JPH04118916A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH04118916A
JPH04118916A JP2236961A JP23696190A JPH04118916A JP H04118916 A JPH04118916 A JP H04118916A JP 2236961 A JP2236961 A JP 2236961A JP 23696190 A JP23696190 A JP 23696190A JP H04118916 A JPH04118916 A JP H04118916A
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JP
Japan
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semiconductor
substrate
crystal
semiconductor device
quantum wire
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JP2236961A
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Takeyuki Hiruma
健之 比留間
Toshio Katsuyama
俊夫 勝山
Masamitsu Yazawa
矢沢 正光
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、量子効果を利用した、半導体量子細線や量子
細線を用いたデバイス並びに針状の電子放出材料を用い
た。真空電子デバイス等の半導体装置及びその製造方法
に関する。
〔従来の技術〕
従来の量子細線は「応用電子物性分科会 研究報告Nα
425 第11頁から第16頁 昭和63年9月16日
応用物理学会刊行」に開示されている。
上記量子物細線について第2図を用いて説明する。第2
図は、GaAs量子細線の断面構造の模式図である。第
2図かられかる様にGaAs量子細線は、GaAs22
,25、およびAQGaAs23.24から成る複数の
結晶層の内部に形成されている。
この量子細線は、GaAsとA Q G a A sの
ヘテロ接合を利用した2次元電子ガス領域周辺部をSi
の集束イオンビーム注入により高抵抗化することによっ
て形成される。第2図で、27で示した2次元電子ガス
領域のうち、26の集束イオンビーム注入部に含まれな
い微小幅W=1μm程度の領域が量子細線である。
他方、「アプライド フイジクス レター51巻、第1
518頁から第1520頁、 1987年。
(Appl、Phys、Lett、 VoQ、51 (
198−7)p p1518−1520)jにおいては
、選択成長を利用して、GaAs量子細線を形成する方
法が開示されている。第3図は、上記GaAs量子細線
の断面構造の模式図である。第3図に示される様にGa
As量子細線は、GaAs33とA Q GaAs34
.35の複数層から成る構造の内部に形成される。
上記量子細線においては、GaAsとA Q GaAs
を基板上に1選択成長することによって、2次元電子ガ
ス領域36を形成する。この時、選択成長部の幅りを1
μm程度にすれば、ノンドープGaAs33の高さHを
小さくすることができ、従って、2次元電子ガス36の
領域を縮小できるので、これが量子細線となる。
また、従来の半導体真空素子は「応用物理 第59巻 
第2号 第164頁から第169頁1990年 応用物
理学会刊行」において述べられている。
第14図に上記Sj頁空電子素子の断面構造図を模式的
に示す。Siの(100)面基板100上に、異方性ウ
ェットエツチングを利用して形成したSlのエミッタ1
01.エミッタの周囲に設けられた絶縁物102.ゲー
ト103、およびアノード104から成る構成で、3極
真空管と同じ原理の素子動作をする。ここで、エミッタ
101より放出された電子はアノードに到達するまでの
真空中を走行すると、原理的には、アノードとエミッタ
間の距離と印加電圧により、半導体中における電子の走
行速度より速いものができる。例えば、1μmの間隔で
平行に置かれた2枚の平板電極に50Vの電位差を与え
ると、電子は2X10”cm/秒の平均速度で走り、そ
の走行時間は0.5ピコ秒となる。従って、ミクロン程
度の寸法を持つ素子で、テラヘルツ程度の超高速素子を
実現できる。このような超高速素子は半導体材料中を電
子が走行する従来のFETや、ペテロ接合バイポーラト
ランジスタ(HBT)においては実現不可能である。こ
れは、半導体材料中における電子の走行速度が飽和速度
で決まり、大まかに2X10’CIII/秒程度の値を
越えないことによるものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術により形成される量子細線は、その周囲が
空気よりも誘電率の大きい媒質に囲まれており、空気ま
たは空気と等しい誘電率を有する媒質中には形成するこ
とができない。また、1つの量子細線中に複数の導電型
領域を形成できない。
