JPH0411191Y2 - - Google Patents

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JPH0411191Y2
JPH0411191Y2 JP4471285U JP4471285U JPH0411191Y2 JP H0411191 Y2 JPH0411191 Y2 JP H0411191Y2 JP 4471285 U JP4471285 U JP 4471285U JP 4471285 U JP4471285 U JP 4471285U JP H0411191 Y2 JPH0411191 Y2 JP H0411191Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、アラーム装置付き指針表示式電子時
計に関するものである。
〔従来の技術〕
近年においては、指針表示式電子時計に対して
もアラーム装置やクロノグラフ装置等の付加機能
の装備が要求され始めており、たとえば特開昭55
−87083に代表的に示されるように、指針表示位
置と現在時刻(以下、現在時刻については単に時
刻と称する)との間、および指針表示位置とアラ
ームセツト時刻との間の相対的な差の計数を行な
つたり、あるいは一致を検出したりする手段等を
設けることにより、指針を時刻表示状態とアラー
ムセツト時刻表示状態とに、選択的に切り換えら
れるように構成されたアラーム装置付き指針表示
式電子時計も既に実現されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし上記のような従来のアラーム装置付き指
針表示式電子時計においては、表示切り換えのた
めの操作を加えなければ、アラームセツト時刻の
確認を行うこともできない上に、指針による表示
の切り換えも実際にはモータの高速駆動によつて
行なわれるために、切り換えが終了するまでに時
間を要するという使用上の繁雑感があること、さ
らには時刻とアラームセツト時刻との両方を同時
に表示することができないために、特に時刻やア
ラームセツト時刻の修正時に、誤操作を招きやす
いこと等の欠点がある。
本考案の目的は、通常時においてもアラームセ
ツト時刻を表示することができ、しかもアラーム
セツト時刻の修正操作も分かり易くて容易なアラ
ーム装置付き指針表示式電子時計を提供すること
にある。
〔問題点を解決するための手段) 上記目的の達成のために本考案においては、時
刻を表示する主指針と、該主指針を駆動する第1
のモータと、時刻とアラームセツト時刻とを選択
的に表示する副指針と、該副指針を駆動する第2
のモータと、通常位置、最外引き出し位置および
中間引き出し位置に設定可能に構成されたリユー
ズと、実質的に前記副指針の表示位置、時刻、ア
ラームセツト時刻の間の相対関係を計数する機能
を備えた計数手段と、少なくとも該リユーズが通
常位置に設定されている状態、および該通常位置
からの移動により前記中間引き出し位置に設定さ
れている状態では、前記計数処理手段における前
記副指針の表示位置とアラーム時刻との相対関係
が一致を示す状態に制御することにより、前記副
指針を前記アラームセツト時刻の表示状態に制御
し、かつ少なくとも前記リユーズが前記最外引き
出し位置からの移動により前記中間引き出し位置
に設定されている状態では、前記計数処理手段に
おける前記副指針の表示位置と時刻との相対関係
が一致を示す状態に制御することにより、前記副
指針を時刻表示状態に制御する副指針用表示切り
換え制御手段と、前記リユーズが前記通常位置か
らの移動により前記中間引き出し位置に設定され
ている状態では、該リユーズの回転操作に応じ
て、前記第2のモータに修正用駆動信号を供給す
ることにより副指針の表示位置の修正を行なうと
ともに、前記計数処理手段における前記副指針の
表示位置と時刻との間の相対関係を修正する副指
針表示アラーム時刻修正手段と、前記リユーズが
前記最外位置に設定されている状態では、該リユ
ーズの回転操作に応じて前記主指針の表示を修正
する主指針表示時刻修正手段と、前記リユーズが
前記最外引き出し位置からの移動により前記中間
