JPH04130733U - 家庭用加熱用品 - Google Patents

家庭用加熱用品

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JPH04130733U
JPH04130733U JP4321591U JP4321591U JPH04130733U JP H04130733 U JPH04130733 U JP H04130733U JP 4321591 U JP4321591 U JP 4321591U JP 4321591 U JP4321591 U JP 4321591U JP H04130733 U JPH04130733 U JP H04130733U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低電力、商品の小型化、安全性、使用容易性
に優れ、料理目的に応じた加熱が可能であり、且つ加熱
本体の水洗いが可能な家庭用加熱用品を提供する。 【構成】 内蔵されて配設された膜状ヒータ11と該ヒ
ータ11の端子に接続され裏面側に配設されるリード取
出し部12とを備える容器状、皿状若しくは板状のセラ
ミックス製加熱本体1と、該リード取出し部12と密着
しこの加熱本体1を載置すると突出する基台端子21と
該基台端子21に接続するリード22と上記ヒータ11
の温度を調節するための温度調節手段及びその操作パネ
ル24と加熱本体の位置決め・固定手段25とを備え、
上記セラミックス製加熱本体1の底面側に該セラミック
ス製加熱本体1と脱着可能に配置される基台2と、を有
する家庭用加熱用品。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、家庭用加熱用品に関し、ホットプレート、加熱皿、電気ポット及び 炊飯器等の食料品の料理及び保温等を目的としたもの等に利用される。尚、本考 案は風呂、便所の便座等にも利用可能である。
【0002】
【従来の技術】
電気製品のうち、食料品の料理及び保温を目的とした加熱用品としては、ホッ トプレート、電気ポット、炊飯器等が挙げられるが、これらは全て耐酸化性の金 属板(ステンレス等)を暖熱板として用い、それを暖めるのに金属発熱抵抗体を 用いて定電力制御等で温度調節をしていた。また、携帯用の電気焜炉等も同様で ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の上記家庭用加熱用品では、耐酸化性金属板(ステンレス等)を 暖熱板としヒータを金属発熱抵抗体として用いる場合、暖熱板とヒータの両者が 電気的に導電性であるため、その両者間には、ある程度の空間若しくは絶縁体を 介入して絶縁する必要があり、ヒータ自身の熱エネルギーの効率が悪かった。ま た、ヒータ自身を備え付ける場合、設計上絶縁しなければならないため、容器自 身の大きさに対して大きくなってしまい、小型ではなかった。更に、効率の面か ら、ヒータは下部に備え付ける方法が用いられてきたが、この場合は容器全体及 び部分加熱が出来なかった。 また、暖熱板は、薄い金属からなるため、加熱した熱は冷めやすく、そのため 連続した通電が必要であった。更に、金属板のため酸化に弱いと言う問題点もあ った。また、食品類を直接料理するホットプレート等は、表面にテフロンコート 加工等の処理をしているため、使用方法例えば使用後の水洗いについて規制する 必要があった。
【0004】 本考案は、上記欠点を克服するものであり、低電力、商品の小型化、安全性、 使用容易性に優れ、料理目的に応じた加熱が可能であり、且つ加熱本体等の水洗 いが可能な家庭用加熱用品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案者らは、種々の家庭用加熱用品について検討した結果、母体とヒータが 入った積層グリーンシートを一体化して、ヒータ内蔵のセラミックス製加熱本体 を製造することにより、本考案を完成するに至ったのである。
【0006】 即ち、本第1考案の家庭用加熱用品は、内蔵されて配設された膜状ヒータ11 と該ヒータ11の端子に接続され裏面側に配設されるリード取出し部12とを備 える容器状、皿状若しくは板状のセラミックス製加熱本体1と、 該リード取出し部12と接触する基台端子21と該基台端子21に接続するリ ード22と上記ヒータ11の温度を調節するための温度調節手段24とを備え、 上記セラミックス製加熱本体1の底面側に該セラミックス製加熱本体1と脱着可 能に配置される基台2と、を有することを特徴とする。