具体的には、従来技術により形成される量子細線は、第
9図(a)に示した如く、量子細線と周りのバリアとの
電子に対するポテンシャル差が有限の大きさとなり、典
型的には1eV以下である。
このため、電子の細線中へ閉じ込め効果が小さく、たと
えば室温のような高温では量子閉じ込め効果が発現でき
なかった。このことは、たとえば、レーザー発振の媒質
としてこのような量子細線を用いたとき、有効な特性が
発揮されないという欠点があった。すなわち、発振光の
スペクトル幅の増加等、応用上重要な特性の劣化を引き
起こすという問題があった。
また、前述の半導体真空素子で重要な点は、エミッタ電
極における電子の放射効率を上げることである。そのた
めには、エミッタ部先端の角度Oをできるかぎり小さく
する必要がある。
しかしながら従来の素子では、ウェットエツチングによ
りエミッタを形成しているため、θがほぼ一意的に決ま
り、先端を鋭利な角度10’以下にできない。また、エ
ツチングの手法として、上述したウェットエツチングの
他に、ドライエツチングもあるが、この方法では、結晶
にダメージが残留し、安定な電子放出動作ができないと
いう問題があった。
本発明の目的は、空気または空気と等しい誘電率を有す
る媒質中にも量子細線構造を形成することにある。
さらにはまた、量子細線中に複数の導電型領域を有する
構造を作製することにある。
本発明は、半導体真空素子における上記問題点を解決す
る素子およびその製造方法を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明では、有機金属熱分解法による気相化学反応を用
いるとウィスカー状の細い結晶が成長するという新しい
発見に基づいて量子”細線を形成したものである。
第1図は1本発明による量子細線を示す模式図である。
基板1上に、絶縁膜パタン2を形成し、窓部3に量子細
線4となるGaAsを選択成長する。この時、絶縁膜パ
タン2に設けた窓部の開口幅りの寸法を0.1μm程度
に、絶縁膜パタン2の寸法dと窓部の寸法りとの比D/
dを1/100以下に、かつ、選択成長時の基板温度を
350〜480℃の範囲に設定したときに、量子細線が
得られた。
量子細線の長さ(高さ)Hは選択成長時の原料供給量、
成長時間を変えることにより制御できる。
上述した量子細線形成法は基板上に絶縁膜パタンを形成
して選択成長を行うものである。
絶縁膜パタンを利用せずに量子細線結晶を形成する手法
を第10図および第11図について説明する。
まず、第10図に示す手法について述べる。
例えば、G a A s面方位(111)B基板74を
用いて、基板表面上にガリウムの集束イオンビーム75
を一定の間隔で照射して、ガリウムイオン注入部76を
基盤の目状に形成する(第10図(a))。
ここで、ガリウムのイオンビームは基板表面で。
10〜1100n程度まで集束することが可能で。
イオンビーム照射部はガリウム元素が適状に蓄積した状
態になる。
上記ガリウムイオン、照射した基板をアルシン(A s
 H,)雰囲気中にさらすことで、ガリウムイオン注入
部76からGaAsの針状結晶77が成長する(第10
図(b))。ここで針状結晶77の太さは、ガリウムイ
オン注入部76に蓄積するガリウム元素適状蓄積部の寸
法で決まる。即ち、ガリウムイオン注入部76の寸法が
、直径で約50nmの時、ここで形成される針状結晶の
太さは、約40〜50nmとなる。
次に、第11図に示す手法について述べる。
針状結晶を形成すべき基板80として、GaAs(11
1)Bを用いた場合を取り上げて述べる。
基板80の表面にスクライバ81を用いて、直線状の溝
82を一定の間隔で形成する(第11図(a))。溝8
2の幅、深さはそれぞれ、3μm。
1μm。また、溝と溝との間隔は4μmとし、基板上で
スクライバを直交するように走査すると第11図(b)
に示す様な微小な面のみを非切削面83として形成でき
る。
基板80上に形成した多数の非切削面83の寸法は、例
えば、1×1μm2程度とすることもできる。
次に、上記基板上に、有機金属熱分解法により、非切削
面83上に選択的に針状結晶84を形成する(第11図
(C))。ここで、針状結晶が非切削面上にのみ選択的
に形成される理由は、後述する。
また、半導体真空素子においては、前記目的を達成する
ために、エミッタを針状結晶によって形成する。
針状結晶の形成は、有機金属の熱分解を利用した気相成
長法によって達成できる。GaAsの場合を例にとり、
第13図により説明する。
GaAs (111)基板90上に絶縁物91゜金属9
2.絶縁物93.金属94の順に薄膜状に堆積する(第
13図(a))。
フォトリソグラフィーにより上記4層堆積膜に穴95を
あける(第13図(b))。
上記穴95を設けた基板に有機金属気相成長法により、
針状結晶95を成長させる(第13図(C))。この手
法は第1図に述べた通りであり。
穴95の寸法が1μm以下の場合、穴の底部、G a 
A s基板が露出した面に1本のみ針状結晶を成長させ
ることができる。しかも、その針状結晶の太さ、長さは
成長時間、原料供給量により制御できる。
〔作用〕
本発明による量子細線の形成に作用する機構を第4図(
a)、(b)にて述べる。
