JPH0411269Y2 - - Google Patents

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JPH0411269Y2
JPH0411269Y2 JP6547885U JP6547885U JPH0411269Y2 JP H0411269 Y2 JPH0411269 Y2 JP H0411269Y2 JP 6547885 U JP6547885 U JP 6547885U JP 6547885 U JP6547885 U JP 6547885U JP H0411269 Y2 JPH0411269 Y2 JP H0411269Y2
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JP
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liner
tongue piece
film
magnetic disk
nonwoven fabric
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JP6547885U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はフロツピーデイスク用ライナーに関
し、とくにジヤケツトにハードケースを使用する
3.5インチフロツピーなどのライナーに関する。
(従来技術及びその問題点) 一般にフロツピーデイスクには磁気デイスクと
ジヤケツトの間に不織布などからなるライナーが
介在されており、このライナーがデイスク内のゴ
ミや磁性粉などの異物をクリーニングするととも
に磁気デイスクを保護する働きをしている。
ところが、3.5インチフロツピーデイスクなど
のように、フロツピーデイスクを構成するジヤケ
ツトにABS樹脂製射出成形品などからなるハー
ドケースを使用する場合には、ライナーをケース
内面に密着させて固定するとケースに柔軟性がな
いため、ライナーの厚みのバラツキがそのまま磁
気デイスクとライナーとの接触の不完全さにつな
がり、クリーニングが十分に行えないという問題
が生じる。このため従来はライナーとケースとの
間にポリエステルフイルムなどからなる舌片を介
在させてライナーを磁気デイスクに押し付けるこ
とにより接触性を高めるという手段がとられてい
た。しかしながら、この手段はケースの正確な位
置に舌片を貼る必要があるうえ、舌片の上にライ
ナーを積層し、ライナーの特定部分を溶着せねば
ならないので、非常に工程が繁雑で不良品も発生
し易かつた。
これに対して、舌片を使用せずにライナーと磁
気デイスクの接触性を高める手段が実開昭58−
60375号公報に開示されている。その手段とは、
不織布の一面にフイルム状補強材を被着し、不織
布の他面に磁気デイスクとの接触を確実にするた
めの凸部を形成したライナーを使用することであ
る。このライナーはフイルムで補強された凸部に
よりライナーと磁気デイスクとを接触させること
ができるため、舌片を使用する必要がないからフ
ロツピーデイスクの組立工程を極めて簡便にする
ことができると考えられる。しかし、実際にはこ
のライナーを構成するフイルムに軟質のものを使
用すると凸部形成後のライナーの保形性が十分で
なく、フイスムに硬質のものを使用するとクツシ
ヨン性がないので、結局、不織布の厚みのバラツ
キにより、ライナーと磁気デイスクとの接触が不
完全になるという問題は解決できなかつた。とく
に凸部を複数個形成する場合には凸部の頂点の高
さが正確に揃つていないと、かえつて磁気デイス
クとライナーの接触は不完全になる欠点があつ
た。
(考案の目的) 本考案は上記従来技術の欠点を解消すべくなさ
れたものであり、磁気デイスクとの接触性を高め
ることにより十分なクリーニング効果が得られ、
かつフロツピーデイスクの組立工程を簡便にでき
るライナーを提供することを目的とする。
(考案の構成及び作用) 以下、実施例に基づき図面に沿つて本考案を説
明する。第1図は本考案のライナーの平面図であ
り、第2図は第1図のAA′線で切断した場合の本
考案のライナーの舌片部分の断面模型図である。
第3図及び第4図は本考案のライナーの舌片部分
の他の例を示す断面模型図である。
本考案は不織布1とフイルム2とを貼合したシ
ート3からなり、かつ該シート3の一部を切り欠
いて形成された舌片4が、不織布面側に持ち上げ
られてなるフロツピーデイスク用ライナーであ
る。
すなわち、本考案ではライナーを形成するシー
ト3の一部を切り欠いて、ライナー自体に舌片4
を設けているため、この舌片4の不織布面が常に
磁気デイスクと接触することから安定したクリー
ニング効果が得られ、かつ舌片を別に設ける必要
がないため、ライナーをケースに取り付けるだけ
でよいことから、フロツピーデイスクの組立て工
程が極めて簡略化できるのである。また、フイル
ムに保形性のある硬いものを用いても、舌片状に
して使用するため上下方向の自由度は大きく、凸
部成形を行つた場合の様にクツシヨン性を失う心
配もないものである。
本考案に使用する不織布1はとくに限定される
ものではなく、公知の乾式法、湿式法、スパンボ
ンド法などの不織布形成法により得られるものが
使用でき、例えばレーヨン、ポリプロピレン、ポ
リエステル、ポリアクリロニトリルなどの繊維か
らなるウエブを部分的に熱圧着した不織布や接着
剤で結合した不織布などが用いられる。とくにリ
ントの発生がなく、クリーニング性やカツト性に
優れた不織布は、ライナーとして高い性能を示す
ので本考案に好適に使用できる。
