と、前記レーザ4]、処理装置45及び走
査駆動装置30を制御する制御装置46とを備えている
。前記処理装置45の出力信号は、表示装置50に入力
されるようになっている。尚、前記ピコ秒レーザ41の
出射光の波長は、例えば、組織透過性の高い600〜1
200nrnを使用する。
次に、本実施例の作用について説明する。
血管の光断層像を観察する場合は、まず、第3図に示す
ように、内視鏡1の挿入部2を人体53の血管51内に
挿入する。先端部5が計測部位、例えばアテローム等の
病変部52に達したら、光断層撮影装置40内のピコ秒
レーザ41より、第5図(a)に示すような半値幅が数
ピコ秒の極超短パルス光を発生させ、この光をレンズ系
42を通して導光ファイバ12に入射させる。この光は
、導光ファイバ12を経て、計測窓部8から計測部位に
照射される。この光は、計測部位内部の屈折率の異なる
境界面で一部が反射される。この反射光は、計測窓部8
内の受光ファイバ13の先端面に入射し、この受光ファ
イバ13を経て、光断層撮影装置40に導かれ、レンズ
系43を通り、ストリークカメラ44に入射する。この
ストリークカメラは、前記反射光の時間分解波形を検出
し、処理装置45へ送る。前記時間分解波形を第5図(
b)に示す、この図において時間は、計測部位表面から
の深さに対応する。
そして、制御袋246の制御によってピコ秒レーザ41
のパルス光の出射に連動して、走査駆動装置30によっ
て先端部らを上下左右方向に駆動して計測部位を面状に
走査して上記動作を繰り返し、各位置で時間分解波形を
検出して、計測部位内部の3次元表示に必要な情報を処
理装置45に蓄積する。処理装W45は、この情報に基
づいて、計測部位内部の断層像あるいは3次元像を構成
する。第4図に示すように、直交する2方向のうち、一
方向の角度ψを一定にして、先端部5を他方向(角度θ
方向)について走査すると、第5図(b)に示すように
各角度における反射光の時間分解波形が検出される。こ
の時間分解波形を処理装置45で処理することにより、
第5図(C)に示すような計測部位内部の断層像が得ら
れる。更に、先端部5を角度ψ方向にも走査することに
より、第5図(d)に示すような計測部位内部の3次元
像が得られる。尚、表示装250での表示は、第5図(
c)、(d)に示すような2次元、3次元表示でも良い
し、1次元(深さ方向)のみの表示でも良い。
このように本実施例によれば、血管壁内部の構造や、病
変の進度を画像表示することができる。
これにより、アテローム等の病変部の正確な診断や、病
変部の血管的形成術等の治療におけるモニタリングが可
能となる。
また、色素レーザ等、波長を変えられる光源を利用し、
計測部位に照射する光の波長を変化させ、複数の波長に
おける計測部位からの反射光を検出し、その検出信号間
で演算を行うことにより、内部構造の他に、生化学的な
情報(例えば石炭化程度や、ヘモグロビンやミオグロビ
ン等の酸素化状!r5)も診断可能となる。
また、従来の血管内視鏡による観察では観察時に生理食
塩水を注入して視野を確保する必要があるが、本実施例
では反射光の時間分解波形を検出するため、計測部位内
部での反射光のみを抽出することができ、血液による光
散乱による影響を抑制でき、特別な視野確保が不要であ
る。このため、生理食塩水注入による副作用をなくすこ
とができる。
第6図ないし第11図は本発明の第2実施例に係り、第
6図は光断層血管内視鏡装置の構成を示す説明図、第7
図はプローブの先端部の断面図、第8図は光断層血管内
視鏡装置の各フィルタの特性を示す特性図、第9図は超
音波による散乱光除去を示す説明図、第10図は従来の
光断層像撮影を示す説明図、第1J図は人体内における
散乱を示す説明図である。
第6図に示すように、本実施例の光断層血管内視鏡装置
は、内視鏡61と、この内視鏡61が接続される光源装
置m20及び走査駆動装置30と、前記内視鏡61のチ
ャンネルに挿通されるプローブ65と、このプローブ6
5が接続される光断層撮影装置70と、前記光断層撮影
装置70に接続されるモニタ90とを備えている。
前記内視鏡61は、血管51に挿入される細長で可視性
を有する挿入部2と、この挿入部2の基部側に設けられ
た操作部3と、この操作部3の後端に設けられた接眼部
4とを備えている。前記挿入部2の先端部5には、照明
窓6.観察窓7及びチャンネル開口部62が設けられて
いる。また、操作部3には、チャンネル挿入口63が設
