JPH04115794U - ヒータ電流検出表示機能付温度調節器 - Google Patents
ヒータ電流検出表示機能付温度調節器Info
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- JPH04115794U JPH04115794U JP2615791U JP2615791U JPH04115794U JP H04115794 U JPH04115794 U JP H04115794U JP 2615791 U JP2615791 U JP 2615791U JP 2615791 U JP2615791 U JP 2615791U JP H04115794 U JPH04115794 U JP H04115794U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヒータ電流が微少の場合のヒータ電流の検出
を安定化するために、数回にわたりCTにヒータ電流を
貫通させる場合であっても、実際のヒータ電流値を確実
正確に表示することができるようにする。 【構成】 CT1により取り出されたヒータ電流に比例
したアナログ信号をディジタル信号に変換するA/Dコ
ンバータ4の出力値と、上記CT1へのヒータ線2の巻
数を設定する巻数設定用ディジタルスイッチ8による巻
数設定値とから実際のヒータ電流を演算し、その演算結
果を表示するように構成する。
を安定化するために、数回にわたりCTにヒータ電流を
貫通させる場合であっても、実際のヒータ電流値を確実
正確に表示することができるようにする。 【構成】 CT1により取り出されたヒータ電流に比例
したアナログ信号をディジタル信号に変換するA/Dコ
ンバータ4の出力値と、上記CT1へのヒータ線2の巻
数を設定する巻数設定用ディジタルスイッチ8による巻
数設定値とから実際のヒータ電流を演算し、その演算結
果を表示するように構成する。
Description
【0001】
この考案は、ヒータ線への通電量を制御することにより温度調節を行なうよう
になされているエアコンなどの電気機器に適用されるヒータ電流検出表示機能付
温度調節器に関するものである。
【0002】
図4は従来のヒータ電流検出表示機能付温度調節器の概略構成を示すブロック
図であり、同図において、1は外付けの電流検出器(以下、CTと称す)で、こ
のCT1はヒータ電流に比例したアナログ信号を取り出すものである。
図5は上記CT1の原理を説明するための図であり、同図において、CT1の
穴1Aに貫通させたヒータ線2にヒータ電流Iを流すと、その貫通電流Iが交流
の場合、理想的には、
i=I/n=(1/n)×I∝I
となる。また、
E=(1/n)×I×R=(R/n)×I∝I
となり、iもしくはEのアナログ量はIに比例した量として取り出せる。
【0003】
3はアンプで、上記CT1により取り出されるアナログ量iもしくはEの信号
を増幅する。4はA/Dコンバータで、上記アナログ信号をディジタル信号に変
換する。5はマイクロプロセッサ(以下、CPUと称す)で、上記A/Dコンバ
ータ4の出力であるディジタル信号を実際のヒータ電流値に換算する。6は表示
回路で、上記CPU5で換算された実際のヒータ電流値を表示する。上記アンプ
3、A/Dコンバータ4およびCPU5により温度調節器7が構成されている。
【0004】
上記構成においては、CT1により図5の原理図で説明したとおり、ヒータ電
流に比例したアナログ信号が取り出され、このアナログ信号が温度調節器7側の
アンプ3、A/Dコンバータ4およびCPU5において増幅され、ディジタル信
号に変換され、実際のヒータ電流値に換算されたのち、その実際のヒータ電流値
が表示回路6に表示される。
【0005】
ところで、上記した構成の従来のヒータ電流検出表示機能付温度調節器では、
ヒータ線2に流れる電流が微少の場合、そのヒータ電流を安定して検出できない
ため、CT1の穴1Aに数回にわたりヒータ電流を貫通させてCT1により取り
出される信号を数倍に増大させることにより、ヒータ電流を安定よく検出可能な
レベルにまで増加させる手段が採られる。しかし、温度調節器側では、CT1に
対するヒータ電流の貫通回数を検知し、それを加味した演算処理が行なわれない
ため、表示される電流値がCT1の穴1Aに貫通される電流の総和値となり、し
たがって、実際のヒータ電流の数倍の電流値が表示され、所望の温度調節結果を
得ることが困難になるという問題があった。
【0006】
この考案は上記のような問題点を解消するためになされたもので、ヒータ電流
が微少の場合であっても、実際のヒータ電流値を表示することができるヒータ電
流検出表示機能付温度調節器を提供することを目的としている。
【0007】
上記目的を達成するため、この考案に係るヒータ電流検出表示機能付温度調節
器は、CTにより取り出されたヒータ電流に比例したアナログ信号をディジタル
信号に変換するA/Dコンバータと、上記電流検出器へのヒータ線の巻数を設定
する巻数設定用ディジタルスイッチと、上記A/Dコンバータの出力値および上
記ディジタルスイッチによる巻数設定値から実際のヒータ電流を演算する演算手
段と、その演算結果を表示する表示手段とを具備しているものである。
【0008】
上記構成によれば、測定対象のヒータ電流が微少の場合には、そのヒータ電流
を安定して検出するために、ヒータ線をCTに対して複数回巻付けるが、このと
き、CTへのヒータ線の巻数をディジタルスイッチを介して予め設定しておくこ
とにより、演算装置において、CTによる検出電流値の総和および上記の設定巻
