JPH04108515A - 冷蔵庫の脱臭装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、冷蔵庫の庫内に発生する悪臭をオゾンによっ
て脱臭・除去し、この脱臭後の余剰のオゾンを触媒を用
いて分解するするようにした脱臭装置に係り、特に上記
触媒の寿命以前に装置の作動を停止させることのできる
冷蔵庫の脱臭装置に関する。

〔従来技術〕

上記したような脱臭装置は、一般に冷蔵庫の冷蔵室に投
けられた所定の冷気循環経路内に高圧発生器の作動によ
ってオゾンを発生させるオゾン発生器を設け、このオゾ
ン発生器により発生したオゾンと上記冷気循環経路内を
通過する空気中の悪臭成分とを反応させて脱臭するよう
になっている。

更に、上記脱臭後の余剰のオゾンは、上記オゾン発生器
の冷気流通方向下流側に設けられたオゾン分解用の触媒
によって分解されるようになっている。

ところで、上記触媒のオゾン分解力はこの触媒を通過し
たオゾンの量により順次低下する。その為、上記脱臭装
置に用いられる触媒の量は上記冷蔵庫の使用期間よりも
十分余裕をもった量に設定されている。これは、上記オ
ゾンはＳ臭成分を除去する反面１食品の酸化を促進させ
るので、未分解のオゾンが脱臭装置より所定量以上排出
され庫内に循環しないようにする為である。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、このような方式の脱臭装置では。

高価な触媒を多量に使わなければならない、逆に。

上記触媒の使用量を少なく設定し、この触媒によるオゾ
ン分解寿命を短期に設定した場合には、上記触媒の寿命
を過ぎても脱臭装置が作動を続け。

上記未分解のオゾンが冷蔵庫内に循環する虞があった。

そこで、上記寿命の設定期間を越えて脱臭装置を使用し
ないように、この脱臭装置の保守点検を比較的頻繁に行
う必要があった。

従って１本発明の第１の目的とするところは。

高価なオゾン分解用の触媒を多量に使用することなく、
この比較的少ない触媒の寿命前に装置の作動を停止する
ことにより、冷蔵庫内の食品を保護することのできる冷
蔵庫の脱臭装置を提供することにある。

一方、上記したように庫内の食品に対する安全保証期間
となる上記触媒の寿命期間を越えて作動させてはならな
い装置においては、この装置が作動した時の作動時間を
計時・積算し、この積算作動時間が上記触媒寿命に相当
する予め設定された所定時間を越えた際に、これを検知
し上記装置の運転を停止させることが考えられる。そし
て、このような場合に、ＣＰＵ、メモリ等よりなるマイ
クロコンピュータを用いて上記脱臭装置の作動時間の積
算を行うことができる。

しかしながら、このようなマイクロコンピュータによる
方法では、引越等によって長期的に通電が停止された場
合には、これまで積算された作動時間のバンクアンプは
困難であって、上記通電停止時にこの積算された作動時
間は通常リセットされる。その為、上記長期的な通電停
止後に上記作動時間を引続き積算することはできなかっ
た。

そこで１本発明の第２の目的とするところは。

装置の作動時間の積算が中断されても、これまで積算さ
れた作動時間がリセットされることなく引続き積算され
ることにより、上記積算された作動時間が触媒寿命以前
の所定時間に達した時、装置の作動を停止させることの
できる冷蔵庫の脱臭装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記第１の目的を達成する為に、第１の発明が採用する
主たる手段は、その要旨とするところが。

所定の循環経路内でオゾンを発生させ、このオゾンと冷
蔵庫から上記循環経路内に導びかれた空気中のｌ！Ｉ奥
成分成分反応させて脱臭し、上記脱臭後の余剰のオゾン
を触媒を用いて分解するようにした冷蔵庫の脱臭装置に
おいて、上記脱臭装置の作動時間を積算する作動時間積
算手段と、該作動時間積算手段により積算された作動時
間が予め設定された所定時間に達した時、上記脱臭装置
の作動を停止させる制御手段とを具備してなる点に係る
冷蔵庫の脱臭装置として構成されている。

