JPH04114763U - ブラシレス形同期発電機 - Google Patents

ブラシレス形同期発電機

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JPH04114763U
JPH04114763U JP1618291U JP1618291U JPH04114763U JP H04114763 U JPH04114763 U JP H04114763U JP 1618291 U JP1618291 U JP 1618291U JP 1618291 U JP1618291 U JP 1618291U JP H04114763 U JPH04114763 U JP H04114763U
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JP
Japan
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main
generator
exciter
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rotor
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Application number
JP1618291U
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English (en)
Inventor
忠 加藤
徹 野津
Original Assignee
国産電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ブラシレス形同期発電機の出力電圧の確立を早
くし、負荷の起動電流が大きい場合の出力特性を良好に
する。 【構成】主界磁巻線4を有する回転子3と、主電機子巻
線6を有する固定子5とにより主発電機1を構成する。
主界磁巻線4に励磁電流を供給する主励磁機用電機子1
0を有するロータ9と、主励磁機用界磁巻線13を有す
るステータ12とにより主励磁用発電機8を構成する。
磁石回転子16と発電コイル17とを備えた磁石発電機
15により副励磁機15を構成する。回転子3、ロータ
9及び磁石回転子16を共通の回転軸に取付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、励磁機を有するブラシレス形同期発電機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
主発電機と励磁用発電機とを回転軸を共通にして設け、主発電機の回転子に設 けた主界磁巻線に、励磁用発電機のロータに設けた励磁機用電機子の出力で励磁 電流を供給するようにしたブラシレス形同期発電機が知られている。
【0003】 図2は従来のこの種のブラシレス形同期発電機1の構成を示したもので、この 発電機は、主発電機2と、励磁用発電機8´とにより構成されている。
【0004】 主発電機2は、主界磁巻線4を有する回転子3と、固定子5とからなり、固定 子5には、3相結線された主電機子巻線6と励磁用電機子巻線7とが設けられて いる。
【0005】 励磁用発電機8´は、回転子3と共通の回転軸に取り付けられていて、励磁機 用電機子巻線10´を有するロータ9´と、励磁機用界磁巻線13´及び初期励 磁用永久磁石14´を有するステータ12´とにより構成され、励磁用発電機8 ´の出力は整流回路11を介して主界磁巻線4に供給されている。尚18はブラ シレス形発電機1と併用される自動電圧調整器である。
【0006】 上記構成のブラシレス形同期発電機が駆動されて回転をはじめると、先ず初期 励磁用永久磁石14´による磁界により主励磁機用電機子10´に電圧が誘起さ れ、この電圧により整流回路11を介して主発電機の主界磁巻線4に励磁電流が 供給される。これにより、主発電機2の固定子に設けられた励磁用電機子巻線7 に電圧が発生する。この電圧は自動電圧調整器18に含まれる整流器(図示せず )を介して主励磁機用界磁巻線13´に励磁電流を流して界磁を増磁するので、 励磁機用電機子10´の誘起電圧が上昇し、主発電機の主界磁巻線4の励磁電流 が増大する。この増磁作用が繰返されて主発電機2の主電機子巻線6に出力電圧 が確立される。主発電機2の出力電圧の調整は、併用される自動電圧調整器18 で励磁機用界磁巻線13´の励磁電流を制御することによって行われる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のブラシレス形同期発電機は、主発電機2の固定子5に主電機子巻線 6と共に設けられた励磁用電機子コイル7の誘起電圧を、励磁用発電機8´で増 幅して主発電機の主界磁巻線4に供給することにより、該主界磁巻線に励磁電流 を流す自励方式であるので、主発電機の出力電圧の確立が遅くなるという問題が あった。また主発電機の負荷が誘導負荷などであって、主発電機に大きな起動電 流が流れる場合には、良好な出力特性が得られないという問題があった。
