JPH04108271A - 映像信号補正装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ベースバンド映像伝送システムにおいて、映
像信号の振幅及び周波数特性を自動的に補正することを
可能にした映像信号補正装置に間するものであり、例え
ば、監視カメラシステムやテレビ付きインターホンシス
テム等に用いられるものである。

［従来の技術］ 従来の監視カメラシステムやテレビ付きインターホンシ
ステム等に用いられているベースバンド映像伝送システ
ムのブロック図を第７図に示す。

同図において、ｌはカメラユニット、２はモニターテレ
ビユニット、３は伝送線である。伝送線３はペアケーブ
ル、同軸ケーブル等よりなる。カメラユニット１がらベ
ースバンドで映像信号が送出され、伝送線３を介してモ
ニターテレビユニット２に伝送される。

ここで、第８図に示すように、伝送線３の特性として、
信号周波数が高いほど信号の減衰量は大きくなる。また
、伝送線３の距離が長いほど信号の減衰量は大きい、し
たがって、伝送線３が長くなるほど映像信号の振幅が減
衰すると共に高域が減衰して、ぼやけた映像になるとい
った問題がある。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明は上述のような点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、映像信号の低域及び高域の減
衰量に応じて映像信号の振幅及び周波数特性の補正を自
動的に行うことができる映像信号補正装置を提供するこ
とにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明にあっては、上記の課題を解決するために、第１
図に示すように、映像信号の映像に影響を与えない期間
に幅の広いパルスと幅の狭いパルスの２種類のパルス信
号を挿入するパルス信号挿入回路１２を映像信号送信側
に備え、前記２種類のパルス信号のレベルを検出するパ
ルス信号レベル検出回路２３．２３’と、前記パルス信
号レベル検出回路２３で検出された幅の広いパルス信号
の減衰量に応じて映像信号の振幅を補正する振幅補正ｒ
ｇＪ′Ｉ＠２２と、前記パルス信号レベル検出回路２３
°で検出された幅の狭いパルス信号の減衰量に応じて映
像信号の高域を強調する高域強調回路２４とを映像信号
受信側に備えることを特徴とするものである。

なお、上記２種類のパルス信号は垂直帰線消去期間内の
一定区間に挿入すれば好都合である。

［作用コ 本発明においては、このように、映像信号送信側でパル
ス信号挿入回路１２により挿入された幅の広いパルスと
幅の狭いパルスの２種類のパルス信号のうち５幅の広い
ペルス信号のレベルを映像信号受信側のパルス信号レベ
ル検出回路２３によって検出することにより、映像信号
の振幅の減衰量を検知し、それに応じて振幅補正回路２
２を制御し、また、パルス信号レベル検出回路２３゛に
よって幅の狭いパルス信号のレベルを検出することによ
り、映像信号の高域成分の減衰量を検知し、それに応じ
て高域強調回路２４を制御するので、映像信号の振幅及
び高域成分の減衰を自動的に補正することができるとい
う作用がある。

なお、上記２種類のパルス信号は垂直帰線消去期間内の
一定区間に挿入すれば、幅の広いパルスと幅の快いパル
スを比較的容易に挿入することができ、また、挿入され
たパルス信号を同期信号のタイミングを利用して容易に
取り出すことができるという作用がある。

［実施例］ 本発明による映像信号補正装置の一実施例のブロック図
を第１図に示す、第１図において、１はカメラユニット
、２はモニターテレビュニント、３は伝送線である。伝
送線３はペアケーブルや同軸ケーブル等よりなる。１１
はテレビカメラ、１２はパルス信号挿入回路、２１はモ
ニターテレビ、２２は振幅補正回路、２３．２３°はパ
ルス信号レベル検出回路、２４は高域強調回路である。

