JPH04117815U - ベルトコンベヤの蛇行防止装置 - Google Patents

ベルトコンベヤの蛇行防止装置

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JPH04117815U
JPH04117815U JP2109891U JP2109891U JPH04117815U JP H04117815 U JPH04117815 U JP H04117815U JP 2109891 U JP2109891 U JP 2109891U JP 2109891 U JP2109891 U JP 2109891U JP H04117815 U JPH04117815 U JP H04117815U
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belt
meandering
roller
arm
prevention device
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JP2109891U
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Inventor
光夫 小林
Original Assignee
トーヨーカネツ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案の目的は、構造が簡単で、取扱い容易な
ベルトコンベヤの蛇行防止装置を提供することにある。 【構成】本考案の蛇行防止装置は、ベルト11に圧接さ
れる蛇行修正用ローラ12を用い、蛇行時にこのローラ
12を傾動させてベルト11を元の位置に強制的に移動
させるものである。ベルト11が蛇行すると、ベースプ
レート13の両端に設けられた蛇行検出用ローラ10の
一方が動かされ、その動きがベルクランク14により蛇
行修正用ローラ12の傾動動作に変換されるようにし
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ベルトコンベヤの蛇行防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ベルトコンベヤのベルトの蛇行或は片寄りは、コンベヤ本体の組立精度、プー リーの組付精度、ベルト自身のくせや反り等に起因する。このようなベルトの蛇 行を防止する手段としては、クラウン付きのプーリーを使用する方法や、図4に 示すような蛇行防止具1をベルトコンベヤの両側に設けてベルト2の側縁部を案 内する方法(実開平1−147314号)等が知られている。しかし、クラウン 付きのプーリーは、ベルトコンベヤの機長が機幅の6倍以上ないと効果がなく、 また、蛇行防止具1を用いた場合、ベルト2の側縁部を痛めてしまう恐れがあっ た。
【0003】 このような弊害のない蛇行防止手段として、従来においては、蛇行修正用ロー ラを用いた蛇行防止装置が開発されている(特開昭63−180615号)。か かる蛇行防止装置は、図5に示すように、蛇行修正用ローラ3をベルト4に圧接 させ、ベルト4が蛇行した場合にローラ3を傾動させてベルト4を元の位置に戻 すというものである。この装置では、ポテンショメータや光電管スイッチ等の検 出器5によってベルト4の蛇行を検出し、その検出結果に基づいてコントローラ 6がローラ傾動用駆動装置(例えば、エアシリンダー)7を制御するようになっ ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
図5に示す型式の従来の蛇行防止装置は、蛇行修正用ローラの作用によりベル トの蛇行を効果的に防止、修正することができる。しかしながら、この装置は、 蛇行修正用ローラの他に、ローラ傾動用の駆動装置、ベルト蛇行検出器及びコン トローラ等を備えた極めて複雑な構成となっている。また、これらの構成部材は 個々独立に組み付けられるため、その設置や調整、メンテナンスには相当な手間 を必要としていた。