けられ、挿入部2及び操作部3内には、前記チャンネル
開口部62及びチャンネル挿入口63を連通ずるチャン
ネルが設けられている。
前記チャンネル内には、光断層計測用のプローブ65が
挿通されるようになっている。このプローブ65は、計
測用の光を計測部位に照射するため、及び計測部位から
の反射光を受光するための光ファイバ66を有している
。このプローブ65の基端部は前記光断層撮影装置’1
F70に接続されている。
前記光断層撮影装置70は、パルスレーザ71を備え、
このパルスレーザ71の出射光ハビームスプリッタ72
によって2つに分離されるようになっている。このビー
ムスプリッタ72を透過した光は、ビームスプリッタ7
3で反射され、レンズ74で集光されフィルタ(1)7
5を通り、前記プローブ65の光ファイバ66に入射し
、この光ファイバ66を経て計測部位、例えばアテロー
ム等の病変部52に照射されるようになっている。
計測部位内部からの反射光は、前記光ファイバ66を経
て、光断層撮影装置70に導かれるようになっている。
この反射光は、前記フィルタ〈1)75及びレンズ74
を通り、更に、ビームスプリッタ73及びビームスプリ
ッタ76を透過し、非線形光学結晶としてのKDP77
に入射するようになっている。一方、パルスレーザ71
から出射され、ビームスプリッタ72で反射された光は
、プリズム80、ミラー81を経て、前記ビームスプリ
ッタ76で反射して、参照光として前記KDP77に入
射するようになっている。前記KDP77は、計測部位
からの反射光と前記参照光とを入力することにより、第
2高調波を発生する。この第2高調波はフィルタ(2)
78を通過して光電子像倍管79で検出されるようにな
っている。
また、前記プリズム80は、駆動装置82によつて移動
され、前記参照先の光路長が変化するようになっている
。前記KDP77が発生する第2高調波の強度は、前記
反射光と参照光をそれぞれ時間の関数とした場合の反射
光と参照光の積の積分値に比例する。従って、前記プリ
ズム80を駆動して参照光の光路長を変えることにより
、光電子像倍管79によって、計測部位内部からの反射
光の任意の時間成分の強度を検出することができる。
このようにして、第1実施例と同様に、計測部位内部か
らの反射光の時間分解波形を検出することができる。前
記光電子像倍管79の出力は、処理制御装置83に入力
されるようになっている。
この処理・制御装置83は、前記駆動装置82、及び内
視鏡61の先端部5を駆動するための走査駆動装置30
を制御するようになっている。尚、第8図に示すように
、パルスレーザ71の出射光の波長を^としたとき、前
記フィルタ(1)75は前記波長大を含む狭い帯域を透
過し、フィルタ(2>78は第2高調波である波長λ/
2を含む狭い帯域を透過する特性になっている。
また、本実施例では、内視鏡61の接眼部4内、及び光
源装置20の照明光路内に、それぞれ、フィルタ<3)
85が設けられている。このフィルタ(3)85は、第
8図に示すように前記波長λを含む狭い帯域をカットす
る特性になっている。
前記フィルタ(1)75.フィルタ(2)77及びフィ
ルタ(3)85を設けることにより、内視鏡61による
通常観察では光断層像観察で使用する波長がカットされ
、光断層像観察では内視鏡61による通常観察で使用す
る波長がカットされ、通常観察と光断層像観察とを互い
に影響を与えることなく同時に行うことができる。
尚、本実施例では、計測部位への照射光の伝達と計測部
位からの反射光の伝達とを1つの光ファイバ66で兼用
しているが、第1実施例と同様に、別々の光ファイバと
しても良い。また、KDP77を用いた時間分解測光手
段の代りに第1実施例のようにストリークカメラを用い
ても良い。
その他の構成1作用及び効果は第1実施例と同様である
ところで、従来の光断層像撮影では、例えば、第10図
に示すように、レーザ101から出射された赤外光をレ
ンズ102で集光して光ファイバ103に入射させ、こ
の光ファイバ103を通して生体104に照射し、この
生体104を透過した光を、ディテクタ106で受光す
るようになっている。生体104での散乱光を抑制する
ために、ディテクタ106を光ファイバ103の出射光
の光軸上に配置し、また、散乱光がディテクタ106に
入らないように、生体104とディテクタ106との間
に、ディテクタ106の入射角度を小さく絞る筒105
を設けている。このようにして生体104の透過光のう
