JPH04116351A - 一二重効用吸収冷凍機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、−二重効用吸収冷凍機に係り、特にエンジン
の排出熱を利用する一二重効用吸収冷凍機に関するもの
である。

〔従来の技術〕

エンジンの主な排出熱として、排ガスの持つ熱と、エン
ジン本体を冷却するためのジャケット温水が持つ熱があ
る。ジャケット温水は通常８０〜８８℃程度である。一
方、排ガスは、６００℃程度もある。

従来、エンジンの排熱を使って、吸収冷凍機を運転する
場合、ジャケット温水に、排ガスの熱を加え、温水を熱
源とする単効用（−型動用）吸収冷凍機を用いることが
多い。

しかし、より多くの冷凍容量を得ようとすると、ジャケ
ット温水を、枢動用の熱源として用い、排ガスを、二重
効用の熱源として用いることが行われる。そして排ガス
は、ガスの形で型動用に用いることもあれば、排ガスボ
イラにて、蒸気に形を変えて、二重効用に用いることも
ある。

第２図に、従来からある通常の二重効用吸収冷凍機のフ
ロー構成図を示す。第２図において、Ｇ　Ｈは高温発生
器、ＧＬは低温発生器、Ａは吸収器、Ｅは蒸発器、Ｃは
凝縮器、ＨＩ−（は高温熱交換器、ＨＬは低温熱交換器
を示しており、希溶液は吸収器Ａから低温熱交換器ＨＬ
、高温熱交換器）（Ｉ−Ｉの被加熱側を通り、高温発生
器Ｇ　Ｈに入り、熱源蒸気により加熱され、冷媒を蒸発
して濃縮して、高温熱交換器ＨＨの加熱側を通り低温発
生器ＧＬに入り、高温発生器ＧＨで発生する冷媒蒸気を
熱源としてさらに濃縮して低温熱交換器ＨＬの加熱側を
通り、吸収器へに循環される。そして、高温発生器Ｇ　
Ｈで発生した冷媒は低温発生器ＧＬで凝縮され、凝縮器
Ｃに入り、一方低温発生器で発生した蒸気をは、凝縮器
Ｃで動水により凝縮され一緒になって、蒸発器に導かれ
て、蒸発熱によって沈水を冷却する。冷却水は吸収器へ
から凝縮器Ｃに導かれる１、第２図のような通常の二重
効用吸収冷凍機において、全負荷運転すると、低温発生
器の溶液温度は９０℃近くになる。このような、二重効
用吸収冷凍機に、外部熱源低温発生器を付は加えても、
８５〜８８℃程度のジャケット温水では、溶液を濃縮で
きない。

これに対する方法としで、二重効用吸収冷凍機の吸収器
、蒸発器などの伝熱面積を約２倍程度まで大きくして、
サイクル温度を下げ、低温発生器の溶液温度を８５℃近
くにしで、ジャケット温水で、溶液濃縮を可能にするこ
とが考えられる。しかし、この方法は、コスト高になる
。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明は、」１記のような問題点を解決し、ジャケット
温水と排ガス熱を用いて効率よく運転することのできる
ｍ−型動用吸収冷凍機を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明では、高温発生器、
低温発生器、外部熱源低温発生器、吸収器、蒸発器、凝
縮器、高温溶液熱交換器、低温溶液熱交換器を主要構成
機器とし、これらを溶液配管、冷媒配管で結んでサイク
ルを構成するｍ−型動用吸収冷凍機において、吸収器か
らの希溶液の少なくとも一部を、まず、外部熱源低温発
生器に導き、次いで、低温発生器に導く構成とすると共
に、冷却水を、まず、凝縮器に導き、次いで、吸収器に
導くように構成したことを特徴とするｍ−型動用吸収冷
凍機としたものである。

上記の吸収冷凍機において、外部熱源低温発生器および
低温発生器が、溶液を散布して伝熱管の外表面に液膜を
形成する形式であり、溶液散布装置が、外部熱源低温発
生器の」二部にあり、また、外部熱源低温発生器の下部
に、低温発生器があるように構成するのがよい。

〔作用〕

本発明では、低温発生器の溶液温度を下げるため、冷却
水を、まず凝縮器に通ずこととし、さらに、外部熱源低
温発生器の溶液濃度を下げるため、吸収器からの希溶液
を外部熱源低温発生器に導くようにしたものである。

吸収器からの希溶液を高温発生器に導いたあと、低温発
生器に導くのではなく　、（ａ）高温発生器と低温発生
器にパラレルに導くか、もしくは、ら）低温発生器に、
次いで高温発生器に導くようにする。

