JPH04135546A - 超音波診断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、超音波プローブから被検体に対して超音波を
送受波し、これにより得た超音波画像データをメモリに
格納し、該メモリから読み出した超音波画像データをＴ
Ｖモニタなどに表示する超音波診断装置に関する。

（従来の技術） 超音波パルスを生体内に送波し、該生体内の各組織から
の反射波により生体情報を得る超音波診断法は、Ｘ線の
ような照射障害がなく、しかも造影剤なしで軟部組織の
診断ができる利点を有している。最近の超音波診断装置
における超音波プローブは、配列形（アレイ型ともいう
。）圧電振動子が用いられている。この超音波プローブ
子の各振動子を駆動信号により駆動して超音波を発生さ
せ、この超音波を生体内に送波する。そしてこの生体内
から前記同一振動子に得られる受信信号に所定の遅延時
間を与えることにより、超音波ビームを所定の距離（位
置）に集束させて、解像度の優れた断層像を得るように
している。

操作者が前記超音波診断装置を用いて生体の診断を行な
う場合には、操作者は、まず超音波プローブを生体表面
の特定の診断部位、例えば心臓に当て、この心臓に相当
する超音波画像を得ている。

この場合に操作者は超音波プローブを心臓と推定する部
位に当て、この部位の周囲について超音波プローブを操
作するが、心臓に相当する超音波画像を操作者が予めわ
かっていないと、各部位で得られた超音波画像のうち、
どの超音波画像が心臓に相当するのかわからなくなる。

このため操作者は何回も超音波画像を得て、経験を積み
重ね、各自の経験によって適切な超音波画像を得ている
。

また初心者にあっては、超音波プローブの操作方法、例
えば被検体（例えば患者）の***、超音波プローブの位
置あるいは診断部位への当て角度などがわからない。そ
こで、初心者は、超音波診断の熟練者に超音波診断方法
などを教えてもらったり、あるいは文献などを参考とし
て超音波画像を得ている。

（発明が解決しようとする課題） このように、超音波診断に関しては、個人の経験に依存
する部分が大きく、適切な超音波画像を得るためには、
時間と労力を十分にかけなげればならず、このため診断
時間が長くなり、また操作者の作業負担になっていた。

そこで本発明の目的は、超音波診断のための時間を短縮
して操作者の作業負担を軽減することのできる超音波診
断装置を提供することにある。

［発明の構成］ （課題を解決する為の手段） 本発明は上記の課題を解決し目的を達成する為に次のよ
うな手段を講じた。本発明は、被検体の診断部位夫々に
対応する超音波診断のための代表的な超音波画像データ
とこの代表的な超音波画像データに対応する超音波プロ
ーブの操作方法を表した操作画像データとを予め格納す
る記憶手段と、前記診断部位に対応した代表的な超音波
画像データと操作画像データとの読み出し制御を前記記
憶手段に対して行なう制御手段と、この制御手段により
読み出された前記代表的な超音波画像データと操作画像
データとを表示する表示手段とを具備したことを特徴と
する。

（作用） このような手段を講じたことにより、次のような作用を
呈する。記憶手段に予め格納されていた被検体の診断部
位夫々に対応する超音波診断のための代表的な超音波画
像データと、この代表的な超音波画像データに対応する
超音波プローブの操作方法を表した操作画像データとが
制御手段により読み出され、これら代表的な超音波画像
データと操作画像データとが表示手段に表示されるから
、代表的な超音波画像データにより診断の補助となり、
超音波プローブの操作方法を表した操作画像データによ
り初心者のガイドとなり、操作者は表示された画像デー
タに従って超音波プローブを簡単に操作できる。その結
果、適切な超音波画像を得るための診断時間を短縮でき
、操作者の操作負担を軽減することができる。

（実施例） 第１図は本発明に係る超音波診断装置の一実施例の概略
構成を示すブロック図、第２図はＴＶモニタに表示され
た肝臓の超音波画像及びこれに対応する超音波プローブ
操作方法を示す図、第３図はＴＶモニタに表示された心
臓の超音波画像及びこれに対応する超音波プローブ操作
方法を示す図である。

第１図において、超音波診断装置は、超音波画像を得る
ための画像データ発生回路１．ＤＳＣ（ディジタル・ス
キャン・コンバータ）２．超音波データベース３．ＴＶ
モニタ４．操作コンソール５．コントローラ６を備えて
いる。

前記画像データ発生回路１は、超音波プローブ１０、送
受信回路１１．信号処理回路１２からなる超音波画像デ
ータを発生するための超音波画像データ発生回路１３と
からなっている。