引き出し位置に設定されている状態では、該リユ
ーズの回転操作に応じて、前記第2のモータに修
正用駆動信号を供給することにより副指針の表示
位置の修正を行なうとともに、前記計数処理手段
における前記副指針の表示位置とアラームセツト
時刻との間の相対関係を修正する副指針表示時刻
修正手段と、前記リユーズが前記通常位置に設定
されている状態で、前記副指針の表示位置が時刻
と一致したことを検出する検出手段と、該検出手
段の検出結果に基づいてアラーム音を発生するよ
うに構成されたアラーム手段とを設けたことを特
徴としている。
〔作用〕
本考案によるアラーム付き指針表示式電子時計
においては、リユーズが通常位置にある通常携帯
時には、副指針はアラームセツト時刻を表示して
おり、この状態よりリユーズを中間引き出し位置
に移動して回転操作すれば、そのままアラームセ
ツト時刻が修正される。また少なくともリユーズ
が最外引き出し位置からの移動により中間引き出
し位置に設定されたときには、副指針は時刻表示
状態に切り換えられるが、その状態で副指針によ
る表示と主指針による表示との間にずれが認めら
れた場合には、リユーズをそのまま回転操作する
ことにより、副指針によつて表示されている時刻
を主指針によつて表示されている時刻に対して合
わせることが可能である。
〔実施例〕
以下、図に従つて本考案の実施例を説明する。
第1図〜第3図は、本考案の1実施例によるア
ラーム装置付き指針表示式電子時計を示し、第1
図および第2図はその外観を示す平面図である。
本実施例の時計は、表示部材としては時針、分
針秒針より成る主指針1と、時針、分針より成る
副指針2とを有し、外部操作部材としては通常位
置3a、中間引き出し位置3b、最外引き出し位
置3cより成る3つの軸方向位置に設定可能に構
成されたリユーズ3と、押し込み位置4aおよび
引き出し位置4bに設定可能に構成されたプツシ
ユプル型ボタン4とを備えている。
なお本実施例の時計においては、第1図に示さ
れるように第1のリユーズ3が通常位置3aに設
定されている状態、および通常位置3aからの移
動結果により中間引き出し位置3bに設定されて
いる状態では、副指針2はアラームセツト時刻を
表示するように制御されているが、特別な状態と
して第2図に示されるように、リユーズ3が最外
引き出し位置3cからの移動結果により中間引き
出し位置3bに設定されている状態では、副指針
2は時刻を表示するように制御される。本実施例
のアラーム装置では、副指針2の時刻表示状態に
おける表示位置は、主指針1によつて表示されて
いる時刻に対して合わせられているという前提が
必要であり、この前提が守られていれば、主指針
1によつて表示される時刻と副指針2によつて表
示されるアラームセツト時刻との間の相互関係も
正しく保たれる。
次に第3図は本実施例の時計の回路図である。
水晶発振回路5からの出力信号は、分周回路6
で1Hzまで分周された後、インヒビツター(以下
INH回路)7を介して主指針駆動信号形成回路
8および副分周回路11に入力される。また主指
針用モータ駆動回路9は、通常時には主指針駆動
信号形成回路8から送られてくる信号に応じて、
1秒毎に主指針用ステツプモータ10を駆動す
る。副分周回路11は、上記1Hzの信号をさらに
1/60Hzの信号Φ4まで分周する。
一方、スイツチブロツク12を構成する各スイ
ツチのうち、スイツチS1はリユーズ3の軸方向位
置に連動するもので、リユーズ3が通常位置3a
に設定されるとa端子がON状態となり、最外引
き出し位置3cに設定されるとc端子が閉じられ
てON状態となるように構成されているが、中間
引き出し位置3bに設定されているときには、端
子aおよびcのいずれもOFF状態のニユートラ
ル状態となるように制御される。
スイツチS2はリユーズ3の回転操作に連動する
もので、リユーズ3を右方向に回転するとd端子
がON状態となり、また左方向に回転するとe端
子がON状態となるように構成されている。
スイツチS3はボタン4の軸方向位置に連動する
もので、ボタン4が押し込み位置4aに設定され
るとOFF状態となり、引き出し位置4bに設定
