JPH04119212U - 屈曲形サンバイザー - Google Patents

屈曲形サンバイザー

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JPH04119212U
JPH04119212U JP2864791U JP2864791U JPH04119212U JP H04119212 U JPH04119212 U JP H04119212U JP 2864791 U JP2864791 U JP 2864791U JP 2864791 U JP2864791 U JP 2864791U JP H04119212 U JPH04119212 U JP H04119212U
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JP
Japan
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bent
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sun visor
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Application number
JP2864791U
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English (en)
Inventor
眞素夫 吉田
Original Assignee
日産車体株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造コストを低減させ、かつ製造時の作業効
率を向上させるとともに、さらには品質感の向上をも図
った屈曲形サンバイザーを提供する。 【構成】 屈曲可能な板状基材20の周部に、その全周
に亙って周縁フレーム25が配設され、該周縁フレーム
25の相対応する部位に略くの字状に屈曲された一対の
屈曲部が形成され、前記板状基材20の一面側を覆う一
方の表皮30の裏面31に、前記一対の屈曲部間に亙っ
て延在する中空状の挿通部33が形成され、該挿通部3
3に中間フレーム39が挿通されるている。そして、該
中間フレーム39の両端部を前記屈曲部間に結合させる
ことにより、中間フレーム39の張り剛性によって、前
記板状基材20を前記中間フレーム39に沿った折れ線
45を有する断面略くの字状に維持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、その一部または全体が断面略くの字状に形成された屈曲形サンバイ ザーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、屈曲形サンバイザーとしては、図6に示したものが提案されている(実 開平1−165709号公報参照)。すなわち、板状基材1はサンバイザー2の 形状に応じて断面略くの字状に成形されており、芯材4と該芯材4の表裏面に接 着されたバッド材3とから構成されている。前記芯材4は、硬質性を有する成形 ボードであって、予め屈曲部5を有する断面略くの字状に成形されており、また 、周部にはその全周に亙って周縁フレーム14が配置されている。前記パッド材 3は前記芯材4に追従して屈曲され、これにより前記板状基材1全体が断面略く の字状に維持されるようになっている。
【0003】 前記芯材4の屈曲部5には、止着具6により帯状フィルム7の一側部8が係止 されており、該帯状フィルム7の他側部9は、前記断面略くの字状に形成された 板状基材1の内側面10を覆う内側表皮11に溶着されている。該内側表皮11 と、前記板状基材1の外側面12を覆う外側表皮13とは、共に合成樹脂により 成形されており、この両表皮11,13はその全周に亙って、相互に溶着されて いる。
【0004】 かかる構造において、前記内側表皮11は、帯状フィルム7を介して板状基材 1の屈曲部5に係止されていることから、断面略くの字状に成形された板状基材 1に対して内側に位置する前記内側表皮11が前記屈曲部5から遊離してしまう ことはない。よって、サンバイザー2を車室内の造形や使用時における車体との 干渉を回避するために断面略くの字状に成形しても、前記内側表皮11が板状基 材1から遊離して、皺や弛みが生ずる外観上の不都合を防止し得るものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のサンバイザー2にあっては、周縁フレーム1 4を用いているにも拘わらず、硬質性を有する成形ボードからなる芯材4により 断面略くの字状を維持するように構成されている。したがって、芯材4を断面略 くの字状に成形するための金型が必要となり、該金型が高価であることに起因し て製造コストが増加する不利を有する。
【0006】 また、前記短幅である帯状フィルム7の一側部8を係止具6により板状基材1 に係着し、かつ、他側部9を内側表皮11に溶着する作業が必要となることから 、作業内容が極めて緻密なものとなってしまい、これにより作業効率が低下して しまう不利も有する。
【0007】 さらには、前記帯状フィルム7の他側部9を樹脂製の内側表皮11に溶着する ことから、該内側表皮11の表面に樹脂の溶着によるウェルダーWが帯状に形成 され、品質感が低下する不都合も有するものであった。
