JPH04119435U - 電磁駆動シヤツタ - Google Patents

電磁駆動シヤツタ

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JPH04119435U
JPH04119435U JP2202591U JP2202591U JPH04119435U JP H04119435 U JPH04119435 U JP H04119435U JP 2202591 U JP2202591 U JP 2202591U JP 2202591 U JP2202591 U JP 2202591U JP H04119435 U JPH04119435 U JP H04119435U
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JP
Japan
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rotor
shutter
signal
sector
circuit
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Application number
JP2202591U
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English (en)
Inventor
一夫 秋元
裕伸 雨宮
Original Assignee
株式会社精工舎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、シャッタ開放速度を制御する構成
部品数を低減してコストダウン、小型化等を図ることを
目的とする。 【構成】 本考案は、ステップモータの径方向に着磁さ
れたロータ1の回動に伴い、ロータ1の回動軸方向にロ
ータ1との間で相対移動自在な負荷手段31を備えたス
テップモータを有し、ロータ1の回動により、セクター
16,17を開閉作動する構成としたものである。 【効果】 本考案によれば、従来の電磁駆動シャッタよ
りも部品数を低減させてコストダウンを図れるととも
に、比較的小さな負荷手段31で代替できるため、小型
化、軽量化を図ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ステップモータのロータの回動によりシャッタ開口を開閉する電磁 駆動シャッタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電磁駆動シャッタとしては、たとえば本出願人による出願(実願平2− 67123号)の明細書、図面に記載された、図7に示すものがある。この従来 例は、露出前のセクタ17の速度を測定して露出制御の適正化を図るものである 。すなわち、セクタ17の開き速度をエッジ17bによるフォトカプラ19の最 初の遮光時間により検出し、再度の角穴17cにより遮光される信号により、開 きトリガーから閉じ迄の時間の制御タイマーをスタートさせるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこの従来の電磁駆動シャッタは、コイル6に正方向に通電すると ステータ5に磁極が励磁され、これによりロータ1の磁極が反発して右旋する。
【0004】 するとロータカナ3が共に右旋して、ギヤ部3aと7dとの噛合いを介して開閉 レバー7を左旋させることによりセクタ16,17を開かせるようになっている 。このときのロータ1、ロータカナ3の回転が速過ぎると、図8の曲線Aに示す ように、非常な短時間t1 で所定のシャッタ開口量Dが通過してしまい、制御回 路の制御信号に応答すべきロータ1および各機構要素の作動遅れが生じ、露出量 に誤差が出易くなる。同図の曲線Bに示すようにもっとゆっくりと比較的長い時 間t2 でシャッタ開口量Dが開いてくれれば、制御信号に対する応答遅れがなく 確実な制御が行える。そこで、同図の曲線Bに示すような適切な速度で開くよう にするため、上記従来例においては、開閉レバー7にフライホイール12と歯車 連結する中間レバー10を係合させている。このため、フライホイール12や中 間レバー10等が必要になって、部品数増加によるコスト増や大型化、重量化を 招くという問題があった。そこで本考案は、上記問題点を解決することを課題と している。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、支持軸の回りに回動自在で且つ径方向に 着磁されたロータと、前記ロータの外周に対向する複数の磁極を有するステータ と、前記ステータを励磁するコイルと、前記ロータの回動に伴い前記ロータの回 動軸方向に前記ロータとの間で相対移動自在な負荷手段とを備えたステップモー タを有し、前記ロータの回動により、セクターを開閉作動する構成としたもので ある。
【0006】 このような構成の電磁駆動シャッタによれば、上記従来の電磁駆動シャッタの ように大きなフライホイール12や中間レバー10等の部品を必要とせず、比較 的小さな負荷手段で代替できるため、コストダウン、小型化、軽量化を図ること ができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案による電磁駆動シャッタの一実施例を図面に従って詳述する。図 1による電磁駆動シャッタは、同図に示すようにセクター16,17を作動させ るモータMTと、発光ダイオードD1 と受光トランジスタQ8 を設けたフォトカ プラ19、起動回路20、PI信号送出回路21、データアクセス回路22を内 蔵するPI信号発生回路DG、タイマー数値計算回路28、タイマーTIM、モ ータコイルMCを駆動するトランジスタQ1 〜Q6 を有するモータ駆動回路DV 、及びROM30aを設けたCPU30で構成され、CPU30はモータ制御プ ログラム、タイマープログラムを内蔵する。