されるとON状態となるように構成されている。
なお該スイツチS3は、アラーム機能のON〜
OFFの状態を制御するために設けられたもので、
ボタン4が引き出し位置4bに設定されると、ア
ラーム機能はOFF状態に制御されることになる。
スイツチ入力制御回路13と運針制御回路14
は、主として副指針2の表示切り換え制御手段お
よび修正入力制御手段として設けられたものであ
り、スイツチ入力制御入回路13は、前述のスイ
ツチブロツク12からの入力に従つて、運針制御
回路14を制御するための出力信号を形成する。
また運針制御回路14は、スイツチ入力制御回路
13や後述の計数処理回路18からの信号に従つ
て、分周回路6や副分周回路11からのいずれか
の周波数の信号を、後述の副指針駆動信号形成回
路15や計数処理回路18内のいずれかの部分に
供給するかを制御することにより、結果的には副
指針2の表示の切り換え時に修正時における運針
状態(すなわち副指針用ステツプモータ17の駆
動状態)を制御する機能を果たしている。
一方、副指針駆動信号形成回路15は、正転用
信号形成回路20および逆転用信号形成回路21
を有しており、副指針用モータ駆動回路16に対
して正転用信号形成回路20から正転用信号を出
力するか、あるいは逆転用信号形成回路21から
逆転用信号を出力するかに応じて、副指針用ステ
ツプモータ17を正転方向と逆転方向のいずれに
も選択的に駆動できるように構成されている。
さらに計数処理回路18は、運針制御回路14
から供給されてくる信号の計数等の処理を行なう
ことにりより、副指針2による表示の切り換えの
完了やアラームセツト時刻の到達の判定を行なえ
るように構成されており、計数処理回路18の出
力側にはブザー27を含むアラームブロツク19
が接続されている。該計数処理回路18は、時刻
と副指針表示位置との間の相対差を計数・保持す
るための第1のカウンタ22と、副指針表示位置
とアラームセツト時刻との間の相対差を計数・保
持するための第2のカウンタ23と、副指針2の
表示切り換えの完了やアラームセツト時刻の到達
を判定するために、上記第1、第2のカウンタ2
2,23の内容がそれぞれ零となつたことを検出
する第1、第2の零検出回路24,25等を有し
ている。すなわち該第1、第2の零検出回路2
4,25は、それぞれ副指針の表示位置が時刻、
アラームセツト時刻に一致したことを検出する機
能を果たしているものであり、それぞれ一致を検
出したときのみ出力側がHとなるように構成され
ている。
なお本実施例の時計では副指針用モータ17の
1ステツプの駆動は、副指針2における1分の運
針量に相当するように構成されており、従つて副
指針2を完全に1周させる間に、60×12=720個
のパルスで副指針用モータ17を駆動させること
になるために、上記の第1、第2のカウンタ2
2,23は、いずれも720進のアツプ・ダウンカ
ウンタとして構成されている。
次に本実施例の時計の動作について説明する。
ただし第3図の回路は正論理で動作するもの
で、単にHまたはLと記載されている場合には、
それぞれ論理的にHレベル、またはLレベルにあ
ることを示すものとする。
まず第1図に示されるように、リユーズ3が通
常位置3aに設定されていて(スイツチS1がa端
子に対してON状態となつていて)通常携帯状態
にあるときには、副指針2はアラームセツト時刻
の表示状態に保持されている。ここで副指針2が
アラームセツト時刻を表示しているということ
は、第2のカウンタ23の内容が零となつている
ということ、すなわち第2の零検出回路25の出
力がHとなつているということを意味するが、こ
の状態ではOR回路36の出力側がHとなつてい
てAND回路46がON状態となつているために、
副分周回路11からの1/60Hzの信号Φ4は、該
AND回路46およびOR回路54を介して第1カ
ウンタ22のダウンカウンタ用入力端子22dに
入力される。従つて、この状態では副分周回路1
1から1分周期で信号Φ4が供給されるごとに、
第1カウンタ22は1ずつデクリメントされるこ
とになる。(ただし特別な状態として、後述の如
く副指針2が時刻表示状態からアラームセツト時
