JPH04114610U - 流量制御装置 - Google Patents

流量制御装置

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JPH04114610U
JPH04114610U JP1953791U JP1953791U JPH04114610U JP H04114610 U JPH04114610 U JP H04114610U JP 1953791 U JP1953791 U JP 1953791U JP 1953791 U JP1953791 U JP 1953791U JP H04114610 U JPH04114610 U JP H04114610U
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JP
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signal
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Withdrawn
Application number
JP1953791U
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Inventor
公一 桐山
Original Assignee
横河電機株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ステップ状に設定値の変更が行われるような場
合でも、任意の複数の設定値に対して、一様な負荷追従
が得られ、短時間で安定した目標流量に制御できるよう
にする。 【構成】ステップ状に変更される設定値信号を出力する
設定値信号出力手段と、流量信号(PV)と設定値信号
出力手段からの設定値(SV)とを入力し、制御出力
(MV)をスイッチ手段を介して前記電動弁に出力する
調節計と、流量信号(PV)と設定値信号出力手段から
の設定値(SV)とを入力し、両者の偏差を求めその偏
差と所定の値とを比較する比較手段と、電動弁の開度を
所定の速度で開く(または閉じる)信号を出力する操作
信号出力手段とで構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば電動弁を操作端として流量を制御する流量制御装置に関し、 さらに詳しくは、流量の設定値としてステップ状に徐々に増大するような信号が 与えられるような流量制御ループにおいて、ステップ状に設定値の変更が行われ る時、これらの各設定値に対して一様な流量負荷追従が得られる流量制御装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、通常の流量制御に用いられるPID調節計による、立ち上がり時の制 御特性を示す図である。スタート信号で例えば上位の計算機から流量設定値SV が与えられたとき、PID調節計によって制御される流量値PVは、実線に示す ように徐々に設定値に向かって立ち上がり、定常値に達するまでに時間がかかる という不具合がある。この不具合をなくすために、コントロールゲインを上げれ ば、立ち上がり特性が改善されるが、定常制御での安定性が悪くなる。
【0003】 一方、操作端へ出力される出力値(MV)を出力上限値または出力下限値に振 り切らせるバッチスイッチ機能を有する調節計があるが、これを、設定値がバッ チ毎に異なる上にバッチ途中の工程で設定値変更を行う必要のあるプロセスに適 用する場合、初期のバルブ開度値が、固定値とはならず、設定値を変更するたび にパラメータの変更を行う必要がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来からあるPID調節計やバッチスイッチ機能付きの調節計で は、ステップ状に設定値の変更が行われるような流量プロセスにおいて、短時間 で安定した目標流量への制御を行うことが困難であった。
【0005】 本考案は、この様な点に鑑みてなされたもので、定常状態での最適なパラメー タを変更することなく、ステップ状に設定値の変更が行われるような場合でも、 任意の複数の設定値に対して、一様な負荷追従が得られ、短時間で安定した目標 流量に制御できる流量制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この様な課題を解決する本考案は、 ステップ状に設定値変更が行われ、操作端として電動弁を用いる流量制御装置 であって、 ステップ状に変更される設定値信号を出力する設定値信号出力手段と、 流量信号(PV)と設定値信号出力手段からの設定値(SV)とを入力し、制 御出力(MV)がスイッチ手段を介して前記電動弁に出力される調節計と、 流量信号(PV)と設定値信号出力手段からの設定値(SV)とを入力し、両 者の偏差を求めその偏差と所定の値とを比較する比較手段と、 電動弁の開度を所定の速度で開く(または閉じる)信号を出力する操作信号出 力手段とを備え、 比較手段は、偏差が所定値以上大きいときは、操作信号出力手段からの操作信 号を電動弁に出力するように、偏差が所定値以下になったときは、調節計からの 制御出力を電動弁に出力するようにスイッチ手段を駆動するように構成される。
【0007】
【作用】
比較手段は、流量信号(PV)と設定値信号出力手段からの設定値(SV)と を比較していて、設定値が変更されて偏差が規定値以上に大きいときは、調節計 による閉ループ制御を中断し、規定の速度で電動弁を開くまたは閉じる開ループ による制御とし、偏差が規定値以下になると閉ループ制御を再開する。
【0008】 これにより、定常状態における制御性を損なうことなく、ステップ状の設定値 変更に対するプロセス値追従性を改善する。
【0009】
【実施例】 以下、図面を用いて本考案の実施例を詳細に説明する。
【0010】 図1は、本考案の一実施例を示す構成ブロック図である。図において、1は流 体(例えばガスのような気体を含む)が流れる管路、2はこの管路1に設置され 流れる流体の流量を調節する電動弁である。3はステップ状に変更される設定値 信号(この例では、設定値信号としてSV1,SV2,SV3,SV4(SV4 は0%を出力する場合を示している)を出力する設定値信号出力手段で、上位の 計算機等から与えられる設定値変更指令信号Di1〜Di4によって変更される ようになっている。4は流量信号PVと設定値信号出力手段3からの設定値SV とを入力し、制御出力MVcがスイッチ手段5を介して操作端である電磁弁2に 出力される調節計で、例えばPID演算を行う調節計が用いられている。
【0011】 6は流量信号PVと設定値信号出力手段3からの設定値SVとを入力し、両者 の偏差を求めその偏差と所定の値とを比較する比較手段である。この比較手段6 は、ここでは、流量信号PVと設定値信号出力手段3からの設定値SVとを比較 する第1の比較回路61と、流量信号PVと設定値SVとの偏差を求め、その偏 差に対して絶対値演算を行う演算回路62と、演算回路62からの演算結果に対 して、所定のパラメータα1,α2とをそれぞれ比較する第2,第3の比較回路 63,64で構成されている。
