JPH04107022U - 射出成形機の制御装置 - Google Patents

射出成形機の制御装置

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JPH04107022U
JPH04107022U JP1588891U JP1588891U JPH04107022U JP H04107022 U JPH04107022 U JP H04107022U JP 1588891 U JP1588891 U JP 1588891U JP 1588891 U JP1588891 U JP 1588891U JP H04107022 U JPH04107022 U JP H04107022U
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JP
Japan
Prior art keywords
screw
screw rotation
rotation speed
resin
cavity
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Withdrawn
Application number
JP1588891U
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English (en)
Inventor
博 浅井
文朗 野口
Original Assignee
三菱重工業株式会社
コルコート株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 スクリュ回転速度を多段階に変化させて、金
型のキャビティへの樹脂の充填速度を可変に制御するこ
とにより、成形品の品質向上、複雑な形状の成形品の成
形を可能とする。 【構成】 インラインスクリュ式射出成形機においてス
クリュ回転により可塑化された成形材料を、シリンダ4
内に溜めることなく連続的にキャビティ13に充填して
行く成形法における制御装置において、スクリュ1を回
転駆動する駆動装置2の油圧シリンダ6の油圧室に圧油
を供給する通路上に流量調整弁9を設け、同流量調整弁
9は制御機構18からの信号により制御され、同制御機
構18は複数個のスクリュ回転速度設定器と、スクリュ
回転時間設定器とを備えることにより、スクリュ回転速
度を多段階に変化させて金型12のキャビティ13の形
状に合致した樹脂の充填速度を可変にすることを特徴と
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はインラインスクリュ式射出成形機において、スクリュの回転により可 塑化された成形材料を、シリンダ内に溜めることなく連続的にキャビティに充填 して行く成形法である、所謂イントルージョン成形法(フローモールディング) における制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
射出成形機において、金型のキャビティに樹脂を充填して成形する方法は、一 般的にはシリンダの先端に貯蔵した樹脂を、スクリュの回転をさせずにスクリュ の前進動作のみ、所謂射出動作のみで行うものであるが、1ショット当りの射出 容量が射出成形機の能力を超えるような場合は、前工程はスクリュ回転動作、後 工程は前記のスクリュの前進動作の2工程で金型のキャビティに樹脂を充填させ ることにより、射出成形機の射出容量能力以上の成形を行なう方法、所謂イント ルージョン成形方法(フローモールディング)がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし前記イントルージョン成形におけるスクリュ回転速度Nとその時の回転 時間Tは、図4で示すように図示しない制御装置に具備されている1対のスクリ ュ回転速度設定器と、その時間設定器で予め設定された速度と時間でしか制御さ れないため、金型のキャビティに充填される時間当りの樹脂量は一定であり、本 来の金型のキャビティ形状に適応した最適条件で樹脂を充填することは出来ず、 成形品の形状によっては良品質の成形品を得ることは困難であった。
【0004】 要するに射出成形機で、通常金型のキャビティに樹脂を充填する場合には、射 出動作としてスクリュ前進速度、即ち射出速度の多段速度制御で、金型のキャビ ティ形状に適応した最適条件によって樹脂を充填するものであるが、イントルー ジョン成形の場合は、スクリュ回転で樹脂を金型キャビティに充填する工程では 前記の様な多段制御がなされないため、成形品の品質向上、複雑な形状の成形品 の成形等は困難であった。
【0005】 本考案は前記成形法において、スクリュ回転速度を多段階に変化させて金型の キャビティへの樹脂の充填速度を可変に制御する制御装置を提供し、前記の課題 を解決しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため本考案は、インラインスクリュ式射出成形機においてスクリュ回転に より可塑化された成形材料を、シリンダ内に溜めることなく連続的にキャビティ に充填して行く成形法における制御装置において、スクリュを回転駆動する駆動 装置に圧油を供給する通路上に流量調整弁を設け、同流量調整弁は制御機構から の信号により制御され、同制御機構は複数個のスクリュ回転速度設定器とスクリ ュ回転時間設定器とを備えることにより、スクリュ回転速度を多段階に変化させ て金型のキャビティ形状に合致した樹脂の充填速度を可変にするようにしてなる もので、これを課題解決のための手段とするものである。
【0007】
【作用】
イントルージョン成形において、スクリュ回転動作で金型のキャビティに樹脂 を充填する工程における樹脂の充填速度は、スクリュ回転速度と関連する。要す るにスクリュ回転速度を大きくすれば充填速度は速くなり、スクリュ回転速度を 小さくすれば充填速度は遅くなる。そこでスクリュ回転動作で金型のキャビティ に樹脂を充填する工程において、複数個のスクリュ回転速度設定器と、スクリュ 回転時間設定器によりスクリュ回転速度とスクリュ回転時間とを多段に制御する ことにより、金型のキャビティ形状に適応した最適条件で金型のキャビティに樹 脂を充填することができる。
【0008】
【実施例】
以下本考案を図面の実施例について説明すると、図1は本考案の実施例を示し 、1はスクリュ、2はスクリュ回転駆動装置、3はホッパ、4はシリンダで、同 スクリュ1は油圧シリンダ6のピストン10と連結されており、同油圧シリンダ 6の油圧室6aに図示しない油圧装置から圧油を供給することによりスクリュ1 の前進動作を行ない、スクリュ1の前部5に蓄えられた樹脂を金型12のキャビ ティ13内へ充填するものである。