ちの直進光成分を抽出する。生体104の断層像を得る
場合には、生体104をステージ107上で360°回
転させ、各位置でディテクタ106によって得た情報か
らCTのアルゴリズムに従って処理することにより、生
体1.04の光断層像が得られる。
しかしながら、この従来例には、次のような問題点があ
った。すなわち、第11図に示すように、生体104の
モデルとして半透明体108中に散乱粒子109が存在
すると考えると、ディテクタ106には、第11図にお
ける(1)のように散乱粒子109に衝突せずに直進し
てきた光は入射し、(2)のように散乱粒子109に衝
突して光軸方向以外の方向に向かった散乱光は入射しな
い。
しかしながら、従来例では、ディテクタ106は、(3
)のように散乱粒子109に衝突して光軸方向に向かっ
た散乱光も検出してしまい、この散乱光を直進光(1)
と分離することができなかった。
従って、(3)のような散乱光がノイズとして混ってし
才い画像の劣化を生じていた。
そこで、上記問題を解決する手段をプローブ65に設け
た例を第7図に示す、第7図は、前記プローブ65の先
端部の構成の一例を示したものである。この例では、光
ファイバ66の先端部の外周部にPZT等による超音波
振動子91を設けている。また、前記光ファイバ66の
先端面の前方にはアパーチャ(絞り)92とレンズ93
とが順次設けられている。これら超音波振動子91.ア
パーチャ92.レンズ93は、筒状の固定部材94内に
保持固定されている。また、前記固定部材94の外周及
び光ファイバ66の外周は、外被95によって被覆され
ている。前記超音波振動子91は、図示しない駆動装置
によって駆動され、計測部位である生体104に、光フ
ァイバ66に対する光の入出射方向と垂直な波面を持つ
超音波を定常的に発生するようになっている。この超音
波により、第9図に示すように、生体104内には密度
の疎密部でわずかな屈折率差が生じ、これが位相格子と
なる。このようにして超音波の波面がいくつか並ぶとこ
の面でブラッグ反射を生じる。
超音波の周波数を適当に選び、波面に垂直に入射する直
進光に対して最も透過率の良い超音波波面を作ると、こ
の波面に対し斜めに入射した光はこの波面で反射する。
直進光は前記波面を高い透過性で通過し、散乱粒子10
9に衝突して前記波面に対して斜め方向に向かった散乱
光は、前記波面で反射して光ファイバ66への入射は大
幅に減少する。従って、第11図における(3)のよう
な散乱光がノイズとして混入することが防止され、画像
の劣化を防止することができる。
尚、超音波周波数を、計測部位に応じて変更できるよう
にしても良い。
また、第7図に示すアパーチャ92は、散乱光等の余分
な光を制限するために設けているが、超音波振動子91
を設けた場合には、このアパーチャ92を設けなくても
良い。
ここで、第12図ないし第14図を用いて、従来の血管
内視鏡における視野確保の手段について説明する。
第12図に示す例は、血管内視鏡の挿入部121と血管
形成術に使用するレーザプローブ122とをシース12
3内に挿通して血管内に導入し、このシース123と、
挿入部121及びレーザプローブ122との間の間隙を
通して、生理食塩水124を血管内にフラッシュ注入で
きるようにしたものである。尚、前記挿入部121の先
端面には、照明窓125と観察窓126とが設けられ、
また、血管内視鏡は光源装置127及び内視鏡処理袋f
128に接続されている。前記内視鏡処理袋f128は
、血管内視鏡による観察像を撮像し、映像信号処理して
、モニタ129に表示させるようになっている。また、
レーザプローブ122は治療用レーザ光を出射するレー
ザ装置130に接続されている。尚、第12図中、符号
111は血管壁、112はアテロームである。
また、第13図に示す例は、挿入部121内に処置具チ
ャンネル131と送水チャンネル132とを設け、レー
ザプローブ122を前記処置具チャンネル131内に通
し、前記送水チャンネル132を通して生理食塩水を注
入するようにしたものである。
また、第14図に示す例は、挿入部121内に処置具チ
ャンネル131を設け、この処置具チャンネル131内
に、シース134と、このシース134内に挿通したレ
ーザブロー1122とを通し、前記レーザプローブ12
2とシース134との間隙を通して生理食塩水124を
注入できるようにしたものである。
このように、従来は、生理食塩水を注入している間だけ
