JPH04123299A - 速度感応式情報表示システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、高速道路や一般道路において走行する車両の
利用者に事故や渋滞等の交通情報や気象情報等の各種必
要情報を提供するための速度感応式情報表示システムに
関する。

（従来の技術） 例えば高速道路には所定の間隔で情報表示板が設置され
ており、この表示板に現在発生している事故や渋滞等の
交通情報や風力、雪等の気象情報等を表示させて走行車
両の利用者に注意を喚起する情報表示システムが構築さ
れている。ただし、この情報表示板に一度に表示できる
情報量には限りがあるため、従来は、その表示板に一度
に表示できる情報量の範囲内で、随時収集される種々の
情報から各情報表示板毎にその表示板を通過する車両の
利用者に最も必要と推定される情報を０動的に選定して
連続または点滅表示させるものとなっていた。

しかるに、従来のこの種情報表示システムにおいては、
次の点−〇不都合かあった。すなわち、高速走行時には
利用者か情報表示板の情報を視認できるのは一瞬である
から、せいぜい］パターンの情報しか知り得ない。とこ
ろか、渋滞等によって低速走行か強いられた場合には利
用者は情報表示板の情報を長い時間視認できるようにな
るか、それにも拘らず利用者にはその間同−情報か提供
されるだけてあった。

（発明が解決１７ようとする課題） このように従来においては、情報表示板に一度に表示で
きる情報量の範囲内で各種収集情報の中から最も優先順
位の占い情報を選定してその情報のみを該当情報表示板
に連続または点滅表示させていたので、渋滞等によって
低速走行か強いられた場合にはより多くの情報を提供で
きるにも拘らず１パターンの情報しか提供されず、効率
か悪かった。

本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、そ
の目的とするところは、情報表示板を視認口Ｊ１＃、な
車両の連灯速度に応１−てこの表２」＼仮に表示される
情報パターン数を口Ｊ変でき、渋滞等により低速走行か
強いり才とた車両の利用者に提供Ｃきる情報量を増加さ
せて、情報提供源として効率よく有効に機能し得る速度
感応式情報表示システムを提供しようとするものである
。

（課題を解決するための１段） 本発明は上記課題を解決しその目的を達成するために、
各種情報を収集する情報収集手段と、この収集手段によ
り収集された各種情報に重みづけを行って優先順位を決
定する優先順位決定手段と、情報表示板の設置位置より
手前を走行する車両群の走行速度を推定する速度推定手
段と、この推定手段により推定された車両群の走行速度
から提供すべき情報量を可変設定してその情報量だけ優
先順位の高い順に収集情報を選定する情報管理手段と、
この管理手段により選定された情報を情報表示板に表示
させる表示制御手段とを備えた速度感応式情報表示シス
テムにある。。

（作　用） このような構成の情報表示システムにおいては、情報表
示板に近付いてくる車両群の走行速度が比較的高速の場
合には上記表示板に一度に表示できる情報量だけ優先順
位の高い情報か選定され、その情報が連続または点滅表
示される。従って高速走行の車両利用者か情報表示板を
視認できる一瞬の間にその利用者にとって最も有効と思
われる情報が提供されるので、情報供給源とＬ７て有効
に機能する。

一方、情報表示板に近付いてくる車両群の走行速度が渋
滞等によって比較的低速の場合には上記表示板に数回に
分け゛Ｃ表示できる情報量だけ優先順位の高い順に情報
が選定され、これらの情報が循環表示される。従って低
速走行の車両利用者が情報表示板を視認できる時間内に
豊富な情報が提供されるので、効率的に機能する。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら説明する
。

第１図は実施例の情報表示システムを模式的に示す図で
ある。図示するように、２車線のφ道］をそれぞれ進行
方向Ａに向かって走行する車両群の利用者が共に視認で
きる位置に車両表示板２か設置されている。また、上記
車両表示板２の手前こ各車線を走行する車両１台毎の、
Ｌ行速度を車線別に測定するための車速感知器−３か設
けられている。この車速感知器３は、例えば−走間隔離
された超音波送受信器から平行送信された超音波か対象
物に反射して戻ってくるまでの時間の変化から車両の通
過を感知し、その通過時間と超音波送受信器間の距離と
から速度を演算する。そして、この車速感知器３にて測
定された車線別の車両走行速度情報Ｓは中央処理装置４
に送信されるようになっている。中央処理装置４には、
上記車両走行速度情報Ｓの他に、道路管理事務所等に設
置された管制卓５からの事故、渋滞、速度規制等の交通
情報りや、雨センサ、風速計等の各種センサ群６からの
気象情報ｋｉ、および他の道路管理事務所等からの情報
等Ｎか人力されており、これらの情報を基に前記情報表
示板２における情報表示を制御するように構成されてい
る。

