JPH04125208A - 物品の多重出庫方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、倉庫に保管する物品（部品）を複数の作業ス
テーションに搬入し、物品を出庫する自動倉庫システム
に係り、特に物品を収容するバケットの搬送と物品の出
庫とを制御するのに好適な物品の多重出庫方式及び装置
に関する。

〔従来の技術〕

従来の物品の多重出庫方式においては、一つのバケット
で一種複数の部品（物品）を倉庫から複数の作業ステー
ションに出庫する場合、それぞれの作業ステーション間
で競合する部品があるため、部品を収容したバケットを
連続してそれぞれの作業ステーションに供給する必要が
あるが、次に供給される作業ステーションでバケットが
供給されるまで、作業の待ち時間が発生する。従来の装
置は、特開昭６３−１６０９０６号公報に記載されてい
るように、複数の作業ステーションに連続して供給され
るバケットが、前の作業ステーションで作業完了するま
で次の作業ステーションに１製品又は１納入先に必要な
品種の部品が集らないため、その間待ち時間が発生する
点については解消されていなかった。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の物品の多重入出庫方式においては、各作業ステー
ションで製品別の出庫をする場合、バケットを連続して
複数の作業ステーションに供給する時、バケットを最初
の作業ステーションで部品取出し後、次の作業ステーシ
ョンに供給するまで時間がかかる点について配慮されて
おらず、次の作業ステーション以降では作業が待たされ
る問題があった。もちろん１種類複数の部品を２つ以上
のバケットで管理した場合、それぞれの作業ステーショ
ンに同種の部品を同時に供給することが可能であるが、
それぞれのバケットに収納されている部品の数量と各作
業ステーションで必要とする数量とが満足しなければな
らず、現実的には困難である。

また１パケツト内の部品管理をｎ種／バケットにした場
合、作業者が取出し位置を間違えやすい点について配慮
がなされておらず、異った品種−の部品を取出してしま
う問題があった。

本発明の目的は、物品（部品）が供給される次の作業ス
テーションで待ち時間を解消できる物品の多重出庫方式
を提供することにある。

そして他の目的は、複数種類で複数の物品を一つのバケ
ットに収納しても物品の取出し位置を誤ることなく、出
庫作業を迅速に行うことにあり、また他の目的は、製品
単位の物品出庫作業の完全無人化を図るピッキング手段
及び仕分は手段を備えた物品の多重出庫装置を提供する
ことにある。

【課題を解決するための手段〕

前記の目的を達成するため、本発明に係る物品の多重出
庫方式は、倉庫に格納された少なくとも一種類の物品を
少なくとも一つのバケットに収容し、それぞれのバケッ
トをコンベアにより複数の作業ステーションに搬入して
それぞれの物品を搬出させた後に倉庫に搬送し、倉庫及
びコンベアを制御するコントローラとそれぞれの作業ス
テーションに表示される出庫情報とを制御用計算機によ
り統括制御する物品の多重出庫方式において、制御用計
算機は、少なくとも二つの作業ステーションに共通する
それぞれの物品を一つのバケットに収容し、バケットを
一方の作業ステーションに搬入して出庫情報を表示する
とともに、他方の作業ステーションに出庫情報及びそれ
ぞれの物品の持込み指示を表示し、一つのバケットから
それぞれの物品を他方の作業ステーションに搬入させる
構成とする。

そして制御用計算機は、複数種類の物品を一つのバケッ
トに収容し、それぞれの作業ステーションにそれぞれの
物品のバケット内取出し位置を図示した出庫情報を表示
する構成でもよい。

