JPH04122731A - ポリオルガノシルセスキオキサン微粒子及びその製造法 - Google Patents

ポリオルガノシルセスキオキサン微粒子及びその製造法

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JPH04122731A
JPH04122731A JP2243148A JP24314890A JPH04122731A JP H04122731 A JPH04122731 A JP H04122731A JP 2243148 A JP2243148 A JP 2243148A JP 24314890 A JP24314890 A JP 24314890A JP H04122731 A JPH04122731 A JP H04122731A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリメチルシルセスキオキサン単位からなる
核部とパーフロロアルキルシルセスキオキサン単位から
なる表層部を有するポリオルガノゾルセスキオキサン微
粒子及びその製造方法に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕従来よ
り、ポリメチルシルセスキオキサン単位からなる微粉体
は公知であり(特公昭4〇−16917号、同56−3
9808号、特公平2−22767号、特開昭63−7
7940号、同63−295637号公報)、これは流
動性、撥水性が良好で、有機樹脂との相溶性に優れるた
め、有機樹脂の充填材、撥水剤、粉末消化剤の吸湿防止
剤、化粧品添加剤等として有用なものである。
また、かかるポリメチルシルセスキオキサン微粉体の表
面を有機官能性シラン等で処理して更に種々の機能を付
与させることも知られている(特開昭63−10185
7号、特開平1−268609号公報)。この場合、こ
れら公知の表面処理方法としては、ポリメチルシルセス
キオキサン微粉体を表面処理剤中に加えて吸着させる方
法、ポリメチルシルセスキオキサン微粉体と表面処理剤
との混合物を粉砕しながら処理する方法、表面処理剤の
有機溶媒溶液中にポリメチルシルセスキオキサン微粒子
を加えて処理する方法、有機溶媒溶液中にポリメチルシ
ルセスキオキサン微粒子を分散させた後、表面処理剤を
加えて吸着させる方法が採用され、これによってポリメ
チルシルセスキオキサン微粉体の表面に機能性官能基が
固定される。
しかし、これらの方法は、ポリメチルシルセスキオキサ
ン微粉体の不活性表面に表面処理剤を単に作用させるも
ので、ポリメチルシルセスキオキサン微粉体表面に表面
処理剤中の反応基1例えばアルコキシシリル基が吸着は
するが、両者の間に化学結合は起こり難い。従って、こ
のように表面処理剤がポリメチルシルセスキオキサン微
粉体に吸着している状態に留まっているため1種々の劣
化条件、例えば有機溶媒、薬品類、有機ポリマーとの接
触による抽出条件下や種々の固体との接触による摩擦条
件下などにおいては、表面処理層が脱落するおそれがあ
る。
これに対し、かかる表面処理層の脱落という問題を解決
し得るものとして、ケイ素原子に結合する炭化水素が炭
素数6以下のポリオルガノゾルセスキオキサン微粉体を
用いることが提案されている(特開平1−217039
号公報)。しかし、この提案においては、本質的に有機
官能基の脱落は起こり得ないものであるが、ケイ素原子
に結合する置換基が大になるに従い、微粉体中の架橋密
度が小となるため、微粉体の強度が低下するという問題
を有する。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、ポリメチル
シルセスキオキサン微粒子核部に表層部が化学結合し1
表層部が脱落し難く、また強度も高い上、低エネルギー
表面で、流動性、分散性、耐久性に優れたポリオルガノ
ゾルセスキオキサン微粒子及びその製造方法を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕本発明者は、上
記目的を達成し、特に粒子特性に優れ、かつパーフロロ
アルキル基の持つ優れた低エネルギー表面を有する粒子
を得るべく鋭意研究を行なった結果、メチルトリアルコ
キシシラン又はその部分加水分解締金物をアンモニア、
アミン類またはアルカリ金属水酸化物等のアルカリ水溶
液中で加水分解させて真球状のポリメチルシルセスキオ
キサン微粒子核部を形成させ、その表面の活性が残され
た状態において直ちにパーフロロアルキルトリアルコキ
シシランを加えて加水分解縮合を行なうことにより、上
記核部と化学的に結合したパーフロロアルキルシルセス
キオキサン単位からなる表層部が形成されることを見い
出すと共に、このようにして得られる微粒子は核部がポ
リメチルシルセスキオキサン単位からなり、表層部がパ
ーフロロアルキルシルセスキオキサン単位からなるもの