【0005】 そこで、本考案の目的は、かかる従来における技術的課題を解決することので きるベルトコンベヤの蛇行防止装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案による蛇行防止装置は、ベルトコンベヤの 適宜箇所においてベルト進行方向に直交して配置されたベースプレートと、前記 ベースプレートの両側の各端部に枢支され、ベルト進行方向前方に延びる第1ア ーム及び前記ベルトの中心線に向かって延びる第2アームから成るベルクランク と、前記ベルクランクの前記第1アームの先端部に取り付けられ、前記ベルトの 側縁部が接触されるよう配置された蛇行検出用ローラと、前記蛇行検出用ローラ が互いに接近するように設けられたばね手段と、前記ばねのばね力に抗して前記 ベルクランクを所定位置にて保持するためのストッパ手段と、ベルト進行方向に 直交して配置されると共に、各軸端が対応の前記ベルクランクの前記第2アーム の先端部に枢支され、且つ、前記ベルトに一定の圧力をもって接するようになっ ている蛇行修正用ローラと、から構成したことを特徴としている。
【0007】
【作用】
上記構成において、ベルトが蛇行して左右いずれかの蛇行検出用ローラと接す ると、このローラが蛇行方向に押され、関連のベルクランクが回動される。この 際、ベルトは他方のローラと接しておらず、また、ばね手段及びストッパ手段に より他方のベルクランクは初期位置に保持されている。従って、蛇行側のベルク ランクの回動動作により、蛇行修正用ローラは蛇行方向とは逆の方向に傾斜する 。その結果、蛇行修正用ローラは、ベルトを強制的に逆方向に蛇行させ、元の位 置に戻すことができる。
【0008】
【実施例】 以下、図面と共に本考案の好適な実施例について詳細に説明する。
【0009】 図1〜図3は本考案によるベルトコンベヤの蛇行防止装置を示しており、図中 、符号10はベルト11の蛇行を検出するための溝付きの蛇行検出用ローラであ り、符号12はベルト11の蛇行を修正するための蛇行修正用ローラである。
【0010】 蛇行検出用ローラ10は、ベルト11の下側でベルト進行方向(矢印A方向) に直交するようにして配置されたベースプレート13の両端部で、ベルクランク 14によって支持されている。ベルクランク14は、ベースプレート13との枢 支点15からベルト11の進行方向に沿って前方に延びる第1アーム16と、枢 支点15からベルト11の中心線に向かって内側に延びる第2アーム17とから 構成されおり、第1アーム16の先端部に蛇行検出用ローラ10が回転可能に支 持されている。ベースプレート13の後面に固定されたブラケット18と、ベル クランク14の第2アーム17との間には、引張りばね(ばね手段)19が配設 されており、第2アーム17を常に後方に引っ張り、左右のローラ10が互いに 接近するようにしている。また、ベースプレート13の上面にはストッパピン( ストッパ手段)20が突設されており、ベルトコンベヤの正常運転時、第2アー ム17はこのストッパピン20に接して、図1及び図2に示す姿勢で保持される ようになっている。この状態において、各蛇行検出用ローラ10の溝にはベルト 11の側縁部が嵌合する。
【0011】 一方、ベルト蛇行修正用ローラ12は、ローラ軸21により回転可能に支持さ れており、ローラ軸21の各軸端は、それぞれに対応する側のベルクランク14 の第2アーム17に支持部材22を介して取り付けられている。支持部材22は 第2アーム17の先端部に枢支されている。また、ローラ軸21の一方(図では 左側)の軸端は支持部材22に固定され、他方の軸端は、ローラ12の軸線方向 においてスライド可能なように、支持部材22に取り付けられている。ベルトコ ンベヤの正常運転時、図1及び図2に示すように、蛇行修正用ローラ12はベル ト11の進行方向に直角となり、また、ベルト11の下面に所定圧力をもって接 するように配置される。
【0012】 次に、このような構成において、本考案による蛇行防止装置の作用について説 明する。
【0013】 まず、ベルト11に蛇行や片寄り等のない正常な状態では、蛇行修正用ローラ 12はベルト11の反力を受け、ベルト進行方向に対して直交した状態で安定し ている。
【0014】 一方、ベルト11が図2に示すように左方向に蛇行した場合には、ベルト11 の側縁部が左側の蛇行検出用ローラ10を左方向に押し、左側ベルクランク14 をその枢支点15を中心にして反時計方向に回動させる。その結果、左側ベルク ランク14の第2アーム17の先端部が前方に移動し、ローラ軸21の左側軸端 を前方に押し出す。この時、右側ベルクランク14は、引張りばね19によりス トッパピン20に接した状態で維持されているため、ローラ軸21は、右側支持 部材22の枢支点23を中心として時計方向に傾動する。ベルト11は蛇行修正 用ローラ12の接触圧によりローラ12と直交しようとするため、ベルト11に は右側に傾く修正力が作用され、右方向に移動していく。
