JPH041299A

JPH041299A - 無リン漂白洗剤組成物

Info

Publication number: JPH041299A
Application number: JP2102214A
Authority: JP
Inventors: Kazuaki Fukano; 深野　和明; Hiroko Shiratori; 白鳥　裕子; Seiji Abe; 誠治阿部
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 1990-04-17
Filing date: 1990-04-17
Publication date: 1992-01-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】倉！上辺五里分互本発明は、過炭酸ナトリウムの経口安定性が良好で、漂
白刃に優れた無リンの漂白洗剤組成物に関する。

災來勿技生漂白剤を配合した衣料用洗剤は、衣類に付着した皮脂汚
れの除去と同時に、紅茶、コーヒー果物、血液等のしみ
汚れを除去することができる。

漂白剤としては、酸素系漂白剤である過炭酸塩、過硼酸
塩などが主に用いられており、テトラアセチルエチレン
ジアミン等の漂白活性化剤を併用することにより、漂白
効果を高めることも行なわれている。

一方、漂白剤が配合される洗剤組成物は、主洗浄成分で
ある界面活性剤、アルカリビルダーを含み、さらに、リ
ン酸ビルダーやその他成分を含有していたが、閉鎖水域
の富栄養化の問題から、リン酸ビルダーを実質上台まな
い無リン組成の開発が為されてきた。このような無リン
洗剤においては、リン酸ビルダーの代替ビルダーとして
、ゼオライトや水溶性キレートビルダ−（金属イオン捕
捉剤）が用いられており、ゼオライトが主流を占めてい
る。

漂白剤成分を配合した無リン洗剤としては、例えば、時
開、昭６４−６０９８号公報あるいは同６４−８５２９
７号公報に、界面活性剤、アルカリビルダ、ゼオライト
を含むものが開示されている。

しかしながら過炭酸ナトリウムは、過硼酸ナトリウムと
比較して低温での溶解性においてかなり有利であるもの
の、洗剤中で長期保存された際の安定性に欠点があった
。そのため、上記のような無リン洗剤中に配合されると
、長期保存時に過炭酸ナトリウムが分解し、漂白効果が
著しく低下するという問題があった。

が　　しようとする本発明は、過炭酸ナトリウムが安定に配合された無リン
漂白洗剤組成物を提供するものである。

月１ＯＳ隨本発明の無リン漂白洗剤組成物は、アニオン界面活性剤
およびノニオン界面活性剤から選ばれる少なくとも１種
の界面活性剤とアルカリビルダーを含む洗剤組成物にお
いて、さらに、（ａ）過炭酸ナトリウム：５〜３０重量
％、（ｂ）漂白活性化剤二０．５〜ｌＯ重量％、（ｃ）
水溶性キレートビルダー：０．５〜５重量％、を含有し。

（ｄ）ゼオライト含有量が５重量％以下であり、かつ。

（ｅ）組成物中の水分が５重量％以下であることを特徴
とする。

以下、本発明についてさらに詳細に説明する。

本発明者らが鋭意検討した結果、界面活性剤およびアル
カリビルダーを含む洗剤組成物中での過炭酸ナトリウム
の安定性は、洗剤組成物中の水分量およびゼオライト量
に大きく影響されることが判った。具体的には、洗剤組
成物中の水分量を５重量％以下（好ましくは３重量％以
下）、かつ、ゼオライト量を５重量％以下（好ましくは
３重量％以下）とすることにより、洗剤中での長期保存
時における過炭酸ナトリウムの安定性が改善される。水
分量、ゼオライト量は共に５重量％以下であることが必
要であり、いずれか一方でも５重量％を超えると、過炭
酸ナトリウムの安定性が劣化する。

界面活性剤としては、アニオン界面活性剤およびノニオ
ン界面活性剤の少なくとも１種が用いられる。

アニオン界面活性剤としては、非石けん系アニオン界面
活性剤でも石けんでも良く、前者の具体例としては以下
のものが挙げられる。

１）平均炭素数１０〜１６のアルキル基を有する直鎖ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩、２）平均炭素数１０〜２０のα−オレフィンスルホン酸
塩。

３）平均炭素数ＩＯ〜２０の直鎖または分岐鎖のアルキ
ル基もしくはアルケニル基を有し。

平均０．５〜８モルのエチレンオキサイドを付加したア
ルキルエーテル硫酸塩またはアルケニルエーテル硫酸塩
、４）　平均炭素数ｌＯ〜２０の直鎖あるいは分岐鎖のア
ルキル基を有するアルキル硫酸塩、５）　平均炭素数１
０〜２０のアルキル基またはアルケニル基を有するα−
スルホ脂肪酸エステル塩またはα−スルホ脂肪酸モノ塩
あるいはジ塩、これらのアニオン界面活性剤における塩としては、通常
、ナトリウム塩やカリウム塩などのアルカリ金属塩が適
当である。

石けんとしては、炭素数１４〜２４の脂肪酸のアルカリ
金属塩が用いられ、ナトリウム塩が好ましい。この具体
例としては、硬化牛脂、未硬化牛脂、豚脂等の獣脂脂肪
酸のナトリウム塩、ヤシ油等の植物油脂肪酸のナトリウ
ム塩、合成脂肪酸のナトリウム塩等が例示される。