量子細線形成のため、絶縁膜43のバタンか形成された
基板41上に、有機金属熱分解による化合物半導体の気
相成長を行う。ここで、気相中から基板に達する原料4
5のうち、絶縁膜43上に付着したものは絶縁膜表面上
を熱運動と気相拡散によって移動する。移動する過程で
気相中から新たな原料をとり込み、成長核44となる。
また、成長種同仕の合体により、より大きな寸法の成長
核を形成する場合もある。くれ参の成長核は絶縁膜の開
口部に達し、基板面に付着して、成長核42となる。
さらに原料が供給されると、成長核42から。
成長速度の大きい結晶面が優先的に伸び、これが量子細
線46となる。絶縁膜パタン43の開口部に形成される
量子細線の数、太さ、長さは、開口部と非開口部の寸法
、Dとdの比、基板温度、原料供給量、成長時間、基板
の結晶面方位等で容易に制御しうる。
第12図は、このような針状結晶が形成される結晶の面
方位について模式的に示したものである。
第12図(a)〜(d)ではGaAs結晶におけるGa
原子とAs原子の結合と表面における未結合手の向きを
示した。ここで、(111)A面とは、(111)面の
Ga原子面、(111)B面とは(111)面のAs原
子面という意味である。
GaAsやInAsの針状結晶成長は、B面すなわち、
As原子面で優先的に起こり、A面すなわち、G a 
A s基板のGa面では起こりにくいことがわかった。
そこで、基板の面方位を適当に選択することにより、針
状結晶の成長方向を制御できることになる。
第12図(、)では、(111)面上で、As原子の未
結合手の方向が基板面に垂直であるから針状結晶も基板
面に垂直に成長する。
第12図(b)では、AsJf?f子の未結合手の方向
、すなわち(111)Bは基板面(001)面に対して
、約35°の角度の傾斜を有する2つの等価な方向があ
る。従って針状結晶は、この2っの等価な方向に成長す
る。
第12図(c)では、(110)面上で、As原子の未
結合手の方向(111)Bは、基板面(110)に対し
て、約55°の角度の傾斜を持つ。従って、(110)
面では、この一方向にのみ針状結晶が成長する。
第12図(d)は、各種のB面が現われる断面を模式的
に示した図である。
(111)Bから始まって、(211)B。
(311)B、(511)Bとなるに従って、単位面当
たりのAs原子未結合手の数(密度)が小さくなること
、及びその方向(角度)が変化することがわかる。
従って、面方位を選択することにより、針状結晶の形成
密度と基板面に対する成長軸の傾き角を制御できる。
次に、ガリウムイオンを注入する手法に関して述べる。
第10図(a)に示すガリウムイオン注入部76では、
第4図(a)に示した成長核42と類似な結晶相が形成
されており、この様な基板を400℃に加熱し、アルシ
ンガス(AsH3)を。
加熱した基板上に流すと、A s H,の熱分解により
、ガリウムイオン注入部76にGaAs成長核が発生し
、これが針状結晶となる。
次に、基板を機械的に切削する手法について述べる。
第11図(C)では非切削面83のみがヒ素面(B面)
であり、スクライバの切削によって形成された溝82内
の面がヒ素面でない場合、針状結晶は、ヒ素面にのみ選
択的に形成される。
次に、真空半導体素子に関して述べる。
第13図では、穴95の底部にのみ針状結晶が成長する
理由は、第4図の説明の項で述べた様に、有機金属気相
成長の選択成長を利用しているためである。
ここで、針状結晶先端部は、第14図に示した従来のエ
ミッタ形状とは比較にならない程、鋭利な形状であり、
高い効率で電子放昌を行うのに好適である。
本発明による量子細線は、空気または空気と等しい誘電
率を有する媒質中に量子細線構造を形成することができ
るため、第9図(b)に示す如く、バリアと量子細線と
のポテンシャル差を無限大に近く大きくできる。このた
め、電子の細線中への閉じ込め効果が大きくなり、従来
とは異なり、室温のような高温でも顕著な量子閉じ込め
効果が実現する。これは、この量子細線を用いたデバイ
スの特性向上に画期的な寄与をする。
さらに、本発明による量子細線は、周りのバリアとの誘
電率の差を非常に大きくすることができるため、たとえ
ば量子細線中に発生した電気力線を非常に効率よく細線
中に閉じ込めることができる。これは、電子の関与した
非線型効果を著しく高める作用をし、したがって、効率
のよい非線型論理デバイスを実現することができる。
最後に、量子細線中に複数の導電型領域を形成すること
は、具体的には、線の長手方向でn型。
P型と順次導電性を変えることである。従来は、半導体
基板上に平行に量子細線を形成していたため、上述した
ように、量子細線上で導電性を変えることは不可能であ
った。これに対し、本方法では、量子細線を基板に対し
て垂直な方向に生成させるため、原料ガスソースの雰囲
気コントロールで細線の途中から導電性を変えることが
できる。
したがって、たとえば−次元のp−n接合ができ、これ
からの発光を利用した半導体レーザは、その発光のスペ
クトル幅が従来に比べて著しく狭くなり、光純度の高い
レーザ光を容易に得ることができる。
〔実施例〕
【実施例1コ 以下1本発明の一実施例を第1図により、説明する。
