JPH04123879A - 抵抗スポット溶接法 - Google Patents

抵抗スポット溶接法

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JPH04123879A
JPH04123879A JP2245129A JP24512990A JPH04123879A JP H04123879 A JPH04123879 A JP H04123879A JP 2245129 A JP2245129 A JP 2245129A JP 24512990 A JP24512990 A JP 24512990A JP H04123879 A JPH04123879 A JP H04123879A
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JP
Japan
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plates
electrode
film
welding
electrically insulating
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JP2245129A
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English (en)
Inventor
Seiji Sasabe
誠二 笹部
Hideo Fujimoto
日出男 藤本
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は抵抗スポット溶接法に関し、より詳しくは、ア
ルミニウム又はアルミニラ13合金板(以下、「アルミ
ニウム板」と総称する)を重ね合わせて抵抗スポット溶
接する方法に関する。
(従来の技術及び解決しようとする課題)抵抗スポット
溶接は、2枚以上の重ね板の接合に多用されている方法
であるが、アルミニウム又はアルミニウム合金の場合に
は、固有抵抗が鋼などに比へて低く、したがって、ジュ
ール発熱に頼るこの溶接法の原理からすると、多大の電
流を流すことで対応せざるを得ない状況にある。
また、このように大電流を通電することによるデメリッ
トは、単に電力消費の増大のみに市まらす、溶接部の品
質劣化にも及んでいる。すなわち、大電流を流すことに
より、通電経路にあたる電極鋼部も無視し得ないほど発
熱し易くなり、鋼などの固有抵抗の大きい被溶接材の溶
接の場合よりも、本来発熱すべき板−板間の発熱量に比
較して相対的に電極−板間の発熱量が大きくなることに
起因している。また、熱伝導率か高いために板−板間の
発熱が板厚方向へ、すなわち、電i側の板表面へ熱が逃
げ易いということにも起因している。
以上のように電極−板間の温度が高くなると、加圧力を
介して2種類以上の金属、すなわち、電極胴とアルミニ
ウム又はアルミニウム合金が拡散し易い状況になり、い
わゆる熱間固相接合が生し易い状況になる。一般にアル
ミニウムと銅は拡散速度が高く、接合し易い反面、脆い
金属間化合物も生成し易いため、溶接時の加圧力に耐え
かねてマクロ的には電極表面の銅が脱落を開始し、通電
不安定、加圧不足が生じ、信頼性の高いアルミ継手性能
は得られなくなる。俗にいわゆる電極のピyクアソブ寿
命が短いということになり、高品質を得るためには電極
表面の再整(1−レッシング)又は取替えが短時間のう
ちに必要となり、溶接の生産性が著しく阻害されること
になり、工業上問題となっている。
」1記問題点を有する抵抗スポット溶接において、単に
入熱を制限して発熱量を抑制すれば電極のピツクアップ
寿命は伸びるが、継手強度が著しく低くなるので工業上
の利用メリノ1−がなくなる。そのため、接着剤を併用
する抵抗スポソl−i容接法(以下、「ウェルドボン1
−法」と称す)なるものが出現した。
このウェルドボンド法によれば、継手強度の一部を接着
部に負担させるので、抵抗スポラ1〜溶接側からすると
強度負担率が軽減できるため、小人熱での溶接でも良い
こととなり、つまり、電極のピンクアップ寿命は伸びる
こととなる。しかしながら、ウェルトボンドの接着部は
、一般の接着接合の場合と同様、強度のバラツキが大き
く、信頼性の点から未だ一般の構造物等への適用は少な
いのが実情である。
本発明は、」二記従来技術の問題点を解決し、アルミニ
ウム板の継手強度が安定して得られ、且つ電極ピックア
ップ寿命の向上を可能にする重ね抵抗スポット溶接法及
びウェル1−ボン1−法を提供することを目的とするも
のである。
(課題を解決するための手段) 本発明者は、前記課題を解決するために鋭意研究を重ね
た結果、アルミニウム板間に電気絶縁皮膜を配置し、位
置、膜厚、膜種などを最適化することにより可能である
ことを見い出し、ここに本発明をなしたものである。
すなわち、本発明に係る抵抗スポット溶接法は、アルミ
ニウム又はアルミニウム合金板の重ね抵抗スポット溶接
法において、重ね合わせるべき板の対向面側にそれぞれ
電気絶縁皮膜を配置して溶接することを特徴とするもの
である。
また、本発明に係るウェルドボンド法は、重ね合わせる
べき板の対向面側にそれぞれ電気絶縁皮膜を配置すると
共に、更に、これらの電気絶縁皮膜の間に接着剤を配置
して溶接することを特徴とするものである。
以下に本発明を更に詳述する。
(作用) 本発明において、重ね合わせるべきアルミニウム板の対
向するそれぞれの対向面側に電気絶縁皮膜を配置するの
は、被溶接材を電極胴で挾み込んだ時に電極直下の皮膜
を破壊して、通電を可能にするためである。
すなわち、電気絶縁皮膜は一般に破壊され易いので、加
圧力の大きさに応して破壊のされ易さが異なり、電極中
心軸直下が最も破壊され易い。したがって、通電部分は
、従来のように電気絶縁皮膜がない場合に比較して、電
極中心軸直下に限定され、電流密度が高くなることとな
り、相対的に、本来溶融してほしい板−板間の発熱量が
増加することになる。
この効果は、ウェル1ヘボン1−の場合も同様に得られ
ることは云うまでもない。