又、上記第２の目的を達成する為に、第２の発明が採用
する主たる手段は、その要旨とするところが、第１の発
明における作動時間積算手段が。

密封状で非電導性のセルの両端に電極をそれぞれ設け、
上記セル内に水銀をそれぞれの電極に接して封入し、上
記各電極に接した水銀を水銀塩を含む電解液によって仕
切ってなる点に係る冷蔵庫の脱臭装置として構成されて
いる。

〔作用〕

上記第１の発明によれば、冷蔵庫の悪臭成分を除去する
脱臭装置が作動している時１作動時間積算手段が脱臭装
置の作動時間を積算する。そこで。

上記作動時間積算手段により積算された作動時間が予め
設定された所定時間３例えば触媒寿命に達した時、制御
手段が上記脱臭装置の作動を停止させる。それによって
、高価な触媒を比較的少ない量用いた場合でも、未分解
のオゾンが冷蔵庫内に循環することを防止することがで
きる。

又、上記第２の発明によれば、上記脱臭装置が作動して
いる時９作動時間積算手段の両端の電極に通電される。

これによって、負電極側の水銀は水銀塩を含む電解液中
にイオンとして熔は込んで減量し、同時に正電極側の水
銀は上記電解液から析出した水銀により増量する。そこ
で、上記脱臭装置への通電が停止された時、上記作動時
間積算手段の正負画電極に接している水銀は、そのまま
の状態で保持される。そして、上記通電の停止が長期間
であっても上記脱臭装置への通電が再開されると、上記
正負電極のそれぞれの水銀は通電停止時の状態から再度
上記通電時の動作を再開する。

従って、上記触媒の寿命は、正電極側の水銀の増量若し
くは負電極側の水銀の減量によって検出され得る。

〔実施例〕

以下、添付図面を参照して１本発明を具体化した実施例
につき説明し１本発明の理解に供する。

尚、以下の実施例は９本発明を具体化した一例であって
１本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。

ここに、第１図は本発明の一実施例に係る脱臭装置を備
えた冷凍冷蔵庫の概略構成を示す側断面図、第２図は上
記脱臭装置の概略構成及び制御系統を示すブロック構成
図、第３図は上記脱臭装置が具備する積算通電検知器を
示す側断面図、第４図は上記脱臭装置の通電時間が触媒
寿命に達した時の上記積算通電検知器の状態を示す状態
説明図である。

本実施例に係る脱臭装置ｌは、第１図に示すように、庫
内が冷蔵室１８と冷凍室１９とに密閉状に分割された冷
凍冷蔵庫１５の冷蔵室１８内において、冷却器１６によ
り冷却されファンモータ１７の作用により循環される冷
気の循環経路上に配設された冷気通風路２内に配備され
ている。

そして、上記脱臭装置１には、第２図に示すように、冷
気通風方向（図中広幅矢印）より順に。

高圧発生Ｉ４と、該高圧発生１１４の作動によりオゾン
を発生させるオゾン発生Ｉ３と、上記冷気通風路２内に
導かれた空気中の悪臭成分を分解して脱巣後の余剰のオ
ゾンを分解させる触媒５と、上記冷気を強制的にこの冷
気通風路２に通風させる為の送風機１４とがそれぞれ配
設されている。

そして、上記脱臭装置１の動作を制御する制御部１２に
は、脱臭装置１の作動時間、即ち通電時間を積算する積
算通電検知器６（作動時間積算手段）が入力側として接
続され、この出力側として上記高圧発生器４及び送風機
１４が接続されている。上記制御部１２（制御手段）は
１図示せぬＣＰＵ、メモリ等よりなり、上記積算通電検
知器６により積算された通電時間が予め設定された所定
時間に達したとする信号を受信した時５上記脱臭装置１
の作動を停止させるように上記高圧発生器４及び送風機
１４に向けて各停止信号を出力するようになっている。

上記積算通電検知器６は、第３図に示すように。

細長い円筒状のガラスセルフの両端部が正電極８及び負
電極９により密封状に封止されてなっている。上記ガラ
スセルフ内の負電極９上には、突出部１３が対向する正
電極８に向けて突出して設けられている。そして５上記
ガラスセルフ内には。

