JPH0410616A - X線マスクの製造方法 - Google Patents
X線マスクの製造方法Info
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- JPH0410616A JPH0410616A JP2114037A JP11403790A JPH0410616A JP H0410616 A JPH0410616 A JP H0410616A JP 2114037 A JP2114037 A JP 2114037A JP 11403790 A JP11403790 A JP 11403790A JP H0410616 A JPH0410616 A JP H0410616A
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Landscapes
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、X線リソグラフィに用いるX線マスクの製造
方法、特にrfマグネトロンスパッタ法によってX線吸
収体を形成するものに関する。
方法、特にrfマグネトロンスパッタ法によってX線吸
収体を形成するものに関する。
[従来の技術]
LSIの加工寸法の微細化に伴ない、次世代LSIの製
造手段としてX線リソグラフィが有望視されている。そ
して、このX線リソグラフィの実用化においては、これ
に用いるX線マスクを十分な精度をもって作成すること
が必要となる。
造手段としてX線リソグラフィが有望視されている。そ
して、このX線リソグラフィの実用化においては、これ
に用いるX線マスクを十分な精度をもって作成すること
が必要となる。
従来のX線マスクの製造方法においては、厚さ数mm程
度のシリコン単結晶(Si)基板上にX線を透過する支
持膜を形成した後、この支持膜上に厚さ1μm程度のX
線吸収体の膜を形成し、これをエツチングしてX線吸収
体のパターンを形成している。
度のシリコン単結晶(Si)基板上にX線を透過する支
持膜を形成した後、この支持膜上に厚さ1μm程度のX
線吸収体の膜を形成し、これをエツチングしてX線吸収
体のパターンを形成している。
ここで、支持膜の材料としてはX線リソグラフィに用い
られる数人〜数10人の波長範囲においてX線透過率の
よい窒化シリコン(S i N) 、窒化硼素(BN)
、炭化シリコン(S i C)等が用いられる。
られる数人〜数10人の波長範囲においてX線透過率の
よい窒化シリコン(S i N) 、窒化硼素(BN)
、炭化シリコン(S i C)等が用いられる。
一方、X線吸収体としては、タンタル、金等金属も利用
されるが、X線の吸収特性等の理由がらタングステン(
W)か好適である。そして、このW膜の支持膜上への形
成にはrfマグネトロンスパッタ法が利用される。
されるが、X線の吸収特性等の理由がらタングステン(
W)か好適である。そして、このW膜の支持膜上への形
成にはrfマグネトロンスパッタ法が利用される。
ここで、支持膜状にW膜を形成した場合、付着の状況に
応じてX線吸収体に引張りあるいは圧縮の内部応力が働
く。このような内部応力が大きくなると、パターンの精
度を充分高いものに維持できなくなるため、内部応力は
できるだけ小さいことが好ましい。0.2〜0.3μm
の微細な、<タンを精度よく形成するためには、内部応
力σは5 X 10 ” dyne/cm2程度以下と
する必要があるといわれている。
応じてX線吸収体に引張りあるいは圧縮の内部応力が働
く。このような内部応力が大きくなると、パターンの精
度を充分高いものに維持できなくなるため、内部応力は
できるだけ小さいことが好ましい。0.2〜0.3μm
の微細な、<タンを精度よく形成するためには、内部応
力σは5 X 10 ” dyne/cm2程度以下と
する必要があるといわれている。
一方、rfマグネトロンスパッタ法によって形成した金
属膜の内部応力はその雰囲気の放電ガス(Ar)圧力に
より変化することが知られていおり、ガス圧力の調整に
より内部応力を制御できる。
属膜の内部応力はその雰囲気の放電ガス(Ar)圧力に
より変化することが知られていおり、ガス圧力の調整に
より内部応力を制御できる。
ところが、W膜の内部応力の変化は、ガス圧力の変化に
対し非常に大きい。このため、W膜の場合には、ガス圧
の変更によって内部応力を制御することは非常に難しか
った。
