JPH04121681U - タイマー付き接続器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案はタイマーを用いていない各種の電
気器具に容易にタイマーによる開閉ができて著しく便利
になるようにしたタイマー付き接続器を提供するもので
ある。 【構所】 この考案は差込みプラグとプラグ受を有する
本体を設けた接続器であって、前記本体は時刻をデジタ
ル表示する時刻表示部と、開始時刻をデジタル表示する
開始時刻表示部と、終了時刻をデジタル表示する終了時
刻表示部と、時刻表示部に表示される時刻が設定された
開始時刻になると差込みプラグとプラグ受間を閉成し、
かつ時刻表示部の時刻が設定された終了時刻になると差
込みプラグとプラグ受間を開放する開閉装置とを包含
し、更に前記時刻表示部，開始時刻表示部，終了時刻表
示部にそれぞれ時刻を設定する時刻設定手段が設けてあ
ることを特徴とするタイマー付き接続器を提供するもの
である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は差込みプラグとプラグ受を設けた接続器にタイマーを設けたタイマ ー付き接続器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来タイマーは各種の電気器具に組込まれて多く使用されたり、あるいは独立 してコンセントと他の電気器具間に接続して使用することが行なわれている。独 立したものはスペースを要するため置く場所がなかったり、あるいは使用するの に煩わしいものであった。また、従来のタイマーにはリモコンに時刻等を設定し て電気器具に転送することも行なわれている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は差込みプラグとプラグ受を設けた接続器にタイマーを組込み各種の 電気器具にタイマーが簡単に利用出来るようにしたタイマー付き接続器を提供す るものである。また、必要に応じてリモコンによる開閉も出来て著しく便利にな るようにしたタイマー付き接続器も提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案は差込みプラグとプラグ受を有する本体を設けた接続器であって、前 記本体は時刻をデジタル表示する時刻表示部と、開始時刻をデジタル表示する開 始時刻表示部と、終了時刻をデジタル表示する終了時刻表示部と、時刻表示部に 表示される時刻が設定された開始時刻になると差込みプラグとプラグ受間を閉成 し、かつ時刻表示部の時刻が設定された終了時刻になると差込みプラグとプラグ 受間を開放する開閉装置とを包含し、更に前記時刻表示部，開始時刻表示部，終 了時刻表示部にそれぞれ時刻を設定する時刻設定手段が設けてあることを特徴と するタイマー付き接続器を提供するものである。

【０００５】 この考案はまた、前記タイマー付き接続器に前記開閉装置とは並列に接続した もう一つの開閉装置を設けてリモコンにより簡単に開閉出来るようにしたり、あ るいはこのリモコン又は別のリモコンにより各時刻の設定が容易に出来るように 構成したタイマー付き接続器も提供するものである。

【０００６】

【実施例】

以下図面を参照しながらこの考案の一実施例について説明する。 図に示すこの考案の一実施例において、１０は本体で、背面側にはこれより突 出した差込みプラグ１２が設けてあり、かつ正面側にはプラグ受１３が設けてあ る。プラグ受１３は複数個設けてあったり、本体１０からリード線を介して設け てあっても良い。１５は差込みプラグ１２を電源に接続した状態で時刻をデジタ ル表示する時刻表示部、１６は開始時刻をデジタル表示する開始時刻表示部、１ ７は終了時刻をデジタル表示する終了時刻表示部である。２０は時刻設定用スイ ッチ、２１は開始時刻設定用スイッチ、２２は終了時刻設定用スイッチである。 ２４は午前を表示するスイッチ、２５は午後を表示するスイッチ、２６は時間進 め用スイッチ、２７は時間遅らせ用スイッチ、２８は分進め用スイッチ、３０は 分遅らせ用スイッチである。これらのスイッチは次のようにして操作するもので ある。

【０００７】 すなわち、最初差込みプラグ１２を電源に接続した状態で時刻設定用スイッチ ２０を押し、次に午前か午後かによりスイッチ２４又は２５を押して時刻表示部 に午前と午後の区別を表示する。次に時間進め用スイッチ２６を押すと時間が１ 時間ずつ増加して表示され、かつ時間遅らせ用スイッチ２７を押すと時間が１時 間ずつ減少して表示されることにより現在の時間を表示させる。続いて分進め用 スイッチ２８と分遅らせ用スイッチ３０により同様にして現在の分を表示させる 。この時刻表示部１５に表示される時刻は時間の経過によりそれぞれの時刻に変 化するものである。次に開始時刻設定用スイッチ２１を押した後、同様にして開 始時刻表示部１６に開始時刻を設定して表示することが出来る。また、終了時刻 設定用スイッチ２２を押して同様にして終了時刻表示部１７に終了時刻を設定し て表示させることが出来る。このようにしておくことにより、毎日開始時刻表示 部１６に表示される時刻になると、差込みプラグ１２とプラグ受１３間の図示し てない開閉装置が閉成し、かつ終了時刻表示部１７に表示される時刻になるとこ の開閉装置が開放されることになる。もし、プラグ受１３に種々の電気器具が接 続してあれば前記開閉装置が閉成している間通電されることになる。