【0008】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、製造コストを 低下させ、かつ製造時の作業効率を向上させるとともに、さらには品質感の向上 をも図った屈曲形サンバイザーを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本考案にかかる屈曲形サンバイザーにあっては、サ ンバイザーの周部に、その全周に亙って周縁フレームが配設され、該周縁フレー ムの相対応する部位に略くの字状に屈曲された一対の屈曲部が形成され、一方の 表皮の裏面に、前記一対の屈曲部間に亙って延在する中空状の挿通部が形成され 、該挿通部に中間フレームが挿通されるとともに、該中間フレームの両端部を前 記屈曲部間に結合させて、他方の表皮と前記一方の表皮とをその全周に亙って接 合させることによりサンバイザーを前記中間フレームに沿った折れ線を有する断 面くの字状に維持させるように構成されている。
【0010】
【作用】
前記構成において、この屈曲形サンバイザーの製造に際して、前記一方の表皮 の裏面に形成された挿通部に前記中間フレームを挿通し、該中間フレームをサン バイザーの周部に配設された周縁フレームの屈曲部に連結させる。これにより、 前記中間フレームは前記屈曲部間に架橋され、この架橋され中間フレームの張り 剛性により、サンバイザーは、中間フレームに沿って折れ線を有する断面略くの 字状に維持される。したがって、前記板状基材を予め断面くの字状に成形する必 要はない。
【0011】 また、一方の表皮には、前記挿通部が形成され該挿通部に前記中間フレームが 挿通されていることから、前記表皮は挿通部を介して中間フレームに止着され、 よって、前記一方の表皮が遊離して、皺や弛みが生ずることはない。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図面にしたがって説明する。すなわち、図1 、2に示したように、板状基材20は、屈曲可能な段ボールで成形された芯材2 1と、該芯材21の上下各面に接着されウレタンで成形されたパッド材22とか ら構成されている。前記芯材21の一面側に接着されたパッド材22には、長手 方向に沿ってスリット23が設けられており、また、前記パッド材22の内部に は前記芯材21の全周に亙る周縁フレーム25が埋設されている。
【0013】 該周縁フレーム25は、図3に示したように相対向する短尺フレーム部32, 33を有し、該短尺フレーム32,33には、同方向へ同角度をもって屈曲され た略くの字状の屈曲部26,26が設けられている。各屈曲部26,26にはブ ラケット27,27が固着されており、該ブラケット27,27には相互に向か い合う円筒状のパイプ部28,28が設けられている。
【0014】 また、前記板状基材20の一面29側を覆う一方の表皮たる内側表皮30は、 合成樹脂製であって、その裏面31側には前記屈曲部26,26間に亙って直線 状に延在する挿通部34が設けられている。該挿通部34は、図4に示したよう に、前記内側表皮30を裏面31側に弛ませて環状部35を形成し、該環状部3 5の合わせ部分36を前記裏面31側において溶着させたものである。したがっ て、前記内側表皮30の表面側には、前記溶着によるウェルダーWが露呈しない ように配慮されているとともに、前記挿通部34の両端部には、開口38が設け られている。
【0015】 この挿通部34には、前記開口38から直状の中間フレーム39が挿通されて おり、該中間フレーム39の両端は前記パイプ部28,28に内嵌されている。 また、前記中間フレーム39は前記挿通部34と共に、前記スリット23内に挿 入されている。これによって、前記芯材21は、図1に示したように中間フレー ム39の張り剛性により、該中間フレーム39に沿った部位を折れ線45として 、前記短尺フレーム32に形成された屈曲部26と同方向かつ同角度の断面略く の字状に維持されている。
【0016】 また、前記芯材21が屈曲されることにより、板状基材20の全体も同様に前 記折れ線45にて断面略くの字状に屈曲され、この屈曲された板状基材20にお いて、その外側面となる他面40側は、他方の表皮たる合成樹脂製の外側表皮4 1により覆われている。そして、該外側表皮41は前記内側表皮30とその全周 において溶着されており、これにより両表皮30,41は、密閉状に形成されて いる。
【0017】 なお、図2において、42はサンバイザー本体24の一側部に挿通され、該サ ンバイザー本体24を車体に支持するためのスティであり、また、図3において 43は前記スティ42が貫通されるホルダである。
【0018】 以上の構成にかかる本実施例において、前記サンバイザー本体24を製造する に際しては、前記両表皮30,41の溶着を行うに先立って、前記挿通部34に 中間フレーム39を挿通する。しかる後に該中間フレーム39の両端を前記パイ プ部28に挿入し、また、前記スリット23内に、中間フレーム39が挿通され た挿通部34を挿入する。したがって、両表皮30,41の溶着に先立って行わ れる作業は、挿通あるいは挿入等の単純作業であることから、図6に示した従来 構造のように、短幅状の帯状フィルム7をその両側部で止着及び溶着する緻密な 作業は不要となり、作業を容易化して作業効率を向上させることができる。