刻表示状態への復帰を開始した直後には、リユー
ズ3が通常位置3aにあるにもかかわらず、直ち
に第2のカウンタ23の内容が零となつて第2に
零検出回路25の出力がHとなるわけではない
が、その場合の動作については副指針2の表示切
り換え時の動作として後述するものとし、ここで
は説明を省略する。) 一方、上記のようにリユーズが通常位置3aに
あつて、ボタン4が押し込み位置4aにあるとき
には、INH回路39の出力側はHとなつている。
従つて、この状態でアラームセツト時刻が到達す
ると(すなわち第1カウンタ22の内容が零とな
つて第1零検出回路24の出力側がHとなると)、
AND回路57がON状態となり、分周回路6か
らの2048Hzの信号が該AND回路57を介してブ
ザー駆動回路26に入力され、その結果、アラー
ム素子として設けられたブザー27よりアラーム
報知音が発生されることになる。
すなわち本実施例においては、リユーズ3が通
常位置3aにあつて、ボタン4が押し込み位置4
aにあるときには、第1零検出回路24によつて
第1カウンタ22の内容が零となつたこと(副指
針2の表示位置が時刻と一致したこと)を検出す
ることによつて、アラームセツト時刻が到達した
ことを検出し、その検出結果に基づいてブザー2
7よりアラーム音を発生することに構成されてい
る。
また上記のリユーズが通常位置3aにあつて副
指針2がアラームセツト時刻を表示している状態
では、フリツプフロツプ回路(以下FFと略記)
30はリセツト状態となつているが、この状態か
らリユーズ3を中間引き出し位置3bに移動させ
ると、NOR回路31の出力側がHとなつてAND
回路33の出力側もHとなるために、AND回路
37の出力側もHとなる。従つて、この状態でリ
ユーズ3を右(または左)方向に回転させると、
スイツチS2が端子d(またはe)に対してON状
態となり、分周回路6からの修正用信号Φ2
AND回路48、OR回路51を介して正転用信号
形成回路20(またはAND回路49、OR回路5
2を介して逆転用信号形成回路21)に入力され
るために、副指針用モータ17および副指針2
は、修正用信号Φ2に応じて正転(または逆転)
方向に修正駆動されることになる。
この場合、リユーズ3を右(または左)方向に
回転したときにAND回路48(または49)を
介して出力される修正用信号Φ2は、OR回路53
(または54)を介して第1カウンタ22のアツ
プカウント用入力端子22a(またはダウンカウ
ント用入力端子22d)にも入力されるために、
副指針2すなわちアラームセツト時刻が進み(ま
たは遅れ)方向に修正される場合には、第1カウ
ンタ22の内容も修正用信号Φ2に応じてアツプ
カウント(またはダウンカウント)修正されてい
く。
さらにリユーズ3を最外引き出し位置3cに設
定して回転操作すると、周知の指針表示式電子時
計の場合と同様に、主指針1によつて表示されて
いる時刻の修正が行なわれる(その場合の修正方
式は、リユーズ3から主指針1への機械的な回転
伝達によるものと、主指針用モータ10の高速駆
動によるものとのいずれであつてもよい。)が、
本実施例においては、このようにリユーズ3を最
外引き出し位置3cに設定すると(スイツチS1
端子cに対してON状態にすると)、副指針2が
時刻表示状態に切り換えられるように構成されて
いる。
まずリユーズ3が最外引き出し位置3cに設定
されると、INH回路7がOFF状態となるために、
分周回路6からの1Hzの信号Φ3の副分周回路1
1への供給は停止され、主指針1の1秒周期の駆
動は停止される。同時にFF30はセツト状態に
反転するとともに、OR回路34の出力側はHと
なる。またこの最初の状態では、一般に第1カウ
ンタ22の内容はまだ零となつてはいないために
第1零検出回路24の出力側はLとなつており、
INH回路41はON状態となる。従つて、この状
態では分周回路6からの64Hzの表示切り換え用信
号Φ1が、IND回路41およびOR回路52を介し
て逆転用信号形成回路21に入力され、その結
果、副指針用モータ17および副指針2は逆転方
向に高速駆動される。また上記INH回路41を