【0008】 更に、従来のブラシレス形同期発電機では、主電機子巻線6と励磁用電機子コ イル7とが同じ固定子5に設けられているので、両巻線間の絶縁を確保するため に主発電機の固定子5が大形化するという問題があった。
【0009】 本考案の目的は、上記従来技術の欠点を改良し、主発電機の出力電圧の確立が 速く、かつ誘導負荷に対しても良好な出力特性が得られ、また主発電機の固定子 には主電機子巻線のみを巻装するようにして巻線の絶縁を容易にしたブラシレス 形同期発電機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案のブラシレス形同期発電機においては、主界磁巻線を有する回転子と主 電機子巻線を有する固定子とからなる主発電機と、主界磁巻線に励磁電流を供給 する主励磁機用電機子を有するロータと主励磁機用界磁巻線を有するステータと を備えた主励磁用発電機と、主励磁機用界磁巻線に励磁電流を供給する磁石発電 機からなる副励磁機とを回転軸を共通して設けた。そして、主発電機の出力電圧 の調整は、併用する自動電圧調整器により副励磁機から主励磁機用界磁巻線に供 給する励磁電流を制御して行うようにした。
【0011】
【作用】
上記のブラシレス形同期発電機が回転駆動されると、副励磁機としての磁石発 電機に回転速度に対応した出力が生じる。この出力は主励磁用発電機により増幅 されて主発電機の主界磁巻線に供給されるため、該主界磁界磁巻線に界磁電流が 流れて主発電機の主電機子巻線に出力電圧が確立される。
【0012】 本考案の同期発電機は、低速回転域から出力が得られる磁石発電機を副励磁機 とした他励方式であるので、主発電機の出力電圧の確立が容易である。
【0013】 また主発電機の負荷が誘導負荷で大きな起動電流が流れる場合でも、副励磁機 の出力は影響を受けないので、主発電機の出力特性を良好にすることができる。 更に、主発電機の固定子には主電機子巻線のみが巻装されているので絶縁処理 は容易である。
【0014】
【実施例】
図1は本考案の実施例を示した回路図で、同図において2は主界磁巻線4を有 する回転子3と、主電機子巻線6を有する固定子5とからなる主発電機である。 8は整流回路11を介して主界磁巻線4に励磁電流を供給する主励磁機用電機子 10を有するロータ9と、主励磁機用界磁巻線13を有するステータ12とから なる主励磁用発電機である。また15は副励磁機で、この副励磁機は、磁石回転 子16と、主励磁機用界磁巻線13に励磁電流を供給する発電コイル17とを有 する磁石発電機からなっている。主発電機2と主励磁用発電機8及び副励磁機1 5とは共通の回転軸を有し、これらによりブラシレス形同期発電機1が構成され ている。
【0015】 18はブラシレス形同期発電機1と併用される公知の自動電圧調整器で、主発 電機2の出力電圧を検知して、該出力電圧を設定値に保つように、副励磁機の発 電コイル17から主励磁機用界磁巻線13に供給される励磁電流を制御する。
【0016】 主発電機2の回転子3は、回転軸に嵌着された積層鉄板からなる突極鉄心のコ イル巻回部に主界磁巻線4を巻回したものからなり、主界磁巻線4の両端は整流 器11a〜11dを単相全波結線した整流回路11の直流出力端子に接続されて いる。主発電機の固定子5は、回転子3を外側から囲むように配置された環状の 固定子鉄心と、この固定子鉄心に設けられたスロットに巻装されたコイル6U, 6V,6Wを3相結線した主電機子巻線6とからなり、主電機子巻線6の出力端 がブラシレス形同期発電機1の出力端子U,V,Wとなっている。
【0017】 主励磁機用電機子10は主発電機の回転子3と同じ回転軸に嵌着された突極鉄 心に巻線されており、巻線の両端は整流回路11の交流入力端子に接続されてい る。
【0018】 主励磁用発電機のステータ12は、ロータ9を外側から囲むように配置された 環状継鉄をもつ突極鉄心に主励磁機用界磁巻線13を巻装したものからなり、巻 線13の両端は自動電圧調整器18に接続されている。主励磁用発電機8はこの 例では単相発電機となっているがこれを3相発電機で構成してもよく、その場合 にはその出力側に接続される整流回路11を3相全波整流回路とすればよい。
【0019】 副励磁機15は、主励磁用発電機のロータ9と同一の回転軸に固定された磁石 回転子16と、この磁石回転子の回転により電圧を発生する発電コイル17とか らなる磁石発電機からなり、発電コイル17の出力端は自動電圧調整器18に接 続されている。副励磁機15を構成する磁石発電機の構造及び極数は任意である 。
