JPH04126052A - フカヒレの製造方法 - Google Patents

フカヒレの製造方法

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JPH04126052A
JPH04126052A JP2246304A JP24630490A JPH04126052A JP H04126052 A JPH04126052 A JP H04126052A JP 2246304 A JP2246304 A JP 2246304A JP 24630490 A JP24630490 A JP 24630490A JP H04126052 A JPH04126052 A JP H04126052A
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JP
Japan
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fin
shark
fins
shark fin
enzyme
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Application number
JP2246304A
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English (en)
Inventor
Toshiyo Yamamoto
山本 敏代
Mototake Nagahama
長浜 源壮
Hideo Morita
日出男 森田
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Takara Shuzo Co Ltd
Original Assignee
Takara Shuzo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフカヒレの製造方法に関し、更に詳しくは、品
質の良好なフカヒレ筋糸を得るための簡便な製造方法に
関する。
〔従来の技術〕
フカヒレは、さめの胸びれ・背びれ・尾びれを素干しに
したもので、この表皮・軟骨を取除き筋糸だけにして乾
燥・レトルト等にしたものが、姿煮やスープなど中国料
理の高級原料として珍重されている。
7カヒレの表皮は非常に堅く、はく離が困難で手間のか
かるものである。従来のフカヒレの製造方法は、各メー
カーにより独自の方法を用いているが、いずれも人手及
び時間を多く要している。その方法の一例は以下の通り
である。
表皮の付いたフカヒレ原料を数十分ボイルし、水中に一
日浸漬してふやかし、水洗と同時に手作業で表皮を取り
、更に骨・魚肉部分を除去して製品とする。また、ボイ
ル・浸漬の後に蒸煮を行い、次いで流水にて一日置くこ
とにより脱臭をする方法など、排翅(パイツー、形の崩
れていないもの)、散fig(サンツー、形の崩れてば
らばらになったもの)等の製品とするのに1〜数日を要
していた。
更に、従来のフカヒレ製造の改良方法として、酢酸・ク
エン酸などの酸を用いた処理による脱皮法(特公昭49
−5040号)、ヒイロタケの生産するセルラーゼ及び
プロテアーゼによる酵素処理法(特公昭51−5458
号)、水酸化ナトリウム・水酸化カリウムなどのアルカ
リ溶液による処理法(特開平1−291768号)等が
提案されている。
〔発明が解決しようとする課題] フカヒレの処理には長時間を要し、また、表皮・軟骨の
除去は人手に頼っており、特に軟骨の除去には時間と手
間がかかるため大量に処理することは難しく、なおかつ
十分に除去することは困難で、形の整った光沢のよい高
品質なフカヒレ筋糸を得るには高度の熟練を必要とする
など、フカヒレの製造には改良する余地が多く残ってい
る。
改良方法である特公昭49−5090号では、酸処理し
た後も、たわし等で表皮をこするという手間が必要であ
り、困難な軟骨の処理は解決されていない。
また、特公昭51−5458号におけるヒイロタケのセ
ルラーゼ及びプロテアーゼによる酵素処理法においても
、セルラーゼ及びプロテアーゼの二種類の酵素を使用し
なければならないこと、セルラーゼ及びプロテアーゼそ
れぞれの至適pHが5以下の酸性域にあるため処理液の
pH調整(p)l 3〜7)をしなければならないこと
、また、−度上記酵素を液中にて数時間〜十数時間処理
した後、−旦フカヒレを取出して水洗シ、更に同酵素液
中にて処理を行うというように二段階の操作が必要であ
ること等、その方法はかなり繁雑であるばかりでなく、
