JPH04119225A - すべり軸受 - Google Patents

すべり軸受

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JPH04119225A
JPH04119225A JP23494790A JP23494790A JPH04119225A JP H04119225 A JPH04119225 A JP H04119225A JP 23494790 A JP23494790 A JP 23494790A JP 23494790 A JP23494790 A JP 23494790A JP H04119225 A JPH04119225 A JP H04119225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
outer cylinder
intermediate cylinder
thermal expansion
young
Prior art date
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Pending
Application number
JP23494790A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomihisa Kawakami
川上 富久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP23494790A priority Critical patent/JPH04119225A/ja
Publication of JPH04119225A publication Critical patent/JPH04119225A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は1例えば室軸ポンプの軸受のように、揚水運転
時には自揚水によって潤滑および冷却がなされ、またド
ライ運転時においては、自揚水による潤滑および冷却が
遮断された状態で主軸(回転軸)を軸支することができ
るすべり軸受に係り、特に、ドライ運転時の摩擦熱など
の外因によって軸受が昇温しても、軸受機能が低下しな
いようになされたすべり軸受に関する。
[従来の技術] 室軸ポンプの軸受のように、自揚水によって潤滑および
冷却がなされた状態で主軸を軸支して安定運転するとと
もに、ドライ運転時においては、自揚水による潤滑およ
び冷却が遮断された状態で主軸を軸支して安定運転させ
る軸受として、一般に、第2図に示すセラミック軸受が
採用されている。
このすべり軸受は、リング状またはセグメント状のセラ
ミックス製の内筒lOにステンレス製の外筒(シェル)
2を焼ばめして固定することによって円筒状軸受体が構
成されている。
[発明が解決しようとする課111 ところが、前記従来のすべり軸受では、熱膨張係数の小
さい内筒10に熱膨張係数の大きい外筒20を焼ばめし
た2層構造になっているから、ドライ運転時の摩擦熱に
よって昇温すると、外筒20が内筒よりも高い比率で膨
張することになり、外筒20による内筒lOの保持力が
小さくなる。
したがって、両者10.20の間に相対回転が生じて軸
受機能を低下させることになる。
具体的には、焼ばめ応力が両者10.20の限界許容値
に達するような大きい冷却収縮代(以下、単に収縮代と
いう)をもって焼ばめされていたとしても、内筒10お
よび外筒20が100℃程度に昇温することで、収縮代
の消失がみられ、外筒20による内筒10の保持力がき
わめて小さくなって両者10.20間に相対回転を生じ
、軸受機能を低下させることが確認されている。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、ドラ
イ運転時の摩擦熱などの外因によって昇温したとしても
、大きい保持力を確保することにより部材間の相対回転
が防止され、軸受機能の低下を回避して、延命化を達成
できるすべり軸受の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本発明は、内周面が回転軸
と面接触する内筒を中間筒に圧入し、この中間筒に外筒
が焼ばめされた3暦に構成されるとともに、内筒の熱膨
張係数αl 、中間筒の熱膨張係数α2 、外筒の熱膨
張係数α3の関係がα2〉α3〉α1に設定され、かつ
内筒のヤング率E、中間筒のヤング率E2  、外筒の
ヤング率E3の関係がE2 <E3 <E、に設定され
ているものである。
また、外筒の焼ばめ面に中間筒の熱膨張吸収用溝を形成
する場合もある。
[作用] 本発明によれば、ドライ運転時の摩擦熱などの外因によ
って、内筒、中間筒および外筒がそれぞれ昇温すると、
熱膨張率の最も高い中間筒の拡径が、これよりも熱膨張
率が低くヤング率の大きい外筒によって抑えられる。
中間筒の膨張拡径が抑えられることによって、縮径方向
への反力を生じ、この反力で内筒を締付ける。つまり昇
温時でも焼ばめ後の冷却収縮力にほぼ等しい締付力によ
って中間筒が内筒を締付けるように設計し得るので、中
間筒による内筒の保持力が低下しないから、熱膨張率が
低く、膨張拡径の小さい特性を有する材料で内筒が形成
されていても、中間筒との相対回転が防止されることに
なる。