また出庫情報は、少なくとも製品名、部品名及びバケッ
ト番号よりなり、製品毎出庫情報又はバケット毎出庫情
報に形成されている構成である。

さらに物品の多重出庫装置においては、倉庫に格納され
た少なくとも一種類の物品を収容する少なくとも一つの
バケットと、それぞれのバケットを複数の作業ステーシ
ョンに搬入してそれぞれの物品を搬出させた後に倉庫に
搬送するコンベアと、コンベア及び倉庫を制御するコン
トローラ及びそれぞれの作業ステーションに表示される
出庫情報を統括制御する制御用計算機とを備えた物品の
多重出庫装置において、それぞれのバケットからそれぞ
れの物品を取出すピッキング手段を設け、制御用計算機
は、ピッキン手段を制御してそれぞれの物品をそれぞれ
の作業ステーションに搬入させる構成とする。

そしてピッキング手段に、隣接させてそれぞれの物品を
それぞれの作業ステーションに搬入する仕分は手段を付
設し、仕分は手段を、制御用計算機により制御する構成
でもよい。

〔作用〕

本発明の物品の多重出庫方式によれば、一つのバケット
に収容された一種類の物品が一方側の作業ステーション
に搬入され、かつ出庫情報がデイスプレィに表示される
。物品の出庫完了が制御用計算機に報告されると、他方
側の作業ステーションのデイスプレィに出庫情報と物品
の持込み指示とが表示される。この表示に従って作業者
が一方側の作業ステーションに物品を取りに行くことに
より、待ち時間がなくなる。

そして複数種類の物品を出庫する場合は、作業ステーシ
ョンのデイスプレィに物品のバケット内取出し位置も表
示される。

また物品のピッキング手段と仕分けとを設けた物品の多
重出庫装置によれば、物品の必要数がバケットから自動
的に取り出され、それぞれの作業ステーションに搬入さ
れる。

〔実施例〕

本発明の一実施例を第１図〜第３図を参照しながら説明
する。

第１図に示すように、装置は部品（物品）を収容するバ
ケット１と、バケット１を格納する複数の倉庫２８〜２
ｂと、部品の出庫作業を行う作業ステーション３ａ〜３
ｄと、倉庫２ａ〜２ｂから取出されたバケットを各作業
ステーションに供給する取出しコンベア（コンベア）４
と、作業ステーション３ａ〜３ｄより倉庫２ａ〜２ｂに
バケット１を収納する収納コンベア（コンベア）５と、
作業者に出庫作業の指示をするデイスプレィ６８〜６ｄ
と、倉庫２ａ〜２ｂを制御する倉庫コントローラ７と、
各コンベアを制御するコンベアコントローラ８と、各コ
ントローラ７．８および各デイスプレィ６ａ〜６ｄに出
庫情報の表示制御等の統括制御を行う制御用計算機９と
、この制御用計算機９に第２図に示す製品Ａ、Ｂ単位に
部品の出庫情報を記憶する記憶装置１０と、制御用計算
機９と各デイスプレィ６ａ〜６ｄ及び各コントローラ７
．８等を接続するネットワーク１１と、部品の出庫作業
が完了したことを制御用計算機９に報告する作業完了５
Ｗ１２ａ〜１２Ｃとにより構成されている。

本実施例の動作は、作業ステーション３ａより作業者が
、作業完了Ｓ　Ｗ　１２　ａを押すことによって制御用
計算機９に作業開始の信号を割込ませる。

制御用計算機９は、第２図に示す製品毎出庫情報２０に
基づき、倉庫コントローラ７にバケット１の取出し指令
を行う。製品毎出庫情報２ｏ内のどの製品の部品出庫を
どの作業ステーションで行うかは制御用計算機９が任意
に選択する。製品毎出庫情報２０のバケット番号１ａ〜
１ｃを倉庫コントローラ７に指示して倉庫２ａより取出
し、コンベア４上に取出されたバケット１ａの動態を常
に制御用計算機９が監視し、作業ステーション３ａに行
くようにコンベアコントローラ８に合流分岐指令信号を
出力する。バケット１ａが作業ステーション３ａに到着
した時点で制御用計算機９は、デイスプレィ６ａに記憶
装置ｌｏ内に記憶されている製品毎出庫情報２０をネッ
トワーク１１を経由し伝送する。