対し非常に大きい。このため、W膜の場合には、ガス圧
の変更によって内部応力を制御することは非常に難しか
った。
このような内部応力を改善する方法として、rfマグネ
トロンスパッタ法の雰囲気に若干の酸素を混入し、WO
x膜を形成することが提案されている。すなわち、雑誌
r MjcroelectronicEngineer
ing G (1897) pp259〜pp26
4 ElsevjerScience Publish
ers B、V、(North−11o11and)
Jには、0.2〜1%程度酸素を混入することにより、
WOx膜を生成し、WOx膜の内部応力を制御すること
が示されている。
トロンスパッタ法の雰囲気に若干の酸素を混入し、WO
x膜を形成することが提案されている。すなわち、雑誌
r MjcroelectronicEngineer
ing G (1897) pp259〜pp26
4 ElsevjerScience Publish
ers B、V、(North−11o11and)
Jには、0.2〜1%程度酸素を混入することにより、
WOx膜を生成し、WOx膜の内部応力を制御すること
が示されている。
[発明が解決しようとする課題]
このように、従来よりX線吸収体について各種の提案が
あり、ある程度の改善が図られている。
あり、ある程度の改善が図られている。
しかし、X線リングラフィ達成のためには、さらに精度
の高いX線吸収体のパターン形成が望まれている。そこ
で、rfマグネトロンスパッタ法によるX線吸収体膜の
形成について、研究したところ、X線吸収体の構造に問
題があることが発見された。
の高いX線吸収体のパターン形成が望まれている。そこ
で、rfマグネトロンスパッタ法によるX線吸収体膜の
形成について、研究したところ、X線吸収体の構造に問
題があることが発見された。
すなわち、X線吸収体(W)膜の結晶構造は基板温度、
Ar圧力などにより異なるが、通常のX線マスクの製造
のためのrfマグネトロンスパッタ法の場合は、基板温
度がその融点温度に比べて低く、雰囲気圧力もそれ程高
くない。このため、W膜は第9図の電子顕微鏡写真に示
すように、構造か厚み方向に拡がりながら伸びるテーバ
柱状となる。そして、このような粗い構造であると、エ
ツチング等の際に、この構造に起因する割れが生じ、境
界のがギザギザになり、パターンの精度が劣化する。従
って、精度の高いX線リソグラフィを達成できなくなる
。
Ar圧力などにより異なるが、通常のX線マスクの製造
のためのrfマグネトロンスパッタ法の場合は、基板温
度がその融点温度に比べて低く、雰囲気圧力もそれ程高
くない。このため、W膜は第9図の電子顕微鏡写真に示
すように、構造か厚み方向に拡がりながら伸びるテーバ
柱状となる。そして、このような粗い構造であると、エ
ツチング等の際に、この構造に起因する割れが生じ、境
界のがギザギザになり、パターンの精度が劣化する。従
って、精度の高いX線リソグラフィを達成できなくなる
。
本発明は、上記問題点を解決することを課題としてなさ
れたものであり、内部応力を非常に小さくできると共に
、構造が密で精度の高いパターンを形成することができ
るX線マスクの製造方法に関する。
れたものであり、内部応力を非常に小さくできると共に
、構造が密で精度の高いパターンを形成することができ
るX線マスクの製造方法に関する。
[課題を解決するための手段]
本発明に係るX線マスクの製造方法は、X線吸収体を構
成する物質を放出するターゲットとしてタングステンを
用いるとともに、雰囲気の酸素分圧を5〜10%に設定
して支持膜上にX線吸収体としてのタングステンの膜を
形成することを特徴とする。
成する物質を放出するターゲットとしてタングステンを
用いるとともに、雰囲気の酸素分圧を5〜10%に設定
して支持膜上にX線吸収体としてのタングステンの膜を
形成することを特徴とする。
[作用]
Si等の基板上にSiN等のX線を透過する支持膜を形
成し、この支持膜上にタングステン酸化物から成るX線
吸収体の膜を形成する。このX線吸収体膜の形成は雰囲
気の放電ガスに酸素を5〜10%混入し、rfマグネト
ロンスパッタ法を用い行う。従って、形成されるタング
ステン膜はWOxとなるが、このように条件で形成され
たWOx膜は、その構造が非常に緻密である。このため
、これをエツチングしてパターン形成する際の加工精度
を向上することができ、高精度のパタンを形成すること