第２図は上記中央処理装置４の機能構成を示すブロック
図である。情報収集手段４１は、前記管制卓５からの交
通情報Ｌ１前記センサ群６からの気象情報Ｍおよび他の
道路管理事務所等からの情報Ｎを随時収集して最新の情
報を登録する。優先順位決定手段４２は、上記情報収集
手段４］にて収集・登録された各種情報のうちのそれぞ
れ最新のものに重みづけを行い、優先順位を決定する。

なお、重ろづけは該当情報表示板２を通過する車両利用
者の必要性から判断され、最も必要と思われる情報か優
先順位１番となる。速度推定手段４３は、車線別に設け
られた前記車速感知器３からの車両２１行速度情報Ｓを
随時取り込み、該情報Ｓから現ｔ１−走行中の車両群の
平均走行速度Ｖを推定する。情報管理手段４４は、上記
速度推定手段４３に、より推定された現在走行中の車両
群の平均走行速度νから前記情報表示板２によって車両
利用者に提供すべき情報量を可変設定し、その情報量だ
け前記優先順位決定手段４２により決定された優先順位
の高い順に収集情報を選定する。表示制御手段４５は、
上記情報管理手段４４により選定された情報を前記情報
表示板２に表示させるもので、情報パターンか１パター
ンのみの場合にはそのパターンを連続または点滅表示さ
せ、複数パターンの場合には一定周期で循環表小させる
。

このような構成の本実施例システムにおいては、中央処
理装置４に対して管制卓５からは事故　渋滞７速度規制
等の交通情報しか、各種センサ群６からは風力、雪等の
気象情報Ｍが、他の道路管理事務所等からは他の道路に
おける交通情報Ｎ等か随時送られてきており、これらの
情報のうちそれぞれ最新のものが登録されて優先順位か
決定される。一方、上記中央処理装置４には、情報表示
板２より手前に東線別に設置された車速感知器３から車
両走行速度情報Ｓが送られてきており、この情報Ｓに基
づいて現在走行中の車両群の平均走行速度Ｖが推定され
る。しかして、この推定された平均走行速度Ｖから情報
表示板２によって車両利用者に提供すべき情報量か可変
され、その情報量たけ優先順位の高い順に登録情報か選
定される。

ここで、車両利用者による該表示板２の視認可能距離を
１００ｍとした場合、走行速度６０　Ｋｍ／ｈｏｕｒの
車両か該視認可能距離１００ｍを走行するのに要する時
間は６秒であり、この間に車両利用者が確認できる情報
パターンはせいぜい１個である。走行速度４０　Ｋｍ／
　ｈｏｕｒの車両が該視認可能距離１００ｍを走行する
のに要する時間は９秒であり、その間に車両利用者が確
認できる情報パターンはせいぜい２個である。走行速度
２０　Ｋｍ／’　ｈｏｕｒの車両が該視認可能距離１０
０ｍを走行するのに要する時間は１８秒であり、その間
に車両利用者か確認できる情報パターンはせいぜい３個
である。

従って情報表示板２が１度に１つの情報のみ表示可能で
あるとすると、中央処理装置４においては第３図に示す
手順で情報の選定および表示か制御される。すなわち、
平均走行速度Ｖが２０Ｋｍ／ｈｏｕｒ以下の場合には優
先順位第１位から第３位までの情報が選定され、これら
の情報が例えば５秒周期で循環表示される。平均走行速
度Ｖが２０Ｋｍ／　ｈｏｕｒ以上、　　６０　Ｋｍ／ｈ
ｏｕｒ以下の場合には優先順位第１位と第２位の情報か
選定され、これらの情報か例えば５秒周期で循環表示さ
れる。平均走行速度Ｖか６０　Ｋｍ／　ｈｏｕｒ以上の
場合には優先順位第１位の情報のみか選定され、この情
報か例えば点滅表示される。