以上の制御によりバケット１ａについて作業ステーショ
ン３ａで出庫作業が行われる。デイスプレィ６ａに表示
される主な内容は、第４図に示す製品名、部品名、数量
、バケット番号及び作業ステーション番号等である。

作業者は部品取出し後、作業完了Ｓ　Ｗ　１２　ａを押
し、バケット１ａを収納コンベア５に送り出し、制御用
計算機９は作業完了の信号を受け、バケット１ａのコン
ベア制御信号をコンベアコントローラ８に出力し、取出
した倉庫２ａまで搬送する。

また、制御用計算機９より倉庫コントローラ７に対し、
バケット１ａの収納指令の信号を出力し倉庫２ａに収納
する。以上の処理を連続して製品毎出庫情報２０に従い
制御用計算機９は制御する。

第２図に示す製品Ａの出庫作業を作業ステーション３ａ
で、製品Ｂを作業ステーション３ｂで行う場合、バケッ
ト１ａの部品が作業ステーション３ａと作業ステーショ
ン３ｂとの間で競合する。

この場合、作業ステーション３ａの出庫情報と作業ステ
ーション３ｂの出庫情報とを第３図に示すようにバケッ
ト単位に管理し、作業ステーション３ａにバケット１ａ
が到着した時、デイスプレィ６ａに最初に自作業ステー
ションの製品Ａの部品名イ、数量１０個、バケット番号
１ａ及び作業ステーション番号３ａを表示する６作業完
了後、作業完了５Ｗ１２ａを押すことにより、次に製品
Ｂの部品名イ、数量５、作業ステーション番号３ｂを表
示する。同時に作業ステーション３ｂのデイスプレィ６
ｂに、作業ステーション３ａに部品を取りに行くよう表
示する。

本実施例によれば、作業ステーション間で一種類複数の
部品が競合した場合、作業者が待たされる時間が解消さ
れる。

また、第４図、第５図により、ｎ種／バケットにした場
合の他の実施例を説明する。

第４図はデイスプレィの表示内容の一例であり、製品名
、部品名、数量、バケット番号及び作業ステーション番
号と同時にバケット仕切りパターン３５とバケット内取
出し位置Ｎを図示したものであり、第５図はバケット仕
切りパターンの一例である。

制御用計算機にバケット仕切りパターン３１−〜３５に
対応する仕切りの形状を記憶させ、第２図及び第３図に
示す製品毎出庫情報２０及びバケット毎出庫情報２１の
バケット番号に、バケット仕切りパターン３１〜３５及
びバケット内取出し位１！Ａ−Ｎを付加することが実現
できる。

本実施例の動作は、第５図に示すようにバケット１ａの
バケット仕切りパターンを３５、バケット内取出し位置
をＮとした場合、制御用計算機９はバケット１ａのバケ
ット仕切りパターン３５をデイスプレィ６ａに表示し、
バケット取出し位置Ｎの箇所を塗りつぶす。

本実施例によれば、作業者が部品の取出し位置を間違え
ることはない。

次に第６図に示すように、ピッキングロボットの自動化
と、製品ごとの仕分けを行う仕分は装置の自動化の他の
実施例を説明する。

本実施例の構成は、作業者の代わりにピッキングロボッ
ト（ピッキング手段）１３ａ〜１３ｄと、部品を製品単
位に仕分ける仕分は装置１４と仕分は装Ｍ１４を制御す
る仕分は装置コントローラ１５と部品仕分はトレイ１６
とよりなる仕分は手段とを従来の設備に設置したもので
ある。

本実施例の動作は、ピッキングロボット１３ｄにバケッ
ト１ａが到着した時、制御用計算機９は部品名及び数量
の信号をピッキングロボット１３ｄに出力する。ピッキ
ングロボット１３ｄは、部品を必要な数だけ部品仕分は
トレイ１６に取出す。

この後、制御用計算機９が作業ステーション番号３ｃの
信号を仕分は装置１４に出力した場合、仕分は装置１４
は、部品の入った部品仕分はトレイ１６を作業ステーシ
ョン３ｃに供給する。

