JPH04130032A - 撥水性ガラス - Google Patents
撥水性ガラスInfo
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- JPH04130032A JPH04130032A JP25144490A JP25144490A JPH04130032A JP H04130032 A JPH04130032 A JP H04130032A JP 25144490 A JP25144490 A JP 25144490A JP 25144490 A JP25144490 A JP 25144490A JP H04130032 A JPH04130032 A JP H04130032A
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Landscapes
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［発明の目的コ
（産業上の利用分野）
本発明は、ガラス本体の表面に撥水性処理を施すように
した撥水性ガラスに関する。
した撥水性ガラスに関する。
（従来の技術）
例えば自動車用のガラスやミラーにおいては、ガラス本
体の表面に例えばフロロシリコーンから成るシリコーン
系の撥水性被膜を形成することにより、撥水機能を得る
ようにしたものが供されている。
体の表面に例えばフロロシリコーンから成るシリコーン
系の撥水性被膜を形成することにより、撥水機能を得る
ようにしたものが供されている。
（発明が解決しようとする課題）
しかしながら、上記した従来構成のものでは、撥水性被
膜が摩耗などにより摩滅し易くて、撥水機能が早期に低
下してしまうという問題点があった。ちなみに、自動車
用のガラスやミラーにおいては、３〜６か月で撥水機能
がなくなると言われている。
膜が摩耗などにより摩滅し易くて、撥水機能が早期に低
下してしまうという問題点があった。ちなみに、自動車
用のガラスやミラーにおいては、３〜６か月で撥水機能
がなくなると言われている。
そこで、本発明の目的は、撥水機能の寿命の向上を図り
得る撥水性ガラスを提供するにある。
得る撥水性ガラスを提供するにある。
［発明の構成］
（課題を解決するための手段）
本発明は、上記の目的を達成するために、ガラス本体の
表面に二酸化けい素膜を形成し、この二酸化けい素膜の
表面にシリコーン系の撥水性被膜を形成したところに特
徴を有する。
表面に二酸化けい素膜を形成し、この二酸化けい素膜の
表面にシリコーン系の撥水性被膜を形成したところに特
徴を有する。
（作用）
一般に自動車用のガラスやミラー等に用いられる板ガラ
スはソーダガラスであり、このソーダガラスの成分は、
二酸化けい素（Ｓ１０２）が７０〜８０％で、残りは主
として酸化ナトリウム（Ｎａ２０）である。このような
ガラスの表面に撥水性被膜を直接形成した場合、周知の
ようにガラス表面のＳｔ’＋イオンに撥水性被膜は撥水
成分（例えばＦ−、ＣＨ３−基）を表面側に向けて結合
することによって撥水機能が得られるものである。
スはソーダガラスであり、このソーダガラスの成分は、
二酸化けい素（Ｓ１０２）が７０〜８０％で、残りは主
として酸化ナトリウム（Ｎａ２０）である。このような
ガラスの表面に撥水性被膜を直接形成した場合、周知の
ようにガラス表面のＳｔ’＋イオンに撥水性被膜は撥水
成分（例えばＦ−、ＣＨ３−基）を表面側に向けて結合
することによって撥水機能が得られるものである。
これに対して、上記したようにガラス本体の表面に二酸
化けい素膜を形成し、この二酸化けい素膜の表面に撥水
性被膜を形成した場合、撥水性被膜は二酸化けい素１０
０％の二酸化けい素膜上に形成することになるから、撥
水性被膜の撥水成分とＳｔ”イオンとの結合する頻度（
確率）が、ガラスの表面に撥水性被膜を直接形成する場
合に比べて高くなり、撥水性被膜の耐摩耗性が向上する
。
化けい素膜を形成し、この二酸化けい素膜の表面に撥水
性被膜を形成した場合、撥水性被膜は二酸化けい素１０
０％の二酸化けい素膜上に形成することになるから、撥
水性被膜の撥水成分とＳｔ”イオンとの結合する頻度（
確率）が、ガラスの表面に撥水性被膜を直接形成する場
合に比べて高くなり、撥水性被膜の耐摩耗性が向上する
。
（実施例）
以下、本発明の一実施例につき第１図を参照して説明す
る。
る。
１は例えば自動車用のミラーに用いられるソーダガラス
から成るガラス本体である。２はこのガラス本体１の表
面に例えば蒸着により多孔質状に形成した二酸化けい素
膜であり、本実施例においては次のような条件で成膜す
る。
から成るガラス本体である。２はこのガラス本体１の表
面に例えば蒸着により多孔質状に形成した二酸化けい素
膜であり、本実施例においては次のような条件で成膜す
る。
酸素圧力・３Ｘ１０−’ ［ｔｏｒｒ］基板温度：２
００ ［’Ｃ］ 厚さ ：１０００ ［人コ ３はこの二酸化けい素膜２の表面に形成したシリコーン
系の例えばフロロシリコーンから成る撥水性被膜で、こ
れは二酸化けい素膜２の表面に塗布し、乾燥させること
によって成膜している。
００ ［’Ｃ］ 厚さ ：１０００ ［人コ ３はこの二酸化けい素膜２の表面に形成したシリコーン
系の例えばフロロシリコーンから成る撥水性被膜で、こ
れは二酸化けい素膜２の表面に塗布し、乾燥させること
によって成膜している。
斯様な構成によれば、ガラス本体１の表面に二酸化けい
素膜２を形成し、この二酸化けい素膜２の表面にフロロ
シリコーンから成る撥水性被膜３を形成するようにした
から、撥水性被膜３は二酸化けい素１００％の二酸化け
い素膜２上に形成することになり、撥水性被膜３の撥水
成分（ＦｅＩ２−基）が表面側に向くように二酸化けい
素膜２の８１４＋イオンと結合する頻度（確率）が、ガ
ラスの表面に撥水性被膜を直接形成する場合に比べて高
くなり、撥水性被膜３の耐摩耗性か向上し、これにより
撥水機能の寿命の向上を図ることができる。
素膜２を形成し、この二酸化けい素膜２の表面にフロロ
シリコーンから成る撥水性被膜３を形成するようにした
から、撥水性被膜３は二酸化けい素１００％の二酸化け
い素膜２上に形成することになり、撥水性被膜３の撥水
成分（ＦｅＩ２−基）が表面側に向くように二酸化けい
素膜２の８１４＋イオンと結合する頻度（確率）が、ガ
ラスの表面に撥水性被膜を直接形成する場合に比べて高
くなり、撥水性被膜３の耐摩耗性か向上し、これにより
撥水機能の寿命の向上を図ることができる。
しかも、この場合、二酸化けい素膜２を多孔質状に形成
することにより、この二酸化けい素膜２内に撥水性被膜
３の成分が浸入してそれらの接触面積が増えると共に、
撥水性被膜３の見掛上の厚さか大きくなり、これにより
撥水性被膜３の耐摩耗性を一層向上でき、撥水機能の寿
命を一層向上できる。
することにより、この二酸化けい素膜２内に撥水性被膜
３の成分が浸入してそれらの接触面積が増えると共に、
撥水性被膜３の見掛上の厚さか大きくなり、これにより
撥水性被膜３の耐摩耗性を一層向上でき、撥水機能の寿
命を一層向上できる。
尚、本発明は上記した実施例にのみ限られず、例えば二
酸化けい素膜２を形成する方法としては、蒸着に代えて