今、例えば優先順位第１位として事故情報か決定されて
おり、優先順位第２位として雷情報が設定されており、
優先順位第３位として他の道路の渋滞情報か設定されて
いるものとする。そうすると、車両群の平均走行速度Ｖ
が６　Ｃ）　Ｋｒｎ／’　ｈｏｕｒ以上て渋滞がない場
合には、優先順位第１位の情報（例えば［この先事故発
生コ）か情報表示板２に表示される。これに対し、車両
群の平均走行速度Ｖが２０　Ｋｍ／　ｈｏｕｒ以上、　
　６０　Ｋｍ／　ｈｏｕｒ以下で渋滞している場合には
、優先順位第１位の情報と第２位の情報（例えば［雪、
走行注意］）が情報表示板２に５秒周期で交互に表示さ
れる。また、車両群の平均走行速度Ｖが２０　Ｋｍ／　
ｈｏｕｒ以ドで大渋滞している場合には、優先順位第１
位の情報、第２位の情報および第３位の情報（例えば［
××道路渋滞中］）が情報表示板２に５秒周期で循環表
示される。

このように本実施例によれば、情報表示板２に近付いて
くる車両群の走行速度が比較的高速の場合には上記表示
板２に一度に表示できる情報量たけ優先順位の高い情報
が選定され、その情報か連続または点滅表示される。従
って高速走行の車両利用者か情報表示板を視認できる一
瞬の間にその利用者にとって最も有効と思われる情報か
提供されるので、情報供給源として有効に機能する。

一方、情報表示板２に近付いてくる車両群の走行速度が
渋滞等によフて比較的低速の場合には上記表示板２に数
回に分けて表示できる情報量たけ優先順位の高い順に情
報が選定され、これらの情報か循環表示される。従って
低速走行の車両利用者か情報表示板２を視認できる時間
内に豊富な情報が提供されるので、効率的である。

なお、前記実施例では情報表示板２に一度に表示できる
情報数を１個として例示しで二が、−度に複数の情報を
表示可能な表示板を用いることにより、渋滞時の情報提
供量をより増加させることかできる。例えば前記実施例
において１度に２つの情報を表示可能な情報表示板２を
用いると、平均走行速度２０　ｋｍ／　ｈｏｕｒ以下の
場合、優先順位第１位から第６位までの情報を循環表示
できるようになる。

また、前記実施例では車速感知器３を情報表示板２の手
前１か所に設置したか、情報表示板２の手前複数か所に
設置し、各感知器３からの速度情報Ｓを統括して平均車
両速度■を算出するようにしてもよい。

この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施
可能であるのは勿論である。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明によれば、情報表示板を視認
可能な車両の走行速度に応してこの表示板に表示される
情報パターン数を可変でき、渋滞等により低速走行が強
いられた車両の利用者に提供できる情報量を増加させて
、情報提供源として効率よく有効に機能し得る速度感応
式情報表示システムを提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はシステム全体構成を示す模式図、第２図は中央
処理装置の機能ブロック図、第３図は情報選定手順を示
す流れ図である。 ２・・・情報表示板、３・・・車速感知器、４・・・中
央処理装置、４１・・・情報収集手段、４２・・・優先
順位決定手段、４３・・・速度推定手段、４４・・・情
報管理手段、４５・・・表示制御手段。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　情報表示板を有し、走行する車両の利用者に交通情報
   、気象情報等の各種情報を提供する情報表示システムに
   おいて、 各種情報を収集する情報収集手段と、この収集手段によ
   り収集された各種情報に重みづけを行って優先順位を決
   定する優先順位決定手段と、前記情報表示板の設置位置
   より手前を走行する車両群の走行速度を推定する速度推
   定手段と、この推定手段により推定された車両群の走行
   速度から提供すべき情報量を可変設定してその情報量だ
   け優先順位の高い順に収集情報を選定する情報管理手段
   と、この管理手段により選定された情報を前記情報表示
   板に表示させる表示制御手段とを具備したことを特徴と
   する速度感応式情報表示システム。