表皮の除去や軟骨の分離し易さにも問題が残っている。
更に特開平1−291768号のアルカリ処理法では、
−夜の水浸処理や、処理後のpH調整という手間が必要
となっている。
本発明はこのような現状にかんがみてなされたものであ
り、その目的は高品質の7カヒレ筋糸をより簡便に得る
ための製造方法を確立することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はアルカリプロテアーゼ処理工程を含有すること
を特徴とするフカヒレの製造方法に関し、更に詳しくは
、本発明は、時間及び手間の掛かるフカヒレの青皮・軟
骨の除去を、アルカリプロテアーゼを用いることにより
簡便かつ短時間に処理し、しかも形態が崩れずに光沢の
良い高品質の7カヒレ筋糸を製造しようとするものであ
る。
本発明に用いる7カヒレの原料魚種は、ヨシキリザメ・
ネズミザメ等の黒魚翅用サメ類、メジロザメ・ツマグロ
・ヒラガシラ等の白色速用サメ類等の一般にフカヒレ原
料に使用されるものであればよい。また、ひれの部位も
、胸びれ・背びれ・尾びれのいずれも用いられるし、乾
燥品・未乾燥品のいずれでもよい。
本発明に使用する酵素剤は、アルカリ側に至適pHをも
つアルカリプロテアーゼであればよい。
これは、フカヒレの浸漬液が弱アルカリ性を示すためで
ある。また、ここに用いるアルカリプロテアーゼは、エ
ンド型プロテアーゼであることが好ましく、それは、エ
ンド型プロテアーゼがペプチド結合の途中に作用して、
分子量の大きなタンパク質又はペプチドをより分子量の
小さなペプチドに速やかに分けていくため、タンパク質
を末端のα−アミノ基又はα−カルボキシル基から切っ
ていくエキソ型プロテアーゼに比べ作用時間が短くて済
むことによる。更に、作業工程の面から、酵素液の腐敗
を防ぐために至適温度を50℃以上にもつアルカリプロ
テアーゼが好ましい。市販品には、細菌起源のアルカリ
プロテアーゼがある。また、本発明では、セルラーゼ、
ヘミセルラーゼ等その他の酵素活性の有無は問わない。
以下に中性プロテアーゼを用いた場合と比較した実験例
を示す。
実験例1 (1〕  実験方法 ヨシキリザメの尾びれ乾燥品(小片)を用いて、枯草菌
の生産するアルカリプロテアーゼ〔オリエンダーゼ10
B1上田化学工業■〕、及び枯草菌の生産する中性プロ
テアーゼ〔ビオブラーゼ5P−10、ナガセ生化学工業
■〕による処理を行った。酵素剤はいずれもフカヒレ1
g当り200単位になるように力価を調製し、50℃で
5時間処理した。酵素力価は、アンソンー荻原氏変法に
より測定し、ミルクカゼイン(pH7,0)を基質とし
、30℃、1分間に1μgのチロシンに相当するトリク
ロロ酢酸可溶性(非タンパク性)のフォリン試液呈色物
質を増加せしめる酵素量を1単位とする。
(2)結果 実験例1に示すように、中性プロテアーゼに比ベアルカ
リブロテアーゼで処理した方が、表皮・軟骨の除去が容
易であり、形の整った光沢の良い高品質のフカヒレ筋糸
が得られた。
実験例2 (1)実験方法 ヨシキリザメの尾びれ乾燥品を用いて、枯草菌の生産す
るアルカリプロテアーゼ〔ビオプラーゼ5P−4、ナガ
セ生化学工業■〕処理を行った。酵素剤は7カヒレ1g
当りθ〜1200単位になるように力価を調製し、50
℃で0.5〜7時間処理した。
(2)  結  果 表皮 ・軟骨の除去の難易 二表皮ははがれず、軟骨の分離不可 ±:表皮ははがれるが、軟骨の分離やや困難十二表皮は
はがれ、軟骨も容易に分離できる十+:過分解(筋糸が
ばらばらになる)実験例2より、使用するアルカリプロ
テアーゼの力価としては100〜1200単位/フカヒ
レ1gでも良いがコストを考慮すると400〜600単
位/フカヒレ1gが好ましい。作用温度は、作業工程の
上での腐敗を防ぐこと、また酵素が失活しないことなど
を考慮すると50〜70℃が好ましい。時間は0.5〜
5時間、好ましくは1〜2時間が良い。作用時間が長す
ぎると分解が進み過ぎ、筋糸がばらばらになって、形の
整った光沢の良い品質の良好なフカヒレ筋糸を得ること
ができなくなる場合がある。
酵素を作用させた後は、ひれを取出し水洗することで容
易に表皮は除去でき、軟骨も軽く引張ることできれいに
切り離すことが可能で、形の整った光沢の良いフカヒレ
筋糸が得られた。
本発明では、酵素による処理が一段階でよく、また、本
発明に使用する酵素はアルカリブロチアーゼであり、7
カヒレ浸漬液が弱アルカリ性を示すことから、浸漬液の
pH調整を行わなくても酵素活性が十分に発揮される。
更に本発明に用いる酵素例はアルカリプロテアーゼ単独