介して出力される表示切り換え用信号Φ1は、OR
回路54および55を介して第1カウンタ22の
ダウンカウント用入力端子22dおよび第2カウ
ンタ23のアツプカウント用入力端子23uにも
入力されるために、副指針2の逆転方向への高速
運針に同期して、第1カウンタ22および第2カ
ウンタ23は、それぞれダウンカウントおよびア
ツプカウントすることになる。
以上の結果、副指針2の表示が時刻と一致する
に至ると(すなわち第1カウンタ22の内容が零
となつて第1零検出回路24の出力がHとなる
と)、INH回路41はOFF状態となり、副指針用
モータ17および副指針2の逆転方向への高速駆
動も停止される。すなわち第1カウンタ22の内
容が零になり第1零検出回路24の出力がHとな
ると、副指針2の時刻表示状態への切り換えが完
了したものと判定されるわけである。
また第1零検出回路24の出力がHとなつて副
指針2の時刻表示状態への切り換えが完了した状
態では、AND回路35の出力側がHとなつて、
分周回路6はリセツト状態に保持されることにな
る。
次に、第2図に示されるようにリユーズ3が上
記最外引き出し位置3cからの移動により、中間
引き出し位置3bに設定された場合には、NOR
回路31の出力側がHとなつてAND回路32の
出力側がHとなるが、その結果、OR回路34の
出力側もHを維持することになるために、副指針
2は時刻表示状態を維持する。なお特別な場合と
してリユーズ3を最外引き出し位置3cに設定し
た後、副指針2の時刻表示状態への切り換わりを
完全に終了する以前に、さらにリユーズ3を中間
引き出し位置3bに移動させたときには、まずは
副指針2の表示切り換え動作が継続されるが、こ
の切り換え動作も、前述のリユーズ3を最外引き
出し位置3cに設定したときの動作と同様であ
る。(但し、その場合にはINH回路42がON状
態となつているために、副分周回路11から信号
Φ4が出力されたときには、その信号はINH回路
42およびOR回路54を介して第1カウンタ2
2のダウンカウント用入力端子22dに入力され
ることになり、第1カウンタ22は副分周回路1
1からの信号に応じてもダウンカウントすること
になる。) いずれにしてもリユーズ3が最外引き出し位置
3cからの移動により中間引き出し位置3bに設
定されたときには、前述の如くAND回路32の
出力側がHとなつているために、第1零検出回路
24の出力がHとなつて副指針2の時刻表示状態
への切り換えが完了している状態では、AND回
路38の出力側もHに制御される。従つて、この
状態でリユーズ3を右(または左)方向に回転さ
せると、スイツチS2が端子d(またはe)に対し
てON状態となり、分周回路6からの修正用信号
Φ2がAND回路44、OR回路51を介して正転
用信号形成回路20(またはAND回路45、OR
回路52を介して逆転用信号形成回路21)に入
力されるために、副指針用モータ17および副指
針2は、修正用信号Φ2に応じて正転(または逆
転)方向に修正駆動されることになる。
この場合、リユーズ3を右(または左)方向に
回転したときにAND回路44(または45)を
介して出力される修正用信号Φ2は、OR回路56
(または55)を介して第2カウンタ23のダウ
ンカウント用入力端子23d(またはアツプカウ
ント用入力端子23a)にも入力されるために、
副指針2によつて表示されている時刻が進み(ま
たは遅れ)方向に修正される場合には、第2カウ
ンタ23の内容も上記修正用信号Φ2に応じてダ
ウンカウント(またはアツプカウント)修正され
ていく。
すなわちリユーズ3を最外引き出し位置3cに
設定して主指針1による表示時刻を修正した場合
等、時刻表示状態にある副指針2の表示位置と主
指針1による表示時刻との間にずれが生じたとき
には、リユーズ3を最外引き出し位置3cから中
間引き出し位置3bに移動させて回転操作するこ
とにより、副指針2による表示時刻を主指針1に
よる表示時刻に対して合わせることが可能であ
る。
なお上記のようにリユーズ3が最外引き出し位
置3cからの移動により中間引き出し位置3bに
設定されたときには、主指針1は通常時と同様に
