JPH04109687U - 自動車のフロア構造 - Google Patents

自動車のフロア構造

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JPH04109687U
JPH04109687U JP1333891U JP1333891U JPH04109687U JP H04109687 U JPH04109687 U JP H04109687U JP 1333891 U JP1333891 U JP 1333891U JP 1333891 U JP1333891 U JP 1333891U JP H04109687 U JPH04109687 U JP H04109687U
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JP
Japan
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floor
seat
seat belt
belt anchor
reinforcement
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JP1333891U
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Inventor
信吾 鍾
Original Assignee
ダイハツ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シートベルトアンカ5のシートクッション2や
シートバック3に対する干渉を排除して、これら両者に
シートベルトアンカの逃げ部を設けたりすることなく、
両者の製作を簡単となし、また、シートバック3の使用
外観を良好ならしめること。 【構成】フロア1のサイドメンバ4との対向位置にシー
トベルトアンカ5の収容凹所6を形成して、この収容凹
所6の底壁61とサイドメンバ4との間にリインホース
メント7を配設すると共に、収容凹所6の底壁61側に
シートベルトアンカ5を固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として商用車などに採用するフロア構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の自動車は、実開昭63−11281号公報に示され、また図6 及び図7で示したように、フロアA上にシートクッションBとシートバックCと をそれぞれ折畳み可能に設けると共に、前記フロアAの下面で車幅方向両側に前 後方向に向けて延びるサイドメンバDを配設し、このサイドメンバDと対向する 前記フロアAの上面側に、シートベルトアンカEを固定ボルトFを介して上方側 に突出状に取付けている。また、図6においては、前記サイドメンバDの内部で 前記フロアAの下面側に前記固定ボルトFが螺締されるナットGを支持部材Hを 介して配設している。
【0003】 そして、前記フロアA上に荷物などを積み込むときには、図7の仮想線で示し たように、前記シートクッションBを前記フロアAの前部側に垂直方向に起立さ せると共に、前記シートバックCを前記フロアAのシートクッションBが位置さ れていた箇所へと倒伏させて、前記フロアA上にできるだけ広い空間を確保して 荷物などの積載量を増大させるようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、以上の構成では、前記フロアAの上面側で車幅方向側部に前記シー トベルトアンカEが上方側に突出状に取付けられ、該シートベルトアンカEが前 記シートクッションBに干渉することから、このシートベルトアンカEの前記シ ートクッションBに対する干渉を防止するために、該シートクッションBに前記 シートベルトアンカEの逃げ部aを形成する必要がある。また、前記シートバッ クC側においても、該シートバックCを前記フロアA上に倒伏させるとき、前記 シートベルトアンカEが干渉することになるため、このシートベルトアンカEの 逃げ部bを形成する必要がある。しかしながら、以上のように、前記シートクッ ションBとシートバックCとに、それぞれ前記シートベルトアンカEの干渉を防 止するための逃げ部a,bを形成する場合、前記シートクッションBやシートバ ックCの製作が複雑となる問題があり、しかも、特に前記シートバックCの逃げ 部bは使用時に外部から見え易いために、このシートバックCの外観が悪くなる 。
【0005】 本考案は以上のような問題に鑑みてなしたもので、その目的は、シートクッシ ョンやシートバックにシートベルトアンカの逃げ部を形成したりすることなく、 該シートベルトアンカEの取付けを行うことができて、前記シートクッションや シートバックの製作を簡単となし、また、前記シートバックの外観も良好ならし めることができる自動車のフロア構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、シートバックをフロア上に倒伏可能に設 けると共に、フロア下面の車幅方向両側に前後方向に延びるサイドメンバを配設 した自動車において、前記フロアにおける前記サイドメンバと対向する位置に、 シートベルトアンカをフロア面よりも下方に収容可能とする収容凹所を形成して 、該収容凹所の底壁と前記サイドメンバとの間にリインホースメントを配設する と共に、前記収容凹所の底壁に前記シートベルトアンカを固定していることを特 徴とするものである。