で、上述したように核部と表層部が化学結合しているの
で、表層部のパーフロロアルキルシリル基の核部からの
脱落が生じ難く、このため表層部のパーフロロアルキル
シルセスキオキサンの特性が有効に発揮され、低エネル
ギー表面性能に優れ、撥水性、撥油性、潤滑性、非粘着
性、分散性、流動性等に優れた効果を有し、耐久性が高
いことを知見し、本発明をなすに至ったものである。
従って、本発明は、ポリメチルシルセスキオキサン単位
からなる核部と、パーフロロアルキルシルセスキオキサ
ン単位からなる表層部を有するポリオルガノゾルセスキ
オキサン微粒子、及び、メチルトリアルコキシシラン又
はその部分加水分解締金物をアルカリ水溶液中で加水分
解させてポリメチルシルセスキオキサン単位からなる核
部を形成させた後、この核部が分散する水媒体中にパー
フロロアルキルトリアルコキシシランを加えて加水分解
縮合を行ない、上記核部上にパーフロロアルキルシルセ
スキオキサン単位からなる表層部を形成することを特徴
とするポリオルガノゾルセスキオキサン微粒子の製造方
法を提供する。
以下、本発明について更に詳しく説明する。
本発明のポリオルガノゾルセスキオキサン微粒子は、上
述したように、核部がポリメチルシルセスキオキサン単
位(CH,5i02単位)からなり、表層部がパーフロ
ロアルキルシルセスキオキサン単位からなるものである
。この場合、パーフロロアルキルシルセスキオキサン単
位としては、R’CH,CH25iOユ(Rfはパーフ
ロロアルキル基であり、特に炭素数4〜10のパーフロ
ロアルキル基であることが好ましい)単位であることが
好適である。
このポリオルガノゾルセスキオキサン微粒子は実質的に
ほぼ真球状であり得るが、勿論楕円球状等の形態であっ
ても差支えない、また、その平均粒子径は通常0.05
〜20声である。
かかるポリオルガノゾルセスキオキサン微粒子を得る場
合は、まず第1段階としてポリメチルシルセスキオキサ
ン微粒子の核部を形成する。この形成方法としては、ポ
リメチルシルセスキオキサン微粒子を製造する公知の方
法を採用することができるが、特にメチルトリアルコキ
シシラン又はその部分加水分解縮合物をアルカリ水溶液
中で加水分解させる方法が採用される。
この場合、原料のメチルトリアルコキシシラン及びその
部分加水分解縮合物としては、メチルトリメトキシシラ
ン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリプロポキシ
シラン、メチルトリブトキシシラン等やこれらの部分加
水分解縮合物が例示されるが、中でも入手の容易さ及び
生産効率の面からメチルトリメトキシシラン又はその部
分加水分解縮合物を用いることが好ましい。
一方、アルカリは、アルコキシシリル基の加水分解縮合
反応の触媒として作用するもので、これにはモノメチル
アミン、ジメチルアミン、モノエチルアミン、ジエチル
アミン、モノエタノールアミン、ジェタノールアミン、
エチレンジアミン等のアミン類、アンモニア及び水酸化
ナトリウム。
水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物が例示される
。これらの触媒の量は、原料のメチルトリアルコキシシ
ラン中に微量残存する=SiCQまたは塩化水素を中和
するに足る量以上であればよく、また最終的に除去され
る必要があるため、必要最小限量で用いることが好まし
いが、量が少なすぎるとゲル化が起こり易い上、アルコ
キシシリル基の加水分解縮合反応が進行しづらく、目的
物が得られない場合が生じる。このため、アルカリ量は
以上の点から適宜選定され、例えばアンモニアの場合は
原料メチルトリアルコキシシラン類に対して0.1〜1
.5モル、水酸化カリウムの場合は0.01〜0.1モ
ルの範囲が好ましい。また。
アルカリ水溶液の水の量は、原料メチルトリアルコキシ
シラン類のアルコキシシリル基1モル当り2モルの水が
理論量ではあるが、加水分解反応によって生成するアル
コールがアルコキシシリル基の加水分解縮合反応を阻害
することから、通常は、後工程に悪影響を与えない範囲
内で大過剰の水を用いることが好適である。
ポリメチルシルセスキオキサン微粒子の核部を形成する
ための加水分解、縮合反応は、上記アルカリ水溶液に撹
拌下においてメチルトリアルコキシシラン又はその部分
加水分解縮合物を滴下し、更に撹拌下に熟成反応を行な
うことにより達成することが好ましいが、この場合上記
滴下時間は通常0.5〜5時間、特1〜3時間であり、
また滴下後の熟成時間は通常0.5〜3時間、特に1〜
2時間である。更に、反応温度、特に熟成時の温度は一
10〜50℃が好ましく、より好ましくは0〜30℃で
ある。熟成時間が長過ぎたり、また熟成時の温度が高過
ぎたりして過度に熟成すると、得られたポリメチルシル
セスキオキサンの微粒子核部表面から活性なシラノール