ができる。そこで、サブミクロンオーダのX線リソグラ
フィを達成することができる。
成し、この支持膜上にタングステン酸化物から成るX線
吸収体の膜を形成する。このX線吸収体膜の形成は雰囲
気の放電ガスに酸素を5〜10%混入し、rfマグネト
ロンスパッタ法を用い行う。従って、形成されるタング
ステン膜はWOxとなるが、このように条件で形成され
たWOx膜は、その構造が非常に緻密である。このため
、これをエツチングしてパターン形成する際の加工精度
を向上することができ、高精度のパタンを形成すること
ができる。そこで、サブミクロンオーダのX線リソグラ
フィを達成することができる。
[実施例]
以下、本発明の実施例に係るX線マスクの製造方法につ
いて説明する。
いて説明する。
第1図は実施例のXマスク製造に用いるrfマグネトロ
ンスパッタ法装置の構成図であり、チャンバー1は、内
部を減圧状態に保持できるように気密に形成されている
。このチャンバー1には真空ポンプ等からなる排気系が
調整バルブ2を介し接続されており、この排気系によっ
てチャンバ内の気体を排出する。また、チャンバー1に
は高真空用の電離真空計(IG)3、低真空用の隔膜真
空計(DG)4が接続されており、チャンバー1内の圧
力を正確に測定する。そこで、これら真空計3,4の計
測値に基づいて調整バルブ2を制御することによって、
チャンバー1内を所定の圧力に保持することができる。
ンスパッタ法装置の構成図であり、チャンバー1は、内
部を減圧状態に保持できるように気密に形成されている
。このチャンバー1には真空ポンプ等からなる排気系が
調整バルブ2を介し接続されており、この排気系によっ
てチャンバ内の気体を排出する。また、チャンバー1に
は高真空用の電離真空計(IG)3、低真空用の隔膜真
空計(DG)4が接続されており、チャンバー1内の圧
力を正確に測定する。そこで、これら真空計3,4の計
測値に基づいて調整バルブ2を制御することによって、
チャンバー1内を所定の圧力に保持することができる。
一方、チャンバー1には、放電ガスであるアルゴン(A
r)ガスを貯留するAr電源及び酸素(02)ガス源6
が流量調整器(MFC)7.8を介し接続されている。
r)ガスを貯留するAr電源及び酸素(02)ガス源6
が流量調整器(MFC)7.8を介し接続されている。
従って、流量調整器7゜8の調整によって、Arガス、
02ガスが所定量ずつチャンバー1内に供給される。
02ガスが所定量ずつチャンバー1内に供給される。
そして、チャンバー1内には、ターゲット用電極9、基
板用電極10が対向配置されており、このターゲット用
電極9にスパッタされる物質(W)のターゲット11が
装着され、基板用電極10には支持膜が形成された基板
12が装着される。なお、シャッター13は移動自在で
あり、このシャッターの13の移動によって、ターゲッ
ト11からスパッタされた物質を基板]2に飛来させる
か否かを制御することができる。
板用電極10が対向配置されており、このターゲット用
電極9にスパッタされる物質(W)のターゲット11が
装着され、基板用電極10には支持膜が形成された基板
12が装着される。なお、シャッター13は移動自在で
あり、このシャッターの13の移動によって、ターゲッ
ト11からスパッタされた物質を基板]2に飛来させる
か否かを制御することができる。
ターゲット用電極9と基板用電極10は13゜56MH
zの高周波電源14に接続されており、この高周波電源
14によって画電極9,10間に高周波電圧を印加する
。なお、マツチングボックス15はインピーダンスマツ
チングを取るためのものである。
zの高周波電源14に接続されており、この高周波電源
14によって画電極9,10間に高周波電圧を印加する
。なお、マツチングボックス15はインピーダンスマツ
チングを取るためのものである。
また、ターゲット用電極9のターゲット・11の背部に
は永久磁石14が埋め込まれており、画電極9,10間
に生起される電場に直交する方向の磁場を印加する。
は永久磁石14が埋め込まれており、画電極9,10間
に生起される電場に直交する方向の磁場を印加する。
なお、基板用電極内部10内には、成膜中の基板12の
温度を所定の値に保持するためにヒータ16が設けられ
ており、図示は省略したが、画電極9,10内部には、
加熱を防止するために冷却水が循環できるようになって
いる。
温度を所定の値に保持するためにヒータ16が設けられ