【0007】 本第2考案の家庭用加熱用品は、内蔵されて配設された膜状ヒータ11と該ヒ ータ11の端子に接続され裏面側に配設されるリード取出し部12と該ヒータ1 1に取り付けられ該ヒータ11の温度を調節するためのサーミスタ19を有する 温度調節手段とを備える容器状、皿状若しくは板状のセラミックス製加熱本体1 と、 上記リード取出し部12と密着する基台端子21と該基台端子21に接続する リード22とを備え、上記セラミックス製加熱本体1の底面側に該セラミックス 製加熱本体1と脱着可能に配置される基台2と、を有することを特徴とする。
【0008】 上記加熱本体のセラミック材料種、形状、大きさ及び厚さ、並びにこれに内蔵 されるヒータのパターン、更にはこのヒータの形成場所(底面、側面、その両方 等)は、特に限定されず、目的、用途により種々選択される。上記において、加 熱本体をセラミックス製としたのは、絶縁性と保温性を確保するためである。更 に、ヒータは膜状であり、所望のヒータパターンとして形成される。
【0009】 そして、このヒータは、通常、電気的絶縁と発熱ヒータの保護を行うため以下 のようにして作製される。即ち、グリーンシート上にスクリーン印刷により所望 の発熱ヒータパターンを形成してヒータパターン付グリーンシートを製作し、こ のグリーンシートをセラミックス製母体(板状体、皿状体、容器状体、シート等 )の上に積層し、更にこの上にヒータパターンのない保護用のグリーンシートを 積層して、一体焼成して製作される。尚、必要に応じて、ヒータパターン付グリ ーンシートの下層にはヒータパターンのないグリーンシートを配置することがで きる。そして、ヒータパターン付グリーンシート及びこれよりも下層に配置され るグリーンシートには、このヒータの端子と電気的に接続するためのスルーホー ルが形成されている。
【0010】 ヒータは目的、用途により所望のパターンとするが、例えば、全面発熱パター ンでもよいし、部分発熱パターンでもよいし、この部分的発熱を得るには、図1 6及び図18に示すように、直列の1本の発熱ヒータパターンの間の途中に1箇 所以上分岐させて、両端間、この各末端と各分岐点間、若しくは各分岐点間を任 意に通電可能の可変ヒータ形状としてもよいし、また、図2及び図20に示すよ うに、分岐点が無いヒータを2個以上配設したものとしてもよい。更に、このヒ ータは並列型とすることもできる。
【0011】 所望形状の母体(ヒータパターンを有するグリーンシートを接合させる対象物 )と、ヒータの入った積層グリーンシートとを一体化させるには、両者の材料は 同種が望ましい。しかも、両者の焼成における焼結の収縮率〔(焼成後寸法/焼 成前寸法)×100〕の差は0〜6%以内が望ましいが、より好ましくは約2% である。例えば、母体の収縮率(例えば81%)が、これに積層するグリーンシ ートの収縮率(例えば83%)に対して2%程小さい場合、グリーンシートを内 側に接着・曲げをするとき、常時外から内へ加圧させるため、なじみ性が良い。 また、逆に外側に接着・曲げをする場合、母体の収縮率を85%とし、グリーン シートの収縮率を83%とすれば、常時外から内へ加圧させるため効果的である 。また、この接着をする場合、両者とも生状態における結合剤(バインダ)は同 種が望ましく、結合剤の溶媒となる液体を両者又はその片方の接着面に塗布し、 接着面自身がその両者間で馴染むようにするのが好ましい。同種でない時でも、 両者の間に、前記と同様の方法又はその両者の材料をブレンド若しくは単体のペ ースト状の接着剤又はセラミックス入り両面テープで、両者又はその片方の接着 面に塗布等をして仲介させることもできる。この収縮率の差が0〜6%以内、且 つ上記のような接着の工夫をすると、アルミナとジルコニアの一体化も可能とな る。
【0012】
【実施例】
以下、実施例により本考案を具体的に説明する。 実施例1 (1)皿状セラミックス製加熱本体の製造 尚、以下の説明において、焼成前の部材と焼成後の部分が同じである場合は、 同番号を付した。
【0013】 まず、以下のようにして、図1〜図3に示すように、皿状セラミックス製加熱 本体1を製造した。即ち、平均粒径1〜3μのAl2 3 90重量部と、SiO 2 、MgCO3 、CaCO3 、K2 O、B2 3 等からなる焼結助剤10重量部 に、成形助剤WA1.5重量部と水35重量部とを加え、混合し、トロンメルに より5時間混合した。その後、所定の皿形状のキャビィティを有する成形型に流 し込み、80℃で2時間乾燥し、次いで、成形されたベース皿(母体)のバリを 取り、電源端子用のスルホールの孔開け加工を行った。その後、260℃、約6 時間、加熱して内部の成形結合剤を抜き、更に、1220℃、1時間、仮焼して 、図4に示す、平面形状がトラック状の皿状仮焼体(母体)(厚さ;約6mm、 長径;280mm、短径;35mm)15を製作した。