基が消失し、第2段階で形成する表層部がこの核部と化
学結合し得ない場合が生じる。
次に、本発明においては、第1段階にて上述したように
ポリメチルシルセスキオキサンの微粒子核部を形成した
後、つづいて第2段階にてパーフロロアルキルトリアル
コキシシランの加水分解縮合反応を行ない、微粒子核表
面上にパーフロロアルキルシルセスキオキサンの表層部
を形成する。
この場合、この表層部の形成は、上記微粒子核部と表層
部との間がシロキサン結合により強固に接合しているこ
とが要求されるため、微粒子核部表面の活性なシラノー
ル基が消失する前に第2段階の反応を行なうことが必要
である。このため、第2段階の表面層形成反応は、微粒
子核状態となり、表面に活性なシラノールが存在するポ
リメチルシルセスキオキサンの上記アルカリ水溶液分散
液中に撹拌下にパーフロロアルキルトリアルコキシシラ
ンを滴下し、加水分解縮合反応させることが望ましい。
使用されるパーフロロアルキルトリアルコキシシランと
しては、R’CH2CH25i(OR)3(式中R/は
パーフロロアルキル基、Rはアルキル基を示すが、特に
Rfは炭素数4〜10のパーフロロアルキル基、Rはメ
チル基またはエチル基が好ましい。)で示されるものが
有効に使用される。このようなパーフロロアルキルトリ
アルコキシシランとしては、CF3CF2CF2CF2
C2H45i(OCH,)、。
CF3CF2CF2CF2C2H,5i(OC2H5)
31CF3 CF2 CF2 CF2 CF2 CF2
 C2H4S l(OCH3)31CF3CF2CF2
CF2CF2CF2C2H4Si(OC2H9)3゜C
F=CF 2CF 2CF 2CF 2CF 2CF 
2CF 2CzH4S i(OCH3)3゜CF3CF
2CF2CF2CF2CF2CF2CF2C2H45i
(○C2H,)、。
CF、CF2CF2CF2CF2CF2CF2CF2C
F2CF2C2H4Si (ocH3)3 TCF3 
CF2 CF2 CF2 CF2 CF2 CF2 C
F2 CF2 CF2 C2”4 Sl(”2 Hs 
)i +等が例示される。
パーフロロアルキルトリアルコキシシランの使用量は、
最終目的物の用途により異なるが、各材料のCH,Si
O! 単位に対するパーフロロアルキルシルセスキオキ
サン単位の重量比において3:1〜50:1の範囲とす
ることが好ましく、これを超える比率では、得られた粒
子の強度が弱くなる場合が生じ、またこれより少ない比
率では、パーフロロアルキル基による低エネルギー性能
が十分発揮できなくなる場合がある。
パーフロロアルキルトリアルコキシシランをポリメチル
シルセスキオキサンのアルカリ水溶液分散液に滴下する
場合、パーフロロアルキルトリアルコキシシランはその
ままそれ単独で滴下してもよいが、より均一性を持たす
目的で、パーフロロアルキルトリアルコキシシラン及び
水の両方に溶解する溶媒にパーフロロアルキルトリアル
コキシシランを溶解させ、これを滴下することが好まし
い。このような溶媒としては、メタノール、エタノール
、イソプロパツール、アセトン、メチルエチルケトンな
どが例示される。
上記パーフロロアルキルトリアルコキシシランの滴下時
間は通常5分〜5時間、特に15分〜3時間であり、滴
下温度は一10〜50℃、特に0〜30℃とすることが
でき、また、滴下後、5〜10時間撹拌を行なうことに
より目的物を得ることができるが、より低エネルギーの
高性能粒子を得るためには、加水分解縮合反応をできる
限り完結させることが好ましく、このためには滴下後7
0〜100℃の温度範囲で1〜10時間にわたり加熱を
行なうことが好ましい。更に、副生じたアルコール類あ
るいはパーフロロアルキルトリアルコキシシラン滴下の
際の希釈溶媒を加熱熟成段階において系外に除去するこ
とが、反応を完結させる点で有効である。
以上のように反応を行なった場合、反応が進行するに従
って、生成したポリオルガノゾルセスキオキサン微粒子
が反応液から析出し、表面に浮いた状態となるため、こ
れを補集し、水で洗浄し、更に必要があればメタノール
、エタノール、アセトン等の有機溶媒で洗浄し、乾燥し
て、目的のポリオルガノゾルセスキオキサン微粒子を得
ることができる。この場合、この微粒子は表面がパーフ
ロロアルキル基で覆われているため、凝集性が殆んどな
く、このため上記乾燥後の段階でも凝集の少ない一次粒
子が得られるが、必要に応してジェットミル粉砕機等を
使用して解砕を行なうこともできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように1本発明方法によれば、メチルポリ
シルセスキオキサン単位からなる核部とパーフロロアル
キルシルセスキオキサン単位からなる表層部との2重構
造を有するポリオルガノゾルセスキオキサン微粒子を簡
単な操作で効率よく得ることができると共に、この微粒