本実施例によれば、部品の出庫作業を正確にかつ迅速に
でき、製品単位の仕分は作業まで一貫した無人化システ
ムが可能となる６ 〔発明の効果〕 本発明の部品の多重入出庫方式によれば、各作業ステー
ションで製品別に出庫する場合、製品間の共通部分に原
因して作業ステーション間で同一部品の競合により発生
する次作業ステーションの作業待ち時間をなくすことが
できるため、１製品に必要な品種の部品を必要数迅速に
まとめることができる。

また、ｎ種／バケット管理では、バケット内取出し位置
をデイスプレィ表示するため、部品出庫ミスをなくすこ
とができ、信頼性向上の効果が得られる。

ピッキング手段による自動化および仕分は手段による製
品別仕分けの自動化はそれぞれ、高速で精度の高い出庫
業務が可能となり、無人化を図った装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す構成図、第２図〜第４
図は出庫情報の一例を示す図、第５図はバケット仕切り
パターン及びバケット内取出位置の表示の一例を示す図
、第６図は本発明の他の実施例を示す構成図である。 １ａ・・・バケット、２ａ、２ｂ・・・倉庫、３ａ〜３
ｄ・・・作業ステーション、 ４・・取出しコンベア（コンベア）、 ５・・・収納コンベア（コンベア）、 ６ａ〜６ｄ・・・デイスプレィ、 ７・・・倉庫コントローラ（コントローラ）。 ８・コンベアコントローラ（コントローラ）９・・・制
御用計算機。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、倉庫に格納された少なくとも一種類の物品を少なく
   とも一つのバケットに収容し、それぞれのバケットをコ
   ンベアにより複数の作業ステーションに搬入してそれぞ
   れの物品を搬出させた後に前記倉庫に搬送し、該倉庫及
   び前記コンベアを制御するコントローラとそれぞれの作
   業ステーションに表示される出庫情報とを制御用計算機
   により統括制御する物品の多重出庫方式において、前記
   制御用計算機は、少なくとも二つの作業ステーションに
   共通するそれぞれの物品を一つの前記バケットに収容し
   、該バケットを一方の作業ステーションに搬入して出庫
   情報を表示するとともに、他方の作業ステーションに前
   記出庫情報及びそれぞれの物品の持込み指示を表示し、
   前記一つのバケットからそれぞれの物品を他方の作業ス
   テーションに搬入させることを特徴とする物品の多重出
   庫方式。 ２、制御用計算機は、複数種類の物品を一つのバケット
   に収容し、それぞれの作業ステーションにそれぞれの物
   品のバケット内取出し位置を図示した出庫情報を表示す
   ることを特徴とする請求項１記載の物品の多重出庫方式
   。 ３、出庫情報は、少なくとも製品名、部品名及びバケッ
   ト番号よりなり、製品毎出庫情報又はバケット毎出庫情
   報に形成されていることを特徴とする請求項１又は２記
   載の多重出庫方式。 ４、倉庫に格納された少なくとも一種類の物品を収容す
   る少なくとも一つのバケットと、それぞれのバケットを
   複数の作業ステーションに搬入してそれぞれの物品を搬
   出させた後に前記倉庫に搬送するコンベアと、該コンベ
   ア及び前記倉庫を制御するコントローラ及びそれぞれの
   作業ステーションに表示される出庫情報を統括制御する
   制御用計算機とを備えた物品の多重出庫装置において、
   それぞれのバケットからそれぞれの物品を取出すピッキ
   ング手段を設け、前記制御用計算機は、該ピッキン手段
   を制御してそれぞれの物品をそれぞれの作業ステーショ
   ンに搬入させることを特徴とする物品の多重出庫装置。 ５、ピッキング手段に、隣接させてそれぞれの物品をそ
   れぞれの作業ステーションに搬入する仕分け手段を付設
   し、該仕分け手段を、制御用計算機により制御すること
   を特徴とする請求項４記載の物品の多重出庫装置。