JPH0413033A - 換気扇 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、化粧枠をいわゆる使い捨てタイプとした換気
扇に関する。

（従来の技術） 台所の壁等に取り付けられる換気扇は、軸流形のファン
を備えた本体に、ファンを囲繞するベルマウスを有した
化粧枠を着脱可能に装着した構成となっている。一方、
近年においては、前記化粧枠を、紙や発泡プラスチック
などの安価な材料により形成し、これが汚れたら新しい
ものと取り替えることができるようにした、いわゆる使
い捨てタイプとしたものが考えられている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、この種の換気扇においては、一般にファ
ンの静圧が小さく、逆風に弱いという欠点がある。また
、化粧枠はベルマウスの内側が大きく開口しており、特
に使い捨てタイプの化粧枠はその材料の関係から剛性が
小さいため、機械的強度が小さく、外力や熱により変形
が生じ易いものであった。

そこで、本発明の目的は、化粧枠を使い捨てタイプとし
たものでありながら、静圧を大きくできて逆風に対して
強くできると共に、化粧枠の剛性を大きくできて、化粧
枠を変形し難くできる換気扇を提供するにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明の換気扇は、軸流形のファンを備えた本体に、フ
ァンを囲繞するベルマウスを有した化粧枠を着脱可能に
装着するものであって、ベルマウスの内側に、ファンの
裏側に位置するように複数枚の静翼部を一体成形したと
ころに特徴を有する。

（作用） ファンの裏側に静翼部が配置されることにより、静圧が
大きくなって、逆風に対して強くなる。

また、化粧枠におけるベルマウスの内側に静翼部を一体
成形したことにより、化粧枠の剛性が大きくなり、化粧
枠は変形し難くなる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例につき図面を参照して説明する
。１は台所の壁などに取り付けられる換気扇の本体で、
これは、本体枠２の内部に設けられた支持部３にモータ
４を取り付けると共に、モータ４の前方に突出した回転
軸４ａに軸流形のファン５を着脱可能に取り付け、さら
に本体枠２の後部に複数枚の風圧開放形のシャッタ６を
取り付けて構成されている。

７は例えば発泡プラスチックにより形成された使い捨て
タイプの化粧枠で、外周部上部の中央部に形成された孔
８を本体枠２前部の上部フランジ部２ａに形成された舌
片９に引っ掛けると共に、外周部下部の左右両側に取着
された取付具１０の凸部１０ａを本体枠２前部の下部フ
ランジ２ｂに形成された孔１１に係合させ、以て本体枠
２に着脱可能に装着されている。この化粧枠７には、フ
ァン５を囲繞する筒状のベルマウス１２と、モータ４と
ファン５との間に配置され中央部に回転軸４ａが挿通さ
れる挿通孔１３ａを有する円形部１３と、ベルマウス１
２の後端部と円形部１３の外周部との間を繋ぐように放
射状に延びた複数本の連結部１４と、この連結部１４ひ
いてはベルマウスユ２に連なってファン５の裏側に配置
され先端側が後方へ突出した複数枚の静翼部１５とが一
体成形されており、各連結部１４間には通風口１６が形
成されている。この化粧枠７の形成のし方としては、例
えば発泡プラスチック製のシート状のものを真空成形若
しくはプレス成形により所定の形状に成形し、この後、
通風口１６部分を切り抜くことによって形成する。

このような構成の化粧枠７を本体１に装着するには、フ
ァン５を回転軸４ａから外した状態で、挿通孔１３ａに
回転軸４ａを挿通させ、上部の孔８を上部フランジ２ａ
の舌片９に引っ掛けると共に、下部の両爪付具１０の凸
部１０ａを下部フランジ２ｂの孔１１に嵌合させること
によって化粧枠７を本体枠２に装着し、この後ファン５
を回転軸４ａに取り付けることによって行う。一方、化
粧枠７が汚れて該化粧枠７を取り替える場合には、ファ
ン５を回転軸４ａから外した後、汚れた化粧枠７を本体
枠２から外し、そして、新しい化粧枠７を前述と同様に
して本体枠２に装着した後、ファン５を回転軸４ａに取
り付けることによって行う。

而して、上記した構成において、ファン５がモータ４に
より回転されると、そのファン５の送風作用により、室
内の空気がベルマウス１２内に吸入され、その空気は通
風口１６及び本体枠２内を通り、風圧でシャンタロを開
放させて本体枠２の後部から室外へ排出される。このと
き、ファン５の裏側には静翼部１５が存しており、その
ファン５による風が静翼部１５によって整流されること
により、静圧が大きくなり、逆風に対しても強くなり、
これにより換気性能が向上する。また、化粧枠７は、使
い捨てタイプであって発泡プラスチック製でありながら
、静翼部１５部分を一体成形したことにより、該化粧枠
７の剛性が大きくなって機械的強度が大きくなるから、
化粧枠７は変形し難くなる。

しかも、このような化粧枠７は、前述したように、シー
ト状の材料を真空成形若しくはプレス成形し、この後通
風ロ１６部分のみを切り抜いて形成するのであるから、
ベルマウスコ２の内側部分の全体を廃棄して通風口を形
成する場合とは違い、その廃棄される部分を有効に利用
して静翼部１５部分を形成することができるものである
。更には、このように静翼部１５を設けるものでありな
がら、該静翼部１５を別体として別途設ける場合に比し
安価になし得るばかりでなく、該静翼部１５を別途取り
付ける必要もない。

尚、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定
されるものではなく、例えば化粧枠は発泡プラスチック
に代えて紙等で形成しても良い等、要旨を逸脱しない範
囲内で適宜変形して実施し得る。

［発明の効果］ 以上の記述にて明らかなように、本発明によれば、本体
に着脱可能に装着される化粧枠を使い捨てタイプとした
ものでありながら、その化粧枠におけるベルマウスの内
側に複数枚の静翼部を一体成形したことにより、静圧を
大きくできて逆風に対して強くできると共に、化粧枠の
剛性を大きくできて、化粧枠を変形し難くできる。しか
も、化粧枠を形成する際に、ベルマウスの内側全体を廃
棄する場合とは違い、その廃棄される部分を有効に利用
して静翼部を形成することができるものであり、更には
、静翼部を設けるものでありながら、該静翼部を別体と
して別途設ける場合に比し安価になし得るばかりでなく
、該静翼部を別途取り付ける必要かない等の優れた効果
を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は縦断側面図、
第２図は化粧枠の正面図である。 図面中、１は本体、５はファン、７は化粧枠、１２はベ
ルマウス、１５は静翼部を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、軸流形のファンを備えた本体に、前記ファンを囲繞
   するベルマウスを有した化粧枠を着脱可能に装着するも
   のであって、前記ベルマウスの内側に、前記ファンの裏
   側に位置するように複数枚の静翼部を一体成形したこと
   を特徴とする換気扇。