JPH04120322U - 光学式アブソリユートエンコーダ - Google Patents

光学式アブソリユートエンコーダ

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Publication number
JPH04120322U
JPH04120322U JP3273091U JP3273091U JPH04120322U JP H04120322 U JPH04120322 U JP H04120322U JP 3273091 U JP3273091 U JP 3273091U JP 3273091 U JP3273091 U JP 3273091U JP H04120322 U JPH04120322 U JP H04120322U
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JP
Japan
Prior art keywords
track
slit
absolute encoder
slit plate
slits
Prior art date
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Pending
Application number
JP3273091U
Other languages
English (en)
Inventor
和志 西沢
Original Assignee
シチズン時計株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】単純な回路構成で、回路部品点数の少ない、よ
り安価なアブソリュートエンコーダを提供すること。 【構成】光学式アブソリュートエンコーダにおいて、各
トラックに対応する受光素子に入射する最大光量が一定
となるように、固定スリット板上に、各トラックに対応
して設けたスリットの開口面積を等しくすることによ
り、受光素子の最大出力が一定となるので、従来、トラ
ックの数だけ用いていた可変抵抗器の数を減らすことが
でき、部品点数の少ない回路構成で、かつ調整工数の少
ない、より安価なアブソリュートエンコーダを提供する
ことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は光学式アブソリュートエンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、光学式アブソリュートエンコーダの一例を示すものである。図にて4 01は光源、402は回転スリット板、403はグレイ符号パターンの各ビット を構成する透光部、404はグレイ符号パターンの各ビットが配置されたトラッ ク群、405は固定スリット板、406は各トラックに対応するスリット群、4 07は各トラックに対応するフォトダイオード群である。光源401から発する 光は、回転スリット板402の各トラック上のグレイ符号パターン403に入射 し、固定スリット板405の各トラックに対応するスリット群406を通過し、 フォトダイオード群407に到達する。各トラックに対応するフォトダイオード 群407は、入力された光量に応じた電流を出力する。
【0003】 図5に、フォトダイオードからの出力を2値信号に変換する電気回路の一例を 示す。501はフォトダイオード、503は電流−電圧変換回路、509は比較 器である。電流−電圧変換回路503は演算増幅器505と抵抗507で構成さ れており、入力電流をi、入力電圧をVin、抵抗507の値をRとすると、出力 電圧Vout は、Vout =−(i×R)+Vinとなる。この式から、Rを変えるこ とでVout の振幅を変えることができ、またVinを変えることで振幅中心を変え ることができる。511は入力電圧Vinを変えるための可変抵抗器である。予め 抵抗507を適当な値に設定し、Vout の振幅が十分な値(電気的ノイズ等の影 響を無視できる程度の値)を取るようにしておく。Vout を振幅中心値を境に2 値化するために、Vout の振幅中心値が比較器509の参照電圧値Vref に一致 するよう可変抵抗器511を調整する。これにより、比較器509からはVout の値に応じた2値信号を取り出すことができる。
【0004】 従来のアブソリュートエンコーダの電気処理方法を、分解能が25 の場合につ いて、図面を基に説明する。図6は固定スリット板の平面図、図7は電気回路図 である。分解能からトラック数が5本となり、図6にて、スリットはそれぞれの トラックに対応して600〜604の5個用意されている。スリット600は最 外周トラック用、スリット604は最内周トラック用である。各スリットを通過 した光がそれぞれのスリットに対応するフォトダイオードに入射し、光量にほぼ 比例する電流が出力される。光量は、当然、スリットの開口面積に比例する。図 7の電気回路は、図5の基本回路をスリットの数だけ並列に設けたもので、各ス リットに対応してフォトダイオード701〜741、抵抗703〜743、演算 増幅器705〜745、可変抵抗器707〜747、比較器709〜749を設 けてある。
【0005】 スリット600から出射する光はフォトダイオード701に到達し、電流に変 換される。この電流は演算増幅器705で電流−電圧変換され、比較器709に 入力される。ここで抵抗703は、予めフォトダイオード701からの電流出力 を予想して、適当な値に設定されている。可変抵抗器707の抵抗値を調整する ことで、比較器709に適切な電圧を入力することができ、比較器709の出力 に2値信号を得る。各トラック毎に上記の処理を行い、5個の2値信号すなわち 25 の分解能で表現される位置情報を得る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら従来の方法では、図6に示したようにスリット600〜604の 面積がそれぞれ異なっているので、各トラックに対応するフォトダイオード70 1〜741からの電流出力は、様々な値をとることになる。そのため、抵抗70 3〜743の各抵抗値は、フォトダイオード701〜741の電流出力に応じた 値をそれぞれ用いなければならない。また、Vout =−(i×R)+Vinの式か ら、Vout の振幅中心値を比較器709〜749の参照電圧値Vref に適合させ るためには、各トラック毎に可変抵抗器707〜747が必要となる。すなわち 可変抵抗器がトラックの数だけ必要となり、回路基板の面積が必然的に大きくな ってしまう。
【0007】 分解能がさらに高くなれば、可変抵抗器の数がさらに増え、回路部品のコスト が増す。しかも、多数の可変抵抗器を調整しなければならず、この面からもコス トがかかる。図7で抵抗703〜743の抵抗値を各々精密に決定するならば、 可変抵抗器をスリット毎に設けるのでなく、1個にまとめて比較器709〜74 9への入力電圧を調整することが可能ではあるが、いくつもの抵抗値を精密に決 定することは現実的でなく、実際には行なわれていない。
【0008】 この考案の目的は、回路構成が簡潔で、回路部品数の少ない、より安価なアブ ソリュートエンコーダを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は光学式アブソリュートエンコーダにおい て、固定スリット板上の各トラックに対応するスリットの面積を、いずれも同一 にすることで、各トラックに対応するフォトダイオードの出力振幅を一定にする 。