【0014】 一方、92重量部のAl2 3 及び8重量部の焼結助剤からなる、上記と同平 面形状の図2に示すような4つの発熱パターン11をW−Moメタライズインク によりスクリーン印刷を施した第1グリーンシート(厚さ;0.26mm)16 と、更に第2グリーンシート(厚さ;0.26mm)17を製作した。尚、この 第1グリーンシートには、上記ベース皿に形成されたスルーホールと対応する位 置に、スルーホールが形成されている。
【0015】 そして、この第1、第2グリーンシートを順次積層し、圧着した。そして、図 4に示すように、所定の型3上に、上記仮焼体15を置き、その上に、接着剤( アルミナペースト)を介して上記積層グリーンシートを配置して、シリコンゴム の加圧体4を用いて、圧着して一体化した。その後、上記スルーホール内にメタ ライズの充填等によりキャッピング(図1の13)をし、更に、仮焼体の裏側で あって、且つこのスルーホール内のメタライズ13と接続する位置にメタライズ で印刷して、リード取出し部12を形成した。 次いで、熱圧着により接着効果を高めつつ、250℃で6時間の樹脂抜きを行 い、H2 中で1500〜1580℃で焼成した。更に、この表面にはガラスグレ ーズコートを施して、最表面にガラス層18を形成し、また、この裏リード取出 し部12の表面に、Cr−Ni被覆層14をメッキにより形成して、図1〜3に 示す皿状セラミックス製加熱本体1を製造した。
【0016】 (2)基台の構造 本実施例における基台2は、図5〜9、図12〜13に示すように、基台端子 21と、リード22と、温度調節手段(操作パネル)24と、加熱本体1を位置 決めし固定するための位置決め・固定手段25と、を備え、加熱本体1の底面側 にこの加熱本体1と脱着可能に配置される。 基台端子21はリード取出し部12と密着する位置(中央側の位置)に配設さ れている。そして、図9に示すように、使用しない場合は平面から下に埋設され 、安全を確保している。基台2上に加熱本体1を載置すると、テコ作用及びバネ 作用によりこの基台端子21が突出するように、その一方側に突部23が外側( 外周側)の位置に形成されている。このような基台端子21及び突部23の4組 が、図5に示すように、ほぼ等間隔をもって配設されている。
【0017】 リード22は基台端子21に接続しており、このリード22は温度調節手段2 4を介して電源(図示せず。)に接続される。この温度調節手段24は、例えば 、図6及び図8の温度調節操作パネル(及びその内容、これも24と表記する。 )に示すように、全体加熱(この場合は各ヒータは同温度となるように設定する 。)若しくは各部分の部分加熱が、「送り」ボタン24aの選択により自由にで き、また各ヒータ部分の設定温度も、ツマミ24bにより適当な抵抗値(又は電 圧値)を選択できる。更に、ツマミ24bに、加熱(又は通電)を示すランプ表 示を兼用させるようにしてもよい。
【0018】 加熱本体の位置決め・固定手段25は、図12に示す加熱本体1の底部に設け られた固定用凹部1a内に挿入される位置決め・固定用突部25aと、この突部 25aを左右に移動させるギア手段25bと、から構成されている。そして、ま ず、加熱本体1の凹部1a内に突部25aを挿入することにより位置決めがされ 、次いで、図13に示すように、所定のギア手段25bを作動させるレバーによ り、左右の一方に突部25aを移動させて、凹部1aの周面部に圧力を加えて固 定することができる。 また、他の位置決め・固定手段としては、図21及び図22に示すように、加 熱本体1に凸部1a’を設けて、これを相手材の凹部25a’に挿入する構成と することもできる。
【0019】 本実施例の加熱用品は、ヒータが皿状加熱本体に一体的に内蔵されているので 、商品の小型化が可能であり、4つに区分された底面領域の全部又はその各々を 選択して加熱することができる。また、この加熱本体は、セラミックス製のため 遠赤外線放出効果に優れるので、料理等には好都合であり、また保温性、耐酸化 性及び衛生面にも優れる。更に、加熱部と電気部分(通電部分)とは別体となっ ているので、調理等に用いられる加熱本体を使用後そのまま水洗いができる。 また、加熱本体の位置決め・固定手段を有するので、使用時に加熱本体がずれ ることもなく、そのため通電不良となることもないし、料理がしにくいというこ ともない。