【0012】 7は電動弁2の開度を所定の速度で開く(または閉じる)信号、すなわち0% ,100%開度にするに必要な信号を選択して出力する操作信号出力手段である 。71,72は操作信号出力手段7からの操作信号と、電動弁2に出力されてい る信号MVとを入力し、変化率リミットをかける変化率リミット回路である。ス イッチ手段5において、51は調節計4からの出力と、0%出力とを選択するス イッチ、52は第2の比較回路63からの信号により、2つの変化率リミット回 路71,72のいずれかの信号を選択するスイッチ、53は第3の比較回路64 からの信号により、調節計4からの信号または、操作信号出力手段7からの信号 のいずれかを選択するスイッチである。
【0013】 このように構成した装置の動作を説明すれば、以下の通りである。定常状態で は、最適なパラメータが設定されたPID調節計4による流量制御が行われる。
【0014】 設定値の変更は、設定値信号出力手段3に、選択信号Di1〜Di4を与え、 ここで、設定値SV1〜SV4のいずれかが選択される。選択信号Di4が与え られると、設定値SV4=0%となり、また、調節計4は手動調節状態におかれ て、MV=0%が出力される。
【0015】 このような設定値変更時には、比較手段6は、流量信号PVと設定値信号出力 手段3からの設定値SVとを入力し、PV−SVの偏差に応じて、以下のような 〜の処理を行うように各スイッチ手段を駆動する。
【0016】 (PV−SV)の絶対値が、パラメータα1より大きい場合、 MV値を一定勾配(ΔMV1)にて、増減する。
【0017】 (PV−SV)の絶対値が、パラメータα2とパラメータα1の間にある 場合、 MV値を、ΔMV1より比較的緩やかな勾配ΔMV2にて、増減する。
【0018】 (PV−SV)の絶対値が、パラメータα2より小さい場合、 通常のPID制御演算を行う。
【0019】 すなわち、第1の比較回路61は、偏差の極性により増加信号か、減少信号か (信号の増減方向)を判定し、それに応じて操作信号を増加の場合、ポジション 1(100%)、減少の場合、ポジション2(0%)に切り替える。第2の比較 回路63および第3の比較回路64は、それぞれ(PV−SV)の絶対値とパラ メータα1,α2との比較を行う。そして、第2の比較手段63は、前記の場 合は、スイッチ52をポジション2に、の場合は、ポジション1にそれぞれ接 続する。また、第3の比較回路64は、の(PV−SV)の絶対値が、パラメ ータα2より小さい場合、スイッチ53をポジション1側に接続し、通常のPI D制御演算による閉ループ制御を行わせ、(PV−SV)の絶対値が、パラメー タα2より大きくなると、スイッチ53をポジション2に接続して、操作信号出 力手段7からの信号による開ループ制御に切り替える。
【0020】 図2は、以上の動作において、設定値SVがSVoからSViにステップ状に 変化した場合を想定した場合を示すタイムチャートである。
【0021】 前記したの処理は、to<t<t1の区間で行われるもので、この区間では MV値を一定勾配ΔMV1にて、増減する。の処理は、t1<t<t2の区間 で行われるもので、この区間では、ΔMV1より比較的緩やかな一定勾配ΔMV 2でMV値を増減している。の処理は、t>t2の区間において実施され、こ の区間では、定常状態の最適なパラメータを持つPID制御が行われる。
【0022】
【考案の効果】
以上、詳細に説明したように、定常制御状態における最適パラメータでは、設 定値変更などの過度状態においては、常に最良の追従性が得られないが、本考案 によれば、定常状態での最適なパラメータを変更することなく設定値変更などの 過度状態における負荷追従性を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。
【図2】設定値SVがSVoからSViにステップ状に
変化した場合を想定した場合を示すタイムチャートであ
る。
【図3】通常の流量制御に用いられるPID調節計によ
る、立ち上がり時の制御特性を示す図である。
【符号の説明】
1 管路 2 電動弁 3 設定値信号出力手段 4 調節計 5 スイッチ手段 6 比較手段 7 操作信号出力手段 71,72 変化率リミット回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステップ状に設定値変更が行われ、操作
    端として電動弁を用いる流量制御装置であって、ステッ
    プ状に変更される設定値信号を出力する設定値信号出力
    手段と、流量信号(PV)と設定値信号出力手段からの
    設定値(SV)とを入力し、制御出力(MV)をスイッ
    チ手段を介して前記電動弁に出力する調節計と、流量信
    号(PV)と設定値信号出力手段からの設定値(SV)
    とを入力し、両者の偏差を求めその偏差と所定の値とを
    比較する比較手段と、電動弁の開度を所定の速度で開く
    (または閉じる)信号を出力する操作信号出力手段とを
    備え、前記比較手段は、偏差が所定値以上大きいとき
    は、操作信号出力手段からの操作信号を電動弁に出力す
    るように、偏差が所定値以下になったときは、調節計か
    らの制御出力を電動弁に出力するようにスイッチ手段を
    駆動することを特徴とする流量制御装置。
JP1953791U 1991-03-28 1991-03-28 流量制御装置 Withdrawn JPH04114610U (ja)

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JP1953791U JPH04114610U (ja) 1991-03-28 1991-03-28 流量制御装置

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JP1953791U JPH04114610U (ja) 1991-03-28 1991-03-28 流量制御装置

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JPH04114610U true JPH04114610U (ja) 1992-10-09

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ID=31905800

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JP1953791U Withdrawn JPH04114610U (ja) 1991-03-28 1991-03-28 流量制御装置

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Effective date: 19950615