1秒毎の運針動作を維持し続けている。すなわち
リユーズ3が最外引き出し位置3cからの移動に
より中間引き出し位置3bに設定されている状態
では、主指針1に駆動には何の影響もないため
に、副指針2の表示時刻の修正のために主指針1
の表示が狂つてしまうようなことは防止される。
また第1零検出回路24の出力がHとなつて副
指針2の時刻表示状態への切り換えが完了してい
る状態では、AND回路38の出力側がHとなつ
てAND回路43がON状態となつているために、
副分周回路11からの1分周期の信号Φ4がAND
回路43およびOR回路51を介して正転用信号
形成回路20に入力され、その結果、副指針2も
時間の経過に応じて運針される状態となる。その
場合、AND回路43より出力される信号Φ4は、
OR回路56を介して第2カウンタ23のダウン
カウント用入力端子23dにも入力されるため
に、第2カウンタ23は副指針2の1分周期の駆
動に応じてダウンカウント動作を維持することに
なる。
次に第1のリユーズ3を再び通常位置3aに戻
したときの動作について説明する。
まずスイツチS1がa端子に対してON状態とな
るためにOR回路36出力側がHとなる。この場
合の最初の状態では、一般に第2カウンタ23の
内容は零となつてはいないために第2零検出回路
25の出力側はLとなつており、INH回路47
はON状態となる。従つて、この状態では分周回
路6からの64Hzの表示切り換え用信号Φ1が、
INH回路47およびOR回路51を介して正転用
信号形成回路20に入力され、その結果、副指針
用モータ17および副指針2は正転方向に高速駆
動される。また上記INH回路47を介して出力
される表示切り換え用信号Φ1は、OR回路53お
よび56を介して第1カウンタ22のアツプカウ
ント用入力端子22uおよび第2カウンタ23の
ダウンカウント用入力端子23dにも入力される
ために、副指針2の正転方向への高速運針に同期
して、第1カウンタ22および第2カウンタ23
は、それぞれアツプカウントおよびダウンカウン
トすることになる。
なお、この高速運針の間についてもAND回路
46はON状態にあるために、副分周回路11か
ら1分周期の信号Φ4が出力された場合には、そ
の信号はAND回路46およびOR回路54を介し
て第1カウンタ22のダウンカウント用入力端子
22dに入力されるために、この状態では第1カ
ウンタ22は副分周回路11からの信号に応じて
もダウンカウントすることになる。
以上の結果、副指針2の表示がアラームセツト
時刻と一致するに至ると(すなわち第2カウンタ
23の内容が零となつて第2零検出回路25の出
力がHとなると)、INH回路47はOFF状態とな
り、副指針用モータ17および副指針2の正転方
向への高速駆動も停止される。すなわち第2カウ
ンタ23の内容が零になり第2零検出回路25の
出力がHとなると、副指針2のアラームセツト時
刻表示状態への切り換えが完了したものと判定さ
れるわけである。
〔考案の効果〕
以上に述べたように本考案の時計においては、
リユーズが通常位置にある状態で携帯されている
限り、副指針はアラームセツト時刻の表示状態を
維持することになるために。アラームセツト時刻
の確認には何の操作も介在することなく、またア
ラームセツト時刻の修正操作についても、単にリ
ユーズを通常位置から中間引き出し位置に移動さ
せて回転すればよいために、操作が非常に簡単で
分かり易いものとなる。さらにリユーズを最外位
置に引き出して主指針による表示時刻の修正を行
なつた場合には、主指針により表示される時刻と
副指針により表示される時刻とが一致しなくな
り、その結果として通常時において主指針によつ
て表示される時刻と副指針によつて表示されるア
ラームセツト時刻との関係も崩れるものとなる
が、本考案によれば、主指針による表示時刻の修
正を行なつた後、そのままリユーズを中間引出し
位置に設定して回転操作すれば、副指針により表
示される時刻を、簡単に主指針の表示時刻に合わ
せることができ、主指針による表示時刻と副指針
により表示されるアラームセツト時刻との関係を
適正なものに戻すことが可能である。すなわち本