半絶縁性GaAs基板1の(111)面上に、SiO2
からなる絶縁膜2をCVD法により、0.3μmの厚さ
に堆積する。その後、フォトリソグラフィーにより、5
in2絶縁膜2に円形の窓部3を形成する。S i O
,絶縁膜2で被服された基板1の部分の寸法dを500
μm、窓部3の寸法りを1μmに設定する。
次に、有機金属熱分解法(MOCVD法)により、Ga
As量子細線を形成する。
ここで、■族原料には、トリメチルガリウム(TMG)
 、V族原料にアルシン(AsHJ)を用いた。基板温
度450℃、原料ガス供給時間300秒の時、S i 
O,絶縁膜窓部3には太さ500人、長さ8000人の
単結晶細線が基板面に垂直に成長した。
第5図は上記単結晶細線の太さWと、成長時間との関係
を示すグラフである。ここでは、窓部3の寸法りとS 
i O,膜2の部分の寸法dをパラメータにして示しで
ある。
窓部3の寸法D=1μm、Sin、膜2の部分の寸法d
=500μmの場合には、窓部3には単一の結晶細線4
が成長する。
一方、窓部3の寸法りを100μmと拡大した場合には
、窓部3には複数本の結晶細線が成長し、しかも、各細
線の太さは、窓部3の寸法りが1μmの場合より小さく
なった。
さらに、S’i0□絶縁膜2を設けない基板を用いて実
験を行ったところ、細線状の結晶成長は全く見られず、
平坦な単結晶膜のみが基板表面に一様に成長した。
実施例2 本実施例ではGaAs基板表面の一部にA Q G a
 A sエピタキシャル成長層を設けて、実施例1と同
様な選択成長を行った。
第6図は選択成長後の基板の断面構造模式図である。こ
こで、基板51はG a A sで、基板表面にA !
l G a A s 63をMOCVDにより0.1μ
mの厚さにエピタキシャル成長する。その後、フォトリ
ソグラフィーにより、AflGaAsエピタキシャル層
の一部をエツチングで除去し、SiO□バタン52を設
ける。Sin、の厚みは0.3μmとした6次に、MO
CVDによる選択成長でGaAs細線結晶の形成を試み
たところ、GaAs基板が露出したSin、窓部には細
線結晶が成長した。
細線結晶の太さは約500人で長さ2μmであった。
一方、AQGaAsエピタキシャル膜が露出したSin
、の窓部には、細線結晶は成長せず、様な厚さ200人
でGaAsのエピタキシャル成長が起きた。
この実施例2より、G a A s量子細線はGaAs
上にのみ結晶成長し、AQGaAsおよびSiO2上に
は成長しないことがわかった。
実施例3 実施例2から得た量子細線結晶の成長特性をもとに、量
子細線発光素子とFETとを同一基板上に集積化した回
路素子を作製した。
第7図はかかる集積回路素子の断面構造を模式的に示し
た図である。
第7図では特に、発光素子部とFETから成る駆動回路
素子部の構造を取り上げて示しである。
量子細線発光素子部では、n形GaAs 70とp形G
aAs71とのpn接合から成る太さ100人の細線結
晶が発光ダイオードとして働く。ここで、このpn接合
ダイオード細線中では、電子のエネルギーは量子化の効
果により、細線に垂直な面内でステップ状の離散的準位
に***している。
従って、pn接合に順バイアス電圧を印加して。
電流を通した場合、pn接合面付近での電子と正孔の再
結合による発光スペクトルは、従来の発光ダイオードに
比べて極めて単色性の良いものとなる。また、量子細線
を埋め込む媒質73の材料と形状を適当に選択すること
により、レーザーの共振器構造を形成できる。この場合
、発光スペクトルは可干渉性の高い光となる。
実施例4 本実施例は、GaAs細線結晶のかわりに、InAs戦
線結晶を前記実施例と同様な方法で成長した。細線結晶
の太さは100人であり、細線中の電子は、量子効果に
より細線に垂直な面内でその運動が束縛される。上記の
I nAs量子細線を用いて、pn接合ダイオードを作
製した。
第8図は、かかるpn接合ダイオードの電流対電圧特性
を示す模式的グラフである。量子化の効果により、電流
対電圧特性は階段関数的ふるまいを示す。第8図では、
”□=Vz=V−=0.5ボルトであり、素子を室温以
下の温度に冷却した場合、その階段関数特性がより顕著
になった。
このようなダイオードは、従来のpn接合ダイオードと
異なり、例えば電圧Vエ と■2の間の電圧では、電圧
のふらつきに対して一定の電流をとり出せる安定電流源
としての動作をする。
なお、本実施例ではInAsを材料に用いた場合につい
て述べたが、他の材料、InSb、GaAs。
Geなど電子の有効質量が小さい半導体材料を用いるこ
とにより、量子化の効果がより明瞭に現れる。
また、細線結晶の形成法としては、本実施例に述べたM
OCVD法以外に、真空中で基板表面における原料ガス
の表面反応を利用した堆積法を用いても良い。
[実施例5] 以下、実施例により半導体真空素子の詳細について説明
する。
第15図は本発明の一実施例である。Siをドープして
n形の導電性を持たせたGaAr(111) 8面基板
110上に、CVD法で5102絶縁物111を1μm
の厚さ堆積し、その後、真空蒸着法でMO金属112を
0.2μm 、再び、CVD法でS i O2絶縁物1
13を0.5μm 、真空蒸着法でW金属114を0.