【0008】 モータMTのロータ1は図2に示すように、径方向に着磁された2極の永久磁 石であり、その中心にロータ軸2が圧入されている。ロータカナ3には開閉レバ ー7のギヤ部7dに係合するギヤ部3aと、ストッパ4に当接する腕部3bが設 けられ、腕部3bはロータ1をモータコイル6の無通電時、静的位置に対し略θ 58°の角度で止るよう構成されている。この角度はロータ1の着磁角度に対す るロータカナ3の腕部3bの圧入角度により決定される。
【0009】 ロータ1の外側には1個のステータ5とモータコイル6が配設され、モータコ イル6は正方向、逆方向の両方向に通電可能で、正方向に通電するとセクター1 6,17は開放し、逆方向に通電するとセクター16,17は閉鎖する。即ち、 モータコイル6は正方向通電時にはステータ5の磁極と対向したロータ1の磁極 と同一となるよう励磁される。このため、ロータ1は反発して回転し、逆通電時 にはこの逆となる。
【0010】 開閉レバー7にはセクター16,17を駆動するピン7aとバネ9の作用点と なる突起7bと、ロータカナ3と噛み合うギヤ部7dにより構成されている。バ ネ9は開閉レバー7を閉方向(右旋方向)に付勢し、モータコイル6に無通電時 でもこのバネ9によりセクター16,17を開放位置から閉鎖位置方向へ付勢し ている。
【0011】 図3および図4に示すように、ロータ軸2の軸方向を摺動可能に構成し、ロー タ1と、ステータ5の高さが略同一になる位置を初期位置とし(図3)、ロータ 1に設けられた突起1aと、それに接するカム部材31(負荷手段)のカム斜面 によって構成されるカム手段によりロータ1が回転すると同時に、カム手段によ りロータ1が磁界に抗して押し下げられるため(図4)その動きが負荷になり、 セクタ開き動作を遅延することができる。このため、図8の曲線Bのような適度 な開き速度にすることができる。セクタ閉じ動作では、ロータ1は磁界によりス テータ5に近づく方向に動くため開き時よりも速い動作となる。
【0012】 図2において、セクター16は開閉レバー7の回転中心8と同一中心で軸支さ れ、長溝16aにピン7aが嵌合して回転する。セクター17は前ケース18に 軸支され、長溝17aにピン7aがセクター16と共に嵌合され回転する。セク ター17には検出部として第1の端縁を構成するエッジ17bと角穴17cが設 けられ、角穴17cの前縁が第2の端縁、後縁が第3の端縁となりフォトカプラ 19の光束19aを遮断、透過することにより第1、第2のフォトインタラプタ 信号が生成される。この第1のフォトインタラプタ信号には始動速度係数TSの 意味が含まれている。
【0013】 フォトカプラ19は投、受光部の間にセクター17の外周部がインサートされ るよう構成され、フォトカプラ19から出力されるフォトインタラプタ信号は初 期状態では光が通過しているのでLレベルとなり、セクター17が駆動されて光 束19aが遮断されるとHレベルとなる。また、角穴17cで光束が通過すると 再度Lレベルとなり、更に角穴17cのエッジでHレベルとなる。前記フォトイ ンタラプタ信号は送出回路21を介してPI信号としてCPU30へ出力される 。
【0014】 図1に示すPI信号発生回路DGとモータ駆動回路DVは図5に示すように、 CPU30のピンP1 ,P2 ,P3 とP4 ,P5 はPI信号発生回路DGのピン P7 ,P8 ,P9 及びモータ駆動回路DVのピンP10,P11とそれぞれ接続され る。PI信号発生回路DGの起動回路20は、トランジスタQ7 と抵抗R4 で構 成され、トランジスタQ7 のベースは抵抗R4 を介してピンP7 と、エミッタは 基準電位点と接続され、CPU30から起動されるとトランジスタQ7 がオンと なりフォトカプラ19、PI信号送出回路21、データアクセス回路22にコレ クタを介して基準電位点をスイッチングする。フォトカプラ19の、発光ダイオ ードD1 のカソードと受光トランジスタQ8 のエミッタは、共にトランジスタQ 7 のコレクタと接続され、発光ダイオードD1 のアノードと受光トランジスタQ 8 のコレクタは抵抗R10,R11を介して電源+Vccと接続される。
【0015】 PI信号送出回路21のトランジスタQ9 のベースは抵抗R6 を介して受光ト ランジスタQ8 のコレクタと、エミッタはトランジスタQ7 のコレクタと、コレ クタはピンP8 とそれぞれ接続され、コレクタからピンP8 へPI信号が送出さ れる。このPI信号は先に送出された信号を第1のフォトインタラプタ信号、後 から送出された信号を第2のフォトインタラプタ信号と称し、以下第1のフォト インタラプタ信号を始動速度係数TS(またはパルスTS)、第2のフォトイン タラプタ信号をシャッタ始動パルスTCの定義とする。データアクセス回路22 のトランジスタQ10のベースは抵抗R9 を介して受光トランジスタQ8 のコレク タと、コレクタはピンP9 と接続される。
【0016】 図1において、タイマー数値計算回路28はPI信号発生回路DGのピンP8 からPI信号を入力され、PI信号が始動速度パルスTSのときは始動速度パル スTSから露光量Evを計算し、計算した数値をタイマーTIMへ設定する。ピ ンP8 から入力されるPI信号がシャッタ始動パルスTCのときはタイマーTI Mは設定された数値をカウントダウンし、タイマーTIMの数値が0になった時 点でCPU30のピンP2 にシャッタ開き時間が終了したことを知らせる。