本考案に使用するフイルム2は成形が可能で適
度な剛性があり、かつ耐熱性のあるものが望まし
い。これは、本考案においては舌片4をライナー
本体と所定角度をなすように成形した後には、舌
片4が押圧や熱や静電気の影響を受けても、へた
つたり、ケースに貼り付いたりしない事が望まし
いからである。つまり、本考案においてはフイル
ム2が補強材的な働きをし、舌片4の保形性を維
持しているわけである。
従つて、本考案に使用するフイルム2には厚さ
50〜150μm程度のポリエステルフイルム、ポリ
カーボネートフイルム、アルミシートなどが適し
ており、とくに好ましくは、ポリイミドフイル
ム、ポリエーテルイミドフイルム、ポリエーテル
エーテルケトンフイルム、ポリエーテルサルフオ
ンフイルム、ポリフエニレンサルフアイドフイル
ム、ポリサルフオンフイルムなどの耐熱性フイル
ムがよい。また、これらフイルムには静電気によ
り舌片がケースに貼り付くのを防止するために、
界面活性剤、導電性塗料などの静電防止剤が含有
もしくは塗布されていてもよい。
上記不織布1とフイルム2は接着剤などにより
貼合されてシート3を形成する。この後、シート
3は所定形状にカツトされ、ケースに貼着され
る。このカツト時にシート3の一部を切り欠くこ
とにより舌片4が形成される。なお、シート3は
不織布1とフイルム2が貼着された構造となつて
おり、バキユームフイードによりシート3をケー
スへ移動させることができるので、工程の自動化
をはかることもできる。
上記舌片4は第1図に示すようなコ字型やU字
型が適しているが、舌片4の不織布面と磁気デイ
スクの接触が十分になされる形状であれば、どの
様な形状であつてもよい。また、ライナー本体と
舌片4とのなす角度はフロツピーデイスクに組込
んだときに5°〜15°となるのが好ましく、5°未満で
は舌片4を磁気デイスクに十分に押しあてること
ができず接触が不十分になり、15°以上では回転
トルクが異状に高くなる。とくに好ましいライナ
ー本体と舌片との角度はフロツピーデイスクに組
込んだときに8°〜10°となるのがよい。なお、舌
片4には第3図に示す様に折り曲げられたものを
用いてもよいし、第4図のように湾曲されたもの
を用いてもよい。舌片4にこの様な曲折もしくは
湾曲されたものを用いると、舌片4の縁部が磁気
デイスクと直接接触しないので、舌片4の縁部で
不織布が誤つて剥がれてもフイルムが磁気デイス
クと接触して磁気デイスクを傷つけるという心配
がない。そのうえ舌片4が押圧によるストレスを
受けても曲折部もしくは湾曲部がクツシヨンとな
るため、舌片がへたつたり、ケースに貼り付いた
りするのを防ぐ働きをする。ただし、この舌片4
の折り曲げもしくは湾曲は、必ず舌片の不織布面
が外側になつていなければならず、もし、フイル
ム面が外側になるように折り曲げもしくは湾曲が
なされると、フイルム面と磁気デイスク表面が傷
ついてしまう。
(考案の効果) 以上述べた様に本考案のライナーは不織布とフ
イルムを貼合したシートからなり、かつそのシー
トの一部を切り欠いて形成した舌片を備えてい
る。このため、舌片はフイルムの反撥弾性により
へたることなく常にその不織布面を磁気デイスク
と接触させることができ、十分なクリーニング効
果が得られる。また、舌片がライナーの一部を構
成しているので単にケースにライナー本体を取り
付けるだけでよいため、フロツピーデイスクの組
立工程を大幅に簡略化することもできる。
この様に、本考案のライナーは3.5インチフロ
ツピーなどのハードケースを使用する場合に極め
て有用なライナーである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のライナーの平面図であり、第
2図は第1図のAA′線で切断した場合の本考案の
ライナーの舌片部分の一例の断面模型図であり、
第3図及び第4図は本考案のライナーの舌片部分
の他の例の断面模型図である。 1……不織布、2……フイルム、3……シー
ト、4……舌片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 不織布とフイルムとを貼合したシートからな
    り、かつ該シートの一部を切り欠いて形成され
    た舌片が、不織布面側に持ち上げられてなるフ
    ロツピーデイスク用ライナー。 2 舌片が曲折もしくは湾曲されたものである実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のフロツピー
    デイスク用ライナー。
JP6547885U 1985-04-30 1985-04-30 Expired JPH0411269Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6547885U JPH0411269Y2 (ja) 1985-04-30 1985-04-30

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JP6547885U JPH0411269Y2 (ja) 1985-04-30 1985-04-30

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Publication Number Publication Date
JPS61182984U JPS61182984U (ja) 1986-11-14
JPH0411269Y2 true JPH0411269Y2 (ja) 1992-03-19

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