以下、本実施例の動作について説明する。

映像信号送信側では、第２図に示すように、テレビカメ
ラ１１から送出されたベースバンドの映像信号の垂直帰
線消去期間Ｂ内の一定区間Ｔに、パルス信号挿入回路１
２によって低周波数成分を多く含む幅の広いパルスＰＬ
と高周波数成分を多く含む幅の狭いパルスＰ、（の２種
類のパルスが挿入される。図中、■は垂直同期信号、Ｈ
は水平同期信号である。伝送線３を介して伝送された映
像信号は振幅及び高域成分が減衰しており、また、挿入
した幅の広いパルスＰＬの信号レベルの減衰が映像信号
の振幅の減衰に、幅の狭いパルスＰＨの信号レベルの減
衰が映像信号の高域の減衰に対応している。

映像信号受信側では　ペルス信号レベル検出回路２３で
幅の広いパルスＰ、の信号レベルを検出し、幅の広いパ
ルスＰＬの信号レベルの減衰ｌに応じて振幅補正回路２
２の制ｔｊＲ電圧を発生させ、幅の広いパルスＰＬの信
号減衰量が多いときには振幅補正回路２２の増幅量を多
くし、幅の広いパルスＰＬの信号減衰量が少ないときに
は振幅補正回路２２の増幅量を少なくすることにより、
映像信号の振幅を一定レベルにすることができる。

また、パルス信号レベル検出回路２３′で幅の狭いパル
スＰ、の信号レベルを検出し、幅の狭いパルスＰＨの信
号レベルの減衰量に応じて高域強調回路２４の制御電圧
を発生させ、幅の狭いパルスＰＨの信号減衰量が多いと
きには高域強調回路２４の強調量を多くし、幅の狭いパ
ルスＰＨの信号減衰量が少ないときには高域強調回路２
４の強調量を少なくすることにより、映像信号の周波数
特性を安定させることができる。

第３図はパルス信号挿入回路１２の構成例を示すブロッ
ク図である。同図において、１２ａはクランプ回路、１
２ｂはスイッチ回路、１２ｃは直流電圧発生回路、１２
ｄは同期信号分離回路、１２ｅはスイッチ切換信号発生
回路である。クランプ回路１２ａで映像信号の直流レベ
ルを一定にしておき、直流電圧発生回路１２ｅで挿入す
るパルス信号のレベルを設定し、垂直帰線消去期間Ｂの
パルス信号を挿入したい期間Ｔだけスイッチ回路１２ｂ
を直流電圧発生回路１２ｃの側に切り換える。このスイ
ッチ回路１２ｂを切り換えるためのスイッチ切換信号は
、同期信号分離回路１２ｄで分離した同期信号のタイミ
ングを用いてスイッチ切換信号発生回路１２ｅで発生さ
せる。

第４図はパルス信号レベル検出回路２３（又は２３°）
の例を示すブロック図である。同図において、２３ａは
クランプ回路、２３ｂはスイッチ回路、２３ｅは同期信
号分離回路、２３ｄはスイッチ切換信号発生回路、２３
ｅはピーク電圧検出回路、２３ｆは電圧レベル調整回路
である。クランプ回路２３ｍで映像信号の直流レベルを
固定しておき、スイッチ回路２３ｂで幅の広いパルス信
号（又は幅の狭いパルス信号）が挿入されている部分の
信号だけを通過させ、他の期間はＯＶレベルに切り換え
ておく。そして、挿入されたパルス信号レベルをピーク
電圧検圧回路２３ｅで検出し、電圧レベル調整回路２３
ｆで振幅補正回路２２（又は高域強調回路２４）の制御
電圧に適応した電圧に調整する。また、スイッチ回路２
３ｂを切り換えるためのスイッチ切換信号は、同期信号
分離回路２３ｃで分離した同期信号のタイミングを用い
てスイッチ切換信号発生回路２３ｄで発生させるもので
ある。