金属の水ｆｉＩ　Ｏ？　、１０ｎが上記正電極８と負電
極９とにそれぞれ接して封入され、上記各電極８゜９に
接したそれぞれの水銀は水銀塩を含む電解液１１によっ
て仕切られている。

この積算通電検知器６は脱臭装置１への通電に伴ってそ
れぞれの電極８．９間に一定の直流電流が印加されるよ
うになっている。尚、この積算通電検知１！６のセルと
しては、ここではガラスセルフを用いたが、非電導性で
あれば他の材質のものを代用することも可能である。

尚、上記ガラスセルフの内径は、水銀１０Ｆ若しくは水
銀１０イがセル内で流動しこの水１１１０　ｒと水銀ｉ
　ｏ、とが物理的に繋がることがないように設定されて
いる。又、上記ガラスセルフの筒芯方向の長さは触媒５
の寿命期間に応じて設定されている。

引続き、上記構成に係る脱臭装置１により冷気を脱臭す
る場合の動作につき説明する。

上記ファンモータ１７がオンされて、上記冷却器１６に
より冷却されて循環する冷気は、送風機１４の駆動によ
り冷気通風路２内に流入する。この時、上記脱臭装置１
の高圧発生器４も通電されてオゾン発生器３からオゾン
が発生する。そこでこのオゾンは上記冷気中のＩＩ臭成
分と反応して上記冷気を脱臭する。そして、この脱臭後
の冷気はその中に含まれる余剰のオゾンが触媒５により
分解された後冷蔵室１８に送風される。

上記脱臭装置１の作動に伴って、積算通電検知器６にも
直流電流が通電される。これによって上記負電極９に接
した水１！１０□は、水銀塩を含む電解液１１中にイオ
ンとして溶は込んでそれ自体が減量し、同時に上記正電
極８に接した水銀１０Ｆは、電解液１１から析出した水
銀によりそれ自体は増量する。１ｐち、上記正電極８側
の水銀１０？が負電極９に向けて析出移動することにな
る。

この場合、上記水１１１０Ｆに析出した水銀の析出量は
１通電された電気量（電流ｘ時間）に比例する。

そこで、上記脱臭装置１への通電が停止された時には、
上記積算通電検知器６の正負両電樵８゜９にそれぞれ接
している水銀１０ｒ、１０ｎはそのままの状態で保持さ
れる。そして、この脱臭装置１への通電が再開されると
、上記正電極８例の水＆１ｌＯｐは再び負電極９に向け
て析出移動する。

そして、脱臭装置１の積算作動時間に対応して水！！　
１０　ｐが負電極９に向けて析出移動し、その先端が、
第４図に示すように、負電極９の突出部１３に向けて接
近若しくは接触した時、この積算通電検知器６の内部抵
抗が変化する。これに基づいて変化した電圧値が予め設
定された所定の電圧値に達したとき、制御部１２は上記
触媒５が寿命であると判断して高圧発生器４及び送風機
１４に向けて停止信号を出力し、脱臭装置１の作動を停
止させる。

上記したように３本実施例装置によれば、冷凍冷蔵庫１
５内の悪臭成分を除去する脱臭装置１が作動している時
、同時に積算通電検知器６も通電され、この積算通電検
知器６の正電極８例の水銀１０ｒが負電極９側に向けて
析出移動することにより上記脱臭装置ｌの作動時間が積
算される。そこで、上記積算通電検知器６により積算さ
れた作動時間が予め設定され上記触媒５の寿命期間に対
応する所定時間に達した時、ｌ制御部１２が脱臭装置１
の作動を停止させる。それにより、高価なオゾン分解用
の触媒を節約すべく、比較的少ない量の触媒を上記脱臭
装置１に装備した場合でも、上記触媒の寿命以前にこの
装置の作動を確実に停止させることができる。その結果
、冷凍冷蔵庫１５内の食品の劣化を防ぐことが可能であ
ると共に。