前記超音波プローブ１０は駆動パルスにより超音波を発
生し、発生した超音波を図示しない生体内に送波する。

前記送受信回路１１は、超音波パルスの間隔を決定する
繰り返しパルスに対して、送信超音波の送波方向と収束
点から決定される所定の遅延時間を与え、この遅延され
た繰り返しパルスにより駆動パルスを形成し、この駆動
パルスを前記超音波プローブ１０に供給する。

そして生体内から反射された超音波ビームは、前記超音
波プローブ１０により受信され、さらに前記送受信回路
１１に送られる。

前記送受信回路１１は、エコー信号を適当なレベルまで
増幅し、増幅されたエコー信号に対して適切な遅延時間
を与え、各々の振動子からのエコー信号の位相を揃え、
前記各々の振動子からのエコー信号を加算し、１つのエ
コー信号を信号処理回路１２に供給する。

そして信号処理回路１２は、エコー信号の包絡線を検圧
し、断層像（Ｂモード像）データを得、このＢモード像
データをＤＳＣ２に供給する。

ＤＳＣ２は、フレームメモリを有し、前記Ｂモード像デ
ータと操作画像データをフレームメモリに書き込み、さ
らにこのＢモード像データ、操作画像データを超音波ス
キャンからＴＶスキャンに変換し、超音波画像データ、
操作画像データを記憶手段としての超音波データベース
３及びＴＶモニタ４に供給する。

前記超音波データベース３は、画像データの書き込み及
び読み出し可能な複数の不揮発性メモリを備え、被検体
の診断部位夫々に対応する超音波診断のための代表的な
超音波画像データ（以下、標本画像データという。）と
この標本画像データに対応する超音波プローブの操作方
法を表した操作画像データとを予め格納し、必要に応じ
て前記標本画像データおよび操作画像データをＤＳＣ２
に読み出すものとなっている。前記不揮発性メモリは、
例えばＦＡＭＯＳ　（フローティング・ゲートアバラン
シェ・インジェクションＭＯＳ）である。なお、メモリ
は電源によりバックアップ可能なＲＡＭ　（ランダム・
アクセム崇メモリ）であっても良い。

前記超音波データベース３は、例えば第１図に示す如く
構成されている。

心臓用メモリ３−１は、心臓の標本画像データを格納し
且つ心臓の超音波画像を得るための操作方法（例えば患
者の***、超音波プローブの位置）を実際に近い状態で
表した操作画像データを格納するものである。

腹部用メモリ３−２は、腹部の標本画像データを格納し
且つ腹部の標本画像データを得るための操作方法（例え
ば患者の***、超音波プローブの位置）を実際に近い状
態で表した操作画像データを格納するものである。

肝臓用メモリ３−３は、肝臓の標本画像データを格納し
且つ肝臓の標本画像データを得るための操作方法（例え
ば患者の***、超音波プローブの位置）を実際に近い状
態で表した操作画像データを格納するものである。

産科婦人科用メモリ３−ｎは、産科婦人科診断に必要な
画像データを格納するものである。なお前記記憶手段は
、前記複数の標本画像データに対応する複数のフロッピ
ーディスクであっても良い。

操作コンソール５は、スイッチを備え、このスイッチを
押すごとに前記複数のメモリ３−１乃至３−ｎを選択す
るための指令をコントローラ６に与えるものである。な
お操作コンソール５は、例えば前記複数のメモリ３−１
乃至３−ｎに対応する複数のスイッチを備えるようにし
ても良い。

コントローラ６は、ＣＰＵ　（中央処理装置）であり、
前記操作コンソール５からの指令に従って、前記診断部
位に対応した標本画像データと操作画像データとの書き
込み制御及び読み出し制御を前記超音波データベース３
の対応するメモリに対して行なうものである。

ＴＶモニタ４は、超音波診断画像及びコントローラ６の
制御により超音波データベース３から読み出された前記
標本画像データと操作画像データとを表示するものであ
る。

次にこのように構成された実施例の作用について説明す
る。まず、メモリには既に標本画像データが格納されて
いるものとする。

そして初心者が、肝臓診断を行なう場合にあっては、操
作コンソール５を操作すると、コントローラ６により超
音波データベース３のメモリのうち、例えば肝臓用メモ
リ３−３から肝臓の標本画像データ及びこれに対応する
超音波プローブ１０の操作方法を表す操作画像データが
ＤＳＣ２に読み出され、第２図に示すような肝臓の標本
画像データＢ３及び操作画像データＳ、が、ＴＶモニタ
４に超音波診断画像と同時に表示される。