1μm堆積させた。
次に、フォトリソグラフィー法により、上記の4層堆積
物111から114に穴をあける。この穴をあける工程
は金属112と114に対してはドライエツチングの手
法で、絶縁物111と113についてはドライエツチン
グとウェットエツチングを組み合わせることにより、金
属112と114の穴の直径dを絶縁物111と113
の穴より小さ目にすることができる。ここで形成した穴
の直径dは、0.3μmであった。
次に、有機金属気相成長法により、GaAs針状結晶1
15を基板面に垂直に成長させる。ここで、針状結晶の
成長条件は、基板温度380℃、成長時間300秒、ま
た、原料ガスには■族Ga原料としてトリメチルガリウ
ム(TMG)又は、トリエチルガリウム(TEG)、V
族As原料としてトリエチルヒ素(TEAs)を用いた
。上記成長条件にて成長した針状結晶は長さ(高さ)0
.6μm、基部の太さ0.1μm、先端部における角度
θ(第14図のθに相当するもの)が5度、および先端
部の曲率半径10nmとなった。
G a A s針状結晶115をエミッタ、金属112
をゲート、金属114をアノードとして、エミッタとア
ノード間に70V、アノードとゲート間に30Vの電位
差を与えた時、エミッタからの放射電流として100〜
500マイクロアンペア、相互コンダクタンス100〜
600マイクロシーメンスとなった。
[実施例6] 実施例5では、単一の素子について述べた。本実施例で
は、複数の素子を同一基板上に形成して、二極真空素子
アレーを形成し、素子全体としての電流駆動能力を向上
させた。
第16図はG a A s針状結晶をエミッタ125と
し、金属ゲート122.金属アノード124はそれぞれ
実施例5と同様に作製した。第16図に示した素子アレ
ーではエミッタ電極125は2μm間隔で基板120上
に基盤の目状に配列されている。
この素子アレーで、エミッタとアノード間に100v、
ゲートとアノード間に70Vの電位差を与えたところ、
エミッタからの放射電流は、素子単位面積当たり、10
5アンペア/dとなり、単一素子に比較して大幅な電流
駆動能力の増加が見られた。
また、素子の高速動作特性についても、エミッタとアノ
ード間における電子走行時間が0.1  ピコ秒と小さ
いことから、1000ギガヘルツ(1テラヘルツ)以上
の変調、増幅が可能である。
[実施例7] 針状結晶を冷陰極エミッタとして集積化し、平面カラー
デイスプレィを作製した。
第17WIは本カラーデイスプレィの画素部の構造を示
す斜視図である。イオン注入法で導電性を持たせたベー
ス部142を有する基板130上に絶縁膜131を介し
て、ゲート電極132,133゜134を配置する。こ
のゲート電極と絶縁膜131には、エミッタを形成した
矩形窓が形成されており、ここが電子放出セル135と
なる。各ゲート電極132,133,134に対向して
、蛍光スクリーン137,138,139がガラス板1
40に形成されている。蛍光スクリーン137.138
゜139とガラス板140の間には、透明電極膜141
が形成されている。透明電極膜141はインジウムとス
ズの酸化物(rTo)をコーティングしたもので、アノ
ードとして使用する。アノードとエミッタ間に1000
vの電位差を生じても両電極間の絶縁性が保持できる様
に、支柱136を用いて、ガラス板140をエミッタ又
はゲート電極から50μm程離しておく。
冷陰極エミッタを形成した電子放出セル135の断面構
造模式図を第18図に示す。基板150上に、イオン注
入法でn型導電性を持たせたべ一入部154を形成し、
その上にSiO2絶縁膜151を1μmの厚さで堆積し
、次に、ゲート電極152となるW金属をスパッター法
で0.1μm被着する。次に5フオトリソグラフイー法
により、W金属と絶#膜に開口部を設ける。W金属の開
口部の寸法を一辺がDの正方形とすると、S i O,
絶縁膜151は開口部がDより大きくなる様にウェット
エツチングにより横方向のオーバーエツチングを行う。
本実施例では、0210μmとした。次に有機金属熱分
解法により開口部にGaAsの針状結晶を成長させた。
針状結晶は長さ、0,5μm、根元の太さ0.1μmで
、正方形の開口部内に100〜150本の割合で成長し
た。針状結晶の1本1本がエミッタとして働くが、本実
施例の様に数を多くすることにより、エミッタ全体とし
て安定した放出電流が得られる様にするものである。す
なわち、エミッタからの放出電流が安定することで、デ
イスプレー自体の色むらが防止できることになる。
第19図は第17図に示した画素部を多数集積化したカ
ラーデイスプレーの平面図である。デイスプレー面16
0はたて、よこが5clIの正方形で、周辺部に、ベー