上記食品の保護を目的として脱臭装置１の保守点検を頻
繁に行う必要がない。

又１本実施例装置によれば、冷凍冷蔵庫１５が引越し等
により長期間その作動が停止され、上記積算通電検知ｓ
６による脱臭装置１の作動時間の積算が長期間に■って
中断されても、これまで積算された作動時間がリセフト
されることがなく。

上記脱臭装置１の再動作に伴って上記作動時間は引き続
き積算される。そして、上記積算された作動時間が触媒
５の寿命に相当する所定時間に達した時、脱臭装置１の
作動が停止される。

尚、上記した実施例においては、積算通電検知器６の電
源として、一定電流のものが供給され触媒５の寿命を検
知するために上記積算通電検知器６に所定の電圧値を予
め設定したが、この積算通電検知器６に与えられる電源
としては、一定電圧のものであっても良い、但し、この
場合には上記積算通電検知器６に対し所定の電流値を予
め設定しておけば良い。

〔発明の効果〕

第１の発明によれば、所定の循環経路内でオゾンを発生
させ、このオゾンと冷蔵庫から上記循環経路内に導びか
れた空気中の悪臭成分とを反応させて説臭し、上記脱臭
後の余剰のオゾンを触媒を用いて分解するようにした冷
蔵庫の脱臭装置において、上記脱臭装置の作動時間を積
算する作動時間積算手段と、該作動時間積算手段により
積算された作動時間が予め設定された所定時間に達した
時、上記脱臭装置の作動を停止させる制御手段とを具備
してなることを特徴とする冷蔵庫の脱臭装置が提供され
る。それにより、高価なオゾン分解用の触媒を多量に使
用することなく、この比較的少ない量の触媒の寿命以前
に装置の作動を停止することができる。その結果、冷蔵
庫内の食品の劣化を確実に防止することが可能である。

又、第２の発明によれば、第１の発明における作動時間
積算手段が、密封状で非電導性のセルの両端に電極をそ
れぞれ設け、上記セル内に水銀をそれぞれの電極に接し
て封入し、上記各電極に接した水銀を水銀塩を含む電解
液によって仕切ってなることを特徴とする冷蔵庫の脱臭
装置が提供される。それにより、装置の作動時間の積算
が中断されても、これまで積算された作動時間がリセッ
トされることがない、そして、装置の運転再開時にはこ
の作動時間が引き続き積算される。そして上記積算され
た作動時間が触媒寿命以前の所定時間に達した時当該装
置の作動を確実に停止させることが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る脱臭装置を備えた冷凍
冷蔵庫の概略構成を示す側断面図、第２図は上記脱臭装
置の概略構成及び制御系統を示すブロック構成図、第３
図は上記脱臭装置が具備する積算通電検知器を示す側断
面図、第４図は上記脱臭装置の通電時間が触媒寿命に達
した時の上記積算通電検知器の状態を示す状態説明図で
ある。 〔符号の説明〕 １・・・脱臭装置　　　　　２・・・冷気通風路３・・
・オゾン発生器　　　４・・・高圧発生器５・・・触媒 ６・・・積算通電検知器（作動時間積算手段）７・・・
ガラスセル ８・・・正電極 ９・・・負電極 １０ｒ、１０ｎ−・・水銀 １１・・・電解液 １２・・・制御部（制御手段） １３・・・突出部

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）所定の循環経路内でオゾンを発生させ、このオゾ
   ンと冷蔵庫から上記循環経路内に導びかれた空気中の悪
   臭成分とを反応させて脱臭し、上記脱臭後の余剰のオゾ
   ンを触媒を用いて分解するようにした冷蔵庫の脱臭装置
   において、 上記脱臭装置の作動時間を積算する作動時間積算手段と
   、 該作動時間積算手段により積算された作動時間が予め設
   定された所定時間に達した時、上記脱臭装置の作動を停
   止させる装置手段とを具備してなることを特徴とする冷
   蔵庫の脱臭装置。
2. （２）上記作動時間積算手段が、密封状で非電導性のセ
   ルの両端に電極をそれぞれ設け、上記セル内に水銀をそ
   れぞれの電極に接して封入し、上記各電極に接した水銀
   を水銀塩を含む電解液によって仕切ってなる請求項（１
   ）記載の冷蔵庫の脱臭装置。