しか患部に治療用のレーザ光を照射できないので、治療
に時間がかかるという問題があった。また、治療時間が
長引き、生理食塩水の全注入量が多くなると、患者の血
液が生理食塩水によって薄められ、副作用を生じるとい
う問題があった。
本発明の第3実施例は、生理食塩水の注入を必要とせず
に容易に視野確保ができ、効率良く治療を行うことがで
きるようにした例である。
第15図は本発明の第3実施例の光断層血管内視鏡装置
の要部の構成を示す説明図である。
本実施例の内視鏡装置は、図示しないが、第2実施例と
同様に、チャンネルを有する内視鏡61と光源装置20
と走査駆動装置30とを備えている。そして、前記チャ
ンネル内に第15図に示すレーザプローブ122が挿通
され、このレーザプローブ122が血管内に導入される
ようになっている。このレーザプローブ122の後端部
はレーザ処置装置140に接続されている。このレーザ
処置装置1140は、光断層像観察用のレーザ光及び治
療用のレーザ光を出力するレーザ発振器141と、この
レーザ発振器141を制御するフットスイッチ142と
を備えている。前記レーザ発振器141には、パルス光
発生のためのQスイッチ141aが設けられている。前
記フットスイッチ142は2連式になっており、一方を
踏むと観察モードとなり、観察に適した強度のパルス光
がレーザ発振器141から出射される。また、フットス
イッチ142の他方を踏むと治療モードとなり、アテロ
ームを破壊できる程度のエネルギを持つパルス光がレー
ザ発振器141から出射される。
前記レーザ発振器141の出射パルス光は、ハーフミラ
−143を透過し、ハーフミラ−144で反射して前記
レーザプローブ122に入射し、このレーザプローブ1
22を経て、アテローム112等の計測部位に照射され
るようになっている。
このアテローム112からの反射光は、レーザプローブ
]22を経て、ハーフミラ−144を透過し、カー(K
err)シャッタ146を経て撮像素子147に入射す
るようになっている。また、前記ハーフミラ−143で
反射されたパルス光は、ハーフミラ−149を透過し、
反射ミラー150で反射され、前記ハーフミラ−149
で反射され、前記カーシャッタ146を開くようになっ
ている。
前記反射ミラー150は、図示しない駆動装置によって
光軸方向に移動され、カーシャッタ146を開くための
パルス光の光路長が変化するようになっている。また、
ハーフミラ−]44とカーシャッタ146の間には光減
衰器145が光路に挿脱自在に設けられ、ハーフミラ−
143とハーフミラ−149の間には光減衰器148が
光路に挿脱自在に設けられ、各光減衰器145,1.4
8は、図示しない駆動装置によって、前記フットスイッ
チ142の切換に応じて光路に挿脱されるようになって
いる。
前記撮像素子147の出力信号は、処理装置】51で処
理され、計測部位の光断層像が構成されるようになって
いる。この処理装置151で構成された光断層像は、モ
ニタ152に表示されるようになっている。
次に、レーザプローブ122を用いた観察及び治療時の
作用について説明する。
まず、フットスイッチ142にて観察モードに設定する
と、光減衰器145.148は第15図において実線で
示すように光路から退避され、観察に適した強度のパル
ス光がレーザ発振器141から出射される。この光は、
ハーフミラ−143゜144、レーザプローブ122を
経て、アテローム112等の計測部位に照射される。こ
の計測部位の内部からの反射光は、レーザプローブ12
2゜ハーフミラ−144を経て、カーシャッタ146を
経て撮像素子]47で受光される。反射ミラー150を
移動してカーシャッタ146を開くパルス光の光路長を
変えることにより、計測部位の内部からの反射光の任意
の時間成分の強度を検出することができる。このように
して、第1実施例及び第2実施例と同様に、計測部位内
部からの反射光の時間分解波形を検出することができる
。そして、第2実施例と同様に、内視鏡61の挿入部5
の先端部を駆動して計測部位を走査し、各位置で時間分
解波形を検出して、処理装置151で処理することによ
り計測部位の光断層像が得られ、この光断層像がモニタ
152に表示される。
次に、フットスイッチ142にて治療モードに設定する
と、光減衰器145,148は第15図において破線で
示すように光路中に挿入され、治療に適した強度のパル
ス光がレーザ発振器14]から出射される。この光は、
ハーフミラ−143゜144、レーザプローブ122を
