JPH04133682U - 壁型ジブクレーン - Google Patents

壁型ジブクレーン

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Publication number
JPH04133682U
JPH04133682U JP3938591U JP3938591U JPH04133682U JP H04133682 U JPH04133682 U JP H04133682U JP 3938591 U JP3938591 U JP 3938591U JP 3938591 U JP3938591 U JP 3938591U JP H04133682 U JPH04133682 U JP H04133682U
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JP
Japan
Prior art keywords
arm
wall
electromagnetic clutch
jib crane
type jib
Prior art date
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Pending
Application number
JP3938591U
Other languages
English (en)
Inventor
善行 前田
Original Assignee
ダイハツデイーゼル株式会社
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Publication date
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Priority to JP3938591U priority Critical patent/JPH04133682U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を減じ、構造を簡素かつコンパクト
にでき、組立を容易化できて、コストダウンを図ること
ができる壁型ジブクレーンを提供する。 【構成】 アーム25を水平面内で旋回自在に柱21に
取り付ける受金具22のボルト23と同軸に、電磁クラ
ッチ1の摩擦板の中心軸を配置する。電磁クラッチ1の
ケースを柱21に、回転軸3をアーム25に夫々固定す
る。電磁クラッチへ1の給電をロック用スイッチ11で
断続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、壁面などに旋回軸を介してアームを水平面内で旋回自在に取り付けた 壁型ジブクレーンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の壁型ジブクレーンとして、例えば図3に示すようなものが知ら れている。このクレーンは、工場に立設した柱21の前面に突設したコ字状の受 金具22に、鉛直に挿通,固定したボルト23でT字状の旋回金具24を水平に 枢支し、この旋回金具24にI型鋼あるいはH型鋼からなるアーム25をボルト 26で固定するとともに、アーム25の上側ビームの先端部を、ヒンジ27とタ イロッド28を介して、柱21の上部に同様に設けた受金具29にボルト30で 枢支される旋回金具31にヒンジ32で連結して、アーム25を水平面内で自在 に旋回するようにしている。 アーム25の下側ビームには、柱基部の電源装置33から電線34を経て給電 されるモータ35により荷を上げ下ろしする電動チェーンブロック36を走行自 在に設ける。また、アーム25の上側ビームの基端部に電源装置33から給電さ れるモータ37を固定し、このモータで駆動される大歯車38と、受金具22に 立設,固定した小歯車39とをチェーン40で連結し、アーム25から吊り下げ たスイッチ41で上記モータ37をオン・オフして、アーム25を所望角度だけ 旋回させ、その位置に保持するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の壁型ジブクレーンは、電動チェーンブロック36により 比較的軽量の荷物を移動させるものであるにも拘わらず、旋回および旋回位置の 保持にモータ37とチェーン機構を用いたものであるため、構造が大掛かりかつ 複雑になるうえ、組立に手間がかかり部品点数が増えて、コストアップをもたら すという欠点がある。 そこで、本考案の目的は、アーム25は電動チェーンブロック36から吊り下 げた操作用スイッチ42の吊ワイヤ43を引っ張れば旋回させうることに着目し 、アームの旋回位置保持手段を工夫することにより、部品点数の少ない簡素かつ コンパクトな構成でもって、容易に組み立てることができる安価な壁型ジブクレ ーンを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案の壁型ジブクレーンは、壁面または柱面に、 旋回軸を介してアームを水平面内で自在に旋回するように取り付け、上記アーム に電動チェーンブロックを走行自在に設けてなるものにおいて、摩擦板の中心軸 が上記旋回軸と同軸に配置され、一側が上記壁面または柱面に固定される一方、 他側が上記アームに固定された電磁クラッチと、この電磁クラッチへの給電を断 続するロック用スイッチを備えたことを特徴とする。
【0005】
【作用】
アームを旋回させる場合、作業者は、例えばロック用スイッチをオフにする。 すると、電磁クラッチへの給電が断たれ、中心軸が壁面近傍の旋回軸と同軸に配 置された摩擦板は、互いに離間して、切断状態の電磁クラッチの一側の壁面と他 側のアームとは相対回転自由になる。作業者が、アームに沿って移動する電動チ ェーンブロックの操作用スイッチの吊ワイヤをアームに直交する方向に引っ張る と、アームは水平面内で旋回軸の回りに旋回する。アームが所定位置まで旋回す ると、操作者はロック用スイッチをオンにする。すると、電磁クラッチの摩擦板 は、互いに押し付けられ、連結状態の電磁クラッチ一側の壁面と他側のアームと は相対回転不可能になり、アームはその位置でロックされ保持される。従って、 この状態で電動チェーンブロックを用いて荷物を上げ下ろしすれば、アームが振 れることがなく、容易かつ安全に作業をすることができる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例により詳細に説明する。 図1は、壁型ジブクレーンの一例を示す側面図である。この壁型ジブクレーン は、図3で述べたクレーンのアーム25を旋回させるモータ37、大小歯車38 ,39、チェーン40に代えて旋回軸たるボルト23と同軸に電磁クラッチ1を 設けた点のみが異なり、図3と同じ部材には同一番号を付している。 上記電磁クラッチ1は、図2(a),(b)にも示すように、円筒状のケース2の 下面が、L字状の取付板4と平板5を介して夫々ボルト6とボルト7で柱21に 固定され、上記ボルト23と同軸をなしてケース2の中心から上方に突出する回 転軸3が、連結プレート8と平板9を介してボルト10でアーム25の下側ビー ム下面に固定される。図示しないが、ケース2の内周には、リング状の多数の摩 擦板が軸方向に間隔をおいて固定され、回転軸3の外周にも、上記各摩擦板の間 に位置させて多数の摩擦板が固定されていて、ケース2内の底部に設けられた電 磁石が通電されると、両摩擦板が互いに押し付けられてアーム25の旋回が阻止 つまりロックされるようになっている。上記電磁石は、電源装置33(図1参照) から電線34を経て給電されるが、この給電の断続は、電動チェーンブロック3 6から吊り下げたロック用スイッチ11で行なわれる。
【0007】 上記壁型ジブクレーンは、次のように操作される。 荷上げ位置または荷下ろし位置までアーム25を旋回させる場合、操作者は、 電動チェーンブロック36から吊り下がるロック用スイッチ11をオフにする。 すると、電源装置33から電磁クラッチ1への給電が断たれ、ケース2側と回転 軸3側の摩擦板が互いに離間して、電磁クラッチ1は切断状態となり、回転軸3 は回転自在となる。作業者が、電動チェーンブロック36から吊り下がる操作用 スイッチ42の吊ワイヤ43をアーム25に直交する方向に引っ張ると、アーム 25は水平面内で受金具22のボルト23の回りに旋回する。 アーム25が目標位置まで旋回すると、操作者はロック用スイッチ11をオン にする。すると、電磁クラッチ1の摩擦板は、通電で励磁した電磁石により互い に押し付けられ、電磁クラッチ1は連結状態となり、アーム25は旋回を阻止さ れてその位置でロックされる。次いで、電動チェーンブロック36を吊ワイヤ4 3にてアーム25に沿って目標位置まで移動させ、この位置で操作用スイッチ4 2でモータ35を動かし、荷物を上げ下ろしする。このとき、アーム25は電磁 クラッチ1により完全にロックされ、振れることがないので、容易かつ安全に作 業をすることができる。
【0008】 このように、本考案によれば、従来のようにアームの旋回と位置保持のために モータやチェーン機構を用いず、旋回軸と同軸に設けた電磁クラッチで位置保持 のみを行なうので、部品点数が減少し、構造が簡素かつコンパクトになり、しか も容易に組み立てることができ、コストダウンを図ることができる。ちなみに、 アーム長さ7m、吊り上げ能力500kgの壁型ジブクレーンでは、設置コストが 従来の100万円から50万円程度まで低減する。 上記実施例では、電磁クラッチ1を柱21に固定したL字状の取付板4を介し てアーム25の下面に取り付けているので、組み立てがより容易になる。
【0009】 なお、本考案の旋回軸は、実施例のものに限らずアームの基部上面に設けても よい。また、電動チェーンブロックをアームに沿ってモータで走行させてもよく 、ロック用スイッチを電動チェーンブロックの操作用スイッチと一体化すること もできる。
【0010】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案の壁型ジブクレーンは、アームを水平面 内で旋回自在に壁または柱に取り付ける旋回軸と同軸に、電磁クラッチの摩擦板 の中心軸を配置し、この電磁クラッチの一側を上記壁または柱に、他側を上記ア ームに夫々固定するとともに、電磁クラッチへの給電をロック用スイッチで断続 するようにしているので、部品点数を減じ、構造を簡素かつコンパクトにでき、 組立を容易化できて、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の壁型ジブクレーンの一実施例を示す
側面図である。
【図2】 上記実施例の要部を示す側面図および正面図
である。
【図3】 従来の壁型ジブクレーンを示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1…電磁クラッチ、2…ケース、3…回転軸、4…取付
板、8…連結プレート、11…ロック用スイッチ、21
…柱、22…受金具、23…ボルト、24…旋回金具、
25…アーム、26…ボルト、36…電動チェーンブロ
ック。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面または柱面に、旋回軸を介してアー
    ムを水平面内で自在に旋回するように取り付け、上記ア
    ームに電動チェーンブロックを走行自在に設けてなる壁
    型ジブクレーンにおいて、摩擦板の中心軸が上記旋回軸
    と同軸に配置され、一側が上記壁面または柱面に固定さ
    れる一方、他側が上記アームに固定された電磁クラッチ
    と、この電磁クラッチへの給電を断続するロック用スイ
    ッチを備えたことを特徴とする壁型ジブクレーン。
JP3938591U 1991-05-29 1991-05-29 壁型ジブクレーン Pending JPH04133682U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3938591U JPH04133682U (ja) 1991-05-29 1991-05-29 壁型ジブクレーン

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JPH04133682U true JPH04133682U (ja) 1992-12-11

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ID=31920671

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101068229B1 (ko) * 2011-04-19 2011-09-29 신우개발 (주) 타워크레인 해체 하역 시스템 및 이를 이용한 해체 하역 방법
JP2011241058A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 Super Tool Co Ltd ジブクレーン
CN105439002A (zh) * 2014-08-14 2016-03-30 河南新科起重机股份有限公司 一种钢厂专用揭盖悬臂起重机

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61226494A (ja) * 1985-03-30 1986-10-08 株式会社東芝 手動旋回式のジブクレ−ン

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