ており、図示は省略したが、画電極9,10内部には、
加熱を防止するために冷却水が循環できるようになって
いる。
このようなrfスパッタ装置によりX線吸収体(W)膜
を形成する場合には、ターゲット1]としてWをセット
し、チャンバー1内にAr及び0□を導入しつつ高周波
電圧を印加する。そして、この高周波電圧の印加によっ
て、画電極9,10間にプラズマが生起され、ターゲッ
ト11からスパッタされたWが雰囲気の02と共に基板
12上に付着し、基板12表面にWOx膜が形成される
。
を形成する場合には、ターゲット1]としてWをセット
し、チャンバー1内にAr及び0□を導入しつつ高周波
電圧を印加する。そして、この高周波電圧の印加によっ
て、画電極9,10間にプラズマが生起され、ターゲッ
ト11からスパッタされたWが雰囲気の02と共に基板
12上に付着し、基板12表面にWOx膜が形成される
。
このように、本発明においては、rfマグネトロンスパ
ッタを行うチャンバー1内に酸素(02)ガスを混入し
ている。そして、雰囲気のガス全圧(Ar十〇 )を
I X 10 mTorrとして02ガスの混入率(
酸素分圧)゛を変化させて、W膜の結晶状態について観
察した。
ッタを行うチャンバー1内に酸素(02)ガスを混入し
ている。そして、雰囲気のガス全圧(Ar十〇 )を
I X 10 mTorrとして02ガスの混入率(
酸素分圧)゛を変化させて、W膜の結晶状態について観
察した。
実験条件
パワー密度: 3.82W/Cm2
スパッタガス: A r +02
02分圧:4〜20%
ガス圧(全圧) + lXl02Torr基板温度二
300°C 成膜時間;25分 この結果を第2図〜第4図の電子顕微鏡写真に示す。す
なわち、第2図〜第4図はそれぞれ酸素分圧5%、8,
3%、11.7%の条件で形成されたWOx膜である。
300°C 成膜時間;25分 この結果を第2図〜第4図の電子顕微鏡写真に示す。す
なわち、第2図〜第4図はそれぞれ酸素分圧5%、8,
3%、11.7%の条件で形成されたWOx膜である。
8.3%条件では、断面、表面共に平坦で結晶構造が密
な膜が得られる。5%の条件では、表面が若干凸凹して
いるが、断面は平坦であり結晶構造はかなり改善されて
いる。
な膜が得られる。5%の条件では、表面が若干凸凹して
いるが、断面は平坦であり結晶構造はかなり改善されて
いる。
また、11.7%の条件では、断面には若干の凹凸が生
じるとともに表面がかなり凸凹になっている。
じるとともに表面がかなり凸凹になっている。
これより、WOx膜の表面の状態を滑らかなものとする
ためには02分圧5〜11%程度、断面の結晶状態を密
なものとするためには、02分圧5〜12%程度が必要
であることが理解される。
ためには02分圧5〜11%程度、断面の結晶状態を密
なものとするためには、02分圧5〜12%程度が必要
であることが理解される。
一方、第5図に示すように、WOx膜の密度は02分圧
の上昇に伴なって減少し、成膜速度(depositi
on rate )は02分圧12%程度までは、02
分圧の上昇と共に上昇する。そして、成膜速度は大きい
ほどよいため、02分圧を上昇することによって、改良
されるが、密度か減少するとX線の吸収特性が劣化する
。そこで、02分圧については、上限があると考えられ
る。膜中に取り込まれる0 量は02分圧だけでなく、
全圧にも影響されるが、全圧も自由に設定できる訳では
ない。そこで、全圧の変化を考慮しても、02分圧は1
0%以下にすることが必要であると考えられる。
の上昇に伴なって減少し、成膜速度(depositi
on rate )は02分圧12%程度までは、02
分圧の上昇と共に上昇する。そして、成膜速度は大きい
ほどよいため、02分圧を上昇することによって、改良
されるが、密度か減少するとX線の吸収特性が劣化する
。そこで、02分圧については、上限があると考えられ
る。膜中に取り込まれる0 量は02分圧だけでなく、
全圧にも影響されるが、全圧も自由に設定できる訳では
ない。そこで、全圧の変化を考慮しても、02分圧は1
0%以下にすることが必要であると考えられる。
このように、02分圧は5〜10%程度に設定すること
により結晶状態が密で密度がそれ程低くないWOx膜が
得られる。特に、02分圧が8%程度の雰囲気において
WOx膜を形成した場合には、結晶構造か非常に密であ
り、密度も16g/cm3とタンタル(16g/Cm3