子は核部と表層部とが化学結合により強固に接合してい
るため。
表層部の脱落が防止されたもので、耐久性に優れ、有機
物質との染色による抽出条件あるいは固体物質との接触
による摩耗条件に耐えることができる。
また、低エネルギー表面を有する微粒子であることによ
り、撥水性、撥油性、潤滑性、非粘着性、分散性、流動
性に優れる。
従って、本発明のポリオルガノゾルセスキオキサン微粒
子は、例えば撥水・撥油剤、バインダー樹脂との組み合
せによる非粘着性コーティング剤(これは具体的に感熱
記録用フィルムのコーティング剤、磁気テープのバック
コート剤、防汚染塗料、貼り紙防止塗料、紙用コーティ
ング剤、カーコート剤などが挙げられる)、化粧品用材
料、つや出し剤添加剤、電子写真の負帯電性のトナー添
加剤等として有用なものである。
以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体的に説明す
るが、本発明は下記の実施例に制限さ九るものではない
〔実施例1〕 撹拌羽根、温度計、滴下ロート、還流冷却器を付したガ
ラス製IQの反応器中に水550gと28%アンモニア
水50gとを仕込み、150rpmの回転数で撹拌を行
ないながら温度を20°Cに保った。これに136gの
メチルトリメトキシシランを滴下ロートを通じて1時間
半にわたって滴下し、更に1時間熟成を行ない、ポリメ
チルシルセスキオキサン微粒子を得た。つづいて直ちに
28.4gのCF、(CF2)、CH2CH2Si(O
CH3)と40gのメタノールとの混合物を滴下ロート
を通じて30分にわたって滴下し、更に1時間熟成を行
なった。この間中1回転数は150rpm、温度は20
℃に保った。次に、撹拌回転数は150rpmを保ちな
がら、油浴を用いて加熱を行ない、内温が90℃になる
迄エステルアダプターを通してメタノールを留去し、更
に90℃で3時間熟成反応を行なった。生成した微粒子
は水溶液の上層に浮いた形で分離したため、これを捕集
し、イオン交換水で3回、メタノールで2回、最終的に
アセトンで1回洗浄した後、風乾して白色微粒子86.
4gを得た。
この微粒子を電子顕微鏡で観察したところ、殆んどの粒
子は独立した球状を呈するものであることが確認された
。また1粒径測定器(CoulterElectron
ics INC,製Coulter Counter 
Model TA−n)を用いて粒度分布を調べたとこ
ろ、平均粒径2.1μsであった。更に、FTIR分析
により表層がパーフロロアルキルシリル基であることが
確認された。
この微粒子を赤外吸収スペクトルサンプル調製用の錠剤
成型機を用いて錠剤化し、この表面にイオン交換水液滴
をおいて接触角を測定したところ、148°の値を得た
。また、25mQ透明ガラスビン中にオレイン酸15g
及び微粒子1gを入れ、激しく振とうさせた後、放置し
たところ、微粒子はオレイン酸とは完全に相分離してオ
レイン酸の上層に浮いた状態となり、この粒子が優れた
撥油性を示すことが確認された。
〔実施例2〜4〕 表−1に示した原料を使用し、実施例1と同様な方法に
よって核部がポリメチルシルセスキオキサン、表層部が
パーフロロアルキルシルセスキオキサンからなるポリオ
ルガノゾルセスキオキサン微粒子を得た。
また、得られた微粒子の水との接触角、オレイン酸との
濡れ性を実施例1と同様にして測定した。
結果を表−2に示す。
〔比較例〕
特公平2−22767号公報の記載に従って得たポリメ
チルシルセスキオキサン微粒子100gに高速撹拌下に
おいてCF、(CF、)、CH2CH25i(○CH,
)。
30gとメタノール30gの混合物を滴下し、更に撹拌
下に90℃に加熱してメタノールを除去し、パーフロロ
アルキルシラン処理微粒子を得た。
得られた微粒子及びこれをアセトンにて洗浄し、乾燥し
て得た微粒子について、実施例1と同様にして水との接
触角、オレイン酸との濡れ性を調べた。結果を表−2に
示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリメチルシルセスキオキサン単位からなる核部と
    、パーフロロアルキルシルセスキオキサン単位からなる
    表層部を有するポリオルガノゾルセスキオキサン微粒子
    。 2、メチルトリアルコキシシラン又はその部分加水分解
    縮合物をアルカリ水溶液中で加水分解させてポリメチル
    シルセスキオキサン単位からなる核部を形成させた後、
    この核部が分散する水媒体中にパーフロロアルキルトリ
    アルコキシシランを加えて加水分解縮合を行ない、上記
    核部上にパーフロロアルキルシルセスキオキサン単位か
    らなる表層部を形成することを特徴とするポリオルガノ
    ゾルセスキオキサン微粒子の製造法。
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