また、前記中間筒の膨張拡径を外筒によって抑えること
で、焼ばめ後の冷却収縮力にほぼ等しい締付力によって
外筒が中間筒を締付けるように設計し得るので、外筒に
よる中間筒の保持力が低下しないから、外筒と中間筒と
の相対回転も防止されることになる。
そして、外筒の焼ばめ面に熱膨張吸収用溝を形成するこ
とによって、高温時における中間筒の過剰膨張を吸収し
て過大応力の発生を防止するように働くことになる。
[実施例] 以下1本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す半裁縦断面図であり、
この図において、すべり軸受lは、内周面が回転軸2と
すべり接触(面接触)する炭化ケイ素もしくは窒化ケイ
素などのセラミックス製の内筒3と、この内@3を圧入
した1例えばジュラルミン製の中間筒4および該中間v
I4に焼ばめされた1例えばステンレス製の外筒5から
なる3層構造になっている。
したがって、内筒3の熱膨張係数αlと、中間筒4の熱
膨張係数α2および外筒5の熱膨張係数α3は、α2>
α3>α1の関係を有し、かつ内筒3のヤング率E1と
、中間筒4のヤング率E2および外筒5のヤング率E3
は、 E2 <E3 <Elの関係を有していることに
なる。
そして、外筒5の内周面5a、つまり焼ばめ面5aに中
間筒4の熱膨張吸収用溝6が形成される場合もある。
このような構成であれば、ドライ運転時の摩擦熱などの
外因によって、内筒3.中間筒4および外筒5がそれぞ
れ昇温した場合には、[中間筒4〉外筒5〉内筒3」の
関係を有して膨張拡径することになる。
しかし、中間筒4の膨張拡径は、これよりも熱膨張率の
低い外筒5によって抑えられる。そのために、中間筒4
にE2 <E3 <Elの関係によって縮径方向への反
力が生じ、この反力で内筒3を締付けることになる。
即ち、昇温時でも収縮代が消失せず、焼ばめ後の冷却収
縮力にほぼ等しい締付力によって中間筒4が内筒3を締
付けることになる。
そのために、高い保持力で内筒3が保持されるので、セ
ラミックスのように熱膨張率が低く、膨張拡径の小さい
特性を有する材料によって内筒3が形成されていても、
中間筒4との相対回転が防止されるから、軸受機能の低
下を回避して、すべり軸受lの延命化を達成することが
できる。
また、中間筒4の膨張拡径を外筒5によって抑えること
で、焼ばめ後の冷却収縮力にほぼ等しい締付力によって
外筒5が中間筒4を締付けることになる。したがって、
外筒5により高い保持力で中間筒4が保持されるので、
外筒5と中間筒4との相対回転が防止されることになり
、この点からも軸受機能の低下を回避して、すべり軸受
lの延命化を達成することができる。
さらに、外筒5の焼ばめ面5aに形成した熱膨張吸収用
溝6は、高温時における中間筒4の過剰膨張を吸収する
ことができるから、内筒3.中間筒4および外筒5のそ
れぞれに過大応力が発生して、すべり軸受1が破壊され
るような不都合を防止できる。つまり、外筒5の焼ばめ
面5aに熱膨張吸収用溝6を形成することで、すべり軸
受lの高温破壊を防止して延命化の達成に寄与する。
[発明の効果] 本発明は、前述のように構成されているので、以下に記
載されるような効果を奏する。
即ち、ドライ運転時の摩擦熱などの外因によって、内筒
、中間筒および外筒がそれぞれ昇温しても、大きい保持
力によって中間筒が内筒を保持し、かつ外筒が中間筒を
保持するので、3部材間の相対回転が防止され、軸受機
能の低下を回避して、すべり軸受の延命化を達成できる
また、熱膨張吸収用溝によって、すべり軸受の高温破壊
を防止して延命化達成に寄与することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す半裁縦断面図、第2図
は従来例の半裁縦断面図である。 1・・・すべり軸受 2・・・回転軸 3・・・内筒 4・・・中間筒 5・・・外筒 5a・・・外筒の焼ばめ面 6・・・中間筒の熱膨張吸収用溝 特許出願人      株式会社 クボタ代 理 人 
     弁理士 鈴江 孝−第 図 第 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内周面が回転軸と面接触する内筒を中間筒に圧入
    し、この中間筒に外筒が焼ばめされた3層に構成される
    とともに、内筒の熱膨張係数α_1、中間筒の熱膨張係
    数α_2、外筒の熱膨張係数α_3の関係がα_2>α
    _3>α_1に設定され、かつ内筒のヤング率E_1、
    中間筒のヤング率E_2、外筒のヤング率E_5の関係
    がE_2<E_3<E_1に設定されていることを特徴
    とするすべり軸受。
  2. (2)前記外筒の焼ばめ面に中間筒の熱膨張吸収用溝が
    形成されている請求項1に記載のすべり軸受。
JP23494790A 1990-09-04 1990-09-04 すべり軸受 Pending JPH04119225A (ja)

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JP23494790A JPH04119225A (ja) 1990-09-04 1990-09-04 すべり軸受

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