第５図（ａ）は高域強調回路２４の回路図である。

トランジスタＱのベースには、電源電圧Ｖｃｃを抵抗Ｒ
，，Ｒ７で分圧した直流バイアスが与えられると共に、
結合コンデンサＣ２を介して入力端子から入力電圧Ｖｉ
ｎが与えられる。トランジスタＱのコレクタは、コレク
タ抵抗Ｒ３を介して電源電圧Ｖｃｃのラインに接続され
ると共に、結合コンデンサＣ２を介して出力端子に出力
電圧Ｖ　ｏ　ｕ　ｔを出力する。ｌ・ランジスタＱのエ
ミッタは、エミッタ抵抗Ｒ１を介して直流的に接地され
ると共に、交流的にはコンデンサＣ１とバリキャップＣ
ｄを介して接地される。バリキャップＣｄは逆バイアス
された接合ダイオードよりなり、制御電圧Ｖｃにより逆
バイアス電圧が変化することにより、その接合容量が変
化する。これにより高域成分に対するトランジスタＱの
増幅率が変化するので、制御電圧Ｖｃにより周波数特性
を制御することができる。第５図（ｂ）は制御電圧Ｖｃ
による周波数特性の変化を示す図である。制御電圧Ｖｃ
をＶ　＋　、　Ｖ　２　、　Ｖ　：ｌのように変化させ
ることで高域成分の強ｍｌを調整することができる。

第６１１１は本発明の他の実施例のブロック図である。

第１目に示す実施例と異なる点は、振幅補正回路２２及
び高域強調回路２４の出力信号を用いてパルス信号のレ
ベル検出を行っている点であり、負（ｉ還ループを形成
して、パルス信号レベルが一定値となるように制御して
いる。パルス信号挿入回路１２、振幅補正回路２２、パ
ルス信号レベル検出回路２３．２３’、高域強調回路２
４の構成は第１図の実施例と同じである。

以上の実施例では、パルス信号は垂直帰線消去期間に挿
入しているが、オーバースキャン期間等の映像に影響を
与えない期間であれば、特に垂直帰線消去期間に限定さ
れるものではない。

［発明の効果］ 本発明においては、パルス信号レベル検出回路で検出し
た幅の広いパルス信号の減衰量によって映像信号の振幅
の減衰を検知し、それに応じて振幅補正回路を制御し、
幅の狭いパルス信号の減衰量によって映像信号の高域成
分の減衰量を検知し、それに応じて高域強調回路を制御
するので、映像信号の振幅及び高域の減衰の両方を同時
に自動的に補正することができ、そのため、映像信号の
低域及び高域の周波数特性を非常に高い精度で補正する
ことが可能になるという効果がある。

なお、パルス信号の挿入区間は垂直帰線消去期間内に耐
重すれば、幅の広いパルスと幅の狭いパルスの挿入及び
信号レベル検出が容易に行えるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による映像信号補正装置の一実施例のブ
ロック図、第２図は同上の装置によりパルス信号を挿入
した映像信号の波形例を示す図、第３図はパルス信号挿
入回路の構成例を示すブロック図、第４図はパルス信号
レベル検出回路の構成例を示すブロック図、第５図（、
）は高域強調回路の構成例を示す回路図、同図（ｂ）は
同上の回路における制御電圧の変化による周波数特性を
示す図、第６図は本発明による映像信号補正装置の他の
実施例を示すブロック図、第７図は従来のベースノくン
ド映像伝送システムを示すプロ・ンク図、第８図は伝送
線の伝送周波数特性を示す図である。 １２はパルス信号挿入回路、２２は振幅補正回路、２３
．２３°はパルス信号レベル検出回路、２４は高域強調
回路である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）映像信号の映像に影響を与えない期間に幅の広い
   パルスと幅の狭いパルスの２種類のパルス信号を挿入す
   るパルス信号挿入回路を映像信号送信側に備え、前記２
   種類のパルス信号のレベルを検出するパルス信号レベル
   検出回路と、前記パルス信号レベル検出回路で検出され
   た幅の広いパルス信号の減衰量に応じて映像信号の振幅
   を補正する振幅補正回路と、前記パルス信号レベル検出
   回路で検出された幅の狭いパルス信号の減衰量に応じて
   映像信号の高域を強調する高域強調回路とを映像信号受
   信側に備えることを特徴とする映像信号補正装置。
2. （２）上記２種類のパルス信号は垂直帰線消去期間内の
   一定区間に挿入されることを特徴とする請求項１記載の
   映像信号補正装置。