【0009】 またスクリュ1はスクリュ回転駆動装置(一般的には油圧モータ)2により回 転駆動されるもので、同スクリュ回転駆動装置2にポンプ8により圧油を供給す ることによりスクリュ回転動作を行ない、ホッパ3に蓄えられた樹脂を、シリン ダ4の前端部5と樹脂路11を通過させて金型12のキャビティ13へ充填する 。スクリュ回転駆動装置2へポンプ8により供給される圧油は、流量調整弁9で 制御される。7はリザーバ、18は制御機構で、同制御機構18は流量調整弁9 に電気指令を与え、スクリュ回転駆動装置2へ供給する圧油流量を制御するもの である。
【0010】 次に制御機構18の詳細を図3により説明すると、同制御機構18は、複数個 のスクリュ回転速度設定器20、20A、20B及び複数個のスクリュ回転時間 設定器21、21A、21Bと、それらの設定値を演算して流量調整弁9へ信号 線22を介して電気的出力を順次出力する演算装置19により構成されている。 なお、図3の実施例では、スクリュ回転速度設定器及びスクリュ回転時間設定器 を共に3個づつとしたが、これらは当然3個のみに限定されるものではなく、複 数個であれば、3個以下でも、3個以上であってもよい。
【0011】 次に以上の如く構成された図1及び図3の実施例について作用を説明すると、 先ず制御機構18内に設置されたスクリュ回転速度設定器20に、第1段目のス クリュ回転速度N1 を設定する。そしてその時のスクリュ回転時間T1 はスクリ ュ回転時間設定器21にて設定する。次に第2段目の回転速度N2 は、スクリュ 回転速度設定器20Aで、またその時のスクリュ回転時間T2 は設定器21Aで 設定する。同様に第3段目の回転速度N3 はスクリュ回転速度設定器20Bで、 その回転時間T3 はスクリュ回転時間設定器21Bで設定する。ここで各設定器 20〜20B、21〜21Bにて設定した数値は、演算装置19で演算され、そ の電気的出力はスクリュ回転駆動装置2へ供給される圧油の流量を制御する流量 調整弁9へ信号線22を介して順次出力される。
【0012】 流量調整弁9は、演算装置19より出力された電気的出力信号により開度調整 が行なわれ、スクリュ駆動装置2への圧油の流量とその時間を制御する。その結 果、スクリュ回転動作で金型12のキャビティ13へ樹脂を充填するイントルージ ョン成形時の前工程においては、スクリュ回転数とスクリュ回転時間とを多段に 変化させる射出動作の制御とし、後工程ではスクリュ回転をせず、スクリュ1の 前進のみの射出動作の制御が可能となる。
【0013】
【考案の効果】
以上詳細に説明した如く本考案は構成されているので、次のような効果がある 。一般に射出成形機で成形品を成形する場合、金型のキャビティ形状に適応した 最適条件で成形するために、スクリュ前進速度を多段階に制御して良品質の成形 品を得ることが行なわれているが、本考案もこれと同様にスクリュ回転により金 型のキャビティに樹脂を充填する工程で、スクリュ回転速度を多段階に制御する ことにより、前記と同様に良品質の成形品を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す制御装置の射出部と金型
部の断面として示す系統図である。
【図2】本考案におけるスクリュ回転速度と樹脂充填速
度のチャート図である。
【図3】図1における制御機構の詳細図である。
【図4】従来のスクリュ回転速度と樹脂充填速度を示す
チャート図である。
【符号の説明】
1 スクリュ 2 スクリュ回転駆動装置 4 シリンダ 5 前端部 6 油圧シリンダ 8 ポンプ 9 流量調整弁 10 ピストン 11 樹脂路 12 金型 13 キャビティ 18 制御機構 20、20A、20B スクリュ回転速度設定器 21、21A、21B スクリュ回転時間設定器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インラインスクリュ式射出成形機におい
    てスクリュ回転により可塑化された成形材料を、シリン
    ダ内に溜めることなく連続的にキャビティに充填して行
    く成形法における制御装置において、スクリュを回転駆
    動する駆動装置に圧油を供給する通路上に流量調整弁を
    設け、同流量調整弁は制御機構からの信号により制御さ
    れ、同制御機構は複数個のスクリュ回転速度設定器とス
    クリュ回転時間設定器とを備えることにより、スクリュ
    回転速度を多段階に変化させて金型のキャビティ形状に
    合致した樹脂の充填速度を可変にすることを特徴とする
    射出成形機の制御装置。
JP1588891U 1991-02-27 1991-02-27 射出成形機の制御装置 Withdrawn JPH04107022U (ja)

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JP1588891U JPH04107022U (ja) 1991-02-27 1991-02-27 射出成形機の制御装置

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JP1588891U JPH04107022U (ja) 1991-02-27 1991-02-27 射出成形機の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04107022U true JPH04107022U (ja) 1992-09-16

Family

ID=31903009

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1588891U Withdrawn JPH04107022U (ja) 1991-02-27 1991-02-27 射出成形機の制御装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003011188A (ja) * 2001-06-27 2003-01-15 Toshiba Mach Co Ltd 射出成形駆動装置

Cited By (2)

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JP2003011188A (ja) * 2001-06-27 2003-01-15 Toshiba Mach Co Ltd 射出成形駆動装置
JP4659281B2 (ja) * 2001-06-27 2011-03-30 東芝機械株式会社 射出成形駆動装置

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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19950518