ス電極列162.ゲート電極列163が形成されている
。ただし、デイスプレー面の寸法は、本実施例に限定さ
れるものではなく、フォトリソグラフィー工程で使用で
きる寸法の上限まで可能である。
本カラーデイスプレーでは、エミッタ電極に針状結晶を
用いており、電子の放射効率が良いことおよび、一つの
電子放出セル135中に100本以上の針状結晶エミッ
タがあるため、駆動電圧10〜20Vで高輝度カラーデ
イスプレィを実現できる。
[実施例8] 針状結晶を電子放出用エミッタとして、電子銃に応用し
た。第20図は、上記電子銃を組み込んだ電子ビーム収
束系の構成を模式的に示すものである。ここで、エミッ
タ173が針状結晶より成る部分である。エミッタ17
3の形成には、第15図で説明した製造工程を適用でき
る。電子銃としての用途は上記の他、電子線回折装置、
電子ビーム露光装置の電子源にも適用できる。
[実施例9] 針状結晶を冷陰極エミッタとして用い第15図と同様な
真空半導体素子を作製し、これを大規模集積回路の回路
量接続部に用いた。第21図、第22図に実施例の模式
図を示す。
第21図はSiの128メガビツトダイナミツクランダ
ムアクセスメモリ(DRAM)のチップを示す斜視図で
ある。集積回路基板190上に、電子集積回路メモリー
セル部191,192゜193と、各メモリーセル部へ
の記録の書込み。
読み出し、およびメモリーセル部間の接続197に電子
放出素子アレイ194,195,196を用いた。上記
電子放出素子アレイは第15図と同様な素子から成る。
従来の集積回路ではFETや、バイポーラトランジスタ
を用い素子間連結に基板上に形成したAQの配線を用い
ていた。この様な配線方式では、素子の集積度が100
メガビット以上、配線幅0.3μm以下になると配線自
体の電気抵抗と分布容量により、信号伝達の時間遅れが
増大する。集積回路自体の動作速度を低下させずにその
高速性を向上するには、配線方式をやめ、空間伝播方式
を採用するのが良い。
第21図に示した集積回路は各電子放出素子アレイに含
まれる真空半導体素子が信号伝達用電子の放出源になっ
ている。一方、他の真空半導体素子から飛来する電子は
別の真空半導体素子のアノードに到達して信号電流とな
る。
第22図は集積回路チップ間の連結に上述の方式を用い
た場合の概略図である。集積回路基板200.201,
202,203のそれぞれの連結では、チップ間の信号
伝達距離がチップ内の信号伝達距離より長いため本方式
の効果がより明瞭に現れる。
なお、第21図、第22図に示すメモリーセル部間接続
197、集積回路基板間接続204には電子の空間伝播
を用いているが、光伝播方式にしても良いことは言うま
でもない。
光伝播方式を採用した場合には、電子放呂素子アレイ1
94,195,196は、第7図に示した量子細線発光
素子で置き換える。
いずれの方式にしても、針状結晶を使った素子がその基
本になっており、針状結晶自体は400℃程度の温度で
成長できるから、Si集積回路のAQ配線材料を損傷し
ない製造工程を構成できる。
[実施例10] 針状結晶を電子放出源(エミッタ)として用い、超小型
の真空測定素子とした。
第23図は当該素子の断面構造の一部と全体の斜視図で
ある。
第23図(a);素子の断面構造は第15図と類似であ
るが、ここでは、絶縁物211と電子の引き出し電極用
金属212の積層膜に1〜100μm程度の穴213を
多数形成する。金属212をマスクとして、有機金属熱
分解法により、穴213の内部で基板表面が露出してい
る部分にGaAs針状結晶214を成長させる。ここで
、1つの穴には複数の針状結晶が成長してよい。
第23図(b);基板210上に上記針状結晶214を
形成した穴213.電子の引き出し用電極金属212に
タングステン(W)を用いた。素子の寸法はたて、よこ
、高さが0.5X0.5XO12III112であり、
従来の電離真空計が5〜l0CII+程度の寸法であっ
たのに比較して大幅に小型化している。
第23図(b)で引き出し電極用金属212に50ボル
トの電圧をかけ、lXl0−’パスカルの真空で5mA
のエミッタ電流が得られたことから、当該素子が10−
8パスカル以下の超高真空計測用に使用できることがわ
かった。
また、0.1〜1パスカル程度の圧力範囲では、従来の
電離真空系は熱陰極を使用しているため真空計測には用
いられなかったが、本発明の素子は冷陰極エミッタ方式
のため充分使用できることがわかった。
〔発明の効果〕
以上の実施例で説明したように本発明によれば、量子細
線結晶を周囲が空気または空気と同等以上の屈折率を有
する媒質中に形成できるので、発光素子等1種々の素子