、スパッタリングやイオンブレーティング法、或いはデ
イツプ−焼成法等でも良い。
酸化けい素膜２を形成する方法としては、蒸着に代えて
、スパッタリングやイオンブレーティング法、或いはデ
イツプ−焼成法等でも良い。
また、本発明は自動車用のミラーやガラス以外にも適用
できることは勿論である。
できることは勿論である。
［発明の効果コ
以上の記述にて明らかなように、本発明によれば、ガラ
ス本体の表面に二酸化けい素膜を形成し、この二酸化け
い素膜の表面にシリコーン系の撥水性被膜を形成するよ
うにしたことにより、撥水性被膜の耐摩耗性の向上を図
ることができ、撥水機能の寿命の向上を図ることができ
るという優れた効果を奏する。
ス本体の表面に二酸化けい素膜を形成し、この二酸化け
い素膜の表面にシリコーン系の撥水性被膜を形成するよ
うにしたことにより、撥水性被膜の耐摩耗性の向上を図
ることができ、撥水機能の寿命の向上を図ることができ
るという優れた効果を奏する。
第１図は本発明の一実施例をモデル的に示した縦断面図
である。 図面中、 １はガラス本体、 ２は二酸化けい素膜、 ３は撥水性被膜を示す。
である。 図面中、 １はガラス本体、 ２は二酸化けい素膜、 ３は撥水性被膜を示す。
Claims (1)
- １、ガラス本体の表面に二酸化けい素膜を形成し、この
二酸化けい素膜の表面にシリコーン系の撥水性被膜を形
成して成る撥水性ガラス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25144490A JPH04130032A (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | 撥水性ガラス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25144490A JPH04130032A (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | 撥水性ガラス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04130032A true JPH04130032A (ja) | 1992-05-01 |
Family
ID=17222924
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25144490A Pending JPH04130032A (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | 撥水性ガラス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04130032A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0842908A1 (en) * | 1996-11-18 | 1998-05-20 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Water repellant glass plate and method for manufacturing the same |
| WO2001019745A1 (en) | 1999-09-13 | 2001-03-22 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Method for partially treating a water-repellent glass sheet and the partially treated glass sheet |
| WO2005006028A1 (en) * | 2003-06-27 | 2005-01-20 | 3M Innovative Properties Company | Removal and replacement of antisoiling coatings |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6110043A (ja) * | 1984-06-26 | 1986-01-17 | Asahi Glass Co Ltd | 防汚性を有する低反射率ガラス |
| JPH03232747A (ja) * | 1989-08-24 | 1991-10-16 | Toyota Motor Corp | 撥水性ガラス |
-
1990
- 1990-09-19 JP JP25144490A patent/JPH04130032A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0842908A1 (en) * | 1996-11-18 | 1998-05-20 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Water repellant glass plate and method for manufacturing the same |
| US6001485A (en) * | 1996-11-18 | 1999-12-14 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Water repellant glass plate and method for manufacturing the same |
| WO2001019745A1 (en) | 1999-09-13 | 2001-03-22 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Method for partially treating a water-repellent glass sheet and the partially treated glass sheet |
| US6685992B1 (en) | 1999-09-13 | 2004-02-03 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Method for partially treating a water-repellent glass sheet |
| US6926946B2 (en) | 1999-09-13 | 2005-08-09 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Partially treated water-repellent glass sheet |
| WO2005006028A1 (en) * | 2003-06-27 | 2005-01-20 | 3M Innovative Properties Company | Removal and replacement of antisoiling coatings |
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