【０００８】 前記本体１０内には差込みプラグ１２を電源に接続した状態で次に述べるリモ コンの無線信号を受信する図示してない受信回路があり、その前面には必要に応 じて無線信号を通過させるための開口部３１が形成してある。３３は図示してな い電池を内蔵し、スイッチ３５を押す毎に図示してない発信回路から所定の無線 信号を先端部３６を通って発するリモコンである。この無線信号を前記受信回路 が受信する毎に開閉状態を逆にする開閉装置が前記開閉装置と並列に本体１０内 に設けてあって、独立して開閉出来るようになっている。

【０００９】 この考案においては時刻表示部１５の時刻の設定や開始時刻表示部１６及び終 了時刻表示部１７に時刻を設定するため、リモコンに設定して転送するように本 体１０内に無線信号の受信回路を設けても良い。また、このような目的に使用す るリモコンを前述したようなリモコン３３の機能も兼ねさせて行なわせるように 本体１０内のリモコンによる開閉装置を開閉するスイッチを更に１個設けて構成 してあっても良い。

【００１０】

【考案の効果】

この考案は前述したように差込みプラグ１２とプラグ受１３等を有する本体１ ０にタイマーの動作を行なう装置が設けてあるから、従来タイマーを使用してい ない電気器具にタイマーを付加することが極めて容易に出来るものであるという 効果を有している。また、リモコンにより開閉出来るようにしたものはタイマー 以外の開閉も容易に出来るものであり、かつリモコンにより各時刻の設定を行な うものは特に容易に時刻の設定が出来るという利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例の要部を示す正面図であ
る。

【図２】その平面図である。

【図３】リモコンを示す斜視図である。

【符号の説明】

１０ 本体 １２ 差込みプラグ １３ プラグ受 １５ 時刻表示部 １６ 開始時刻表示部 １７ 終了時刻表示部 ３３ リモコン

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 差込みプラグとプラグ受を有する本体を
   設けた接続器であって、前記本体は時刻をデジタル表示
   する時刻表示部と、開始時刻をデジタル表示する開始時
   刻表示部と、終了時刻をデジタル表示する終了時刻表示
   部と、時刻表示部に表示される時刻が設定された開始時
   刻になると差込みプラグとプラグ受間を閉成し、かつ時
   刻表示部の時刻が設定された終了時刻になると差込みプ
   ラグとプラグ受間を開放する開閉装置とを包含し、更に
   前記時刻表示部，開始時刻表示部，終了時刻表示部にそ
   れぞれ時刻を設定する時刻設定手段が設けてあることを
   特徴とするタイマー付き接続器。
2. 【請求項２】 請求項１記載のものにおいて、更に少な
   くとも所定のスイッチを押すと内蔵した送信回路から所
   定の無線信号を発するリモコンを包含し、前記本体は電
   源に接続した状態でリモコンからの無線信号を受信出来
   るようにした受信回路と、前記開閉装置と並列に接続す
   るもう一つの開閉装置とを包含し、この開閉装置は前記
   受信回路が無線信号を受信する毎に差込みプラグとプラ
   グ受間の開閉状態を逆にするものであることを特徴とす
   るタイマー付き接続器。
3. 【請求項３】 請求項１記載のものにおいて、更に前記
   時刻表示部あるいは開始時刻表示部と終了時刻表示部に
   表示される時刻をそれぞれ設定して無線信号により前記
   本体に転送するリモコンと、前記本体に設けたこのリモ
   コンの無線信号を受信して各時刻を表示させる受信回路
   とを包含することを特徴とするタイマー付き接続器。
4. 【請求項４】 請求項２記載のものにおいて、前記リモ
   コンは更に前記時刻表示部あるいは開始時刻表示部と終
   了時刻表示部に表示される時刻をそれぞれ設定して無線
   信号により前記本体に転送する手段を有しており、前記
   本体はこのリモコンの無線信号を受信して各時刻を表示
   させる受信回路を包含することを特徴とするタイマー付
   き接続器。