考案によらば、主指針により表示される時刻と副
指針により表示される時刻およびアラームセツト
時刻との関係についても、1個のリユーズの操作
によつて、容易に確認や修正を行なうことが可能
となる。
なお前述の実施例においては、リユーズ3を最
外引き出し位置3cに設定した時点で、副指針2
が時刻表示状態に制御されるように構成している
が、リユーズ3を最外引き出し位置3cからの移
動で中間引き出し位置3bに設定したときに初め
て副指針2が時刻表示状態に制御されるように構
成することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、本考案の1実施例によるア
ラーム装置付き指針表示式電子時計を示すもので
あり、第1図および第2図はその外観を示す平面
図で、第3図は回路図。 1……主指針、2……副指針、3……リユー
ズ、12……外部操作スイツチブロツク、13…
…スイツチ入力制御回路、14……運針制御回
路、15……副指針駆動信号形成回路。18……
計数処理回路、19……アラームブロツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 時刻を表示する主指針と、該主指針を駆動する
    第1のモータと、時刻とアラームセツト時刻とを
    選択的に表示する副指針と、該副指針を駆動する
    第2のモータと、通常位置、最外引き出し位置お
    よび中間引き出し位置に設定可能に構成されたリ
    ユーズと、実質的に前記副指針の表示位置、時
    刻、アラームセツト時刻の間の相対関係を計数す
    る機能を備えた計数処理手段と、少なくとも該リ
    ユーズが通常位置に設定されている状態、および
    該通常位置からの移動により前記中間引き出し位
    置に設定されている状態では、前記計数処理手段
    における前記副指針の表示位置とアラーム時刻と
    の相対関係が一致を示す状態に制御することによ
    り、前記副指針を前記アラームセツト時刻の表示
    状態に制御し、かつ少なくとも前記リユーズが前
    記最外引き出し位置からの移動により前記中間引
    き出し位置に設定されている状態では、前記計数
    処理手段の内容における前記副指針の表示位置と
    時刻との相対関係が一致を示す状態に制御するこ
    とにより、前記副指針を時刻表示状態に制御する
    副指針用表示切り換え制御手段と、前記リユーズ
    が前記通常位置からの移動により前記中間引き出
    し位置に設定されている状態では、該リユーズの
    回転操作に応じて、前記第2のモータに修正用駆
    動信号を供給することにより副指針の表示位置の
    修正を行なうとともに、前記計数処理手段におけ
    る前記副指針の表示位置と時刻との間の相対関係
    を修正する副指針表示アラーム時刻修正手段と、
    前記リユーズが前記最外位置に設定されている状
    態では、該リユーズの回転操作に応じて前記主指
    針の表示を修正する主指針表示時刻修正手段と、
    前記リユーズが前記最外引き出し位置からの移動
    により前記中間引き出し位置に設定されている状
    態では、該リユーズの回転操作に応じて、前記第
    2のモータに修正用駆動信号を供給することによ
    り副指針の表示位置の修正を行なうとともに、前
    記計数処理手段における前記副指針の表示位置と
    アラームセツト時刻との間の相対関係を修正する
    副指針表示時刻修正手段と、前記リユーズが前記
    通常位置に設定されている状態で、前記副指針の
    表示位置が時刻と一致したことを検出する検出手
    段と、該検出手段の検出結果に基づいてアラーム
    音を発生するアラーム手段とを設けたことを特徴
    とするアラーム装置付き指針表示式電子時計。
JP4471285U 1985-03-27 1985-03-27 Expired JPH0411191Y2 (ja)

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