で処理することができ、セルラーゼなどの他の酵素は不
要である。また、酵素処理後はたわし等の道具を使う必
要がなく、水洗することで表皮・軟骨の除去ができ、更
に、酵素処理後のρI(II整などを必要としない。以
上の点で本発明は、従来の改良方法である特公昭49−
5040号、特公昭51−5458及び特開平1−29
1768号とは異なり、より簡便で大量生産に適した方
法である。
以上のようにして、高品質のフカヒレ筋糸が得られるが
、フカヒレに残存する酵素やアンモニア臭・アミン臭等
を除去する場合は、更に水洗、煮沸、又は酸処理、及び
それらの組合せの処理をすることも可能である。また、
この処理は酵素処理直後に行っても良いし、酵素処理後
に表皮・軟骨等を取除いた後にも行うことが可能である
〔実施例〕
以下、実施例によって本発明を更に具体的に説明するが
、本発明はこれらに限定されない。
実施例1 ヨシキリザメの尾びれ乾燥品を用いて、実験例Iと同様
の枯草菌の生産するアルカリプロテアーゼによる酵素処
理を行った。酵素剤の力価はフカヒレ1g当り400単
位となるように調製し、50℃で2時間処理した。その
結果、酵素処理後取出したフカヒレは、水の中でゆすぐ
ことで表皮がきれいにとれ、また軟骨も手で容易に分離
することができた。また、この処理されたフカヒレ筋糸
は、形が整い光沢の良好なものであった。
実施例2 ヨシキリザメの尾びれ乾燥品を用いて、実験例2と同様
の枯草菌の生産するアルカリプロテアーゼ〔オリエンタ
ーゼ5BL、上田化学工業@〕による酵素処理を行った
。酵素剤の力価は7カヒレ1g当り500単位となるよ
うに調製し、50℃で2時間処理した。処理したフカヒ
レは、表皮・軟骨の除去が容易で、形の整った光沢の良
い7カヒレ筋糸が得られた。更にその筋糸を緩やかに1
0分間煮沸することでアンモニア臭などの異臭も除去さ
れた。
実施例3 ヨシキリザメの尾びれの乾燥品を用いて、実験例2と同
様の枯草菌の生産するアルカリプロテアーゼ〔プロレザ
ー、天野製薬■〕による酵素処理を行った。酵素剤の力
価は7カヒレ1g当り600単位となるように調製し、
60℃で1時間処理した。更に、反応後酵素液より取出
した7カヒレを、0.05%氷酢酸溶液中に浸漬し緩や
かに数分間煮沸した。これにより得られたフカヒレは、
水中にて洗浄することにより、容易に表皮・軟骨を取除
くことができた。また、洗浄後のフカヒレ筋糸は、形が
整い光沢の良好なものであり、アンモニア臭等の異臭も
除去された。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のフカヒレ製造方法は、従
来の方法に比べ、簡便かつ短時間に品質の優れた7カヒ
レ筋糸を製造することが可能であり、7カヒレの効率的
製造方法として有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、フカヒレからフカヒレ筋糸を得る方法において、ア
    ルカリプロテアーゼ活性を有する液で処理する工程を含
    有することを特徴とするフカヒレの製造方法。
JP2246304A 1990-09-18 1990-09-18 フカヒレの製造方法 Pending JPH04126052A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9360088B2 (en) 2011-09-22 2016-06-07 Borgwarner Inc. Chain drive tensioner spring force control mechanism
US9683637B2 (en) 2012-12-18 2017-06-20 Borgwarner Inc. Tensioner with spring force control in a second bore
US11486473B2 (en) 2018-01-31 2022-11-01 Borgwarner Inc. Variable force tensioner arm with cap disk spring

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US11486473B2 (en) 2018-01-31 2022-11-01 Borgwarner Inc. Variable force tensioner arm with cap disk spring

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