数から実際のヒータ電流が演算され、それが表示されることになる。
【0009】
以下、この考案の一実施例を図面にもとづいて説明する。
図1はこの考案の一実施例によるヒータ電流検出表示機能付温度調節器の概略
構成を示すブロック図であり、同図において、1および3〜7は図4に示す従来
例と同一のため、該当部分に同一の符号を付して、それらの詳しい説明を省略す
る。
【0010】
図1において、8は巻数設定用ディジタルスイッチで、図2に示すように、C
T1の穴1Aに貫通されるヒータ線2の巻数を設定し、その巻数設定値Nを演算
手段であるCPU5に入力する。
【0011】
つぎに、上記構成の動作について、図3のフローチャートを参照しながら説明
する。まず、CT1により、ヒータ電流を読取って(ステップS10)、そのヒ
ータ電流に比例したアナログ信号を取り出し、これが増幅され、かつディジタル
信号に変換されてCPU5に入力される。ここで、図2に示すように、CT1へ
のヒータ電流Iの貫通回数をNとすると、そのヒータ電流が交流の場合、
i1 =NI/n=N・(I/n)=Ni
となる。また、
E1 =(1/n)×NI×R=N×(R/n)×I=NE
となり、i1 もしくはE1 のアナログ量は、貫通回数Nが1のときの値i,Eの
N倍となる。
【0012】
同時に、巻数設定用ディジタルスイッチ8により設定されている巻数設定値N
が読取られてCPU5に入力される。ついで、このCPU5において、上記CT
1により検出されたヒータ電流読取値i1 と巻数設定値Nとから、実際のヒータ
電流値i2 が演算される。すなわち、
i2 =i1 /N
が算出される(ステップS12)。
【0013】
最後に、上記CPU5からの出力である実際のヒータ電流値i2 が表示回路6
によりディジタル値として表示される(ステップS13)。
【0014】
上記のように、ヒータ線2に流れる電流が微少の場合においては、CT1によ
り取り出される信号レベルを検出可能なレベルまで増加させるために、CT1の
穴1Aに数回にわたりヒータ電流を貫通させるが、このとき、CT1の穴1Aに
貫通される電流の総和値を貫通回数で割算することにより、実際のヒータ電流を
正確に求め、それを表示させることができる。したがって、表示値を確認して所
定の温度調節を行なうことにより、所望の温度調節結果を得ることができる。
【0015】
以上のように、この考案によれば、CTに数回にわたりヒータ電流を貫通させ
なければならないよう微少なヒータ電流の場合であっても、そのヒータ電流の貫
通回数を設定するだけの簡単な操作により、実際のヒータ電流値を確実正確に検
出し表示することができる。これにより、表示されるヒータ電流値を確認しつつ
、温度調節を実行することにより、正確かつ容易に所望の結果を得ることができ
るという効果を奏する。
【図1】この考案の一実施例の概略構成を示すブロック
図である。
図である。
【図2】CTの動作原理の説明図である。
【図3】実施例の動作を示すフローチャートである。
【図4】従来例の概略構成を示すブロック図である。
【図5】従来のCTの動作原理の説明図である。
1 CT(外付けの電流検出器)
2 ヒータ線
4 A/Dコンバータ
5 CPU(演算装置)
7 温度調節器
8 巻数設定用ディジタルスイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 外付けの電流検出器により取り出された
ヒータ電流に比例したアナログ信号をディジタル信号に
変換するA/Dコンバータと、上記電流検出器へのヒー
タ線の巻数を設定する巻数設定用ディジタルスイッチ
と、上記A/Dコンバータの出力値および上記ディジタ
ルスイッチによる巻数設定値から実際のヒータ電流を演
算する演算手段と、その演算結果を表示する表示手段と
を具備していることを特徴とするヒータ電流検出表示機
能付温度調節器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2615791U JPH04115794U (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | ヒータ電流検出表示機能付温度調節器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2615791U JPH04115794U (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | ヒータ電流検出表示機能付温度調節器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04115794U true JPH04115794U (ja) | 1992-10-14 |
Family
ID=31910702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2615791U Pending JPH04115794U (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | ヒータ電流検出表示機能付温度調節器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04115794U (ja) |
-
1991
- 1991-03-25 JP JP2615791U patent/JPH04115794U/ja active Pending
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