)と同様である。
により結晶状態が密で密度がそれ程低くないWOx膜が
得られる。特に、02分圧が8%程度の雰囲気において
WOx膜を形成した場合には、結晶構造か非常に密であ
り、密度も16g/cm3とタンタル(16g/Cm3
)と同様である。
従って、この程度の02分圧が非常に好ましいと考えら
れる。
れる。
そこで、このような02分圧において、チャンバー1内
の全圧を変更し、内部応力σの変化について調べた。
の全圧を変更し、内部応力σの変化について調べた。
実験条件
02分圧=8,3%
ガス圧カニ 1. 1−2. 2x102Torrこの
結果を第6図及び第7図に示す。第6図は全圧の変化に
対する内部応力の変化を示したものであり、これより全
圧を1.3〜1.8X102Torrとすることによっ
て、内部応力を5×108dyne/cn+2以下に収
めることができる。一方、W膜においては同様の全圧変
化に対する内部応力の変化が非常に大きく、全圧の変更
によって内部応力を制御することは困難であることが理
解される。
結果を第6図及び第7図に示す。第6図は全圧の変化に
対する内部応力の変化を示したものであり、これより全
圧を1.3〜1.8X102Torrとすることによっ
て、内部応力を5×108dyne/cn+2以下に収
めることができる。一方、W膜においては同様の全圧変
化に対する内部応力の変化が非常に大きく、全圧の変更
によって内部応力を制御することは困難であることが理
解される。
また、第7図は成膜速度についてのものであり、これよ
うに全圧の上昇に伴ない成膜速度が上昇する。
うに全圧の上昇に伴ない成膜速度が上昇する。
これらの実験の結果より、02分圧5〜10%、全圧1
.3〜1.8 X 10−2Torrの条件において、
結晶構造が密であり、内部応力の小さなWOx膜を形成
することができることが理解される。
.3〜1.8 X 10−2Torrの条件において、
結晶構造が密であり、内部応力の小さなWOx膜を形成
することができることが理解される。
このため、このようなWOx膜を用いて、パターンを形
成することにより、微細なパターンを精度よく作製する
ことができ、好適なX線マスクを得ることができる。
成することにより、微細なパターンを精度よく作製する
ことができ、好適なX線マスクを得ることができる。
第8図は本発明の製造方法により作製されたX線マスク
であり、Si基板17上には、支持膜18を介しX線吸
収体(WOx)のパターン19が形成されている。そし
て、Si基板17の、このパターン19の背部に対応す
る位置には、X線透過用の窓17aが形成されている。
であり、Si基板17上には、支持膜18を介しX線吸
収体(WOx)のパターン19が形成されている。そし
て、Si基板17の、このパターン19の背部に対応す
る位置には、X線透過用の窓17aが形成されている。
従って、このX線マスクをX線リソグラフィに使用する
ことができる。
ことができる。
なお、rfマグネトロンスパッタ装置により形成された
WOx膜が形成された場合には、このWOx膜に対し、
エツチング処理を施してX線吸収体のパターンを形成し
てX線マスクを製作する。
WOx膜が形成された場合には、このWOx膜に対し、
エツチング処理を施してX線吸収体のパターンを形成し
てX線マスクを製作する。
[発明の効果コ
以上説明したように、本発明に係るX線マスクの製造方
法によれば、rfマグネトロンスパッタを行う際の雰囲
気02分圧を所定の範囲に設定することにより、構造が
密であり、かつ内部応力の小さなX線吸収体の膜を形成
することができる。
法によれば、rfマグネトロンスパッタを行う際の雰囲
気02分圧を所定の範囲に設定することにより、構造が
密であり、かつ内部応力の小さなX線吸収体の膜を形成
することができる。
このため、微細なパターンを精度よく作製することがで
き、好適なX線マスクを提供することができる。
き、好適なX線マスクを提供することができる。
第1図は本発明の製造方法に適用されるrfマグネトロ
ンスパッタ装置の概略構成図、第2図〜第4図は実施例
により得られたW Ox膜の金属組織の電子顕微鏡写真
。 第5図は実施例における02分圧の影響を示す特性図、 第6図及び第7図は実施例における全圧の影響を示す特
性図、 第8図は本発明の製造方法により製造されるX線マスク
の概略構成図、 第9図はW膜の金属組織の電子顕微鏡写真である。