【0020】 実施例2 本実施例は、図14に示すように、温度調節手段としてサーミスタ19を用い 、このサーミスタ及び回路を発熱本体1に設けたこと以外は、実質上、実施例1 と同じ若しくは類似した構成とすることができる。 このサーミスタ19は、図14に示すように、各ヒータに1個取付け、各々部 分加熱ができる構成である。尚、全体を加熱する場合は全てのヒータを同じ温度 で制御すればよい。この取付け場所は、各ヒータパターンの中央部であって発熱 本体の各1/4部分の体積でほぼ半分に相当する場所に設置されている。従って 、測定温度誤差が少なく、均一の温度測定ができる。
【0021】 そして、このサーミスタにより制御する方法は特に限定されないが、その一例 を示す。例えば、図15に示すように、基準Aのa2 が受ける基準電圧値に対し てBのb2 が受ける電圧が大か小かコンパレータで判断して、ON、OFFの制 御をする。尚、A部の抵抗は大きくして消費電力を小さくするようにするのが好 ましく、例えば、a2 >b2 の場合がOFFで、a2 <b2 の場合がONとなる ようにしてもよい。
【0022】 これらのサーミスタは抵抗体であり、母体1の適宜の箇所へ厚膜又は薄膜で製 作され、制御を検知するブリッジ回路は基台2の内部に収納され、これらは位置 決め・固定手段の作動により互いに電気的に接続される。このサーミスタの取付 け場所は、表面側でも裏面側でもよい。 このサーミスタ材料としては、NTC常温用Mn、Co、Ni、Fe、Cu遷 移金属酸化物半導体複合焼結体、PTC;BaTiO3 系にSi、Y等の希土類 元素を添加した複合焼結体、及びCTR;V酸化物にBa、Sr等を添加した複 合焼結体等とすることができる。そして、これらの材料からなる厚膜、薄膜を印 刷法又はスパッタリング法、真空蒸着法等により形成して、サーミスタが母体1 に取り付けられる。これらサーミスタの導通手段としては、予め母体側に電極を 印刷(スクリーン印刷、転写印刷等)しておき、導通をすることができる。 本実施例の加熱用品は、膜状のサーミスタを使用しているので、更に一層小型 化でき、容易に均一加熱をすることができる。
【0023】 尚、本考案においては、前記具体的実施例に示すものに限られず、目的、用途 に応じて本考案の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。基台端子を 押し上げてリード取出し部と密着させる手段としては、他に、図10に示すよう にカム式接触様式、又は図11に示すように歯車式接触方式等とすることができ る。
【0024】 更に、図17〜図19に示す各グリーンシートを積層し、焼成して製造された 長方形型お盆形状物を加熱本体とすることができる。尚、図17は最表面層を構 成することとなる保護用グリーンシート(例えば、厚さ;0.26mm)を示し 、図18はヒータパターンが印刷されたグリーンシート(例えば、厚さ;0.9 6mm)を示し、図19は下層を構成することとなる母体グリーンシート(例え ば、厚さ;0.96mm)を示す。そして、通常、この2枚の母体グリーンシー ト、1枚のヒータパターン付グリーンシート及び1枚の保護用グリーンシートを 積層し、上記と同様に焼成して、製造される。また、ヒータパターンは、図18 に示すように、加熱本体のほぼ前面に形成することができるし、また、リード取 出し部を一本の蛇行状パターンの両端及びその中間に4つ(第1〜第4)設けて 、所望の部分を加熱する構成とすることもできる。更に、ヒータパターンも、図 20に示すように、外側と内側に各々別個に設けた構成とすることもできる。ま た、図16に示すように、ヒータパターンを有するグリーンシートの複数枚を放 射状に同一面上に配設した構成とすることもできる。
【0025】
【考案の効果】
以上のように、本考案の家庭用加熱用品は、ヒータが皿、容器等の加熱本体に 一体的に内蔵されているので、商品の小型化が可能であり、熱エネルギーの損失 が少なく消費電力を節約できる。また、ヒータの配置位置が自由であり、本体の 全体加熱、部分加熱(側面、底面等)等、目的とする所望の部分を自由に加熱で き、料理目的等に応じて幅広い利用が可能となる。 更に、この加熱本体は、セラミックス製のため遠赤外線放出効果に優れ、その ため、料理等の中まで熱が速く浸透するため、通電時間の短縮が図ることができ る。また、加熱本体はセラミックスとヒータからなるので、加熱性と保温性の両 立を図ることができるとともに、加熱本体自体がセラミックスからなるので、耐 酸化性及び衛生面に優れ、そのためテフロン加工を施している従来の機器の仕様 の取扱いの制約がなく、使い易くなる。