」１記の（ｂ）の方が低温化には有効であるが、溶液ポ
ンプが必要となり、（ａ）の方がコスト的には有利とな
る。

〔実施例〕

以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
すは、この実施例に限定されるものではない。

実施例１ 本発明の一実施例を第１図を用いて説明する。

第１図は、本発明の一例を示すフロー構成図であり、各
記号は前記第２図と同じ意味を表す１、第２図と相違し
ている点は、低温発生器Ｇ　Ｌ、に、高温発生器からの
発生蒸気を熱源とする低温発生器ＧＬＩの上部に、外部
熱源例えばエンジンのジャケット温水等を熱源とする低
温発生器ＧＬ２を設けた点と、冷却水の流路を、まず凝
縮器Ｃを通してから、吸収器へに導くように、第２図の
逆の流路にした点である。

次に、第１図を用いて、本発明の詳細な説明する。吸収
器Δからの希溶液は、管１から低温熱交換器ＨＬの被加
熱側を通り、管２と管３に分岐してパラレルに高温発生
器Ｇ　Ｈと低温発生器ＧＬに導入される。管２からの希
溶液の一部は、高温熱交換器ＨＨの被加熱側を通って高
温発生器Ｇ　Ｉ（に導かれ、エンジン排ガス等の熱源に
よって加熱され、冷媒蒸気を発生して濃縮される。一方
、分岐された管３からの希溶液の残部は、低温発生器Ｇ
　Ｌの上部から散布され、外部熱源低温発生器Ｇ　Ｌ　
２、高温発生器の発生蒸気を熱源とする低温発生器ＧＬ
Ｉを順次通って流れて冷媒蒸気を発生して濃縮する。

高温発生器Ｇ　Ｈからの濃溶液は、高温熱交換器ＨＨの
加熱側を通り、管６に入り、低温発生器ＧＬからの濃溶
液と合流して、管７から、低温熱交換器ＨＬ、の加熱側
を通り、管８から吸収器Ａに循環される。

高温発生器で発生した冷媒蒸気は、管９から低温発生器
ＧＬＩで凝縮されて凝縮器Ｃに入り、低温発生器ＧＬで
発生した蒸気は、凝縮器Ｃで、冷却水１４により冷却さ
れて凝縮して、−緒になって管１０から蒸発器Ｅに導か
れ、冷媒は管１１により循環されて蒸発して、吸収器へ
で溶液にＩ吸収される。蒸発器Ｅには冷水が流れており
、蒸発熱をこの冷水から奪って、冷水をさらに冷却して
冷房用等に供される。また、吸収器Ａには、凝縮器Ｃを
通った冷却水が流れている。

以上は希溶液を、高温発生器と低温発生器にパラレルに
通す方法を説明したが、希溶液はまず低温発生器に全量
通し、次いで高温発生器に通す方式とすることができる
。この方式は低温発生器の低温化には有効であるが、高
温発生器に導入するだめのポンプが必要となる。

〔発明の効果〕

本発明のｍ−型動用吸収冷凍機によれば、低温発生器で
の温度を下げることができ、エンジン本体を胎動するた
必のジャケット温水が持つ熱を、簡単な改良により有効
に利用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のｍ−型動用吸収冷凍機のフロー構成
図であり、第２図は、従来の二重効用吸収冷凍機のフロ
ー構成図である。 Ｇ　Ｈ・・・高温発生器、Ｇ　Ｌ・・・低温発生器、Ｃ
・凝縮器、Ａ・・・吸収器、Ｅ・・・蒸発器、ＨＨ・・
・高温熱交換器、ＨＬ・・・低温熱交換器、Ｇ　Ｌ　２
・・外部熱源低温発生器、１〜８・・溶液配管、９〜１
１・・・冷媒配管、１２・・・熱源、１３・・・温水、
１４・・・冷却水、１５・・・冷水特許出願人　　株式
会社　荏原製作所

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、高温発生器、低温発生器、外部熱源低温発生器、吸
   収器、蒸発器、凝縮器、高温溶液熱交換器、低温溶液熱
   交換器を主要構成機器とし、これらを溶液配管、冷媒配
   管で結んでサイクルを構成する一二重効用吸収冷凍機に
   おいて、吸収器からの希溶液の少なくとも一部を、まず
   、外部熱源低温発生器に導き、次いで、低温発生器に導
   く構成とすると共に、冷却水を、まず、凝縮器に導き、
   次いで、吸収器に導くように構成したことを特徴とする
   一二重効用吸収冷凍機。 ２、外部熱源低温発生器および低温発生器が、溶液が散
   布して伝熱管の外表面に液膜を形成する形式であり、溶
   液散布装置が、外部熱源低温発生器の上部にあり、また
   、外部熱源低温発生器の下部に、低温発生器があるよう
   に構成したことを特徴とする請求項１記載の一二重効用
   吸収冷凍機。