【0007】
【作用】
以上のフロア構造では、前記フロアのサイドメンバとの対向位置に収容凹所が 形成され、この収容凹所に前記シートベルトアンカが収容固定されるため、該シ ートベルトアンカが前記シートクッションやシートバックに干渉することがなく なって、これらシートクッションやシートバックに前記シートベルトアンカの逃 げ部を形成する必要がなくなり、前記シートクッションやシートバックの製作を 簡単に行うことが可能となり、また、前記シートバック側の逃げ部を排除できる ことから、該シートバックの使用時の外観を良好ならしめ得るのである。更に、 前記フロアに形成される収容凹所は剛性が高く、斯かる剛性の高い収容凹所に前 記シートベルトアンカを取付けるために、このシートベルトアンカの取付強度が 強化されることとなり、また、前記収容凹所の底壁と前記サイドメンバとの間に 前記リインホースメントが配設されることから、該リインホースメントの剛性と 前記サイドメンバとの剛性を共に高くできて、これらサイドメンバとリインホー スメントとの変形なども防止される。
【0008】
【実施例】
図5は、商用車の後部座席部分を簡略的に示しており、後部フロア1上に、後 部シートクッション2とシートバック3とをそれぞれ折畳み可能に設けている。 そして、前記フロアA1に荷物などを積み込むときには、同図の仮想線で示した ように、前記シートクッション2を前記フロア1の前部側に垂直方向に起立させ ると共に、前記シートバック3を前記フロア1のシートクッション2が位置され ていた箇所へと倒伏させて、前記フロア1上の荷室空間を拡大して、荷物などの 積載量を増大させるようにしている。
【0009】 また、前記フロア1の下面で車幅方向両側には、図1及び図2で明らかなよう に、前後方向に向けて延びるサイドメンバ4を配設すると共に、前記フロア1の 前記サイドメンバ4との対向部位に、シートベルト51の長さ方向一端を固定す るシートベルトアンカ5を配設している。前記サイドメンバ4は、底壁41と、 該底壁41の車幅方向内外両側から上方に向けて立ち上がる第1及び第1側壁4 2,43とを備え、これら各側壁42,43の上部側を前記フロア1の下面側に 溶接手段などで固定している。
【0010】 しかして、前記シートベルトアンカ5を前記フロア1に取付けるにあたって、 次のようにしたのである。即ち、図1で詳しく示したように、前記フロア1にお ける前記サイドメンバ4との対向位置に、該サイドメンバ4の内方側に向かって 凹陥する前記シートベルトアンカ5の収容凹所6を一体形成して、この収容凹所 6の底壁61と前記サイドメンバ4との間にリインホースメント7を設けると共 に、前記収容凹所6の底壁61で前記リインホースメント7との対向部位に、前 記シートベルトアンカ5を固定ボルト52を介して固定するのである。
【0011】 更に詳しく説明すると、前記リインホースメント7は、図2で明らかにしたよ うに、前記サイドメンバ4の車幅方向外部側に位置される第2側壁43に溶接手 段などで固定される縦壁71と、この縦壁71の車幅方向内部側に一体形成され た概略山形状をなすアンカ支持部72と、該支持部72の下部側に前記縦壁71 と連続状に車体前後方向に向けて一体形成され、前記サイドメンバ4の底壁41 に溶接手段などで固定される一対の横壁73,73とを備え、前記支持部72の 上部側中央にボルト挿通孔74を形成して、該挿通孔74の下面側に前記固定ボ ルト52が螺締されるナット75を固定している。
【0012】 しかして、図2で示したように、前記リインホースメント7の縦壁71を前記 サイドメンバ4の第1側壁43に、また、前記リインホースメント7の各横壁7 3を前記サイドメンバ4の底壁41にそれぞれ溶接手段などで固定して、前記リ インホースメント7の支持部72が前記フロア1に形成した収容凹所6の底壁6 1に当接されるように、このフロア1に対し前記サイドメンバ4を固定する。そ して、前記収容凹所6における底壁61の上面側に前記シートベルトアンカ5を 配置して、該シートベルトアンカ5の上方から前記支持部72内のナット75へ と固定ボルト52を螺締することにより、前記シートベルトアンカ5を前記収容 凹所5内に収容状態で取付ける。
【0013】 以上のように、前記シートベルトアンカ5を前記フロア1に設けた収容凹所6 内に収容状態で取付けることにより、前記シートベルトアンカ5がフロア面より も上方に突出するようなことがないので、該シートベルトアンカ5が前記シート クッション2やシートバック3に干渉することがなくなって、これらシートクッ ション2やシートバック3に、従来のように、前記シートベルトアンカ5の逃げ 部を形成する必要がなくなり、前記シートクッション2やシートバック3の製作 が簡単となり、また、前記シートバック3側の逃げ部を排除できることから、該 シートバック3の使用時の外観を良好ならしめることができる。