ンスパッタ装置の概略構成図、第2図〜第4図は実施例
により得られたW Ox膜の金属組織の電子顕微鏡写真
。 第5図は実施例における02分圧の影響を示す特性図、 第6図及び第7図は実施例における全圧の影響を示す特
性図、 第8図は本発明の製造方法により製造されるX線マスク
の概略構成図、 第9図はW膜の金属組織の電子顕微鏡写真である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 rfマグネトロンスパッタ法によってX線を透過する
支持膜上にX線吸収体のパターンを形成するX線マスク
の製造方法において、 X線吸収体を構成する物質を放出するターゲットとして
タングステンを用いるとともに、スパッタを行う雰囲気
の酸素分圧を5〜10%に設定することを特徴とするX
線マスクの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11403790A JP2883400B2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | X線マスクの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11403790A JP2883400B2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | X線マスクの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0410616A true JPH0410616A (ja) | 1992-01-14 |
JP2883400B2 JP2883400B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=14627451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11403790A Expired - Fee Related JP2883400B2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | X線マスクの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2883400B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09306807A (ja) * | 1996-05-14 | 1997-11-28 | Canon Inc | X線露光用マスク構造体の製造方法 |
US6066418A (en) * | 1996-07-10 | 2000-05-23 | Nec Corporation | X-ray mask and fabrication process therefor |
JP2009071126A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Toppan Printing Co Ltd | 極端紫外線用反射型フォトマスク及び半導体素子の製造方法 |
-
1990
- 1990-04-27 JP JP11403790A patent/JP2883400B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09306807A (ja) * | 1996-05-14 | 1997-11-28 | Canon Inc | X線露光用マスク構造体の製造方法 |
US6066418A (en) * | 1996-07-10 | 2000-05-23 | Nec Corporation | X-ray mask and fabrication process therefor |
JP2009071126A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Toppan Printing Co Ltd | 極端紫外線用反射型フォトマスク及び半導体素子の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2883400B2 (ja) | 1999-04-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |