JPH04130874A

JPH04130874A - Ｘ線撮影装置

Info

Publication number: JPH04130874A
Application number: JP2250377A
Authority: JP
Inventors: Masayuki Nishiki; 雅行西木
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1990-09-21
Filing date: 1990-09-21
Publication date: 1992-05-01

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は、イメージφインテンシファイア（以下１．Ｉ
と記す）とＣＣＤ、撮像管等の撮像素子とを用いて被検
体のＸ線撮影像を得るＸ＠ＣＴ装置、Ｘ線診断装置等の
Ｘ線撮影装置に関する。

（従来の技術）この種のＸ線撮影装置として、例えばＸ線検出手段とし
て１．Ｉと撮像素子とが設けられたＸ線ＣＴ装置がある
。この装置においては、被検体にＸ線を照射するＸ線管
と、被検体を透過したＸ線を受光し、このＸ線像を光学
像に変換する！。

■と、１．Ｉから送られる光像を電気信号に変換するＣ
ＣＤ等の撮像素子とが設けられており、撮影時にはＸ線
管と１．Ｉ及び撮像素子を被検体の回りに回転させなが
ら、Ｘ線管により被検体にＸ線を照射し、１．Ｉにより
Ｘ線を受光する。

１．１は被検体を透過したＸ線により形成されるＸ線像
を光学像に変換して撮像素子に送り、撮像素子はこの光
像を電気信号に変換してこの画像情報データを情報処理
部に送る。情報処理部はこの画像情報データを基にして
画像の再構成を行い、この再構成画像を内容とする映像
信号をＣＲＴデイスプレィ等のモニタに送り、モニタの
画面上に被検体のスライス像等の撮影画像が表示される
。

ところで、上記のＸ線ＣＴ装置では、１．Ｉ。

Ｘ線入射面が凸状の曲面であるため１．Ｉの出力像には
歪みが生じ、また１、Ｉ回転時の磁場の変化により１．
Ｉに磁気歪みが生じ、その出力像に歪みが生じる。それ
によって撮影画像に歪みが生じることを防止するために
、補正用グリッドにより画像情報データの補正を行うこ
とが提案されている。この補正方法は、補正用グリッド
のみを撮影して得られる歪んだグリッド像を正しいグリ
ッド像に修正するような補正処理を、画像情報データに
施すものである。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら上記した従来技術の場合には、補正処理を
行うために補正用グリッドをＩ、Ｉ。

Ｘ線入射面側に着脱する操作が必要であり、手間かかか
る上に、補正用グリッドを設けるために、１、Ｉを含む
Ｘ線検出手段の構成が複雑化するという欠点があった。

本発明は上記した従来技術の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、手間がかからず
、簡単な構成で、画像情報データの歪みを補正すること
ができるＸ線撮影装置を提供することにある。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）上記目的を達成するために、本発明にあっては、被検体
にＸ線を照射するＸ線管と、被検体を透過したＸ線を受
光し、このＸ線像を光学像に変換するイメージ・インテ
ンシファイアと、該イメージ・インテンシファイアから
送られる光像を電気信号に変換する撮像素子とを備え、
該撮像素子から出力される画像情報データを基にして撮
影画像を得るＸ線撮影装置において、前記イメージ・インテンシファイアのＸ線入射面近傍に
、散乱線を除去し、かつ撮影画像の歪みを補正するため
の歪み補正用散乱線グリッドが設けられ、該歪み補正用
散乱線グリッドを撮影して得られる補正用データを基に
して前記画像情報データを補正する補正処理手段が設け
られたことを特徴とする。

（作用）上記構成を有する本発明のＸ線撮影装置においては、上
記歪み補正用散乱線グリッドにより１゜１のＸ線入射面
における散乱線が除去され、さらにこの歪み補正用散乱
線グリッドを撮影して得られる補正用データを基にして
、上記補正処理手段により画像情報データが補正される
。従って、補正専用グリッドの着脱操作を行う必要がな
いので手間がかからず、また１枚の歪み補正用散乱線グ
リッドが散乱線除去用グリッドと補正用グリッドを兼ね
るので、簡単な構成で散乱線を除去し、かつ画像情報デ
ータの歪みを補正することができる。

（実施例）以下に、本発明の実施例を図に基づいて説明する。第１
図は本発明の一実施例のＸ線撮影装置としてのＸ線ＣＴ
装置の構成を示すブロック図である。図においてこのＸ
線ＣＴ装置１は、概略被検体ＰにＸ線を照射して撮影を
行うための撮影部２と、撮影部２から送られるデータを
処理する情報処理部３と、情報処理部３から送られる映
像信号に従って画像を表示するＣＲＴデイスプレィ等の
モニタ４とから成る。

撮影部２には、被検体ＰにＸ線を照射するＸ線管５と、
Ｘ線を検出するだめのＸ線検出手段６とが、被検体Ｐを
挾んで対向配置されている。Ｘ線検出手段６は、被検体
Ｐを透過したＸ線を受光し、このＸ線像を光学像に変換
する１、Ｉ７と、光学系８と、［１７から送られる光像
を電気信号に変換するＣＣＤ等の撮像素子９とから成り
、Ｉ。

Ｉ７のＸ線入射面７ａ近傍には、散乱線を除去し、かつ
撮影画像の歪みを補正するための歪み補正用散乱線グリ
ッド１０が設けられている。歪み補正用散乱線グリッド
１０は、第２図に示すように、散乱線を除去するための
所定の幅ｄを有する長方形状の板１０ａが格子状に配置
されて成るグリッドで、このグリッドを撮影して得られ
る画像上にグリッド像が明確に現われるような材質、形
状とされている。

情報処理部３には、撮像素子９の出力信号にＡ／Ｄ変換
を行うＡ／Ｄ変換器１１と、セレクタ１２と、歪み補正
用散乱線グリッド１０を撮影して得られる補正用データ
を記憶する補正データ用メモリ１３と、画像情報データ
を記憶する画像データ用メモリ１４と、上記補正用デー
タを基にして画像情報データを補正する補正処理手段１
５と、補正された画像情報データを基にして画像を再構
成する画像再構成手段１６とが設けられている。

撮影時には、被検体ＰをＸ線管５と歪み補正用散乱線グ
リッド１０との間に設置し、上記Ｘ線管５及びＸ線検出
手段６を被検体Ｐの回りに回転させながら、Ｘ線管５に
より被検体ＰにＸ線を照射し、１．Ｉ７によりＸ線を受
光する。このときＩ。

ＩのＸ線入射面７ａにおいては、歪み補正用散乱線グリ
ッド１０により散乱線が除去される。Ｉ。

Ｉ７は被検体Ｐを透過したＸ線により形成されるＸ線像
を光学像に変換し、この光像が光学系８を介して撮像素
子９に送られる。撮像素子９はこの光像を電気信号に変
換して画像情報データとして出力し、この信号がＡ／Ｄ
変換器１１．セレクタ１２を介して画像データ用メモリ
１４に送られ記憶される。

次に、補正処理手段１５が画像データ用メモリ１４に格
納された画像情報データに対して後述する補正処理を行
う。この補正処理方法について説明すると、まず、被検
体Ｐを撮影する前に歪み補正用散乱線グリッド１０のみ
を撮影し、このとき撮像素子９から出力されるグリッド
像のデータを補正用データとしてＡ／Ｄ変換器１１．セ
レクタ１２を介して補正データ用メモリ１３に送り記憶
しておく。ここで、１．Ｉ７の磁気歪みは地表に対する
１、１７の傾き角度と位置により異なるので、撮影時の
全ての角度で補正用データを収集しておくことが望まし
いが、実際的にはいくつかの代表角度のデータを収集す
ればよい。なぜならば、磁気歪みのパターンは角度によ
ってゆるやかに変化するからである。

そして、補正処理手段１５は、上記画像情報データに対
してｌｏｇ　　（画像情報データ）−１ｏｇ（補正用デ
ータ）の引算を行って画像情報データから歪み補正用散
乱線グリッド１０の影を消した後、上記補正用データの
歪んだグリッド像を正しいグリッド像に修正するような
補正処理を、上記グリッドの影を消した画像情報データ
に対して行う。

それにより画像情報データの歪みが補正され、画像再構
成手段１６はこの補正されたデータを基にして画像の再
構成を行い、この再構成画像を内容とする映像信号をモ
ニタ４に送る。そして、モニタ４の画面上に被検体Ｐの
スライス像等の撮影画像が表示される。

上述したグリッド１０の影を消すだめの引算は必ずしも
必要ではない。なぜならば、グリッド１０を１．Ｉ７に
加えたものを一体型のＸ線検出器と考えれば、Ｘｌ１Ｃ
Ｔ装置においては、画像情報データから投影データを得
て画像を再構成する画像再構成処理の際に、Ｘ線検出器
の感度のばらっきが補正されるようなデータ処理が行わ
れるので、再構成画像にはグリッド像が現われないから
である。

また、上記補正処理方法においては被検体Ｐの撮影前に
歪み補正用散乱線グリッド１０のみの撮影を行ったが、
このようなグリッド１０のみの撮影を行わなくても補正
処理を行うことができる。

すなわち、第３図に示すように、被検体Ｐ及びグリッド
１０を撮影して得られる画像２０においてグリッド像２
１は特徴が明確なので、画像情報データから容易にグリ
ッドの位置を見つけてグリッド像のデータを抽出し、補
正用データを得ることができる。この後、この補正用デ
ータを用いて画像情報データに上記と同様な補正処理を
行って、画像情報データの歪みを補正することができる
。

この補正処理方法を用いれば、グリッド１０のみの撮影
を行わずに画像情報データと補正用データとを同時に収
集することになるので、データ収集の時間を短縮するこ
とができる。

上記したように、本実施例においては、歪み補圧用散乱
線グリッド１０により１．１のＸ線入射面７ａにおける
散乱線が除去される上に、このグリッド１０を撮影して
得られるグリッド像のデータを補正用データとして用い
て、補正処理手段１５により画像情報データの歪みを補
正するので、歪みが小さい高画質の撮影画像を得ること
ができる。そして、本実施例では補正専用グリッドの着
脱操作が不要なので、手間がかからず、操作者の負担が
軽減され、また１枚の歪み補正用散乱線グリッド１０が
散乱線除去用グリッドと補正用グリッドを兼ねているの
で、これらのグリッドを２枚設ける場合に比べてＸ線検
出手段６の構成が簡素化される。

以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく種々変形実施が可能である。

例えば上記実施例においてはＸ線撮影装置としてＸＩＣ
Ｔ装置を例にとったが、本発明はＸ線診断装置等にも適
用可能である。ただし、Ｘ線診断装置においてはＸ線検
出器の感度を補正するようなデータ処理は行われないの
で、撮影画像からグリッドの影を消すためのデータ補正
処理時の引算の必要性がＸ＄ｊｊｌＣＴ装置の場合に比
べて大きい。

［発明の効果コ本発明のＸ線撮影装置は以上の構成及び作用を有するも
ので、手間がかからず、簡単な構成で、画像情報データ
の歪みを補正し、高画質の撮影画像を得ることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のＸ線撮影装置としてのＸ線
ＣＴ装置の構成を示すブロック図、第２図は同実施例に
おける歪み補正用散乱線グリッドを示す斜視図、第３図
は同実施例におけるグリッド像を含む画像を示す図であ
る。１・・・Ｘ線ＣＴ装置（Ｘ線撮影装置）５・・・Ｘ線管７・・・１．Ｉ（イメージ・インテンシファイア）７ａ
・・・Ｘ線入射面　９・・・撮像素子１０・・・歪み補
正用散乱線グリッド５・・・補正処理手段Ｐ・・・被検体

Claims

【特許請求の範囲】被検体にＸ線を照射するＸ線管と、被検体を透過したＸ
線を受光し、このＸ線像を光学像に変換するイメージ・
インテンシファイアと、該イメージ・インテンシファイ
アから送られる光像を電気信号に変換する撮像素子とを
備え、該撮像素子から出力される画像情報データを基に
して撮影画像を得るＸ線撮影装置において、前記イメージ・インテンシファイアのＸ線入射面近傍に
、散乱線を除去し、かつ撮影画像の歪みを補正するため
の歪み補正用散乱線グリッドが設けられ、該歪み補正用
散乱線グリッドを撮影して得られる補正用データを基に
して前記画像情報データを補正する補正処理手段が設け
られたことを特徴とするＸ線撮影装置。