【0014】 更に、前記フロア1に一体状に凹陥形成される収容凹所6は剛性が高く、かか る剛性の高い収容凹所6の底壁61側に前記シートベルトアンカ5を取付けるこ とにより、このシートベルトアンカ5の取付強度を強化でき、また、前記収容凹 所6の底壁61と前記サイドメンバ4との間に前記リインホースメント7を配設 することにより、該リインホースメント7と前記サイドメンバ4との剛性を共に 高くできて、これらサイドメンバ4とリインホースメント7との変形なども未然 に防止出来る。
【0015】 また、以上説明したように、前記リインホースメント7の縦壁71を前記サイ ドメンバ4に形成した車体前後方向に延びる第2側壁43に溶接手段などで固定 するときには、前記シートクッション2に人が座乗している場合に、該シートク ッション2に車体前後方向の荷重がかかって、この荷重が前記シートベルト51 を介して前記シートベルトアンカ5に付与されたようなとき、前記リインホース メント7の縦壁71には剪断方向の荷重がかかることとなるため、該縦壁71を 前記サイドメンバ4の第2側壁43に例えスポット溶接などで固定していても、 このサイドメンバ4と前記リインホースメント7との間には充分な固定強度が得 られることになる。
【0016】 更に、本考案では、前記シートベルトアンカ5を、図4で示したように取付け ることも可能であり、即ち、前記サイドメンバ4の内部で上下方向中間部位に、 このサイドメンバ4の第1及び第2側壁42,43間を跨ぐように前記リインホ ースメント7を固定して、このリインホースメント7の上部側に前記フロア1に 形成した収容凹所6の底壁61を当接させるのである。
【0017】 以上の構成とするときでも、前述した場合と同様に、前記シートベルトアンカ 5による前記シートクッション2やシートバック3に対する干渉を排除すること ができ、また、前記シートベルトアンカ5の取付強度を強化でき、しかも前記リ インホースメント7と前記サイドメンバ4との剛性を共に高くできる。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のフロア構造では、フロアにおけるサイドメンバ との対向位置に、シートベルトアンカをフロア面よりも下方に収容可能とする収 容凹所を形成して、この収容凹所の底壁と前記サイドメンバとの間にリインホー スメントを配設すると共に、前記収容凹所の底壁に前記シートベルトアンカを固 定するようにしたから、このシートベルトアンカの前記シートクッションやシー トバックに対する干渉を排除できて、これらシートクッションやシートバックに 前記シートベルトアンカの逃げ部を形成したりする必要がなくなって、前記シー トクッションやシートバックの製作を簡単に行うことが可能となり、また、前記 シートバック側の逃げ部を排除できることから、該シートバックの使用時の外観 を良好ならしめることができる。更に、前記フロアに形成される収容凹所に前記 シートベルトアンカを取付けることによって、このシートベルトアンカの取付強 度を強化することができ、また、前記収容凹所の底壁と前記サイドメンバとの間 に前記リインホースメントを配設したことにより、該リインホースメントの剛性 と前記サイドメンバとの剛性を共に高くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるフロア構造の要部を示す斜視図
である。
【図2】本考案にかかるフロア構造の要部を示す断面図
である。
【図3】同フロア構造に用いるリインホースメントの斜
面図である。
【図4】他の実施例を示す断面図である。
【図5】自動車の後部座席部分を簡略的に示す側面図で
ある。
【図6】従来例を示す断面図である。
【図7】従来の自動車後部座席部分を簡略的に示す側面
図である。
【符号の説明】
1 フロア 3 シートバック 4 サイドメンバ 5 シートベルトアンカ 6 収容凹所 61 底壁 7 リインホースメント

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックをフロア上に倒伏可能に設
    けると共に、フロア下面の車幅方向両側に前後方向に延
    びるサイドメンバを配設した自動車において、前記フロ
    アにおける前記サイドメンバと対向する位置に、シート
    ベルトアンカをフロア面よりも下方に収容可能とする収
    容凹所を形成して、該収容凹所の底壁と前記サイドメン
    バとの間にリインホースメントを配設すると共に、前記
    収容凹所の底壁に前記シートベルトアンカを固定してい
    ることを特徴とする自動車のフロア構造。
JP1333891U 1991-03-11 1991-03-11 自動車のフロア構造 Pending JPH04109687U (ja)

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