JPH0412596Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0412596Y2 JPH0412596Y2 JP1984186039U JP18603984U JPH0412596Y2 JP H0412596 Y2 JPH0412596 Y2 JP H0412596Y2 JP 1984186039 U JP1984186039 U JP 1984186039U JP 18603984 U JP18603984 U JP 18603984U JP H0412596 Y2 JPH0412596 Y2 JP H0412596Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- storage battery
- lid
- hole
- chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 13
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 4
- 239000003792 electrolyte Substances 0.000 description 3
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 2
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
- Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、密閉形蓄電池の排気構造の改良に関
するものである。
するものである。
従来技術とその問題点
一般に排気構造を備えた陰極板ガス吸収式密閉
形蓄電池において、注入された電解液は殆どが極
板と微細なガラス繊維よりなる隔離板に吸収さ
れ、フリーの流動性電解液が存在しない状態にな
つている。従来よりこの種蓄電池の排気構造とし
ては、各セル室の注液栓にゴム弁を設けて排気兼
用栓とするか、或は各セル室共通のガス集合室を
蓄電池蓋の裏面に形成し、該集合室上部の１カ所
にゴム弁付排気栓を設け且つ各セル室毎に注液栓
を設ける構造がしられている。しかし、これらは
何れも複雑な構造となるため生産性が悪く、コス
ト的にも不利であるという欠点があつた。
形蓄電池において、注入された電解液は殆どが極
板と微細なガラス繊維よりなる隔離板に吸収さ
れ、フリーの流動性電解液が存在しない状態にな
つている。従来よりこの種蓄電池の排気構造とし
ては、各セル室の注液栓にゴム弁を設けて排気兼
用栓とするか、或は各セル室共通のガス集合室を
蓄電池蓋の裏面に形成し、該集合室上部の１カ所
にゴム弁付排気栓を設け且つ各セル室毎に注液栓
を設ける構造がしられている。しかし、これらは
何れも複雑な構造となるため生産性が悪く、コス
ト的にも不利であるという欠点があつた。
考案の目的
本考案は上記欠点を解消したもので、構造が極
めて簡単で低コストな密閉形蓄電池を提供するも
のである。
めて簡単で低コストな密閉形蓄電池を提供するも
のである。
考案の構成
本考案は、蓋１を有する密閉形蓄電池であつ
て、 前記蓋１は、裏面に各セル室隔壁２ａ，２ｂ，
２ｃ，２ｄ，２ｅと、ガス集合室１１とを有する
ものであり、 前記各セル室隔壁２ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄ，２
ｅは、ガス通気孔３ａ，３ｂ，３ｃ，３ｄ，３ｅ
を有するものであり、 前記ガス集合室１１は、周囲が閉塞され、下部
に排気孔４と、上部に逸出孔１４とを有するもの
であり、 前記ガス集合室１１は、前記各セル室隔壁２
ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄ，２ｅの一つ２ｃと一体に
形成されており、 前記隔壁２ｃのガス通気孔３ｃは、切欠きから
なり、前記ガス集合室１１の排気孔４と連通し、
少なくとも１つの内面１０が前記排気孔４の内面
９と面一に形成されており、他の各セル室隔壁２
ａ，２ｂ，２ｄ，２ｅのガス通気孔３ａ，３ｂ，
３ｄ，３ｅは、切欠きまたは貫通孔からなること
を特徴とするものである。
て、 前記蓋１は、裏面に各セル室隔壁２ａ，２ｂ，
２ｃ，２ｄ，２ｅと、ガス集合室１１とを有する
ものであり、 前記各セル室隔壁２ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄ，２
ｅは、ガス通気孔３ａ，３ｂ，３ｃ，３ｄ，３ｅ