このように標本画像データが超音波診断画像と同一画面
上に表示されるから、初心者は、肝臓の標本画像データ
Ｂ、を見れば、初心者による超音波診断のための補助に
なり、また操作画像データＳ、を見れば、操作者２１の
被検体２０の肝臓２２への超音波プローブ１０の位置や
超音波プローブ１０の当て方あるいは被検体２０の***
などの情報を得ることができ、初心者が適切な超音波画
像を得るためのガイドになる。その結果、初心者は超音
波プローブ１０を簡単に操作でき、適切な診断と診断時
間を短縮でき、しかも操作者の負担を軽減できる。

次に初心者が、操作コンソール５のスイッチを複数回押
して、コントローラ６により超音波データベース３のメ
モリのうち、例えば心臓用メモリ３−１から心臓の標本
画像データ及びこれに対応する超音波プローブ１０の操
作方法を表す操作画像データがＤＳＣ２に読み出され、
第３図に示すような心臓の標本画像データＢ１及び操作
画像データＳＩが、ＴＶモニタ４に超音波診断画像と同
時に表示される。

このような心臓診断を行なう場合であっても、初心者は
、心臓の標本画像データＢ１を見れば、超音波診断の補
助になり、また操作画像データＳ１を見れば、操作者２
１の被検体２０の心臓２４への超音波プローブ１０の位
置や超音波プローブ１０の当て方あるいは被検体２００
***などの情報を得ることができ、上記肝臓の診断と同
様な効果が奏せられる。

さらには、前記メモリを夫々の診断部位に分割。

独立させることにより、ユーザが必要なメモリを用いて
も良い。

さらにはフロッピーディスクなどに標本画像データを追
加したり、あるいは標本画像データを置換えることによ
り、ファイリングがしやすくなる。

なお本発明は上述した実施例に限定されるものではない
。上述した実施例においては、超音波画像データとして
Ｂモード画像データについて説明したが、例えばＭモー
ド画像データやドプラモード画像データであっても良い
。また診断部位は上述した実施例の診断部位に限定され
るものではなく、その他の診断部位であっても良い。さ
らに上述した各メモリは、画像データの書き換えが可能
である。さらにまた記憶手段は、上述した各メモリに限
定されるものではなく、書き込み及び読み出し可能なメ
モリであればその他のメモリであっても良い。このほか
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であ
るのは勿論である。

［発明の効果］ 本発明によれば、記憶手段に予め格納されていた被検体
の診断部位夫々に対応する超音波診断のための代表的な
超音波画像データと、この代表的な超音波画像データに
対応する超音波プローブの操作方法を表した操作画像デ
ータとが制御手段により読み出され、これら代表的な超
音波画像データと操作画像データとが表示手段に表示さ
れるから、代表的な超音波画像データにより診断の補助
となり、超音波プローブの操作方法により初心者のガイ
ドとなり、操作者は表示された画像データに従って超音
波プローブを簡単に操作できる。その結果、適切な超音
波画像を得るための診断時間を短縮でき、操作者の操作
負担を軽減することができる超音波診断装置を提供でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る超音波診断装置の一実施例の概略
構成を示すブロック図、第２図はＴＶモニタに表示され
た肝臓の超音波画像及びこれに対応する超音波プローブ
操作方法を示す図、第３図はＴＶモニタに表示された心
臓の超音波画像及びこれに対応する超音波プローブ操作
方法を示す図である。 １・・・画像データ発生回路、２・・ＤＳＣ，３・・・
超音波データベース、３−１・・・心臓用メモリ、３−
２・・・腹部用メモリ、３−３・・・肝臓用メモリ、３
−ｎ・・・産婦入用メモリ、４・・・ＴＶモニタ、５・
・・操作コンソール、６・・・コントローラ、１０・・
・１１１　音波ブローブ、１１・・・送受信回路、１２
・・・信号処理回路、１３・・・超音波画像データ発生
回路、Ｂ１・・・心臓の標本画像データ、Ｂ、・・・肝
臓の標本画像データ、Ｓ、・・・心臓のための操作画像
データ、Ｂ３・・・肝臓のための操作画像データ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被検体の診断部位夫々に対応する超音波診断のための代
   表的な超音波画像データとこの代表的な超音波画像デー
   タに対応する超音波プローブの操作方法を表した操作画
   像データとを予め格納する記憶手段と、前記診断部位に
   対応した代表的な超音波画像データと操作画像データと
   の読み出し制御を前記記憶手段に対して行なう制御手段
   と、この制御手段により読み出された前記代表的な超音
   波画像データと操作画像データとを表示する表示手段と
   を具備したことを特徴とする超音波診断装置。