経て、アテローム112等の治療部位に照射される。こ
の光によって治療部位の治療が行われる。また、治療部
位の内部からの反射光は、レーザプローブ122゜ハー
フミラ−144及び光減衰器145を経て、観察モード
時の反射光の強度と略同じ強度に減衰されて、カーシャ
ッタ146に入射する。また、ハーフミラ−143で反
射されたパルス光は、光減衰器148によって観察モー
ド時の強度と略同じ強度に減衰されて、ハーフミラ−1
492反射ミラー150.ハーフミラ−149を経て、
力一シャッタ146に入射される。このようにして、治
療モード時においても、カーシャッタ146゜撮像素子
147に入射する光の強度が観察モード時と変らないな
め、治療しながら治療部位の光断層像を観察することが
できる。また、カーシャッタ146.撮像素子147の
破壊を防止したり、観察モードと治療モードとで画質が
変化してしまうということを防止することができる。
また、本実施例によれば、従来の内視鏡で用いていた照
明用の光源が不要になる。
尚、観察用のレーザ発振器と治療用のレーザ発振器を別
個に設け、これらをモードに応じて切換えても良い。
尚、本実施例は、工業用にも適用することができる。
その他の構成9作用及び効果は第1実施例と同様である
尚、本発明は上記各実施例に限定されず、例えば、計測
対象に照射する光はパルス光に限らず、変調された光等
でも良い。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、挿入部を血管等の
細部における計測対象まで導入することによって、この
計測対象の光断層像を得ることができるので、血管等の
細部の内部形態を検出できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は光断層血管内視鏡装置の構成を示す説明図、第2図
は走査駆動装置を示す説明図、第3図は光断層血管内視
鏡装置の使用状態を示す構成を示す説明図、第4図は光
断層撮影のための走査方法を示す説明図、第5図<a)
は入射光パルスを示す波形図、第5図(b)は反射光強
度の時間分解波形を示す波形図、第5図(c)は断層表
示例を示す説明図、第5図(d)は立体的表示例を示す
説明図、第6図ないし第11図は本発明の第2実施例に
係り、第6図は光断層血管内視鏡装置の構成を示す説明
図、第7図はプローブの先端部の断面図、第8図は光断
層血管内視鏡装置の各フィルタの特性を示す特性図、第
9図は超音波による散乱光除去を示す説明図、第10図
は従来の光断層像撮影を示す説明図、第11図は人体内
における散乱を示す説明図、第12図ないし第14図は
それぞれ従来の血管内視鏡における視野確保の手段を示
す説明図、第15図は本発明の第3実施例の光断層血管
内視鏡装置の要部の構成を示す説明図である。 1・・・内視鏡 5・・・先端部 12・・・導光ファイバ 30・・・走査駆動装置 50・・・表示装置 2・・・挿入部 8・・・計測窓部 13・・・受光ファイバ 40・・・光断層撮影装置 51・・・血管 第2図 −コ 第7 図 第8 図 第9 図 3、補正をする者 事件との関係 住  所 名  称 4、代理人 住所 手続補正書(酸) 平成3年 1月17日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 先端部に計測窓部を有する挿入部と、 前記挿入部の基部側に設けられ、断層像観察用の光を発
    生する光発生手段と、 前記挿入部内に挿通され、前記光発生手段によって発生
    された光を前記計測窓部から計測対象に向けて照射する
    ために前記計測窓部に導くと共に、前記計測対象の内部
    で反射された戻り光を受光して前記挿入部の基部側に導
    くための光伝達手段と、前記挿入部の基部側に設けられ
    、前記光伝達手段によって導かれた前記戻り光を検出す
    る検出手段と、 前記計測窓部を移動させて前記計測対象を走査する走査
    手段と、 前記計測対象の断層像を構成するように、前記検出手段
    の出力信号を処理する信号処理手段とを備えたことを特
    徴とする光断層像観察装置。
JP25991690A 1990-09-26 1990-09-27 光断層像観察装置 Pending JPH04135552A (ja)

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