を有するものであり、 前記ガス集合室１１は、周囲が閉塞され、下部
に排気孔４と、上部に逸出孔１４とを有するもの
であり、 前記ガス集合室１１は、前記各セル室隔壁２
ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄ，２ｅの一つ２ｃと一体に
形成されており、 前記隔壁２ｃのガス通気孔３ｃは、切欠きから
なり、前記ガス集合室１１の排気孔４と連通し、
少なくとも１つの内面１０が前記排気孔４の内面
９と面一に形成されており、他の各セル室隔壁２
ａ，２ｂ，２ｄ，２ｅのガス通気孔３ａ，３ｂ，
３ｄ，３ｅは、切欠きまたは貫通孔からなること
を特徴とするものである。
実施例
本考案の一実施例を図面に基づき詳述する。第
１図は本考案に用いる蓄電池蓋１の裏面斜視図で
あり、 ポリオレフイン系合成樹脂製の蓄電池蓋１の各
セル室隔壁２ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄ，２ｅにはそ
れぞれ四角状に切欠いたガス通気孔３ａ，３ｂ，
３ｃ，３ｄ，３ｅが設けられていると共に、蓄電
池蓋１の中央部には排気孔４と逸出孔１４とを有
する円筒状のガス集合室１１が隔壁２ｃと一体に
形成されている。第２図は本考案に用いる電槽６
の外観斜視図であり、電槽６の各セル室７には極
板群８が挿入されている。第３図は本考案蓄電池
５の一部切断面図であり、電槽６と前記蓋１とは
熱溶着されている。
１図は本考案に用いる蓄電池蓋１の裏面斜視図で
あり、 ポリオレフイン系合成樹脂製の蓄電池蓋１の各
セル室隔壁２ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄ，２ｅにはそ
れぞれ四角状に切欠いたガス通気孔３ａ，３ｂ，
３ｃ，３ｄ，３ｅが設けられていると共に、蓄電
池蓋１の中央部には排気孔４と逸出孔１４とを有
する円筒状のガス集合室１１が隔壁２ｃと一体に
形成されている。第２図は本考案に用いる電槽６
の外観斜視図であり、電槽６の各セル室７には極
板群８が挿入されている。第３図は本考案蓄電池
５の一部切断面図であり、電槽６と前記蓋１とは
熱溶着されている。
なお、蓋１と電槽６は同材料で形成されてい
る。
る。
本考案蓄電池５は陰極板ガス吸収方式により密
閉化され、注入された電解液は殆どが極板と微細
なガラス繊維よりなる隔離板に吸収されており、
フリーの流動性電解液が存在しない状態で使用さ
れる。また、電池使用中に各セル室７より発生す
るガスは、第３図の矢印の如く各ガス通気孔３ａ
〜３ｅ、排気孔４、ガス集合室１１を通り逸出孔
１４から電池外へ放出される。第４図は第１図の
Ａ−A′部の断面図であり、排気孔４の内面９と
ガス通気孔３ｃの少なくとも１つの内面１０とは
面一に形成されている。第５図は他の実施例を示
す蓄電池蓋１の裏面斜視図であり、蓄電池蓋１の
ガス通気孔３ａ，３ｂ，３ｄ，３ｅは、隔壁の端
部付近を貫通して形成され、ガス集合室１１は先
の実施例の蓄電池蓋１と同様に形成されている。
閉化され、注入された電解液は殆どが極板と微細
なガラス繊維よりなる隔離板に吸収されており、
フリーの流動性電解液が存在しない状態で使用さ
れる。また、電池使用中に各セル室７より発生す
るガスは、第３図の矢印の如く各ガス通気孔３ａ
〜３ｅ、排気孔４、ガス集合室１１を通り逸出孔
１４から電池外へ放出される。第４図は第１図の
Ａ−A′部の断面図であり、排気孔４の内面９と
ガス通気孔３ｃの少なくとも１つの内面１０とは
面一に形成されている。第５図は他の実施例を示
す蓄電池蓋１の裏面斜視図であり、蓄電池蓋１の
ガス通気孔３ａ，３ｂ，３ｄ，３ｅは、隔壁の端
部付近を貫通して形成され、ガス集合室１１は先
の実施例の蓄電池蓋１と同様に形成されている。
考案の効果
本考案は上記の如き構造とすることにより、従
来の様な各セル室共通のガス集合室を廃止するこ
とができ、ガス集合室を小型化して構造を簡素化
できるため、生産性に優れると共に低コストな密
閉形蓄電池を提供できる。また、排気孔の内面と
ガス通気孔の少なくとも１つの内面とは面一に形
成されているため、ガス集合室にたまりがちな酸
滴がセル室内へ流下しやすく、電池外への漏液の
恐れがない。
来の様な各セル室共通のガス集合室を廃止するこ
とができ、ガス集合室を小型化して構造を簡素化
できるため、生産性に優れると共に低コストな密
閉形蓄電池を提供できる。また、排気孔の内面と
ガス通気孔の少なくとも１つの内面とは面一に形
成されているため、ガス集合室にたまりがちな酸
滴がセル室内へ流下しやすく、電池外への漏液の
恐れがない。