なお、電極側の板表面に電気絶縁皮膜を設けないのは、
板−電極間の電流密度をいたずらに上げるのみであって
、本発明の目的の1つである電極のピックアップ寿命向
上のために板−板間の電流密度を上げるのに寄与しない
ためである。
電気絶縁皮膜を配置する態様として、板に電気絶縁皮膜
を成膜したものを用いるのが好ましい。
これは、成膜のし易さ、配置のし易さなどのためである
。この場合、板の材質、厚さなどは、」二記効果を阻害
しないように選定することは云うまでもない。なお、被
溶接材の該当する部分に直接成膜することも考えられる
が、処理が煩雑になると共に被溶接材の表面性状(表面
処理など)との関係で実際的ではない。
上述の効果は、電気絶縁皮膜として陽極酸化皮膜を用い
た場合に顕著である。陽極酸化皮膜は特に硬くて脆いた
めである。他の例としては、陽極酸化皮膜よりも破壊特
性は劣るが、エポキシ樹脂などの樹脂膜が挙げられる。
電気絶縁皮膜の膜厚は適宜法められるが、陽極酸化皮膜
の場合、その膜厚は0.05〜3.0μmが好ましい。
0.05μm未満では上記効果がなく、3.07zmを
超えると皮膜が破壊されにくくなり、電流密度の過大に
より散りを助長するのみとなって、作用効果が期待てき
ない。
陽極酸化皮膜の生成法としては、リン酸塩系アルカリ電
解液を使用して生成するのが好ましい。
これは、一般の硫酸系電解液にて生成したものよすも、
加圧力を受けた場合の1!4m懐特性並びに接着部の破
壊特性が優れているためである。すなわち、同−加圧力
下でもリン酸塩系アルカリ電解液にて成膜したものは、
硫酸系の場合よりも膜が均一に破壊され易く、溶接が安
定している。また、ウェルドボンド部の接着部の破壊部
位についても、硫酸系電解液によるものは接着剤−皮膜
間が多いのに対し、リン酸塩系アルカリ電解液によるも
のは皮膜−母材間或いは母材内の割合が多い。
なお、本発明を適用するアルミニウム板の材質、板厚な
どに何らの制限もない。また、抵抗スポット溶接の他の
溶接条件、並びにウェルトボンドの他の溶接条件(接着
剤の材質、厚さ等も含む)も特に制限はない。
次に本発明の実施例を示す。
(実施例) 被溶接材としてハ5182−0材(1、 、 Ontm
厚)を用い、第1図に示す配置にて抵抗スポラ1〜溶接
法及びウェル1−ボンド法にて溶接試験を行った。
第1図において、(a)は従来法であり、(b)は電気
絶縁皮膜を板−板間にそれぞれ配置した本発明法、(c
)は電気絶縁皮膜を板−板間にそれぞれ配置すると共に
電気絶縁皮膜の間に接着剤を挿入した本発明法である。
これらの本発明法の場合、電気絶縁皮膜はA3182−
0からなる厚さ」、Ommの板に成膜したものを用いた
。また、接着剤として、−液の熱硬化性の構造用エポキ
シ樹脂接着剤を用いた。
溶接機としては三相低周波式で加圧力300kgの溶接
機を使用し1通電条件は、抵抗スポット溶接の場合は3
5にΔ、4サイクル、ウェル1くボンド法の場合は接着
剤に強度を付与することを考慮して電流を低くし、25
kA、4サイクルとした。
溶接結果を第1表に示す。
なお、継手強度のバラツキに関し、ウェルドボンド法の
場合は、引張剪断試験の破断開始並びに最高破断荷重時
の破断部は接着接合部にて生ずるので、その接着接合性
能を評価した。したがって、ウェル1〜ボンド法の場合
の総合評価は、接着接合部の強度のバラツキと、抵抗ス
ポット溶接部の電極のピックアップ寿命とを総合した評
価とした。
第1表より、以下の如く考察される。
第1表中の比較例No 1のように、従来法の場合には
、第2図(a)に示すような断面の溶は込み状況となり
、板厚方向への溶は込みか比較的大きい。
これに対し、本発明例Na 2〜No、 6の場合のよ
うに板−板間に電気絶縁皮膜を配置すると、その板二板
間での電流密度が高くなるため、相対的に発熱が集中す
る、すなわち、電極−板間の発熱よりも板−板間の発熱
が高くなる結果、板厚方向への温度勾配が小さくなり、
第2図(b)に示すように、溶は込みが浅く、かつ溶融
径の広い溶融部分が効率よく生成できている。このこと
は、電極−板間の温度が低いことを示しており、電極鋼
と被溶接材のアルミニウムとの同相接合を抑制し、ひい
ては電極鋼先端の損傷を遅らせ、電極のピックアンプ寿
命が伸びることにもつながっている。また、電極先端の
損傷の軽減は加圧力の微妙な辺かを抑制し、継手強度の
バラツキを抑制する方向へも作用するものである。
一方、ウェルドボンド法の場合には、接着剤にも強度を
負担させるために抵抗スポット溶接の溶接電流を低下さ
せたので、電極のピックアンプ寿命は、各側とも、抵抗
スポット溶接単独の場合よりも伸びている。
しかし、強度のバラツキは、本発明例No、 9〜N。
11、No、 13のように電気絶縁皮膜を配置した方
が改善されている。また、これらの本発明例のうち、硫
酸系酸性浴にて生成した場合よりもリン酸塩基アルカリ
性浴にて生成した場合の方が、その強度バラツキがノ]
1さい。これは、後者の場合、接着層と陽極酸化皮膜間
で破断する確率が低く、その殆とが皮膜−母材間並びに
母村内で安定的に破断する場合が多いためである。
[以下余白] (発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、抵抗スポラ1〜
溶接法及びウェルトポン1−法にてアルミニウム板を重
ね溶接するに際し、板の対向面間に電気絶縁皮膜を配置
するので、継手強度を安定化でき、且つ電極ピックアッ
プ寿命を向」二でき、その工業」二の効果は顕著である
【図面の簡単な説明】
第1図は被溶接材及び電極の配置例を示す説明断面図で
、(a)は従来法の場合、(b)は電気絶縁皮膜を配置
する本発明法の場合、(C)は電気絶縁皮膜と接着剤を
配置する本発明法の場合を示し、第2図は実施例で得ら
れた溶接部断面の金属組織を示す写真で、(a)は従来
例(No、 1 )の場合、(L、)電気絶縁皮膜を配
置した本発明例(No−2)の場合を示している。 1 被溶接材、2・・電極、3・・電気絶縁皮膜、4・
・接着剤。 特許出願人  株式会社神戸製鋼所 代理人弁理士 中  村   尚