ノニオン界面活性剤としては、例えば、飽和または不飽
和の脂肪族アルコールに酸化エチレンを縮合させたポリ
オキシエチレンアルキル（またはアルケニル）エーテル
を用いることができる。脂肪族アルコールの炭素鎖は直
鎖でも分枝鎖でもよく、好ましくは８〜２２の炭素原子
を有している。代表的な具体例としては、炭素数１１〜
１５の脂肪族第１級アルコール１モル当たり５〜１５モ
ルの酸化エチレンを縮合させたもの、あるいは炭素数１
０〜１２の分岐型炭素鎖を有する第２級アルコール１モ
ル当たり５〜１５の酸化エチレンを付加させたものが挙
げられる。また、飽和または不飽和の脂肪族アルコール
に酸化エチレンおよび酸化プロピレンをランダムあるい
はブロック縮合させたポリオキシエチレンポリオキシプ
ロピレンアルキル（またはアルケニル）エーテルを用い
ることもできる。脂肪族アルコールの炭素鎖は直鎖でも
分岐鎖でもよく、好ましくは８〜２２の炭素原子を有し
ている。第１級または第２級アルコール１モル当たり、
５〜３０モルの酸化エチレン（Ｅ○）および約３〜２０
モルの酸化プロピレン（ＰＯ）を縮合させたものが好適
である。

界面活性剤は、漂白洗剤組成物中に１０〜３０重量％配
合するのが適当である。

アルカリビルダーとしては、珪酸塩、炭酸塩、重炭酸塩
などが用いられ、これらは組成物中に１０〜３０重量％
配合するのが望ましい。

本発明の漂白洗剤組成物中には、さらに、水溶性キレー
トビルダーが０．５〜５重量％、好ましくは１〜３重量
％配合される。水溶性キレートビルダーの配合量が５重
量％を超えても、大きな効果は得られずコストの上昇を
招く。

水溶性キレートビルダーの具体例としては。

ニトリロトリ酢酸塩、エチレンジアミン四酢酸塩などの
アミノポリ酢酸塩、クエン酸塩などの多価カルボン酸塩
、ポリアクリル酸塩、ポリイタコン酸塩、オレフィンと
無水マレイン酸の共重合体、アクリル酸と無水マレイン
酸の共重合体などの高分子が挙げられる。

過炭酸ナトリウムは、漂白洗剤組成物中に５〜３０重量
％、好ましくはｌＯ〜２０重量％配合される。配合量が
５重量％未満では十分な漂白効果が得られず、一方、３
０重量％を超えても大きな漂白効果は得られず、コスト
的に不利となる。

漂白活性化剤は、過炭酸ナトリウムの漂白効果を高める
ために、組成物中に０．５〜１０重量％、好ましくは１
〜６重量％配合され、特に４０℃以上の高温洗浄で画期
的な漂白効果が得られる。

漂白活性化剤の具体例としては、テトラアセチルエチレ
ンジアミン（ＴＡＥＤ）、ノナノイルオキシベンゼンス
ルホン酸塩（ＮＯＢＳ）、Ｎ−クロルテトラメチルピペ
リシノール（ＴＭＰ−Ｃ１）等が挙げられる。

本発明の漂白洗剤組成物には、上記必須成分に加え、さ
らに、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリ
コール等の再汚染防止押目プロテアーゼ、リパーゼ、セ
ルラーゼ、アミラーゼなどの酵素；蛍光剤、香料、色素
などを配合することができる。

月１υ弧果本発明によれば、界面活性剤とアルカリビルダーを含む
系に、水溶性ビルダー、過炭酸ナトリウム、および漂白
活性化剤を配合して無リン漂白洗剤組成物とし、この組
成物中のゼオライト量を５重量％以下、かつ、水分量を
５重量％以下とすることにより、過炭酸ナトリウムの長
期保存下での安定性を改善し、優れた漂白効果を維持す
ることができる。

Ｃ１４〜１８α−オレフィンスルホン酸ナトリウム１０
ｗｔ％直鎖アルキル（Ｃ□２）ベンゼンスルホン酸ナトリウム１０％ｉｔ％ソフタノールＥＰ１２０５０’ Ｃ１８脂肪酸ナトリウムソーダ灰過炭酸ナトリウムＴＡＥＤゼオライト水分芒硝５ｗｔ％５ｗｔ％２０ｗｔ％１０〜２０ｗｔ％１〜６ｗｔ％３〜８讐ｔ％３〜７ｔｚｔ％バランス ×日本触媒■製ノニオン界面活性剤、２級アルコールの
ＥＯ１２モル、ＰＯ５モル付加物上記の共通組成を有する漂白洗剤組成物を調製した。こ
こで、後記の表−１に示したように過炭酸ナトリウム、
テトラアセチルエチレンジアミン（ＴＡＥＤ）、ゼオラ
イトの配合量および組成物中の水分量を調整して、過炭
酸ナトリウムの安定性を評価し、その結果を表−１に示
した。

過炭酸ナトリウムの安定性の評価法２２０ｍ　ｎマヨネーズビンに洗剤組成物１５０ｍＱを
密封し、４５℃＝２５℃のリサイクル条件下に１ケ月保
存した。

その後、洗剤組成物５ｇを採取し、５０％酢酸水溶液を
５０ｍ　ｎ添加後、ヨードメトリーで有効酸素量を求め
、次式より有効酸素残存率を算出した。

（以下余白）

Claims

【特許請求の範囲】１、アニオン界面活性剤およびノニオン界面活性剤から
選ばれる少なくとも１種の界面活性剤とアルカリビルダ
ーを含む洗剤組成物におぃて、さらに、（ａ）過炭酸ナトリウム：５〜３０重量％、（ｂ）漂白活性化剤：０．５〜１０重量％、（ｃ）水溶性キレートビルダー：０．５〜５重量％、を含有し（ｄ）ゼオライト含有量が５重量％以下であり、かつ（ｅ）組成物中の水分が５重量％以下であることを特徴
とする無リン漂白洗剤組成物。