第１図は本考案に用いる蓄電池蓋の裏面斜視
図、第２図は同じく電槽の外観斜視図、第３図は
本考案蓄電池の一部切断面図、第４図は第１図の
Ａ−A′部の断面図、第５図は他の実施例の蓄電
池蓋の裏面斜視図である。 １……蓄電池蓋、２ａ〜２ｅ……蓄電池蓋の各
セル室隔壁、３ａ〜３ｅ……ガス通気孔、４……
排気孔、９……排気孔の内面、１０……ガス通気
孔の内面、１１……ガス集合室、１４……逸出
孔。
図、第２図は同じく電槽の外観斜視図、第３図は
本考案蓄電池の一部切断面図、第４図は第１図の
Ａ−A′部の断面図、第５図は他の実施例の蓄電
池蓋の裏面斜視図である。 １……蓄電池蓋、２ａ〜２ｅ……蓄電池蓋の各
セル室隔壁、３ａ〜３ｅ……ガス通気孔、４……
排気孔、９……排気孔の内面、１０……ガス通気
孔の内面、１１……ガス集合室、１４……逸出
孔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 蓋１を有する密閉形蓄電池であつて、 前記蓋１は、裏面に各セル室隔壁２ａ，２ｂ，
２ｃ，２ｄ，２ｅと、ガス集合室１１とを有する
ものであり、 前記各セル室隔壁２ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄ，２
ｅは、ガス通気孔３ａ，３ｂ，３ｃ，３ｄ，３ｅ
を有するものであり、 前記ガス集電室１１は、周囲が閉塞され、下部
に排気孔４と、上部に逸出孔１４とを有するもの
であり、 前記ガス集合室１１は、前記各セル室隔壁２
ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄ，２ｅの一つ２ｃと一体に
形成されており、 前記隔壁２ｃのガス通気孔３ｃは、切欠きから
なり、前記ガス集合室１１の排気孔４と連通し、
少なくとも１つの内面１０が前記排気孔４の内面
９と面一に形成されており、 他の各セル室隔壁２ａ，２ｂ，２ｄ，２ｅのガ
ス通気孔３ａ，３ｂ，３ｄ，３ｅは、切欠きまた
は貫通孔からなることを特徴とする、 密閉形蓄電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984186039U JPH0412596Y2 (ja) | 1984-12-06 | 1984-12-06 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984186039U JPH0412596Y2 (ja) | 1984-12-06 | 1984-12-06 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6199964U JPS6199964U (ja) | 1986-06-26 |
| JPH0412596Y2 true JPH0412596Y2 (ja) | 1992-03-26 |
Family
ID=30743500
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984186039U Expired JPH0412596Y2 (ja) | 1984-12-06 | 1984-12-06 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0412596Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55100648A (en) * | 1979-01-26 | 1980-07-31 | Furukawa Battery Co Ltd:The | Manufacturing method of heat sealed storage battery |
-
1984
- 1984-12-06 JP JP1984186039U patent/JPH0412596Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55100648A (en) * | 1979-01-26 | 1980-07-31 | Furukawa Battery Co Ltd:The | Manufacturing method of heat sealed storage battery |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6199964U (ja) | 1986-06-26 |
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