JPH04110382U - 空気分離装置 - Google Patents

空気分離装置

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JPH04110382U
JPH04110382U JP1175691U JP1175691U JPH04110382U JP H04110382 U JPH04110382 U JP H04110382U JP 1175691 U JP1175691 U JP 1175691U JP 1175691 U JP1175691 U JP 1175691U JP H04110382 U JPH04110382 U JP H04110382U
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JP
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argon
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Application number
JP1175691U
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English (en)
Inventor
寛 津嶋
正博 山崎
Original Assignee
株式会社日立製作所
日立テクノエンジニアリング株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】粗アルゴン塔のブローガス中のアルゴンを回収
することによりアルゴンガスの回収率を高くする。 【構成】粗アルゴン塔6のブローガスを液体空気と熱交
換させる分縮器9を設置する。 【効果】粗アルゴン塔のブローガス中のアルゴン濃度を
約3分の一にすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は深冷分離式空気分離装置にかかり、特にアルゴン回収率を高めるのに 好適な空気分離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、空気分離装置においてアルゴンを採取する場合、図3に示すように精留 塔2の低圧塔の中部より抽気されたフィードアルゴンガス中に含まれる窒素ガス 等の非凝縮性のガスは粗アルゴン塔6頂部に滞留するため、次第に凝縮器の伝熱 面積を減少させる。このため、粗アルゴン塔6頂部に設けられたブロー用の導管 より非凝縮性のガスを大気に放出し、凝縮器内部での非凝縮性のガスの濃縮を防 止していた。(特開昭54−116385号参照) 又、このブローガスを回収する目的で、液体窒素とブローガスを熱交換させ凝 縮させる凝縮器を設ける方法が提案されている。(特開昭54−116384号 参照)
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術では、原料空気中のアルゴンガスの回収率を増加した場合、フィ ードアルゴンガス中の非凝縮性ガス濃度が増加するに連れて、ブローガス量を増 加させる必要があった。このため、原料空気中のアルゴンの一部を放出すること になり、従って、アルゴンの回収率を増加させる場合妨げとなっていた。
【0004】 又、液体窒素を使用する場合にはその消費量が増加するため、余分な液体窒素の 消費量が増加するという問題があった。
【0005】 本考案の目的は、液体窒素など他の低温熱源を使用すること無く、粗アルゴン 塔頂部からのブローガス量を減少させることにより、原料空気中のアルゴンガス の回収率を上げることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、液体空気との熱交換を行なう分縮効果を有するブローガスの分縮 器を設けることにより達成される。
【0007】
【作用】
粗アルゴン塔に供給される断熱膨張させた後の液体空気とブローガスが分縮器 で熱交換され、それによりブローガス中のアルゴンが凝縮して大気に放出される アルゴンガスを減少させることができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1により説明する。
【0009】 空気分離装置に供給された空気は、空気熱交換器1で液化点付近まで冷却され た後、大部分は精留塔2の中圧塔に送られる。一部分の空気は空気熱交換器1の 中間部より抽気され、膨張タービン5で膨張させ必要な寒冷を発生させた後、精 留塔2の低圧塔に供給される。
【0010】 精留塔2の中圧塔で窒素と高酸素濃度液体空気に粗精留された空気は、各々過 冷却器3,4で過冷却された後精留塔2低圧塔に送られ、ここで高純酸素として 分離精製される。アルゴン分離のためのフィードガスは精留塔2低圧塔の中部よ り抽気されて粗アルゴン塔6底部に供給され、ここで約97%の粗アルゴンに精 製される。粗アルゴン塔6を上昇してきたガスを凝縮し下降液を確保するために 必要な低温熱源として、液体空気の一部が粗アルゴン塔6頂部に設けられたコン デンサ8に供給されている。
【0011】 本系統において、フィードガス中に含まれている主に窒素ガス等の非凝縮性の ガスは、粗アルゴン塔6頂部の導管を経由して大気に放出されるが、この放出ガ ス中の窒素濃度は、粗アルゴン塔6頂部に設置されたコンデンサ8内部の液体空 気の飽和温度と同一飽和温度となる混合ガス組成となる。
【0012】 この時、液体空気の組成はコンデンサ8内の気液平衡関係より約70%酸素と なっており、この飽和温度(88.6゜K)と同一の飽和温度となるブローガス 中の窒素濃度は約10%となる。
【0013】 従って、フィードガス中に混入した窒素ガスを粗アルゴン塔6より放出するた めには、混入した窒素ガスの約9倍のアルゴンを捨てることになる。
【0014】 本考案ではこの放出ガス中のアルゴン濃度を低くするため、分縮器9を設置し 、ブローガスを液体空気と熱交換させ放出ガス中のアルゴンを凝縮させている。
【0015】 分縮器9に供給された液体空気は、断熱膨張した直後では入口の組成とほとん ど同一であるため、約83゜Kまで冷却されている。このため、ブローガス中の アルゴンガスは分縮され、大部分が凝縮しアルゴン濃度を約35%まで低下させ ることができる。この結果、大気に放出するアルゴンガス量を約3分の1に低下 することができる。
【0016】 又、分縮器9を粗アルゴン塔6のコンデンサ8の液溜め内部の空間に設置した 場合でも同様の効果を得ることができ、その実施例を図2に示す。図2において 、粗アルゴン塔6のコンデンサ8に供給された液体空気は入口配管の下部に設け られた液受けに供給され、分縮器9に供給される。
【0017】
【考案の効果】
本考案によれば、他の低温熱源を使用すること無く、粗アルゴン塔頂部からの ブローガス量を減少させることにより、原料空気中のアルゴンガスの回収率を上 げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す系統図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す系統図である。
【図3】従来技術を示す系統図である。
【符号の説明】
1…空気熱交換器、2…精留塔、3,4…過冷却器、5
…膨張タービン、6…粗アルゴン塔、7…主凝縮器、8
…コンデンサ、9…分縮器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】深冷分離方式の空気分離装置において、粗
    アルゴン塔の頂部に設けられたブロー用の導管にブロー
    ガスを液体空気と熱交換させる分縮器を設けたことを特
    徴とする空気分離装置。
JP1175691U 1991-03-06 1991-03-06 空気分離装置 Pending JPH04110382U (ja)

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JPH04110382U true JPH04110382U (ja) 1992-09-24

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