【0026】 また、加熱部と電気部分(通電部分)とは別体となっているので、調理等に用 いられる皿、容器等形状の加熱本体を、使用後そのまま水洗いができ、大変便利 である。更に、自動車用電源とかやや大きめの容量のバッテリーがあれば、どこ でも使用可能で、且つ携帯可能であり、しかも、少ない容積の加熱本体の場合は 電池等で使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係わる加熱本体の一部拡大断面図で
ある。
【図2】実施例1に係わる加熱本体の一部切り欠き平面
図である。
【図3】実施例1に係わる加熱本体の裏面図である。
【図4】実施例1においてグリーンシート等を積層、圧
着する状態を示す説明断面図である。
【図5】実施例1に係わる基台の平面図である。
【図6】実施例1に係わる基台の正面図である。
【図7】実施例1に係わる基台の左側面図である。
【図8】実施例1の基台に配設された温度調節手段に係
わる操作パネルを示す説明図である。
【図9】実施例1に係わる基台端子の作動を示す説明断
面図である。
【図10】他の態様であるカム式接触様式の基台端子の
作動を示す説明断面図である。
【図11】他の態様である歯車式接触様式の基台端子の
作動を示す説明断面図である。
【図12】実施例1に係わる加熱本体を基台に位置決め
し固定するための位置決め・固定手段の作動前を示す説
明断面図である。
【図13】実施例1に係わる加熱本体の位置決め・固定
手段の作動後を示す説明断面図である。
【図14】実施例2に係わる加熱本体の平面図である。
【図15】実施例2に係わるサーミスタ等を作動させる
ための回路を示す説明図である。
【図16】他の態様のヒータパターンを示す説明図であ
る。
【図17】他の態様の加熱本体を製造するための、最表
面保護層を形成するグリーンシートの平面図である。
【図18】他の態様の加熱本体を製造するための、ヒー
タパターンを有するグリーンシートの平面図である。
【図19】他の態様の加熱本体を製造するための、スル
ーホールを有するグリーンシートの平面図である。
【図20】他の態様の加熱本体を製造するための、ヒー
タパターンを有するグリーンシートの平面図である。
【図21】他の態様を示す位置決め・固定手段の作動前
を示す説明断面図である。
【図22】図21に示す位置決め・固定手段の作動後を
示す説明断面図である。
【符号の説明】
1 加熱本体 11 ヒータ 12 リード取出し部 14 Cr−Ni被覆層 19 サーミスタ 2 基台 21 基台端子 22 リード 23 突部 24 温度調節手段(温度調節操作パネル) 25 位置決め・固定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 橘川 兼久 名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊 陶業株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内蔵されて配設された膜状ヒータ11と
    該ヒータ11の端子に接続され裏面側に配設されるリー
    ド取出し部12とを備える容器状、皿状若しくは板状の
    セラミックス製加熱本体1と、該リード取出し部12と
    密着する基台端子21と該基台端子21に接続するリー
    ド22と上記ヒータ11の温度を調節するための温度調
    節手段24とを備え、上記セラミックス製加熱本体1の
    底面側に該セラミックス製加熱本体1と脱着可能に配置
    される基台2と、を有することを特徴とする家庭用加熱
    用品。
  2. 【請求項2】 内蔵されて配設された膜状ヒータ11と
    該ヒータ11の端子に接続され裏面側に配設されるリー
    ド取出し部12と該ヒータ11に取り付けられ該ヒータ
    11の温度を調節するためのサーミスタ19を有する温
    度調節手段とを備える容器状、皿状若しくは板状のセラ
    ミックス製加熱本体1と、上記リード取出し部12と密
    着する基台端子21と該基台端子21に接続するリード
    22とを備え、上記セラミックス製加熱本体1の底面側
    に該セラミックス製加熱本体1と脱着可能に配置される
    基台2と、を有することを特徴とする家庭用加熱用品。
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