【0019】 そして、前記中間フレーム39の両端を前記パイプ部28に挿入すれば、前述 のようにサンバイザー本体24は断面略くの字状に維持されることから、板状基 材20の芯材21を成形ボードを用いて、予め断面略くの字状に成形しておく必 要はない。よって、芯材21として安価な段ボールを用いることができ、更に芯 材21を廃止することもできる。これにより低コスト化を図ることができるのみ ならず、成形金型が不要となることから、これによっても低コスト化を図ること が可能となる。
【0020】 また、前記両表皮30,41の溶着を終了することにより完成されたサンバイ ザー本体24にあっては、前記挿通部34を成形する際に前記合わせ部36に形 成されたウェルダーWが内側表皮30の裏面31側に位置していることから、外 観上ウェルダーWが目視されることはない。よって、前述した従来構造のように 、ウェルダーWが視認されることによって外観品質の低下してしまうようなこと はなく、これにより屈曲形サンバイザーの外観品質の向上を図ることも可能とな る。
【0021】 無論、前記内側表皮30は前記挿通部34を介して中間フレーム39に止着さ れることから、内側表皮30に皺や弛みが生ずる不都合は確実に防止されるので ある。
【0022】 図5は、本考案の他の実施例を示すものであり、サンバイザー本体24には、 端部のみに屈曲部44が設けられている。かかる実施例においては、図3に示し たように周縁フレーム25の部位P1とP2とに、各々屈曲部を形成すればよい。 このとき、前記部位P1とP2との屈曲角度を大きくすることにより、サンバイザ ー本体24に折り曲げ角度の大きい屈曲部44を形成することが可能となる。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、表皮の裏面に形成された挿通部に中間フレーム を挿通し、該中間フレームの両端を周縁フレームに結合させることにより、断面 くの字状に形成されたサンバイザーの表皮の皺や弛みを防止する構造とした。よ って、帯状フィルムにより、前記表皮の皺や弛みを防止した従来の屈曲形サンバ イザーのように、前記帯状フィルムの両側を止着及び溶着する緻密な作業が不要 となり、これにより作業内容を容易化して作業効率を向上させることができる。
【0024】 また、前記中間フレームによりサンバイザーを断面略くの字状に維持するよう にしたことから、芯材に強度を持たせる必要がなくなるので予め板状基材を断面 略くの字状に成形しておく必要性が解消される。よって、該板状基材を断面略く の字状に成形するための成形金型や成形工程が不要となり、更に芯材を廃止する ことも可能になる。これにより屈曲形サンバイザーの低コスト化を図ることがで きる。
【0025】 また、前記帯状フィルムを不要とした結果、該帯状フィルムの一側部を表皮に 溶着した際のウェルダーが表皮の表面に形成されてしまうようなことはなく、こ のウェルダーが外観上露呈する不都合を解消して、外観品質の向上を図ることが 可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図2のI−I線に沿う断
面図である。
【図2】同実施例の斜視図である。
【図3】同実施例の周縁フレームと中間フレームの斜視
図である。
【図4】同実施例のに内側表皮を裏面側から見た斜視図
である。
【図5】本考案の他の実施例を示す要部斜視図である。
【図6】従来の屈曲形サンバイザーの断面図である。
【符号の説明】
24 サンバイザー本体 25 周縁フレーム 26 屈曲部 29 一面 30 内側表皮(一方の表皮) 31 裏面 39 中間フレーム 40 他面 41 外側表皮(他方の表皮) 45 折れ線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンバイザーの周部に、その全周に亙っ
    て周縁フレームが配設され、該周縁フレームの相対応す
    る部位に略くの字状に屈曲された一対の屈曲部が形成さ
    れ、一方の表皮の裏面に、前記一対の屈曲部間に亙って
    延在する中空状の挿通部が形成され、該挿通部に中間フ
    レームが挿通されるとともに、該中間フレームの両端部
    を前記屈曲部間に結合させて、他方の表皮と前記一方の
    表皮とをその全周に亙って接合させたことによりサンバ
    イザーを前記中間フレームに沿った折れ線を有する断面
    略くの字状に維持させたことを特徴とする屈曲形サンバ
    イザー。
JP2864791U 1991-03-31 1991-03-31 屈曲形サンバイザー Pending JPH04119212U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017105257A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 トヨタ自動車株式会社 車両用サンバイザ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017105257A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 トヨタ自動車株式会社 車両用サンバイザ
US10029543B2 (en) 2015-12-07 2018-07-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle sun visor

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