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルミニウム又はアルミニウム合金板の重ね抵抗
    スポット溶接法において、重ね合わせるべき板の対向面
    側にそれぞれ電気絶縁皮膜を配置して溶接することを特
    徴とする抵抗スポット溶接法。
  2. (2)重ね合わせるべき板の対向面側にそれぞれ電気絶
    縁皮膜を配置すると共に、更に、これらの電気絶縁皮膜
    の間に接着剤を配置して溶接する請求項1に記載の方法
  3. (3)電気絶縁皮膜が厚さ0.05〜3.0μmの陽極
    酸化皮膜である請求項1又は2に記載の方法。
  4. (4)電気絶縁皮膜がリン酸塩系アルカリ電解液中で生
    成した陽極酸化皮膜である請求項1、2又は3に記載の
    方法。
JP2245129A 1990-09-14 1990-09-14 抵抗スポット溶接法 Pending JPH04123879A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0697279A2 (en) 1994-08-19 1996-02-21 Kawasaki Steel Corporation Aluminum alloy sheet having excellent press formability and spot weldability
WO1999013118A1 (en) * 1997-09-11 1999-03-18 Nippon Light Metal Company Ltd. Aluminum alloy sheet for spot welding

Cited By (3)

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EP0697279A2 (en) 1994-08-19 1996-02-21 Kawasaki Steel Corporation Aluminum alloy sheet having excellent press formability and spot weldability
WO1999013118A1 (en) * 1997-09-11 1999-03-18 Nippon Light Metal Company Ltd. Aluminum alloy sheet for spot welding
US6369347B1 (en) 1997-09-11 2002-04-09 Nippon Light Metal Company, Ltd. Aluminum alloy sheet for spot welding

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