【0017】 図5において、モータドライブ回路DVのトランジスタQ2 とQ5 のそれぞれ のベースがピンP11,P10と接続され、平常はM1 ,M2 信号共にLレベル、M 1 信号がHレベルでM2 信号がLレベルとなるとトランジスタQ5 とQ3 ,Q4 がオンとなり、モータコイル6は実線矢印の方向に通電され、セクター16,1 7は開成される。M2 信号がHレベルになるとトランジスタQ2 ,Q1 ,Q6 が オンとなりセクター16,17は閉成される。
【0018】 なお、図1に示す23はフィルム感度検出部、24は測光部、25は測距部、 26はモードセレクト部、27は鏡胴、27aはレンズ、SW1 はレリーズ釦で ある。
【0019】 上記構成の電磁駆動シャッタにおいては、レリーズ釦SW1 を押すと、セクタ ー17のエッジ17bでフォトカプラ19の発光ダイオードD1 と受光トランジ スタQ8 の間にインサートされるので、光束19aが遮断され、CPU30のピ ンP2 にPI信号送出回路21からPI信号が送出される。このPI信号はフォ トカプラ19の光軸がセクター17のエッジ17bから穴部17cの前縁までの 距離TSに相当し、経過時間は同名の始動速度係数TSの意味を持ち、セクター 17の速度を予測するものであり、電圧、温度等の影響でセクター17の速度が 速ければ短かく、遅ければ長い時間となる。
【0020】 前述したレリーズ釦SW1 を押すと図6に示す点からシャッタ開き動作が開 始し、タイマー数値計算回路28は始動速度係数TSからタイマーTIMの点 と点を予想し、露光量Evに相当する数値をタイマーTIMに設定する。つぎ に、シャッタ始動パルスTCがPI信号発生回路PIのピンP8 から送出される と点で、タイマーTIMは設定された数値のカウントダウンを開始する。タイ マーTIMの数値が0になるとシャッタは閉鎖される。
【0021】 なお、上記実施例におけるPI信号発生回路DGに含まれる起動回路20、P I信号送出回路21、データアクセス回路22と、CPU30との間のデータ処 理をシリアル化し、ピンP1 ,P2 ,P3 ,P7 ,P9 ,P8 を統合してもよい 。また、検出部として設けたエッジ17bと角穴17cとを遮断と通過が逆位相 となるように形成してもよい。また、ロータ1が軸方向に動かずカム部材31の 方がバネ等に抗して軸方向に動いて負荷となるようにしてもよい。さらに、光束 19aを遮断・通過する方式に替えて、セクター面に形成した反射パターンを介 して反射・無反射又は反射・透過により検出部を構成してもよい。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、従来の電磁駆動シャッタのように大きな フライホイール12や中間レバー10等の部品を必要としないため、部品数を低 減させてコストダウンを図れるとともに、比較的小さな負荷手段でそれらを代替 できるため、小型化、軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による電磁駆動シャッタの一実施例を示
すブロック図である。
【図2】図1の電磁駆動シャッタに係るセクターおよび
ロータの構成図である。
【図3】図2のセクターおよびロータの側面図である。
【図4】図3のロータの動作を示す側面図である。
【図5】図1の電磁駆動シャッタに係る回路図である。
【図6】シャッタ開閉のシーケンスを示す動作図であ
る。
【図7】従来の電磁駆動シャッタを示す構成図である。
【図8】シャッタ開閉の動作特性を示す特性図である。
【符号の説明】
1 ロータ 1a 突 起 2 ロータ軸(支持軸) 5 ステータ 6 モータコイル 16,17 セクター 31 カム部材(負荷手段) MT ステップモータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持軸の回りに回動自在で且つ径方向に
    着磁されたロータと、前記ロータの外周に対向する複数
    の磁極を有するステータと、前記ステータを励磁するコ
    イルと、前記ロータの回動に伴い前記ロータの回動軸方
    向に前記ロータとの間で相対移動自在な負荷手段とを備
    えたステップモータを有し、前記ロータの回動により、
    セクターを開閉作動することを特徴とする電磁駆動シャ
    ッタ。
JP2202591U 1991-04-05 1991-04-05 電磁駆動シヤツタ Pending JPH04119435U (ja)

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JP2202591U JPH04119435U (ja) 1991-04-05 1991-04-05 電磁駆動シヤツタ

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JP2202591U JPH04119435U (ja) 1991-04-05 1991-04-05 電磁駆動シヤツタ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005040910A1 (ja) * 2003-10-29 2005-05-06 Seiko Precision Inc. シャッタ装置及びこれを含む光学機器

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