作製が容易になる。従って。
量子効果を利用した様々な素子への応用の道が開ける。
また、針状結晶を電子放出材料として用いれば、針状結
晶先端部の曲率半径を小さくできるので、電子放出効率
が向上する。従って、冷陰極として安定した陰極電流が
得られる小型の真空半導体素子への応用の道が開ける。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の量子細線の模式的断面図、第2図、及
び第3図は、従来の量子細線の構造を示す模式的断面図
、第4図(a)(b)は本発明による量子細線形成機構
を示す模式的断面図、第5図は量子細線の太さと成長時
間との関係を示すグラフ、第6図、第7図は本発明の他
の実施例になる素子の模式的断面図、第8図は本発明の
一実施例になる素子の電流対電圧特性を示すグラフ、第
9図は従来例および本発明における量子細線のエネルギ
ーバンド図、第10図(a)(b)及び第11図(a)
(b)(c)は本発明による針状結晶の形成方法を示す
模式図、第12図(a)(b)(c)(d)は本発明に
よる針状結晶または量子細線の成長軸方向を説明するた
めの原子結合の模式図、第13図(a)(b)(c)は
本発明による針状結晶作製工程を示す模式的断面図、第
14図は、従来の半導体素子の構造を示す模式的断面図
、第15図〜第23図は本発明による素子および応用例
を示す模式図である。 1・・・基板、2・・・絶縁膜、3・・・窓54・・・
量子細線、21・・・基板、22・・・ノンドープGa
As、23・・・ノンドープAΩGaAs、24・・・
SiドープAQGaAs、25・・・ノンドープGaA
s、26・・・集束イオンビーム注入部、27・・・2
次元電子ガス、31・・・基板、32・・・Sin、、
33・・・ノンドープGaAs、34−・・ノンドープ
A Q G a A s、35− S iドープAQG
aAs、36−2次元電子ガス、41・・・基板、42
・・・成長側、43・・・絶縁膜、44・・・成長種、
45・・・原料、46・・・量子細線、51−・・基板
、52=SiO,,53=ARGaAs、54− G 
a A s、55−G a A s量子細線、61・・
・基板、62−5in、、63=AQGaAs、64・
・・n形Ga、As、65・・・ソース電極、66・・
・p形GaAs、67・・・ゲート電極、68・・・ド
レイン電極、69− n形GaAs、70−n形GaA
s、71・・・p形GaAs、72・・・電極、73・
・埋め込み層、74・・・基板、75・・・ガリウムイ
オンビーム、76・・・ガリウムイオン注入部、77・
・・針状結晶、80・・・基板、81・・・スクライバ
、82・・・溝、83・・・非切削面、84・・・針状
結晶、90・・・基板、91・・・絶縁物、92・・・
金属、93・・・絶縁物、94・・・金属、95・・・
針状結晶、100・・・基板、101・・・エミッタ、
102・・・絶縁物、103・・・ゲート、104・・
・アノード、110・・・基板、111・・・絶縁物、
112・・・金属、113・・・絶縁物、114・・・
金属、115・・・針状結晶、120・・・基板、12
1・・・絶縁物、122・・・金属ゲート、123・・
・絶縁物、124・・・金属アノード、125・・・針
状結晶エミッタ。 130・・・基板、131・・・絶縁膜、132〜13
4・・・ゲート電極、135・・・電子放出セル、13
6・・・支柱、137・・・青色蛍光スクリーン、13
8・・・絶色蛍光スクリーン、139・・・赤色蛍光ス
クリーン、140・・・ガラス板、141・・・透明電
極、142・・・ベース部、150・・・基板、151
・・・絶縁物、152・・・ゲート電極、153・・・
針状結晶、154・・・ベース部、160・・・デイス
プレー面、161・・・ガラス板、162・・・ベース
電極列、163・・・ゲート電極列、170・・・基板
、171・・・絶縁膜、172・・・弓き出し電極、1
73・・・エミッタ、174・・・アパチャ、175・
・電子ビーム、176・・・レンズ、177・・・ブラ
ンキング電極、178・・・レンズ、179・・・アパ
チャ、180・・・レンズ、181・・・偏向電極、1
82・・・試料、190・・・集積回路基板、191〜
193・・・電子集積回路メモリーセル部、194〜1
96・・・電子放出素子アレイ、197・・・メモリー
セル部間接続、200〜203・・・集積回路基板、2
04・・・集積回′路基板間接続、21o・・・基板、
211・・・絶縁物、212・・・金属、213・・・