【0020】 上記構成のブラシレス形同期発電機1が原動機により駆動されて回転すると、 副励磁機15の発電コイル17には回転速度に対応する交流出力が生ずる。この 出力は自動電圧調整器18に含まれる整流器(図示せず)により整流されて主励 磁用発電機8の主励磁機用界磁巻線13に供給される。これにより主励磁機用界 磁巻線13に励磁電流が流れ、主励磁用発電機8の主励磁機用電機子10には副 励磁機15の出力を増幅した出力が得られる。この出力は整流回路11を介して 主発電機2の主界磁巻線3に供給され、該主界磁巻線3に励磁電流が供給される 。これにより主電機子巻線6に急速に出力電圧が確立される。
【0021】 ブラシレス形同期発電機1と併用される自動電圧調整器18はトランジスタ等 からなる電圧調整回路(図示せず)を備えていて、主発電機2の出力電圧を検知 して副励磁機15から主励磁用発電機8の主励磁機用界磁巻線13に供給する励 磁電流を制御し、主発電機2の出力電圧を自動的に設定値に調整する。
【0022】 上記の実施例において、主発電機2は3相発電機としたが、主発電機は用途に 応じて単相発電機としてもよい。また併用される電圧調整器は手動電圧調整器と してもよく、その場合には手動操作によって主励磁用発電機8の主励磁機用界磁 巻線13に供給される励磁電流を加減することによって主発電機2の出力電圧を 所定値に調整することができる。
【0023】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、磁石発電機からなる副励磁機の出力で主励磁 用発電機の主励磁機用界磁巻線に励磁電流を供給し、この主励磁用発電機の主励 磁機用電機子に生ずる出力で主発電機の主界磁巻線に励磁電流を供給して主電機 子巻線に出力を得るようにしたので、副励磁機は主発電機の出力電圧の影響を受 けることがない。従って主発電機に他励方式の特性を持たせて起動電流の大きい 誘導負荷に対しても良好な出力特性を得ることができる。
【0024】 また副励磁機(磁石発電機)は低速域から主励磁用発電機に十分な励磁電流を 供給できるので、主発電機の電圧の確立を容易にすることができるだけでなく、 広い回転速度範囲にわたって良好な出力特性を得ることができる。また、主発電 機の固定子には主電機子巻線のみを巻回するようにしたので、固定子の電気絶縁 処理を容易にして主発電機の小形化を図ることができる。
【0025】 更に本考案によれば、主励磁用発電機の励磁電流を制御することにより主発電 機の出力を調整できるので、電圧調整器を設ける場合には、小容量の電圧調整器 を使用できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す回路図である。
【図2】従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
1…ブラシレス形同期発電機、2…主発電機、3…回転
子、4…主界磁巻線、5…固定子、6…主電機子巻線、
8…主励磁用発電機、9…ロータ、10…主励磁機用電
機子、12…ステータ、13…主励磁機用界磁巻線、1
5…副励磁機(磁石発電機)、18…自動電圧調整器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主界磁巻線を有する回転子と主電機子巻
    線を有する固定子とからなる主発電機と、前記主界磁巻
    線に励磁電流を供給する主励磁機用電機子を有するロー
    タと主励磁機用界磁巻線を有するステータとを備えた主
    励磁用発電機と、前記主励磁機用界磁巻線に励磁電流を
    供給する磁石発電機からなる副励磁機とを回転軸を共通
    にして設けたことを特徴とするブラシレス形同期発電
    機。
JP1618291U 1991-03-19 1991-03-19 ブラシレス形同期発電機 Pending JPH04114763U (ja)

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JPH04114763U true JPH04114763U (ja) 1992-10-09

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50131019A (ja) * 1974-04-03 1975-10-16

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50131019A (ja) * 1974-04-03 1975-10-16

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970225