【0015】 ベルト11が右に移動し始めると、蛇行修正用ローラ12は、ベルト反力及び 左側引張りばね19のばね力により元の位置へと復帰していく。この間、左側の 蛇行検出用ローラ10は常にベルト11の左側縁部に接しているため、再度ベル ト11が左方向に蛇行したとしても、速やかにその蛇行に反応することができる 。このようにして、ベルト11がずれのない正常位置に戻った際には、ベルト1 1とローラ12とは再び直交安定状態となる。
【0016】 ベルト11が右方向に蛇行した場合も、装置の作用は基本的には左方向への蛇 行と同様である。簡単に述べるならば、ベルト11が右方向にずれると、右側の 蛇行検出用ローラ10が右方向に押され、右側ベルクランク14の時計方向への 回動により、蛇行修正用ローラ12が左側支持部材22の枢支点23を中心とし て反時計方向に傾動し、ベルト11を左方向に強制的に移動させる。
【0017】 上記実施例では、蛇行検出用ローラ10はベルト11の側縁部に常に接してい るが、ベルト11との間に隙間を設け、許容蛇行量内における蛇行に対しては蛇 行修正用ローラ12が傾動されないようにしても良い。この隙間調整を容易に行 うために、蛇行検出用ローラ10の軸を取り付けるベルクランク14の穴(図示 しない)を複数個設けたり、或は、横方向に延びる長穴としたりするのが好適で ある。
【0018】 また、ベルクランク14の回動時に第2アーム17間の距離が変化するため、 ローラ軸21の軸端を一方の支持部材22に対してスライドできるようにしてい るが、ローラ軸21自体、或は蛇行修正用ローラ12とローラ軸21の間を伸縮 可能な入れ子構造等にすれば、ローラ軸21の両端部を支持部材22に固定する こともできる。
【0019】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によるベルトコンベヤの蛇行防止装置は、機械式の 簡単な構造であるため、調整やメンテナンスが容易である。
【0020】 また、構成要素は全てベースプレート上で一体化されているので、設置や交換 が容易であり、小型化によりベルトコンベヤの所望の位置に簡単に取り付けるこ とが可能となる。
【0021】 更に、本考案の蛇行防止装置においては、ベルトが大きく蛇行した際には、蛇 行修正用ローラも大きく傾動して大きな修正力をベルトに作用させるため、ベル トの蛇行を迅速に修正することができる。
【0022】 尚、本考案によるベルトコンベヤの蛇行防止装置は、蛇行修正用ローラを使用 した型式であるので、ベルトの蛇行や片寄りを極めて効果的に防止、修正できる ことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるベルトコンベヤの蛇行防止装置を
示す斜視図である。
【図2】正常動作時の図1の蛇行防止装置を示す平面図
である。
【図3】ベルトが左方向に蛇行した際の図1の蛇行防止
装置を示す平面図である。
【図4】蛇行防止具を用いた従来の蛇行防止装置を示す
斜視図である。
【図5】蛇行防止用ローラを用いた従来の蛇行防止装置
を示す概略平面図である。
【符号の説明】
10 蛇行検出用ローラ 11 ベルト 12 蛇行修正用ローラ 13 ベースプレート 14 ベルクランク 16 第1アーム 17 第2アーム 19 引張りばね(ばね手段) 20 ストッパピン(ストッパ手段) 21 ローラ軸 22 支持部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトコンベヤの適宜箇所においてベル
    ト進行方向に直交して配置されたベースプレートと、前
    記ベースプレートの両側の各端部に枢支され、ベルト進
    行方向前方に延びる第1アーム及び前記ベルトの中心線
    に向かって延びる第2アームから成るベルクランクと、
    前記ベルクランクの前記第1アームの先端部に取り付け
    られ、前記ベルトの側縁部が接触されるよう配置された
    蛇行検出用ローラと、前記蛇行検出用ローラが互いに接
    近するように設けられたばね手段と、前記ばねのばね力
    に抗して前記ベルクランクを所定位置にて保持するため
    のストッパ手段と、ベルト進行方向に直交して配置され
    ると共に、各軸端が対応の前記ベルクランクの前記第2
    アームの先端部に枢支され、且つ、前記ベルトに一定の
    圧力をもって接するようになっている蛇行修正用ローラ
    と、を備えているベルトコンベヤの蛇行防止装置。
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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970212