穴。 楽 」 図 ス 図 第 図 0OIE 、寥百晶方イ1[ clro] 第 品 (b) 跳 図 5−ノ(−、 −−シ(−m−、 晃 ? 臼 噂 斤 (ボ°ルY) 閉 q 図 (久ン (ν) O O v tO図 (久) CT(IAs( 邦 (し) ¥−J77  口 (幻 (し) <d) ・r2a 某 団 (し) (Q) 第 拓 図 纂 b 図 I2り 某 ノq 図 ノ3b χ擾1 案 I? ノ54 ベース仰 犠 lり 図 第 2θ 因 浦 釦 第 凹 第 (し)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基板と該基板上に設けられた開口部を有するマスク
    を介して、マスクの開口部領域で露出された基板表面上
    に形成された半導体量子細線結晶よりなることを特徴と
    する半導体装置。 2、上記半導体量子細線結晶は、その周囲が空気または
    空気と同等な屈折率を有する媒質中に抽出可能であり、
    その細線部分が100nmないしはそれ以下の寸法であ
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。 3、上記半導体量子細線結晶は、III−V族化合物半導
    体、IV−VI族化合物半導体、元素半導体のいずれか少な
    くとも一者からなることを特徴とする請求項1もしくは
    2記載の半導体装置。 4、上記III−V族化合物半導体は、GaAs、AnG
    aAs、InP、InGaAs、InAlAs、InG
    aP、GaSb、InSbからなる群から選ばれるいず
    れか少なくとも一者であることを特徴とする請求項3記
    載の半導体装置。 5、上記IV−VI族化合物半導体はHgTe、ZnSe、
    ZnS、ZnTe、CdTe、 PbHgTeからなる群から選ばれるいずれか少なくと
    も一者であることを特徴とする請求項3記載の半導体装
    置。 6、上記元素半導体はGe、Siからなる群から選ばれ
    るいずれか少なくとも一者からなることを特徴とする請
    求項3記載の半導体装置。 7、上記半導体量子細線結晶は、導電型が相異なる接合
    を有することを特徴とする請求項1〜6記載の半導体装
    置。 8、上記半導体量子細線結晶は、III−V族化合物半導
    体、VI−VI族化合物半導体、元素半導体に含まれる半導
    体のヘテロ接合(異種接合)を有することを特徴とする
    請求項1〜6に記載の半導体装置。 9、上記半導体量子細線結晶と、トランジスタとが同一
    基板上に形成されてなることを特徴とする請求項7記載
    の半導体装置。 10、基板上に開口部を有するマスクを形成する工程と
    、該開口部領域内に半導体量子細線結晶を成長せしめる
    工程とを少なくとも有してなることを特徴とする半導体
    装置の製造方法。 11、上記半導体量子細線結晶の形成は、有機金属化合
    物の熱分解を利用した気相化学堆積法で形成することを
    特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方法。 12、上記半導体量子細線結晶の形成は、真空中での基
    板表面における有機金属化合物の表面分解反応を利用し
    て形成することを特徴とする請求項10記載の半導体装
    置の製造方法。 13、上記半導体量子細線結晶の形成は、Ga、As、
    Al、In、P、Sb、Hg、Te、Pb、Ge、Si
    からなる群から選ばれるいずれか少なくとも一者の元素
    の、有機金属化合物もしくは水素化物を原料として用い
    ることを特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造
    方法。 14、基板表面上に形成されたイオンビーム注入領域を
    有し、当該イオンビーム注入領域に形成された半導体針
    状結晶よりなることを特徴とする半導体装置。 15、基板表面上に形成された溝部を有し、当該溝部以
    外の基板表面部に形成された半導体針状結晶よりなるこ
    とを特徴とする半導体装置。 16、基板と基板表面において、基板表面を構成する元
    素の原子結合手の方向(結合方向)に半導体針状結晶の
    成長方向が形成されてなることを特徴とする半導体装置
    。 17、特許請求の範囲14〜16における半導体針状結
    晶は、その周囲が空気または空気と同等な屈折率を有す
    る媒質中に抽出可能であり、その細線部分が1μmない
    しはそれ以下の寸法であることを特徴とする半導体装置
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