【0010】
【作用】
フォトダイオードに入射する光量は、固定スリット板上のスリット面積で決定 されるが、上記の手段により、各トラックのフォトダイオードの出力振幅が一定 になり、トラック毎の比較器に入力する電圧の調整を、ただ1個の可変抵抗器で 行う。
【0011】
【実施例】
本考案による、分解能が25 のアブソリュートエンコーダの実施例を、図面を 基に説明する。図1は固定スリット板の1例を示す平面図、図2は本考案による エンコーダの回路構成図、図3は固定スリット板の別の例を示す平面図である。 分解能が25 なので、トラック数は5本となる。図1で100〜104はスリッ トで、スリット100は最外周トラック、スリット104は最内周トラックのス リットである。同様に、図3で300〜304はスリットで、スリット300は 最外周トラック、スリット304は最内周トラックのスリットである。図2で2 01〜241はフォトダイオード、203〜243は抵抗、205〜245は演 算増幅器、207は可変抵抗器、209〜249は比較器である。
【0012】 図6に見るように、一般的に固定スリット板のスリット形状は扇形で、1個の スリットの面積Sは、外側の弧の半径をr1 、内側の弧の半径をr2 、扇形の中 心角をθrad とするとS=(r1 2−r2 2)×θ/2となる。スリット面積Sは、 r1 、r2 、及びθによって決まるので、r1 、r2 、及びθをパラメータとし て変化させることにより、各スリットの面積を同一にすることができる。但し、 θに関しては、エンコーダの分解能から最大値が決まる。
【0013】 図1と図6を比較しながら説明する。図1の最内周スリット104と図6の最 内周スリット604の面積は同じである。まず、図6のスリット中、一番面積の 小さいスリット604の面積を求める。次にスリット603の面積がスリット6 04の面積と等しくなるように、径方向の長さ、即ちr1 、r2 を操作し、スリ ット103の形状を決定する。順次スリット602、601、600の径方向の 長さを適当な値に操作し、スリット604と面積の等しいスリット102、10 1、100にする。
【0014】 図1に示す5個のスリットは面積が等しいので、図2に示す回路構成をとるこ とができる。フォトダイオード201〜241は入射する光量に応じた電流を出 力するが、上述のようにスリット面積を等しくすることにより、該電流値がほぼ 同じ値となるので、抵抗203〜243は全て同じものを使うことができる。ま た、演算増幅器205〜245への入力電圧Vinを操作する可変抵抗器も、20 7に示す1個だけで構成することが可能で、可変抵抗器207の抵抗値を変える ことで、比較器209〜249の5個分の入力電圧Vout を、同時に調整するこ とができる。これによって比較器209〜249からそれぞれ2値信号が出力さ れ、2進数5桁で表現される位置情報を取り出すことができる。
【0015】 固定スリット板のスリットの面積を等しくする別の手段として、図3のように 各々のスリットの扇形の中心角θを変えてスリット面積を等しくしてもよいし、 径方向の長さと中心角θの両方を変えて、スリット面積を等しくしてもよい。
【0016】
【考案の効果】
各トラックに対応するスリットの面積を等しくすることで、フォトダイオード 出力が一定になるので、ただ1個の可変抵抗器を用いることで、比較器に入力す る電圧の調整を行なうことができる。この結果、回路構成が簡潔で、回路部品数 の少ない、安価なアブソリュートエンコーダを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す固定スリット板の平面
図である。
【図2】本考案の一実施例を示す電気回路の構成図であ
る。
【図3】本考案の他の実施例を示す固定スリット板の平
面図である。
【図4】一般的なアブソリュートエンコーダの概略構成
図である。
【図5】従来のアブソリュートエンコーダの電気回路の
基本構成を示す図である。
【図6】従来の固定スリット板の平面図である。
【図7】従来のアブソリュートエンコーダの電気回路の
構成図である。
【符号の説明】
100、101、・・・、104 スリット 105 固定スリット板 201、211、・・・、241 フォトダイオード 205、215、・・・、245 演算増幅器 207 可変抵抗器 209、219、・・・、249 比較器 300、301、・・・、304 スリット 305 固定スリット板 401 光源 402 回転スリット板 403 グレイ符号パターン 404 トラック 405 固定スリット板 406 スリット群 407 フォトダイオード群

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2進化符号パターンを構成する透光部を
    持つ回転スリット板と、2進化符号パターンの各トラッ
    クを照明する光源と、該各トラックに対応するスリット
    を持つ固定スリット板と、該各トラックに対応する受光
    素子とで構成される光学式アブソリュートエンコーダに
    おいて、前記固定スリット板のスリットの開口面積をい
    ずれも等しくしたことを特徴とする光学式アブソリュー
    トエンコーダ。
JP3273091U 1991-04-12 1991-04-12 光学式アブソリユートエンコーダ Pending JPH04120322U (ja)

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JP3273091U JPH04120322U (ja) 1991-04-12 1991-04-12 光学式アブソリユートエンコーダ

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JP3273091U JPH04120322U (ja) 1991-04-12 1991-04-12 光学式アブソリユートエンコーダ

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ID=31915621

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JP3273091U Pending JPH04120322U (ja) 1991-04-12 1991-04-12 光学式アブソリユートエンコーダ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999032854A1 (fr) * 1997-12-19 1999-07-01 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Codeur

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999032854A1 (fr) * 1997-12-19 1999-07-01 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Codeur

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